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2016年12月9日金曜日

らしく頑張りました!

事務所から片道90分の久万高原町面河村。道中は道の駅さんさんは序の口、久万高原美術館、久万スキー場、ふるさと旅行村、国民宿舎古岩屋荘も四国霊場岩屋寺も通り過ぎて到着する所は静寂で星が綺麗です。久万高原町に関わり始めて4年目、面河村に関わり2年目。冷たい外ですが皆さんには暖かく迎い入れていただき感謝の一言。

面河村の魅力的な活動を取材する「情報発信チーム」は第2号が完成し、今後の発信体制を検討することになったし、地域の独居老人を訪ねて声をかける「おせっかいチーム」は、どの地域に独居老人がどれほどいて、どんな日々を過ごしているか把握できたと報告できたし、親子の触れ合いを面河でと企画した「秘密基地チーム」は手段が目的化にならないよう振り返る。

二番茶の活用を考えようと集まった「地域資源チーム」は二番茶をウーロン茶にした所、予想以上の出来、美味しさに仕上がり盛り上がる。仕事とは異なる「活動」は「楽しくできるか?」が持続の秘訣。掲げた目標に対して届かなかった点もあったけど問題なし。素晴らしい報告。面河村はこれから寒い冬を迎えるので活動は一区切り、次回は最終年に向けた作戦会議!

2016年12月8日木曜日

蓋を開ければ。

補助元団体が「愛顔の食卓」を視察。事業は適切に運営されているか?効果や成果は出しているか?利益は出しているか?など、実は内心戦々恐々で迎えた本日。
と、いうのも補助の原資は税金であり、支出は全て事前にチェックを受け適正だったらOKという段取りが必要で事務局はやりとりに追われる日々を過ごしており、今日はいったいどうやらと心配だったとか。

しかーし!終わってみれば、お褒めいただく結末でめでたしめでたし。特に【授業(生産者と消費者との商品力向上を目的にした意見交換)】は全国的にも珍しい取り組みと評価いただき、【試食】は品質の訴求に最適と評価いただき、【写真や動画による商品紹介】は商品の物語を伝えるのに効果的と評価される。調査員の想像を超えていたようで愛媛ファンになっていただきました。

改めて向上心あるスタッフに感謝。今日が特別だったわけでなく、日頃から(こうした方がいいよね)と改善を怠らない姿勢はすごいと思う。私なんか、その上にあぐらかいてるようなもんで、一人じゃ何もできないなぁと痛感。一人一人が自分の仕事をキッチリ行い歯車が合うと自ずと成果はでる好例だった視察受け入れ。

事業の文脈。

盟友、喜安さんの依頼で四国四県から集まった社会福祉協議会へ「仕事術研修」。お伝えしたのは「課題とは何か?昨今の課題は従来とは異なっていないか?意識すべき点はどこか?」など。
課題とは「本来あるべき姿と現状との差がある状態」を指し、課題の異なりは「単純明快な問題から改善が異なる問題を誘発する絡み合った問題」になり、意識すべき点は「実施したコトではなくて、実施したコトから創出されたコト(≒価値)」ということ、アウトカムです。

新しいことは何一つなく、詰めれば納得すること。頷きや相づちをいただけたのはその証拠。毎日をバタバタ過ごすと、つい「目の前」に囚われてしまうのが人の性。こういう機会をいただくのは、実は自分自身にとってもネジをギュッ!と巻き直す機会です。そしてモチベーションの維持にも「何のために自分や組織、事業は存在するのか?」の大義は大切。

上級編として、事業では「文脈」も考えた方がいい。文脈とは事業の前後(前は課題の設定、後は改善の持続)のこと。「文脈が繋がっていない」とは事業を点(そこだけ)で考えると流れが途切れ繋がらず、事業の度に疲弊、消耗が大きいこと。せっかくならスムースに事業に取り組もう!

2016年12月7日水曜日

気候変動のおかけで。

自画自賛ですがいい写真(河野さんによる授業中)
「大洲肱南まちそだ手」第4回目。重要文化財に登録された「臥龍山荘」の魅力を自ら探し、自分の言葉で話せるようになろう!としています。今回の先生は河野達郎さん、いわずと知れた「街づくり写真家、観光プロデューサー」です。
FBで活動を拝見しているので2年ぶりの再会でも違和感なし(笑)。「肱川あらしがでないんだよね、去年も今年もだよ!気候変動だな」と挨拶代わりに撮影近況を話された河野さん、生粋の写真家です。

「写真家は表現者です」と河野さん。表現するからには「きれい、美しい、記念で撮るのもいいけど、思い(意図)を込めるともっといい」という言葉に深く共感。たかが一枚の写真ですが込められた思いを解釈するのも楽しい、芸術鑑賞と全く同じ。作者と意見が違っても自分が感じられればいいんです。「理解」ではなくて「感じる」ことです。

臥龍山荘は平日の昼下がりでも大勢の人人人。訪れた時は県外の大学生らしきグループ20名ほどが訪れれば、2人組も数組み(河野さんの話を聞く人もいたり)、帰り際もシニア団体が2組。私たちが滞在した2時間で50人はいました。重要文化財の威力ってすごい。そして気候変動で紅葉は今が盛り「撮影は逆光で撮ると美しいよ!」、紅葉撮影の基本と河野さん。

2016年12月6日火曜日

我が家のJKその後。

1カ月前に帰国した我が家のJK、高校を卒業しました。日本の入学式から半年遅く、そして半年早く卒業した。実質2年間の高校生活だったけど逞しく成長して嬉しい。
ただ、日本の高校は3年間なので、教育システムとは何なのか?と考えてしまう。我々世代は「どこの学校を卒業した」という体裁が大切だったけど「何を学び、今後どうしたいか?」という未来思考の方が遥かに重要と思ったり。

そんなJK、「なにコレ、私?」とリクルートスーツに身を包んだ我が身に驚く。次のステップへ進むためには「資金」と「経験」を積まなければならず、某宿泊施設の面接を受ける。すると「受かったよー!」と朗報入る。直前まで想定問答集を自ら作り練習していたJK、気が張っていたのか居間で倒れたまま眠るzzz。フロントに立ち、旅人が愛媛の思い出を一つでも多く持ち帰っていただくお手伝いがしたいとのこと。

親に心配をかけさせまいとJKなりに言わなかったコトは多くあったと思うと、遠回りをしても全て乗り越えたことを誇りに思う。時代は我々の時よりも確実に変化しJKのような歩み方も許容されてきた。同じ形、色、紋様に見えるけど、どれ一つとして同じ葉はないのと同じ。

専門店が多い花園町。

「愛顔の食卓」のある花園町商店街は幅約40m、松山市駅(いよてつ髙島屋)から堀内まで約400mの一直線。愛顔の食卓の並びには洋食、ラーメン、焼き鳥、居酒屋、提灯、インドカレー、印鑑、小料理、イタリアン、焼肉、健康食品、トンカツパフェ、うどん、ケーキ、美容室、看板、歯医者などの専門店が数多く並びます。実は「空き店舗」がない盛況ぶり。
写真は世にも珍しい「トンカツパフェ」、キワモノですがサクサク感がフルーツの歯ごたえ、甘さと合うとのこと。

花園町は来年、広場を備えた通りになります。その後は商店街に「にぎわいと交流」が求められ、人通りが多くなることを予想して今から準備をしようという動き。ただ、商店街の方々でにぎわい創出や交流を企画できる人は少なく、予想通り、役員になりました(笑)。

そして「お城下マルシェ」という新しい形態のマルシェ実行委員長も拝命し、コンセプトを検討する。初めて行動を共にする方が多いので手探り状態だけど、運営者、出店者、来場者の全てが納得するキーワードを導き出せるかが私の役目!

2016年12月5日月曜日

いーよかん!

なかなか強気の値段ですな!500mlで1400円の温州みかんジュース。(愛媛産か?)と思いきや山口県産でした、ちなみに「愛顔の食卓」には500mlで700円の温州みかんジュースがあるので、2倍の値段。ワインのような値段(ワインは720mlが主ですが)なので、美味しいなどの売り方では単に高い!と思われるなと、老婆心がよぎる。

「みかんジュースプロジェクト」へメンターよりアドバイスが届く。メンターからは【品質へ対しお墨付きを与える第三者を検討すること】【具体的なトレード・マーケティング策(≒取引先となる顧客への作戦)を明確にすること】が大切とのこと。普段はメンター的な立場が多いから、助言をいただけるって嬉しい(笑)。助言は(仰る通り!)な内容なので宿題〆切日までに考えよう。

手元に34ページの「かんきつ類情報シート」なるものが届く。「かんきつ類を調べる際の辞書」と書いてあるだけに内容がマニアックで面白い!こんな冊子があるなんて、この2年間みかんジュースに携わってきたけど全く知らなかった!これは準備中の【みかんソムリエ】に繋がる予感がするね、伊予柑も掲載されてるだけに、いーよかん!お粗末!

2016年12月4日日曜日

ダメ相談員。

ワークライフコラボさんの依頼で「叶えたいこと、実現したいこと」を持つ女性10名へ、1月に発表できるよう思考の整理や技術を個別に指導。「訪問型助産院」「料理と身体が対話する料理店」「提案型社労士」など面白いアイデアを聞けて幸せ。
「男性は社会の課題から、女性は身近な課題から」と例えられるけど、その通り!。起業や創業と言うと「気負い」するけど、その数歩前の「まず始める!」という1歩を後押しできる役割に感謝。

「ココ大の取り組みを寄稿してください」と、愛媛銀行さんから依頼された原稿量は5,000文字。6,000字書いて推敲を重ねて4,900文字に収まる。こういう機会は本当にありがたくて、単に「した」ことではなくて「してどうだった」を意識すると効果や成果の振り返りに最適。掲載は新春号とのこと。

写真は西条〜新居浜周辺。一見して「何もない」と見るのは表面的で、土の中に眠る資源や田畑を営む様子など、一面から多面的に想像できるか否かが思考の深さと浅さの分かれ道だなと。正解不正解だけを追い求めると想像力不要論になるかもと心配。答えのないコトも多々あるよねと相談されてるのに相談したり、あぁダメ相談員。

2016年12月3日土曜日

ゴリゴリ進む。

いよぎんビジネスプランコンテスト2016で最優秀賞を受賞した「野村シルクプロジェクト」を進めるために、我らプロジェクトメンバーはメーカーさんと打合せ。
現在、商品化を進めているのは伊予生糸を活用した「タオル」と「石鹸」。ゼロから立ち上げる醍醐味を感じつつも初めての相手を初めての取引、まだ見ぬ製品と試行錯誤、暗中模索でプロジェクトは進む。愛顔の食卓でも3月にはお披露目したい!

写真は「きびそ(蚕さんが最初に吐き出す固めの糸を乾燥させたもの)」を綺麗にして細い糸数本を縒った糸「きびそスライバー」。薄茶色の「きびそ」から光沢ある綿のようなふわふわ感のある生糸ができるなんて!と改めてビックリ。なんでもそうだけど、最初に価値を見出した人はスゴい!

そして石鹸の話。個人的には【殺菌だけでなく洗えば洗うほど保湿効果が高まる石鹸】とか【UV加工などに使える塗る石鹸】があったらいいなぁと妄想。いわゆる「スキンケア」は45年間、全くの皆無でしてゼロ!今から間に合ってもどうなるものではありませんが、完成したら実践します!

2016年12月2日金曜日

未来の塊。

24時を過ぎても大学生の熱は収まらなかった居酒屋討論会。愛媛大学リーダーズスクール20期生は元気でした。「今度、台湾で子供達に野球を教える予定です」「ロンドンへ留学したいです」「天文学者になりたいです」「学校の先生になりたいです」「映画関係の職に就きたいたいです」「アジアを旅したいです」「都市計画の職を得たいです」「編集者になりたいです」など。今期は1回生も多く夢を多く聞かせてもらう、全て叶えることができます!これからだもの。

45歳のおせっかいおじさんは「経験を積んでね」といい、その理由を「嬉しい悲しい楽しい悔しい経験を積むと人の気持ちを察することができる」と伝える。酸いも甘いも多くの経験をしている方が豊かなのは確か。「豊かな人になってね」と告げるとウンウンと頷く20前後の学生は眩しい。

彼らと話していると「愛媛・日本の未来は大丈夫!」と思う。すると(彼らに未来を託す我々は大丈夫か?)と思う。未来の塊にバトンタッチするのにゴタゴタ・疲弊してる場合じゃない!と思ったり、ヨレヨレのカスカスのボヨボヨですが、もう少し頑張ろうと思ったり。彼らは「これまでの既成概念は踏襲していない」し、一生懸命に考えています。

2016年12月1日木曜日

周回遅れも問題なし。

ベトナムから帰国した翌日から「四国らしい風景」を求めて四国整備局と候補地をめぐった2日間。候補地にたどり着き評価する基準は「四国らしいか(主観OK)」「おもてなしの工夫の有無(主観OK)」「新たな魅力を感じさせるか(主観OK)」の3点。訪れるどれも「何かの視点、切り口」において素晴らしいし、どこも全くダメじゃない。悠久の歴史や変わらぬ光景は大切。

しかし「変わるコト」「変わらぬコト」があるのが世の常で【価値観】は日々変わる。例えば観光の場合、団体バスで予め決められた場所を見る物見雄山的な時代から価値観は変わり、マイカーで個人旅行、それぞれ好きな所に行きだした。その結果、地域の魅力は掘り起こされ、ネット時代になり個々に発信され、共感した人が追体験、評価を更に発信する。価値観と異なるモノ・コトは「時代とフィット」しなくなり、周回遅れになる。

でも安心してください「周回遅れでも価値観は戻り」ます。昨晩宿泊している宿は「昭和臭がすごい」宿。オーロトックでもない、浴室半畳、錆び付いた什器、そしておば様の手作り朝食(鮭、きんぴら、温泉卵、味噌汁、漬物、ごはん、お茶)。海外では有機食ビュッフェが主だったけど、日本の和食にほっこりする(笑)。最新、流行りでなくても刻々と変わる価値観の中で再ブーム(求められる)になる可能性はある。

2016年11月30日水曜日

最優秀賞!スタートアップ賞!

嬉しい連絡入る!「伊予生糸シルクプロジェクト」がいよぎんビジネスプランで最優秀賞、100万円!シルクの町、野村町とジオパークで縁が結ばれ、商品開発などに参加し、タイ・ベトナムでの視察も本プロジェクト。「ふるさとグローバルプロデューサー」に参加しなかったらなかった縁。リバースプロジェクト代表の龜石さんとは大洲で撮影された「ぼくのおばあちゃん」での縁。そして会うべくして合った河合さん、矢野さんとの縁。

「周桑手すき和紙プロジェクト」の森田さんはスタートアップ賞を受賞!ご主人しか作れない壇紙(波状の手すき和紙)に高付加価値をつけ海外へ販路を拓きたい彼女と会ったのは1年前、それから頑張り踏ん張り、応募しよう!となり、望むスタートラインに立つことができました。すごいなー、「頑張れば報われる」というのを彼女は体現してくれました。これからもよろしく!

実は友人知人が多くファイナリストに残っていてビックリ!菅さんがいたり、菊池さんがいたり、山内さんがいたり、濱村くんがいたり。私も応募しましたがアッサリ撃沈、もうプレイヤーではなくてプロデュース側になれということか(笑)。ご縁としか言いようがない朗報に感謝!

2016年11月29日火曜日

これは残念。

愛媛の宣伝者、フィルム・コミッションとしてもの申す!これは私的にはNGです!どうして「建てたい人の意向」で建てたのか?「訪問者の気持ち」は考慮されてないの?と思ってしまう。だって肝心の眼下に広がる美しい光景が石碑によって遮られているんです。この写真からも分かるように肝心の「見たい光景」が見えないってどういうこと?勝手に言わせていただくと、こういう石碑は後ろに建ててほしいな。

石碑は功績や記念の証にいいと思うけど、知らない功績や記念を目的に訪れる人はいないと思うので、集客を望む場所、イチオシの場所に設置を検討するなら訪問者のことも考慮していただけると嬉しい。100歩譲って石碑より眺望が望めるベンチなどを設置して、そのベンチに「○○記念」と刻んだ方がまだマシです。

「○○百景」「○○選定」「○○百選」など、選ばれた結果を価値としてウリにする取り組みが多いけど、訪れてみたら?と思う所も多い。あっ!集客とか観光地化を望まないなら全く問題ありませんよ。そして「そのポイントだけ(≒点)よくてもダメ」、そのポイントに行くには「道のり」や「経過」があるわけで、「ポイントへの道中」も重要ですぞ!頑張れ愛媛!

2016年11月28日月曜日

経験と情報を照合。

帰国しウェブニュースを一気読み、タイとベトナムで見てきた聞いてきたことと照合する。すると日経に「代わりじゃない養殖魚」とある。「天然は養殖より美味しい」という風評があるけど決してそうはない!というのは【愛南町で鯛づくし授業】で確認済み。天然鯛も養殖鯛も味は変わらない!と断言。すると生産履歴など「扱いやすさ」は養殖が上、安定供給も養殖が上となると、養殖の方が需要が伸びるのは当然で実際にその通りと日経。

愛媛県では真鯛、ハマチ、ヒラメなどを養殖。「ハマチはベトナムで絶対ウケる!」と断言されたのを思い出す。「なぜですか?」「ハマチの食感、ほのかに甘く人肌の温度で溶ける脂はコクがあり、ベトナム人好みだよ」「むっ!愛媛県は海面養殖生産日本一!なんです!」「えっ!誰か紹介して!」と会話は続く。最近はベトナム人も「刺身」を食べる人が増えてきたとか。

「魚肉ソーセージもあったらいいなぁ」「えっ!?ご存知ですか?魚肉ソーセージ発祥は愛媛県八幡浜市なんですよ」「えっ!?」「魚肉ソーセージもあるし、魚のすり身を棒状にした品もありますよ!カルシウムの塊です!」と専門ではないけど営業トーク。「みかんジュースはいかがですか?」「いいね!ベトナムに美味しいみかんジュースはないよ」と聞いてニンマリ!

2016年11月27日日曜日

旅はここまで。

首枕を機内に忘れ、チョコバーを冷蔵庫に置き忘れ、バイクに轢かれそうになり、Silkの発音が通じず会話不全に陥り、道を尋ねても迷うなど、笑い話、恥ずかし話をいくつも「しでかし」ても、全ては経験として糧にするのが強み。
【旅の恥はかき捨て】とは旅先には知人は誰もいないので普段はしないことも「その場限りだから」とさらけだすこと。

海外において、文法やスペル、発音は重要ではなく、「内容が伝わるか伝わらないか」が大切であって、伝わって欲しい!と熱量があるかないか。相手が「わかってくれない」ではなくて、自身の「伝える力」が足りないのだ。その時はヒヤッ!としたり、恥ずかしかったりするけど、振り返れば一瞬のできごとだったなぁと。相手の顔も覚えていない(笑)

1週間にわたる出張は自分に何を起こしたのか?目的は「シルクの可能性を探る旅」だけど「みかんジュース」の可能性を探る旅でもあったし、知らないことは「罪」と思った旅でもあった。これをみんなにどう伝えよう。一気に伝えたらビックリするし、少しずつ伝えたらスピード感が失速する。留守を預かってくれたスタッフと家族に感謝の旅になったことは間違いない。写真はバスからの様子、日本にはない光景にパチリ。愛媛に帰るべ!

2016年11月26日土曜日

ミルクにオレンジ!?

ホーチミン市民の御用達スーパー、COOPマート(生協ではありません)を視察。ベトナム人1人あたりの月収はざっくり1万円(200万ドン)、家族で暮らし働き手が複数いるなどで世帯収入が7万円以上(1500万ドン)の世帯を「中間層」とよぶとのこと。2012年に中間層は14%いると報告があり7世帯に1世帯は中間層以上。これが2020年になると3世帯に1世帯が中間層以上になると予測されているから凄まじい。

これから「生活様式」が多様化するのは間違い無く、こんな商品も(多様化の一つか!)と驚く。普通の「オレンジジュース」と思いきや【ミルク系と混ざったオレンジジュース】。新商品のようでイチオシとのこと。オレンジジュースでは飽き足らない方向けか。これで約44円/本、今思えば買えばよかった!と後悔。庶民の台所的なスーパーなので安い!

ベトナム人1人あたりの平均消費額は約96000円/年。これに経済成長率が毎年6%を維持すると物価があがり消費額も上がり2020年には約12000円以上/年になる計算。人口も当分増え続けていくので想像するだけで驚いてしまう。ベトナムへ「みかんジュース」を売るのは味ではないと考え始める。

2016年11月25日金曜日

進化か退化か。

「奇抜でなくても素晴らしいものはあるが、素晴らしいものは必ず奇抜である」「新しい体験をすると頭の中では認識、処理、記憶をつかさどる脳の領域でドーパミン(神経伝達物質)が分泌され、好奇心スイッチが入る」「創造とは結びつけること」「失敗は何もしないこと」「考えを求めるなら何を学ぶかではなく何を忘れるか」「今までの常識を疑うこと」などの意見がある。

自分の中での正解が他者にとって正解ではないことは知ってるし、これまでの社会通念システムが現在に最適化されているか?といえば怪しいし、昔は良い!と思われたことが今はダメ!なんて多い。自分の価値観や常識を疑うことで自分の意見を持てると思う一人。という私も、かつては何も考えず疑わず自動的に毎日を消化していた。

毎日の変化は微々たるコトで自分さえ気づかない。けど、変わっている。変わっているのが分かる理由は「同じ一日でも昨日と今日は全く違うし今日と明日も全く違うから」。問題は「その変化は進化なのか?退化なのか?」ということ。考えなかったら退化、考えたら進化。ホーチミンの路上で200円の麺を食べながら考える。

2016年11月24日木曜日

Not Orange but MIKAN.

つい「みかんジュース」を見ると撮ってしまう。100%オレンジジュース1リットル約280円〜2.4リットル約560円。愛顔の食卓で扱う「みかんジュース」を持ち込んでも全く勝ち目がありません。でも市場に入りたい!と思ったらどうするか?技術的なことはさておき「濃縮還元」か「粉末化」と思ったり。同じ土俵やルールに上がっても無理なので新たな土俵を作ればいい。

私は愛媛のみかんジュースを【Not Orange but MIKAN(オレンジじゃないよ、みかんだよ)】と紹介しています。正直に言いまして、飛行機の中で出されたオレンジジュースもホテルのオレンジジュースも美味しくない。濃縮還元を明らかに水で薄めている味がします、あぁ愛顔の食卓で扱っている「濃いみかんジュース」が恋しい。ただベトナム市場は「そこまで」求めていないのでしょう。機が熟すまで待つべきか、創出すべきか?

「ベトナム人は甘い味が好きだから可能性アリ」「価格を上げても違和感ない市場を創出したら」「高級ホテルの宿泊者はどうだろう?」「割材としてどう?」などの意見をいただく。実は愛媛県企業が一斗缶に詰めた「濃縮還元みかんジュース」をベトナムへ輸出したとの話を聞く。熟していない市場での販路拡大・浸透に悩む、百貨店などから攻めるべきか。

混沌。

GDP成長率6%。物価上昇率4%。ホーチミンの人口約800万人。とにかく人が多く感じる、バイクは縦横無尽でご覧の通り。己の身は己で守らないと生きていけない気がします(笑)。1回目では気づかず2回目で気づいたこと、タイと比較して気づいたことに【ベトナムは自力の産業資源をどうするんだろう?】ということ。

ベトナム基礎データによるとベトナムの主要産業は農林水産業、鉱業ですが、ホーチミンという都市にいるから思うのか、主要産業の匂いは全く感じず物販や飲食などの観光産業(ネット情報によれば440万人以上がホーチミンを訪れ、ベトナム観光の53%を占めるとのこと/2014)が凄まじく、なおかつ外資系ブランドが乱立している傍らの路上で土産品(切り細工や模造品)を売っているベトナム人がいたり。一言でいえば混沌。

自国の産物を加工して商品化し販売することと、他国が加工した商品を仕入れて販売するのはメリット・デメリットがあり一概に言えないけど、混沌は著しい経済発展につきものと解釈。ちなみにタイのGDP成長率は0.9%、物価上昇率1.9%、バンコクの人口約852万人。もの凄い経済発展が目の前で起こっているのも一つの観光資源化と思ったり。

2016年11月23日水曜日

バンコク→ホーチミン。



タイ繊維協会のウィアットさんから「タイシルクの立役者ジム・トンプソンのミュージアムへ行った方がいい」と助言を受けて見学。不勉強極まりない私は「存命ですか?」とアホな質問をしてしまったが、1967年3月26日、休暇中のマレーシアキャメロン高原で謎の失踪。現在、暮らした館はタイシルクの博物館になっている。

タイシルクは素晴らしい素材だけど、その価値を増幅させるには「デザイン(プロデュース)」が不可欠と確認。

バンコクからホーチミンへ飛行機で移動する際は「帰りの国際線航空券提示」「石鹸は危険物と勘違いされること」「セキュリティチェック時に飲料は全て破棄」などに気をつける。私は石鹸にひっかかり(「これは何?」と怪しまれ破かれそうになる)、ヒヤリする。予告なく出発は遅れホーチミン到着は21時過ぎ。両替は1万円で2023999ドン、貨幣価値が鈍る。

1年ぶりのホーチミン。まさか1年後に再び来るとは思わなかったけど、相変わらずの熱気。人が多いし近い!タイと何が違うか?と尋ねられたら「路上にいる人の数(通行人ではない)、バイクに乗っている人数(3人-5人)」と思う。経済成長率6%!国民の平均年齢28歳、成長のピークをこれから迎えるベトナム!吸収するべし。