「この地域一番の絶景をお見せしましょう!」と連れてこられたのは山道をクネクネ上がった所。両側の斜面には柑橘などの段々畑が整然と並び、限られた平地には小さな集落があり、海では真珠などの養殖が行われ、その向こうには幾つもの山々が並んでいる様子が一望できる。集落を舞台や素材にした映画・映像作品ならココを紹介できるかなと思ったり、箱庭のような地域。
隣同士の屋根がくっつきそうな上、1mもない狭い路地は迷路のようで方向感覚を失うほど。でも所々にある神社の飾り細工(七福神や獅子など)は精巧で驚くほど。でも「この先、どうやって守っていったら良いんだろうね・・・」と地元の方々。綺麗に整備されているものの、経年劣化も見受けられ悩ましい。神社の前には古い商店があり(いかにも映画に出そうなロケーション!)と思ったり。
「地域づくり」だけど「ロケハン」、「ロケハン」だけど「地域づくり」。ロケハンだけでなく「シナハン(物語の調査)」も必要。現在閉館中の民俗博物館は脚本家が来たら卒倒するような貴重な品々が(鹿踊りの面など→この地域は五鹿で舞う)。地域の伝統や魅力と作品をどう結びつけるか?を考える時、アーカイブとか考えるけど、そもそも伝統を紹介する絵本とか1分ムービーがあったらと思ったり。
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