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2016年10月29日土曜日

はたらく講義。

松山大学生50人へ授業。先生からは事前に「学長の人生観、職業観も交えて講義してほしい」と要請があり、普段より濃く紹介。授業はアウトプット。学生は静かで中にはウトウトする学生もいたけど、記入してもらった紙には意見や感想がビッシリ!

「仕事を創造すれば可能性は無限に広がることを知った」「自分に可能性は無いと思っていたので聴けて嬉しかった」「働き方に正解はなく人それぞれに意義はあると知った」「働くとは嫌なことばかりと思ったけど、チャンスとも知った」「働くのが大事ではなく、どう働くかが大事と知った」「用意されたテンプレート的な考えに囚われないようにしたい」「自分を信じてあげれていない足かせを外したい」など。これは受講したことで創出されたコト(アウトカム)。

働くことに明るさを見出せたかな?と思いつつ「働くコトで手放すことはナニ?」と質問すると、【時間41人】【自由4人】【可能性3人】【固定概念2】。誰にでも平等な時間を仕事に割くなら、時間は有効に効果的に使った方がいいよね?と問い、好き嫌いに関係なく何事も経験することで経験値を上げるのはどうだろう?と提案。彼らが今後、どう行動するのかは影響(インパクト)。

2016年10月28日金曜日

納得の深度。

秘密調査員(あっ!妻です)による東京リサーチ結果が届く。実は妻と私は「ふるさとグローバルプロデューサー」というプログラムに参加していて、地域(愛媛)の逸品を海外へ販促する研修を受けています。
研修先は妻が「ライヴス」、私は「リバースプロジェクト・トレーディングス」。ライヴスの清家社長は宇和島市出身、リバースの河合社長は今治にご縁がある他、ナント!リバースプロジェクト代表の龜石さんとは大洲で撮影した映画「ぼくのおばあちゃん」で共に過ごした仲!ナンダコレは!という縁。

妻が訪れたのは渋谷ヒカリエ8階にある「D&DEPARTMENT」。D&といえば、3年前に札幌を訪れた際にD&を統括されている佐々木さんに会ったことを思いだす。当時は今を想像できなかったから資料だったけど、今は参考として思い出しているから不思議。それにしてもパッケージは質素な手作りなのにキッチリ自社を主張している所、学びます。

D&では「授業」もしていることが判明!「みりん」「だし」「みかん」など、ココ大・愛顔の食卓と見間違う(笑)。やはり「いいもの」という総論は誰もが納得するコトだけど、情報だけの納得と体験を通した納得では「納得の深度」が異なるなと。間違えてない!

2016年10月27日木曜日

先ずは音声ガイドから。

「木蝋、生糸の取扱で儲けた豪商河内寅次郎さん宅」「ネズミ防止に栗のイガが天井に敷き詰められている」「針金でつくったねずみ返しがある」「経年の風味が考慮された壁紙」「質素の演出にわざと穴が空いている」「畳を外すと能舞台が現れる」「床下には音響装置として"壷"が敷いてある」「畳の目は細かく扱える職人がいない」「仕切りに障子と襖の両方が備えられている」「柱を極力減らすことで借景の美しさを演出」「石垣は、のずら積み、まるた積み、すえひろ積み、ながれ積み」「敷地内に敷き詰められた石は"臼"や"鳥居などの敷石"など、一般的には使われない石が多い」「飾り釘には大工の花押があり仕事の証明が」「石積みを工夫した天然の冷蔵庫がある」「灯篭には方角を表す干支が刻まれている」などなど。

国重要文化財、世界名建築100選、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン一つ星と、評価がものすごい【臥龍山荘】ですが、上記の多くが渡されたパンフレットには掲載されていません。外国人向けの「多言語パンフ」はありますが上記は記載されていません。

フランス人家族が訪れていました。日本人でも驚くエピソード満載の臥龍山荘をフランス人も同じように驚いたか?と問われればNonでしょう。訪問者数が少ないからではなく、実際に訪れている実態に(もったいない!)と思ったり。先ずは音声ガイドでしょう!

2016年10月26日水曜日

収益化するために。

八水蒲鉾さんとの授業が縁で、八幡浜経済研究会から声がかかる。「非常にユニークな活動ですね!」と幹事さん。集まった20名以上の経営者を前に「フィルム・コミッション(FCの課題改善策として)→ココ大(市民先生に生産者が多く課題があり改善策として)→愛顔の食卓」と【活動の三段活用】を紹介。柑橘と漁業の町「八幡浜」、愛顔の食卓に並ぶ品々に興味津々のようでした。

活動の副産物(実績、意見・感想、情報など)はお金を直接生まないけど「副産物を収益の芽として整理・編集しておくと良い」と紹介。理由は【収益の芽×手段(有料化、商品化、情報化、差別化など)=収益化】ができるため。手段は無数にあるので、収益の芽をどれだけ扱いやすく整理・編集できるかが収益化or否かの分かれ道。

「スピード感がものすごいですね」と参加者。でも、FCから数えると15年の歳月が流れています(笑)。事業全体の収益は「あるorない」の二者択一では「ある」けど、蓋を開けると「未熟、不完全」な有様。赤裸々に紹介して笑いも大いにとりました!「一緒に授業をしたい場合、おいくら?」と尋ねられて講演の成果あり(笑)。

2016年10月25日火曜日

手にとられるデザイン。

(なんで、この商品を手に取ったんだろう?)と自問自答する時があり、その解決機会として企画した【おいしいデザイン】授業。答もいただき、おいしい授業でした(笑)。先ず、自宅用、贈答用、職場用、自分用など「買う目的」があれば指針(予算、個数など)ができる。

ズラリと並ぶ商品は喋りませんが、自己主張しています。その中から「色味、形状、意外性、正確な情報、名称、フォントなど」が瞬時に伝わる品を我々は選んでいることを知りました。そして実際に食べて美味しかったら繰り返し購入し、それが多くの人に波及すると「安心、信頼」が加味されて「定番」になることもわかりました。だから商品が見えるように透明な容器にいれ訴求しているのも納得。素材については文章より本物見せたほうが伝わりやすいですからね。

とは言いつつ、右も左も同じになるので応用編として挙がったのが「商品を見せないデザイン」。カネミ農園さんの「レモン果汁」は興居島の地図をあしらった手書き包装紙で全体を包んでいるので中身が見えません。「100%レモン果汁なら味はわかる」と参加者。ふむ、蓄積された「レモンの味(≒安心、信頼)」が土台にある選び方。シンプルな品ほど情報量もシンプルということも学ぶ。

2016年10月24日月曜日

出る杭は、を理解する!

今年に入り「ずっと違和感」を感じていたコトに決着!「足を引っ張る」「出る杭は打たれる」など、事態打開、前進を試みる人や状態に対して「妨げ」となる言葉、態度、雰囲気を出す人がいるけど、【何をもって、足を引っ張ったり、出る杭を打っているのか?】に興味があり、自分を素材に腑に落ちるまで内省した。

答えは【もっともな正論で足を引っ張る、杭を打つ】。「創業を考えています→誰もしたことないから難しいよ」「加工品を作りたいのですが→生産者が手を広げて大丈夫?」「売上UP策を→世の中不景気だから失敗するよ」と、当事者は真剣なのに相手は「さも世論」を放つから、当事者はやる気を削がれる。で、問題は【その、さも世論は自分の経験ではなく、外の情報を組み合わせた正論】ということ。注意深く考えると単なる総論で、各論でない!

経験に基づいていないから状況や世相で右往左往する助言や意見。コンサルや相談員は、情報をパッチワークした「さも正論」な情報が「足を引っ張る、出る杭を打つ」ことを肝に命じた方がいい。「こんなコト」「あんなコト」が悶々と引っかかっていたけど、私的にはスッキリ、気持ちいい!

2016年10月23日日曜日

デビューはTKO。

全国グリーンツーリズム・ネットワーク(GT)愛媛大会に誘われて出張販売。GTとの出会いは昨年、講師として登場した時で、その時に「来年は愛媛で!」と言っていたけど1年の経過は早い!そして「愛顔の食卓」があるとはこの時は全く考えず。

出張販売では「セット販売」が基本。「調味料セット(トマトポン酢、みかんケチャップ)」「おつまみセット(元気もん、トマトクラッカー、茶りんとう)」「匠セット(鯛めし、ジャム、みかんシロップ)」などを用意して乗込み会場の内子に到着すると現場は雨。100名以上を前にするものの、雨で皆さんテントから出ず予想に反して売り切れず、ほろ苦いTKOデビューだった初めての出張販売(涙)。

なので、帰りは「内子フレッシュパークからり→小田の郷せせらぎ→道の駅ひろた峡の館」と道の駅3カ所をはしご調査!今が旬の「柿」を横目にお目当の加工食品はというと、この辺りは「麺(小田うどん、広田うどん等)」が主力のよう。他にも色々と見ることができ思うことあり!次回の試合、もとい出張販売は11月5日-6日、松山市内にて!

2016年10月22日土曜日

伝えようと思っていること。

結婚20周年を記念したアルバムを子供達からいただく。涙なくてしめくれず、1ページごとに涙する(笑)。残高が数万円、ケガや病気、不意の事故など、毎日が綱渡りだったけど楽しかった日々を思い出してまた泣く。気がつけば娘は高校卒業だし、息子たちは目の前に踏ん張っているいるし、近所の子供達は大学生になっていた・・・。

大学生と学ぶ授業を控え資料を作成中。少しでもお役に立てればと引受けて数年、伝えているのは【何をしているか?(What)】ではなくて【なぜしているか?(Why)】。既に起こっていることよりも、これからをどう考えるか?昨日は地震で揺れたし、世界は不安定だし、愛媛は人口が少なくなってきているし、なのに地域は課題が山積している。で、気づいても飯が喰なければ取り組めない。

なぜしているのか?というのは【愛媛に恩と縁がある】から。抽象的で曖昧な表現だけど、恩は面白がって採用してくれた愛媛県観光課、縁は妻。経験を積み今でこそ明確なWhyがあるけど、何にでも「最初」があるわけで、最初は抽象的で曖昧でもいいから、これからを真剣に考えようと伝えるつもり。写真は娘から、愛媛とは全然違うなと。

2016年10月21日金曜日

とある一日。

「えいら」の酒井さんがグリッシーニの新商品と共に来店。意見交換で「定番パンをアレンジはどうか?」と提案すると面白がっていただき、試作するとのこと。新しい豆腐屋の開業を進められている小柳さんが朝にできた豆腐とおからと共に来店。「豆クリーミー」な濃厚豆腐を素でいただいた後、塩やジャム、鯛味噌などの変化球でいただき吠える!

金融機関の県内支店長3名が来店。品揃えの豊富さやビジネスモデルを面白がっていただく。そして講座依頼もいただく。
新聞記者が10月下旬の掲載へ向けて取材に来る。ここでも品揃えの豊富さ、店の機能を面白がっていただく。そして友人が商品を大人買い(笑)、商品が一種品切れになりました。夜はマルシェを考える初会合で面白くしよう!と乾杯。

面白くしたら儲かりますか?忙しくなりますか?給料上がりますか?損得なしで未来を考えているのに「自分の権利を先ず主張」する人がいるよねと話題になり、そういった人は大概にして「義務を果たさず言うね」とも。毎日が学びとは言うけど、立場や価値観、性別、年齢、経験が異なる人と毎日会うって本当に学び。面白い人ばかり。

2016年10月20日木曜日

食卓を盛り上げるプロ。

フードコーディネーターでもテーブルエキスパートでも、6次化プランナーでもないけど、食卓を演出するプロになります。でも食べ方の順番や作法、器や皿のレイアウトでもありません。私は【食卓を盛り上げるプロ】
「このジビエの鹿肉は松野町だ、あの辺では猪よりも鹿に困ってるんだって」「このみかんジュースは苦スッキリだね、晩柑か!」「今年の久万高原は雨が少なかったからトマトの甘さが凝縮されてる」など。

私が全くダメなのが、写真のような雰囲気を醸し出す空間デザインの演出。世はハロウィーンだから愛顔の食卓でも雰囲気をと思ってるけど、経験値の低さか?そもそも愛顔の食卓にハロウィーンは似合うのか?季節を楽しむということでお越しください。

「就農希望者が訪れます」「他者が気になる生産者が訪れます」「商品を教材として活用したい教育者が訪れます」「大切な人へ贈りたい人が訪れます」。単なる「販売店」じゃないことを来店者から学ぶ毎日、どんな話題が食卓に並ぶのか想像するだけで楽しい「ウンチクの多い店」です。

2016年10月19日水曜日

アイデアが浮かばない。

「君の名は」が興行154億円(1184万人)突破!「シン・ゴジラ」が77億円突破!それに伴い東宝は営業収入が当初予想から173億円増の2340億円、営業利益は140億円増の470億円へと大幅増とのこと(10/17)。そんな状況にあやかりたく、オレンジダルマ(商売繁盛のご利益)がやってきた。それにしても君の名は国民10人に1人は見てる計算か!

閑話休題。「新しいコト」を渇望しているけど見つからないと相談。表現を変えると「誰もしていないコト」。これだけ細分化、溢れた世の中で、新しいモノ・コトを生み出し続けるのは難しい。1から2は楽ですが、0から1は大変です!なので、そんな時は「0.1から1はどうですか?」と言います。0は発明です、そんな能力ありませんが、欠片さえあれば「増幅(妄想)」できます。

既存を組み合わせて新しい価値を創ることもアリです。従来ターゲットに別のターゲットの価値を提供することも、該当ターゲットには新しい価値となります。と、屁理屈ばっかりで、全く新しいアイデアが浮かびません。「君の名は」は書き下ろし。「シン・ゴジラ」はリブート。ここら辺にアイデアはあるのか!

2016年10月18日火曜日

充実のプログラム。

相変わらず乱筆です。話しながら書くと必ずこうなります。自分でも忘れてしまう時があります。始める前は「大義名分」があるのに、始めると目の前の点が気になり、俯瞰思考ではなくて単焦点になり数字や数値で判断してしまう。愛顔の食卓で言えば売上、販売点数も大切ですが、もっと大切なのは愛媛の一次産業を「自分たちらしさ」で支えること。

「八幡浜のみかんでジュースを作りたいから農業」「遊子川のトマトで商品を作りたいから農業」など、6次化品の可能性から農業に興味を持つのもアリと思い、愛媛県担い手・農地保全対策室を訪ねると、「えひめ農業入門塾」「農業担い手支援塾」「特産品開発講座」など、充実した「農業入門講座」が揃ってる!そして、5-10日間の「農林漁業体験ステイ」なるプログラムもあり驚く。数年間の補助金制度もあるのか!すごい。

愛顔の食卓に並ぶ品は一次産業ありきの品なので、川下の販売も必要ですが川上の農林漁への興味喚起も大切だなと。なので、農林漁業に興味がある方は愛顔の食卓からお繋ぎします。ちなみに上記プログラムを通し年間100人程度が就農されているとのこと。

2016年10月17日月曜日

毒気を吐く。

「地域が魅力的なことをどう伝えられるでしょうか?」「あなた自身が魅力と思ってますか?自身が魅力と思うことを市民と一緒に行えば"追体験"できますよ!」「仕事が楽しいなんて信じられません、最初から楽しかったですか?」「最初から楽しいわけない!でも、勤め人を辞めて自分で選んだ道を進もうと決意した時に"どんな状況でも楽しむ"を掲げました」と、今年就職した若者からの相談に答える。でも、相談相手を間違ってなければいいけど。

聖人君子ではありません、テキトー野郎です。万能ではありません、偏りがあります。性善説ではなくて性弱説を信じています。隠すのが苦手ではなくて面倒だからオープンです。世界は変えられず、せいぜい半径3mが精一杯。ニヒリズム(すべてが無価値・偽り・仮象ということを前向きに考える生き方。自ら積極的に「仮象」を創出し、一瞬一瞬を一所懸命生きるという態度、by:wiki参照)かもしれない、だから妄想するのか(笑)。

参考になるのはありがたいけど、回答が正しいかは分かりません(笑)。あなたが求める答えを私が回答してくれることを期待しちゃダメ。考えて考え抜こう!異なりは価値だ!

お粥に謝る。

初めて食べました「お粥の茶漬け」。我らの中村和憲さん(料理研究家/作曲家)、NourishJapanをとで「お粥」をテーマに試食研究会。お粥のイメージと言えば「体調が優れない時」「ダイエット食」など、「イマイチ満足、主食にならない味」と思っていましたが、完全に私の間違い。お粥様に謝ります(笑)。プロの手にかかると、こんなにスゴイのか!と脱帽だった時間。

中村さんからのキーワードは「健康」で、欧米人より2mほど長い腸を持つ日本人、穀物を主食にしていた日本人にとって「お粥」がいかに理に適っている理由を学びながら試食。家で作るとベチャベチャなお粥ですが、玄米や五穀、発芽米、そして大豆などを混ぜると適度に歯ごたえもあり、鶏の胸肉を入れたお粥なんて「フカヒレ(一度しか食べたことありませんが・・・)」のような見た目!

最後はシメに「お粥茶漬け」。やすまるだしをお粥にかけて、宮嶋水産の海苔、八水蒲鉾のけずり蒲鉾、ゴマなどを乗せて食べたらサイコーな一品に。そして、何と言っても数種類食べて満腹だったのに「ごはん茶碗一杯程度」の量しか食べていないこと。すごいねお粥。

2016年10月16日日曜日

展開と深化。

「訪問看護」「学習塾」「セラピー」「料理店」「助産院」「環境教育」などを始める、検討している女性が集まった「なでしこプロジェクト」。会場を間違え大慌てしたのは内緒!(本当の会場は事務所から1分だったのに間違えに10分離れた会場へ行ったアホ)。

想いの強い参加者は「自らしたいこと」が一杯。「どうしてご自身がしないといけないのですか?」と尋ねても「したいことの詳細」を説明する参加者、これは話の【展開】であって【深化】ではありません。
説明すればするほど【展開】になり、(あれっ!?私、何を喋ってたっけ?)となったり。でもOK!初めてだったし、慣れも必要ですから。しかし、本質は「なぜ?」で深化・追及できることを紹介。

そして、「したこと(アウトプット)」ではなくて「したことから創出する価値(アウトカム)」を今回も紹介。「したいことよりも創出される価値に人は共感しますよ!」、図解で説明し納得の雰囲気でもキョトンとした参加者の顔が忘れられません。「衝撃の2時間でした」と、帰り際の参加者。1つ1つ丁寧に考えると実は何一つ真新しいことはなくて、思考を整理すれば視界は良くなる。

2016年10月15日土曜日

なでしこドリームプロジェクト。

総会後もロケ地ツアーなどが用意されていたものの、講座を控え、後ろ髪引かれる思いで帰松。通常モードに戻る。今日から「なでしこドリームプロジェクト」、昨年度に引き続きでして、実施後は創業した方がいたり、事業が加速、展開された方もいて、とてもやりがいのあった講座でした。実は今でも数人と繋がり応援しています。

このような講座は創業や起業が目的ではなくて「自分との対話」と思っているので引き受けます。特に女性の場合、男性よりも色々と考える傾向があると思っていて、考えてしまうというのは「自分を差し置いて」に近く、自分の優先順位が必ずしも最初にこないと思う時があったり。だから、このような講座は「自分を優先して」考えられる貴重な機会だよなーと勝手に想像。

そう思うのは心理学博士となった妻の存在で、子育てや家事を一緒にしているとはいえ、価値観は一緒でも思考の構造は違うなと。互いに異なる存在を認め合うには「自分との対話」を通して自分を知ることが大切。夫婦講座としても認知(!)されつつある「ソーシャルデザインBOOKカフェ」でも心理学を扱います。ただいま、参加者募集中。

2016年10月14日金曜日

活動の三段活用。

日本映画監督協会理事長の崔洋一監督の発声による乾杯!一年に一度のフィルム・コミッションの総会前はアサヒビール園で交流会。県庁や市役所、商工会議所、観光協会に事務局を置くFCは95%、残り5%がNPO法人。事務局は1人-2人が多く「業種特有の悩みも多く、同じ境遇の相談仲間が少ない」のが現状なので、こういった場は超貴重。昨年は「こんな」「あんな」でした。

長野とは先日のマレーシアドラマ(長野でも撮影された)の情報交換、角館とは海外撮影情報、大阪とは大規模撮影の経過、東京からは講演依頼など、その他神戸、広島、大分、和歌山、淡路島、北九州、北海道と情報を仕入れる。制作者から「開店おめでとう!みかん情報に吉報あるから!」と、愛顔の食卓が県外へ発信されていることも実感したり。

【フィルム・コミッション(映画・映像で地域の魅力発信)→いよココロザシ大学(地域の魅力を発掘・共有・発信)→愛顔の食卓(結実した地域の魅力販売)】という流れは地方のFC活用策と思っています。一年に一度、こうして原点のネジがギュギュ!と締め直されると「何のために愛媛にいるのか?」という「自分のWhy?」が明確になっていい!仲間に大感謝!

2016年10月13日木曜日

本との一問一答。

「学生時代に勉強をしなかったから不満足な今日がある」は、過去に原因があり、その結果が現在という【原因論】だけど、「現在の状況を肯定するために過去を引っ張り出し、自分に安心感を与えているのでは?」と説くのはアドラー先生。たしかにね、学生時代に勉強しなくても立派になった人はいるし、勉強してもダメな人はいる。となると「トラウマは存在しない」という考えにも一理あると思ったり。

とはいえ、トラウマ的な心理ではなく、過去が幾重にも絡まり、解けなくなった現在に対して当事者へ諭しても単なる「正論」であって(そんなコトは分かってる!)と思われるのが関の山。正論じゃなくて、今からどう行動して改善に結びつけるかでしょ。原因究明も大切だけど、過去は変わらないし、今日から変えるしかないんじゃないの?と思ったり。本と私の一問一答が続く・・・。

読み終えていなかった「嫌われる勇気」を携え、飛行機を乗り継ぎ北の大地に到着。松山より5度以上低く冷たい空気にシュッ!とする。今回の目的はフィルム・コミッションの総会、今年は節目になる予感。北の大地は既に紅葉が始まっています。

2016年10月12日水曜日

シーンに話題を。

愛顔の食卓の奥は、イートイン、打合せ、授業など多様に活用しています。(いづれ飲食も提供します!)。写真は「暮れの歳時に合わせたセット販売大作戦」の様子。プロカメラマンがスタッフにいるって素晴らしい!重岡さんとの出会いは15年ほど前、それから折々でお会いし、ココ大の市民先生にもなっていただき今回のご縁。写真一枚で表現できるって本当にスゴい!と無理難題をお願いしています(笑)。

セット販売の多様性を展開します。例えば「日頃からありがとうセット」「踏ん張れセット」「ご苦労さまセット」「誕生日おめでとうセット」「送迎感謝セット」「みかんジュース飲み比べセット」「南予食べてねセット」など、些細な気持ちとして活用していただきたいと思っています。我が家では義母から「おかずをもらったお返し」「部活帰りの息子を送ってくれた保護者への手土産」にと、あらゆる場面で活躍しています。

食卓へ並べた時、職場で手渡した時、開封した時に「話題になること間違いなし!」です。色々なシーンで愛媛が話題になればいいと思っています。こうして形になってゆくのは突如ではなく、右往左往、紆余曲折、凸凹な道のりの結果です。実は5年前から伏線があったと気づく。

2016年10月11日火曜日

ウンチクの多い店。

愛顔の食卓の最大のウリは「詰合せ」と書きましたが、その品を提供くださっている生産者さん達です。西条市で「海苔の養殖」をしているなんて知らなかったし、東温市で「ジビエ」に取組んでいることも、「みかんケチャップ」とのご縁は昨年度の取材からだったし、マーマレードに入っている果皮が「ハート型」も、言われないと知らないままでした。「世間は狭い」といいますが広いです。

報道や噂、評判からか、毎週「サンプル品」が届きます。どれも「生産者の顔」が分かる品。最近は「生産者の顔」以外にも「生産現場の風景」も見えるになりました(笑)。そういった「商品に込められた物語」はとても面白いので店内で紹介させていただいています。平たく言えば「うんちく」で、知らなくても影響ありませんが、知ると「ついつい話したくなる」ことです。

うんちくの多い店なんて「注文の多い料理店」のようですが、楽しんでください。毎月、生産者から直接、話が聞けます。10月23日(日)11時からは「おいしいデザイン」、13時からは「太陽な商品たち」です。ご安心ください「注文の多い料理店」のような最後ではありません!