日記を検索

2018年11月12日月曜日

世界に一つ。

「息してますか?」と、佐田岬裂織り保存会会長の小林文夫さん。参加者が集中して織り機に向かい、言葉なく「My 裂織り作品」を織っている最中に言うもんだから「裂き布」してた私は吹き出してしまいました。正直に言って「裂織り」のイメージは「使い古されたボロ布など」を裂いてリメイクする古臭いモノ・コトと思っていました。それがひっくり返り猛省しました。

縦糸は予め用意されてまして、手ぬぐいなどを裂いて糸状にした「裂糸」を横にくぐらせ織り板を手間にトントン!とすれば一列完成。それの繰り返せば帯状の織りが完成。織りの説明なんて3ステップ、わずか16文字!明治時代から外作業ができない時は織りをしていたとのことで「民族文化財」ですと、小林さん。横糸になる先糸の絵柄、太細、色味で予測不可能なデザインになるから不思議!

織り機は明治時代の古いものもあれば、小林さん作の織り機も複数あり驚愕(参加者から「小型化して〜」と声が挙がる)。そして「裂織り」は単に織るだけだと平面だけど、筒状や袋状にすることで財布やバッグになることを知る!むむっー。聞けば「裂織り作家」の方もいるとのこと。体験は40cmほどのランチョンマットの予定だったけど55cmまで織った人がいたのはナイショ!

0 件のコメント:

コメントを投稿