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2016年11月4日金曜日

耳が痛すぎてちぎれそう。


この丘を越えるそうです。
「シェフ熟練の味」「瀬戸内の恵みが詰まった味」「手間暇かけて練り上げた逸品」「創業以来の独自製法」など、私もつい使う便利な言葉。しかし!外国人には【全く】通用しないカラッポな表現なのだ。
熟練の味ってどんな味=血と汗と涙の結晶なら鉄分濃い塩味?瀬戸内の恵みって瀬戸内海の塩味?手間暇って一品作るのに一日もかかるの?独自製法って皆、そうでしょ?と耳が痛すぎる!ちぎれそうだ。

日本人なら「1つ言ったら10わかる」という表現があるけど、それは今までの暮らしの経験から察することができるから。でも海外からの訪問者は日本で暮らしたことがないし、知らないから察することができず「1つ言っても1、もしかしたら0.5」かもしれない。微妙な意味合い(ニュアンス)は届かない!プレゼンの授業で「数値、数字で表現すること」と教えているのに・・・反省。

商品名でも美味しいさでもなく「原材料、製法、食べるシーン、生産者など」を明確に記そう。すると海外からの訪問者だけでなく、実は日本人にもよく分かる。気づかせてくれた妻に感謝!いつの間にか罠にハマっていた自分に自戒!写真は「こんな道が登下校の道だよ」と長女。どんな道を通ってんの!と驚く。

2016年11月3日木曜日

商品開発会議。

「望んでいない結末なのに自分が起因していたなんて受け入れられない!」と思う人もいると思うけど、「嫌われる勇気」を読んで己を振り返るとジワジワきたり。猪年だから突っ走ると必ず痛いことを起こすので深く、深く深呼吸。

研修三日目。これまで考えてきたコンセプトやネーミングなどをリバースプロジェクト代表取締役社長の龜石さんと意見交換。龜石さんとは大洲市で撮った「ぼくのおばあちゃん」以来の再会で、不思議な縁としか言いようがない。リバースプロジェクトの命題は【人類が地球に生き残るためにはどうするべきか?】、この機会にエッセンスを吸収させていただき愛媛で活かそう!と決める。

「いい本と売れる本は違います」と、本の授業で教えられたのを思い出す。執筆者や販売者がどんなに「よい!」といっても消費者の好みは多岐多様なので思い通りにいかないもの。今回のプロジェクトも我々のコンセプトに「響く人」「響かない人」の二者択一だと「いる」だけど、「どれだけいるか?」になると響く温度差に左右される。我々が大切にしたいことと消費者が求めたいことの折り合いはどこか?商品開発って本当に面白い!

2016年11月2日水曜日

結果は望んだこと。

「人生の意味はあなたが自身に与える」はアドラー先生。なので「一般的な人生はない」ということ。出張のお供に携えていた「嫌われる勇気」を読了。
そして本日の研修も終了、和歌山、滋賀、愛知の同志と立飲み居酒屋で乾杯。プロジェクトを与えられている我々は指示待ちではなく自身で切り開くことが望まれていて、何とか登る方角が決められた感じ。

アドラー的に考えると、結果は実は自分(達)が望んだことで、出稽古で未知のプロジェクトに参加して成功しようが失敗しようが、仕事に不満があり辞表を出すか出さないかは「その結果になるよう(自身が以前から)振る舞う、思考していた」こと。振る舞う、思考することは問題ではなく最後の最後に自分自身で結論づけた結果が「踏ん張ろう」なのか「諦める」なのか。人のせいではなく自分が望んだと同志と酒を交えて考える。

「海外へ売りたいよね」「成果が数年後に自慢できるように」「ポートフォーリオに!」「この縁を大切にしたいね」と同志。フィルム・コミッションやNPOの縁で全国各地に仲間がいるけど、この機会にまた全国に友人が増える。えいえいおー!

2016年11月1日火曜日

大逆転物語。

色々と抱えながら上京!自分の研鑽出稽古として参加中の「ふるさとグローバルプロデューサー」の研修に合流。我々はリバースプロジェクトトレーディングスとして、愛媛県が誇る「伊予生糸(シルク)」の活用策を検討中でタオル以外に医薬品や食料品、工業製品など、実はシルク(繭)は多岐に活用されていると知って驚く。

ただ、生糸(シルク)といえば、群馬県のイメージ(実際にシェアNo1)があり、愛媛県にとって大逆転となる物語はあるのか?と思ったら、その昔、明浜町などから移民としてブラジルに渡った愛媛人が今や世界一のシェアと品質となったブラジルシルクを支えたという歴史があり、調べなければ、訪れなければ知るはずもなかった事実に(深い!)と唸る。えひめ南予通信大学で「シルク」を扱わなかったら、この縁はなかった!

事業全体を支えるJR東日本企画、事業構想大学も合流して意見交換。意見交換が面白いのは「互いに知らない分野の話を目の前に出すことで起きる化学反応」で、話題が発展、転用、応用されて他の話と融合すること。色々と抱えながら上京したけど、一つ(イケるかな?)とヒントを見つけたり。上京二日目はフィールドワーク!

2016年10月31日月曜日

回答日記。

自分の価値を最大にするには、自己の価値観と自己表現を伴うプロジェクト(行動)が合致していると発揮できるけど、言葉では簡単だけど実際は難しい。社会に出ると色々な制約に挟まれ潰され振り回される、理不尽なことも起こる。精神的にも体力的にも凹む、折れることもあるけれど、そこで「腐るか?」「誰かのせいにするか?」は楽だけど解決策ではないので、飲み込みに苦労するけど「自分と自問自答」する。

自分を責めたり、否定するではなくて、その現象が起こった背景を一つ一つ辿って行く。すると直接的、間接的、外的、内的に起きた要素が見つかったり。見つかると(今後、同じことが起きないよう学習しよう)と思ったり。映画All You Need Is Killのように痛みを伴う経験を重ねて強くなる。


自己の価値観と自己表現を伴うプロジェクトを誰もが持つ必要もないけれど、私の場合は30歳でソレを見つけることができ、幸運にも自己表現までできる環境がある。しかし、実は今、痛みも伴っていて(これはまた次への糧か)と思っていても痛みは痛いし辛い。えひめリソースセンターのBOOKカフェで講師役を務めた妻のブログを読んだ感想つれづれ。

2016年10月30日日曜日

ザワメキの理由。

次の講演まで少し時間があったので「どこかに連れてって!」とお願いしたらココに到着、場所は八幡浜です。駐車場の広い平屋のスーパー。
「ここは地元のスーパーです、昔からあるので老若男女、3世代が来てます」と紹介をうけて中にはいると右手に青果、左手に加工食品。そして奥が日用品という「昭和臭」漂う店内なのに、このザワメキは何?

ザワメキの理由は「見たことも、聞いたこともない商品群」。醤油、味噌、ちりめん、乾物、ジャム、ジュースなど。製造者は忘れました・・・。で、価格はバラバラで愛顔の食卓と比較すると安い品、高い品、同等品がある。特にジュースは県内最大の収穫地(八幡浜市のみかん収穫量は平成22年36245tこれは愛媛県シェア42%で1位)なのか、安い品から高い品までラインナップが多い!

まさに「日用使い」目的の店で、毎日来ているだろう方々で賑わっていた。愛顔の食卓ではこれからシーズンを迎える「みかんジュース」を数多く揃えようと思っています。そして価格帯も2路線で行こうと思っています。「我が家ではこれぐらいで」「手土産にはこれぐらいで」など、シーンのバリエーションを増やせば、お客様との接点も増える。地方の小さなスーパーで得た手応え。

2016年10月29日土曜日

はたらく講義。

松山大学生50人へ授業。先生からは事前に「学長の人生観、職業観も交えて講義してほしい」と要請があり、普段より濃く紹介。授業はアウトプット。学生は静かで中にはウトウトする学生もいたけど、記入してもらった紙には意見や感想がビッシリ!

「仕事を創造すれば可能性は無限に広がることを知った」「自分に可能性は無いと思っていたので聴けて嬉しかった」「働き方に正解はなく人それぞれに意義はあると知った」「働くとは嫌なことばかりと思ったけど、チャンスとも知った」「働くのが大事ではなく、どう働くかが大事と知った」「用意されたテンプレート的な考えに囚われないようにしたい」「自分を信じてあげれていない足かせを外したい」など。これは受講したことで創出されたコト(アウトカム)。

働くことに明るさを見出せたかな?と思いつつ「働くコトで手放すことはナニ?」と質問すると、【時間41人】【自由4人】【可能性3人】【固定概念2】。誰にでも平等な時間を仕事に割くなら、時間は有効に効果的に使った方がいいよね?と問い、好き嫌いに関係なく何事も経験することで経験値を上げるのはどうだろう?と提案。彼らが今後、どう行動するのかは影響(インパクト)。

2016年10月28日金曜日

納得の深度。

秘密調査員(あっ!妻です)による東京リサーチ結果が届く。実は妻と私は「ふるさとグローバルプロデューサー」というプログラムに参加していて、地域(愛媛)の逸品を海外へ販促する研修を受けています。
研修先は妻が「ライヴス」、私は「リバースプロジェクト・トレーディングス」。ライヴスの清家社長は宇和島市出身、リバースの河合社長は今治にご縁がある他、ナント!リバースプロジェクト代表の龜石さんとは大洲で撮影した映画「ぼくのおばあちゃん」で共に過ごした仲!ナンダコレは!という縁。

妻が訪れたのは渋谷ヒカリエ8階にある「D&DEPARTMENT」。D&といえば、3年前に札幌を訪れた際にD&を統括されている佐々木さんに会ったことを思いだす。当時は今を想像できなかったから資料だったけど、今は参考として思い出しているから不思議。それにしてもパッケージは質素な手作りなのにキッチリ自社を主張している所、学びます。

D&では「授業」もしていることが判明!「みりん」「だし」「みかん」など、ココ大・愛顔の食卓と見間違う(笑)。やはり「いいもの」という総論は誰もが納得するコトだけど、情報だけの納得と体験を通した納得では「納得の深度」が異なるなと。間違えてない!

2016年10月27日木曜日

先ずは音声ガイドから。

「木蝋、生糸の取扱で儲けた豪商河内寅次郎さん宅」「ネズミ防止に栗のイガが天井に敷き詰められている」「針金でつくったねずみ返しがある」「経年の風味が考慮された壁紙」「質素の演出にわざと穴が空いている」「畳を外すと能舞台が現れる」「床下には音響装置として"壷"が敷いてある」「畳の目は細かく扱える職人がいない」「仕切りに障子と襖の両方が備えられている」「柱を極力減らすことで借景の美しさを演出」「石垣は、のずら積み、まるた積み、すえひろ積み、ながれ積み」「敷地内に敷き詰められた石は"臼"や"鳥居などの敷石"など、一般的には使われない石が多い」「飾り釘には大工の花押があり仕事の証明が」「石積みを工夫した天然の冷蔵庫がある」「灯篭には方角を表す干支が刻まれている」などなど。

国重要文化財、世界名建築100選、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン一つ星と、評価がものすごい【臥龍山荘】ですが、上記の多くが渡されたパンフレットには掲載されていません。外国人向けの「多言語パンフ」はありますが上記は記載されていません。

フランス人家族が訪れていました。日本人でも驚くエピソード満載の臥龍山荘をフランス人も同じように驚いたか?と問われればNonでしょう。訪問者数が少ないからではなく、実際に訪れている実態に(もったいない!)と思ったり。先ずは音声ガイドでしょう!

2016年10月26日水曜日

収益化するために。

八水蒲鉾さんとの授業が縁で、八幡浜経済研究会から声がかかる。「非常にユニークな活動ですね!」と幹事さん。集まった20名以上の経営者を前に「フィルム・コミッション(FCの課題改善策として)→ココ大(市民先生に生産者が多く課題があり改善策として)→愛顔の食卓」と【活動の三段活用】を紹介。柑橘と漁業の町「八幡浜」、愛顔の食卓に並ぶ品々に興味津々のようでした。

活動の副産物(実績、意見・感想、情報など)はお金を直接生まないけど「副産物を収益の芽として整理・編集しておくと良い」と紹介。理由は【収益の芽×手段(有料化、商品化、情報化、差別化など)=収益化】ができるため。手段は無数にあるので、収益の芽をどれだけ扱いやすく整理・編集できるかが収益化or否かの分かれ道。

「スピード感がものすごいですね」と参加者。でも、FCから数えると15年の歳月が流れています(笑)。事業全体の収益は「あるorない」の二者択一では「ある」けど、蓋を開けると「未熟、不完全」な有様。赤裸々に紹介して笑いも大いにとりました!「一緒に授業をしたい場合、おいくら?」と尋ねられて講演の成果あり(笑)。

2016年10月25日火曜日

手にとられるデザイン。

(なんで、この商品を手に取ったんだろう?)と自問自答する時があり、その解決機会として企画した【おいしいデザイン】授業。答もいただき、おいしい授業でした(笑)。先ず、自宅用、贈答用、職場用、自分用など「買う目的」があれば指針(予算、個数など)ができる。

ズラリと並ぶ商品は喋りませんが、自己主張しています。その中から「色味、形状、意外性、正確な情報、名称、フォントなど」が瞬時に伝わる品を我々は選んでいることを知りました。そして実際に食べて美味しかったら繰り返し購入し、それが多くの人に波及すると「安心、信頼」が加味されて「定番」になることもわかりました。だから商品が見えるように透明な容器にいれ訴求しているのも納得。素材については文章より本物見せたほうが伝わりやすいですからね。

とは言いつつ、右も左も同じになるので応用編として挙がったのが「商品を見せないデザイン」。カネミ農園さんの「レモン果汁」は興居島の地図をあしらった手書き包装紙で全体を包んでいるので中身が見えません。「100%レモン果汁なら味はわかる」と参加者。ふむ、蓄積された「レモンの味(≒安心、信頼)」が土台にある選び方。シンプルな品ほど情報量もシンプルということも学ぶ。

2016年10月24日月曜日

出る杭は、を理解する!

今年に入り「ずっと違和感」を感じていたコトに決着!「足を引っ張る」「出る杭は打たれる」など、事態打開、前進を試みる人や状態に対して「妨げ」となる言葉、態度、雰囲気を出す人がいるけど、【何をもって、足を引っ張ったり、出る杭を打っているのか?】に興味があり、自分を素材に腑に落ちるまで内省した。

答えは【もっともな正論で足を引っ張る、杭を打つ】。「創業を考えています→誰もしたことないから難しいよ」「加工品を作りたいのですが→生産者が手を広げて大丈夫?」「売上UP策を→世の中不景気だから失敗するよ」と、当事者は真剣なのに相手は「さも世論」を放つから、当事者はやる気を削がれる。で、問題は【その、さも世論は自分の経験ではなく、外の情報を組み合わせた正論】ということ。注意深く考えると単なる総論で、各論でない!

経験に基づいていないから状況や世相で右往左往する助言や意見。コンサルや相談員は、情報をパッチワークした「さも正論」な情報が「足を引っ張る、出る杭を打つ」ことを肝に命じた方がいい。「こんなコト」「あんなコト」が悶々と引っかかっていたけど、私的にはスッキリ、気持ちいい!

2016年10月23日日曜日

デビューはTKO。

全国グリーンツーリズム・ネットワーク(GT)愛媛大会に誘われて出張販売。GTとの出会いは昨年、講師として登場した時で、その時に「来年は愛媛で!」と言っていたけど1年の経過は早い!そして「愛顔の食卓」があるとはこの時は全く考えず。

出張販売では「セット販売」が基本。「調味料セット(トマトポン酢、みかんケチャップ)」「おつまみセット(元気もん、トマトクラッカー、茶りんとう)」「匠セット(鯛めし、ジャム、みかんシロップ)」などを用意して乗込み会場の内子に到着すると現場は雨。100名以上を前にするものの、雨で皆さんテントから出ず予想に反して売り切れず、ほろ苦いTKOデビューだった初めての出張販売(涙)。

なので、帰りは「内子フレッシュパークからり→小田の郷せせらぎ→道の駅ひろた峡の館」と道の駅3カ所をはしご調査!今が旬の「柿」を横目にお目当の加工食品はというと、この辺りは「麺(小田うどん、広田うどん等)」が主力のよう。他にも色々と見ることができ思うことあり!次回の試合、もとい出張販売は11月5日-6日、松山市内にて!

2016年10月22日土曜日

伝えようと思っていること。

結婚20周年を記念したアルバムを子供達からいただく。涙なくてしめくれず、1ページごとに涙する(笑)。残高が数万円、ケガや病気、不意の事故など、毎日が綱渡りだったけど楽しかった日々を思い出してまた泣く。気がつけば娘は高校卒業だし、息子たちは目の前に踏ん張っているいるし、近所の子供達は大学生になっていた・・・。

大学生と学ぶ授業を控え資料を作成中。少しでもお役に立てればと引受けて数年、伝えているのは【何をしているか?(What)】ではなくて【なぜしているか?(Why)】。既に起こっていることよりも、これからをどう考えるか?昨日は地震で揺れたし、世界は不安定だし、愛媛は人口が少なくなってきているし、なのに地域は課題が山積している。で、気づいても飯が喰なければ取り組めない。

なぜしているのか?というのは【愛媛に恩と縁がある】から。抽象的で曖昧な表現だけど、恩は面白がって採用してくれた愛媛県観光課、縁は妻。経験を積み今でこそ明確なWhyがあるけど、何にでも「最初」があるわけで、最初は抽象的で曖昧でもいいから、これからを真剣に考えようと伝えるつもり。写真は娘から、愛媛とは全然違うなと。

2016年10月21日金曜日

とある一日。

「えいら」の酒井さんがグリッシーニの新商品と共に来店。意見交換で「定番パンをアレンジはどうか?」と提案すると面白がっていただき、試作するとのこと。新しい豆腐屋の開業を進められている小柳さんが朝にできた豆腐とおからと共に来店。「豆クリーミー」な濃厚豆腐を素でいただいた後、塩やジャム、鯛味噌などの変化球でいただき吠える!

金融機関の県内支店長3名が来店。品揃えの豊富さやビジネスモデルを面白がっていただく。そして講座依頼もいただく。
新聞記者が10月下旬の掲載へ向けて取材に来る。ここでも品揃えの豊富さ、店の機能を面白がっていただく。そして友人が商品を大人買い(笑)、商品が一種品切れになりました。夜はマルシェを考える初会合で面白くしよう!と乾杯。

面白くしたら儲かりますか?忙しくなりますか?給料上がりますか?損得なしで未来を考えているのに「自分の権利を先ず主張」する人がいるよねと話題になり、そういった人は大概にして「義務を果たさず言うね」とも。毎日が学びとは言うけど、立場や価値観、性別、年齢、経験が異なる人と毎日会うって本当に学び。面白い人ばかり。

2016年10月20日木曜日

食卓を盛り上げるプロ。

フードコーディネーターでもテーブルエキスパートでも、6次化プランナーでもないけど、食卓を演出するプロになります。でも食べ方の順番や作法、器や皿のレイアウトでもありません。私は【食卓を盛り上げるプロ】
「このジビエの鹿肉は松野町だ、あの辺では猪よりも鹿に困ってるんだって」「このみかんジュースは苦スッキリだね、晩柑か!」「今年の久万高原は雨が少なかったからトマトの甘さが凝縮されてる」など。

私が全くダメなのが、写真のような雰囲気を醸し出す空間デザインの演出。世はハロウィーンだから愛顔の食卓でも雰囲気をと思ってるけど、経験値の低さか?そもそも愛顔の食卓にハロウィーンは似合うのか?季節を楽しむということでお越しください。

「就農希望者が訪れます」「他者が気になる生産者が訪れます」「商品を教材として活用したい教育者が訪れます」「大切な人へ贈りたい人が訪れます」。単なる「販売店」じゃないことを来店者から学ぶ毎日、どんな話題が食卓に並ぶのか想像するだけで楽しい「ウンチクの多い店」です。

2016年10月19日水曜日

アイデアが浮かばない。

「君の名は」が興行154億円(1184万人)突破!「シン・ゴジラ」が77億円突破!それに伴い東宝は営業収入が当初予想から173億円増の2340億円、営業利益は140億円増の470億円へと大幅増とのこと(10/17)。そんな状況にあやかりたく、オレンジダルマ(商売繁盛のご利益)がやってきた。それにしても君の名は国民10人に1人は見てる計算か!

閑話休題。「新しいコト」を渇望しているけど見つからないと相談。表現を変えると「誰もしていないコト」。これだけ細分化、溢れた世の中で、新しいモノ・コトを生み出し続けるのは難しい。1から2は楽ですが、0から1は大変です!なので、そんな時は「0.1から1はどうですか?」と言います。0は発明です、そんな能力ありませんが、欠片さえあれば「増幅(妄想)」できます。

既存を組み合わせて新しい価値を創ることもアリです。従来ターゲットに別のターゲットの価値を提供することも、該当ターゲットには新しい価値となります。と、屁理屈ばっかりで、全く新しいアイデアが浮かびません。「君の名は」は書き下ろし。「シン・ゴジラ」はリブート。ここら辺にアイデアはあるのか!

2016年10月18日火曜日

充実のプログラム。

相変わらず乱筆です。話しながら書くと必ずこうなります。自分でも忘れてしまう時があります。始める前は「大義名分」があるのに、始めると目の前の点が気になり、俯瞰思考ではなくて単焦点になり数字や数値で判断してしまう。愛顔の食卓で言えば売上、販売点数も大切ですが、もっと大切なのは愛媛の一次産業を「自分たちらしさ」で支えること。

「八幡浜のみかんでジュースを作りたいから農業」「遊子川のトマトで商品を作りたいから農業」など、6次化品の可能性から農業に興味を持つのもアリと思い、愛媛県担い手・農地保全対策室を訪ねると、「えひめ農業入門塾」「農業担い手支援塾」「特産品開発講座」など、充実した「農業入門講座」が揃ってる!そして、5-10日間の「農林漁業体験ステイ」なるプログラムもあり驚く。数年間の補助金制度もあるのか!すごい。

愛顔の食卓に並ぶ品は一次産業ありきの品なので、川下の販売も必要ですが川上の農林漁への興味喚起も大切だなと。なので、農林漁業に興味がある方は愛顔の食卓からお繋ぎします。ちなみに上記プログラムを通し年間100人程度が就農されているとのこと。

2016年10月17日月曜日

毒気を吐く。

「地域が魅力的なことをどう伝えられるでしょうか?」「あなた自身が魅力と思ってますか?自身が魅力と思うことを市民と一緒に行えば"追体験"できますよ!」「仕事が楽しいなんて信じられません、最初から楽しかったですか?」「最初から楽しいわけない!でも、勤め人を辞めて自分で選んだ道を進もうと決意した時に"どんな状況でも楽しむ"を掲げました」と、今年就職した若者からの相談に答える。でも、相談相手を間違ってなければいいけど。

聖人君子ではありません、テキトー野郎です。万能ではありません、偏りがあります。性善説ではなくて性弱説を信じています。隠すのが苦手ではなくて面倒だからオープンです。世界は変えられず、せいぜい半径3mが精一杯。ニヒリズム(すべてが無価値・偽り・仮象ということを前向きに考える生き方。自ら積極的に「仮象」を創出し、一瞬一瞬を一所懸命生きるという態度、by:wiki参照)かもしれない、だから妄想するのか(笑)。

参考になるのはありがたいけど、回答が正しいかは分かりません(笑)。あなたが求める答えを私が回答してくれることを期待しちゃダメ。考えて考え抜こう!異なりは価値だ!

お粥に謝る。

初めて食べました「お粥の茶漬け」。我らの中村和憲さん(料理研究家/作曲家)、NourishJapanをとで「お粥」をテーマに試食研究会。お粥のイメージと言えば「体調が優れない時」「ダイエット食」など、「イマイチ満足、主食にならない味」と思っていましたが、完全に私の間違い。お粥様に謝ります(笑)。プロの手にかかると、こんなにスゴイのか!と脱帽だった時間。

中村さんからのキーワードは「健康」で、欧米人より2mほど長い腸を持つ日本人、穀物を主食にしていた日本人にとって「お粥」がいかに理に適っている理由を学びながら試食。家で作るとベチャベチャなお粥ですが、玄米や五穀、発芽米、そして大豆などを混ぜると適度に歯ごたえもあり、鶏の胸肉を入れたお粥なんて「フカヒレ(一度しか食べたことありませんが・・・)」のような見た目!

最後はシメに「お粥茶漬け」。やすまるだしをお粥にかけて、宮嶋水産の海苔、八水蒲鉾のけずり蒲鉾、ゴマなどを乗せて食べたらサイコーな一品に。そして、何と言っても数種類食べて満腹だったのに「ごはん茶碗一杯程度」の量しか食べていないこと。すごいねお粥。