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2024年10月19日土曜日

ご当地ホテル。


「ご当地映画(地域が題材&舞台の地域密着映画)」があるように、「ご当地ホテル」もあって、現地でしか味わえない“ごとうち”密着が特徴のホテル。

鹿児島市内で訪問地の近くでホテルを予約しようとして調べていたら、立地がよく「西郷隆盛」がテーマという部屋が、周りのホテルよりもリーズナブルに紹介されていて(面白そう!)と予約する。

チェックインで入ると、酒瓶が並ぶカウンターが目立ち「薩摩焼酎などの試飲ができます。」とのこと。酒は全く飲まないので同じく無料サービスの「コーヒー」をいただく。
そして「サービスです。」と「白くまのアイスバー」もいただく。
スナックもあり、いきなり、サービス盛りだくさん。

で、肝心の「西郷隆盛部屋」は8階で、中に入ると広さ12畳ほどの和室。
部屋の両壁一面に西郷隆盛の像、姿をあしらった酒瓶、似顔絵、器、小説などの書籍は本棚いっぱい、西郷隆盛のマトリョーシカ、敬天愛人(西郷隆盛の座右の銘:天を敬い、人を愛する)が描かれたミニ屏風、そして山下清画伯の桜島絵など、紹介に偽りナシ!の西郷隆盛部屋。

ただ、ベランダもあり、景色を眺めてふと横を見たら隣部屋との仕切りが全壊してたり、バスルームも昭和感が強かったり、レトロな備品、部屋&建物自体は相当な古さ(歴史)とわかる。
そして、対応やお見かけしたスタッフ全員がシニアだったのを思い出して合点する。

他のホテルと差別化して訴求力を高めようとした時、ハードはどうしようもないけど、ソフトで勝負!という感じのホテルだった件。

西郷隆盛像の視線を感じながら(見守られながら)寝た一夜。


2024年10月18日金曜日

本日から250本限定販売!


昨年から取り組んできた通称「6市町ピクルス」が、【6つのまちのやさい自慢ピクルス】という名称になり、本日(10/18)9時から販売開始!と松山市の報道資料から。

これまでの経緯(試行錯誤)などは「こんな」「あんな」「そんな」で綴ってます。

この【6つのまちのやさい自慢ピクルス】には、各市町の特産品である「椎茸(伊予市)」「東温市(もち麦)」「トマト(久万高原町)」「枝豆(松前町)」「キャベツ(砥部町)」「松山長なす(松山市)」が使われていて、トマト味のピクルス液に入ってます。

特徴はピクルス液がトマト味なことのほか、素揚した素材をピクルスにしたことで、食感がそれぞれ異なる点。ザクザク感、プチプチ感、トロリ感などが楽しめます。

で、GOOD MORNING FARMの商品なので見た目も重視!一瓶一瓶、手で詰めているので美しい!
実は私自身は関係者(商品開発のコーディネーター)として、既にいただきました。
(どうしたら、楽しく美味しく食べられるだろう?)と考えた結果、我が家は「トルティーヤ&タコス&ナチョス」と和えたメキシカンスタイルでいただきました。


レタス、アボカド、キュウリ、トマト、ひき肉、ハラペーニョなどを用意してトルティーヤで包んだ上にトッピングしたり、盛った
サラダをにナチョスを置いてソースのように乗せたり。

ワイワイ、それぞれが楽しめる食べ方ができる品はいい!


金額は230g入りで1,728円(税込)。
250本の限定販売だから、すぐに売り切れてしまうんだろうな。

全国制覇。


宮崎県宮崎市に到着。これで日本47都道府県、全てに降り立ち全国制覇。
だから何だ、という話だけど、地域の魅力を知る・見る・探すフィルム・コミッションとしては感慨深い。

特に車の免許を持ってない私は、公共交通機関しか移動手段がなく、飛行機やバス、船も使うけど鉄道利用が最も多い(実は鉄道の日が誕生日。そして「乗り鉄」になるけど、鉄道について全く詳しくない)。

ちなみに宮崎駅までは、熊本駅から新八代駅まで新幹線、そこから高速バスで2時間揺られて宮崎駅に着いた。

日本全国、各地が地域の魅力を発信をしているけど、その魅力が自分の興味関心と重なっているか?は別の話で、重なっていれば訪れる動機になるけど、そうでなければ行く気は起きない、沸かない、気づかない。

だから、フィルム・コミッション業務で、知らない地域を訪れると(えっ!スゴい。知らなかった!)など、素晴らしい魅力を知らなかったコトに反省するし、もっと早く知っておけばよかったと後悔する時もある。

ホント、これって何なんだろう?
地域の魅力を発信している!と言っても肝心の相手に届いていなかったり、その相手も特定の情報しか得ようとしていなかったり、永遠のすれ違いなのか。

写真は宮崎駅にあった日向夏の郵便ポスト(高さ170cm/直径150cm)。
投函する所が口を開けているように見えて何かのキャラのように見える。
宮崎県庁もレトロで撮影が多いとのこと。

初めての宮崎も魅力が多かった件。

2024年10月17日木曜日

お互いに青い芝に見える。


「熊本県と言えば、行定勲監督のふるさとですよね!」
「はい、そうです。」
“世界の中心で、愛をさけぶ”の時にロケハンについて教えてもらったり、お世話になりました。他には?」
ケロロ軍曹の吉崎観音さんですね。」
「おー!ケロロ軍曹。一時、子どもがハマってました。他には?」
夏目友人帳の緑川ゆきさんです。」
「根強い人気ですよね。」
「はい、ロケ地マップを展開しています。」
クレヨンしんちゃんのお母さんのミサエの故郷は熊本県です。」
「あれ!その話、秋田県でも聞きました!埼玉、熊本、秋田で協定結んでますよね。」
ごくせんの森本梢子さんも熊本出身です。」
「えっー!そうなんですね。」
「そして、やはり、ONE PIECEの尾田栄一郎さんは別格ですね。」
「わかるー。尾田さんの熊本愛(熊本地震では8億円を復興支援として寄付)すごいですもんね。」
三日月とネコという作品が直近と伺いましたが・・・」
「はい、そうです。三日月とネコという漫画が映画化されまして。」
「監督が熊本出身ですか?それとも原作者が熊本出身ですか?」
原作者のウオズミアミさんが熊本出身です。」
「熊本県、すごいなー。たくさんの原作者を抱えているじゃないですか!」
「フィルム・コミッションってアニメ作品も支援するんですか?」
「もちろんですよ!これ、お土産です。開けてください。」
「えっ!ありがとうございます。あっ、これは・・・。」
「来週、10月25日に全国公開される“がんばっていきまっしょい”というアニメ作品のコラボ商品です。」
「あ”ー!これこれ。こういうのをしたいです。」
「でしょ!企業や商品を巻き込んで、作品をPRしたいですよね。」
「これ、参考にさせてもらいます!」

ここは、熊本県観光連盟&熊本市役所。

ごめんね、ごめんねー!


フィルム・コミッションと言う名前は同じ(ロケーション・オフィスなどの名も同じ)でも、設立目的、設立母体や運営団体、設立地域などによって異なりがあるのもフィルム・コミッション。
これだけで2時間は喋れる(笑)

特に県や市、観光協会、コンベンションビューローなどの行政系団体と同じ団体という“くくり”だけど異なる、NPO法人や任意団体でフィルム・コミッションをしている地域は、FCへの取り組み姿勢が違うという話。

行政系団体のFCはヒエラルキー型で首長などをトップにした取り組みで、実務者がいたとしても命も責任も全て首長。
だから組織(大人数)で対処することができる。ただ、その代わり、大所帯ゆえに小回りというか俊敏に臨機応変に動くことが苦手な時もある。

一方でNPO法人などの市民型は、そもそも地域あっての組織なので、代表者がいても自ら地域へ赴いて、ネットワークを活かす&繋ぐ取り組みを得意としていて、小さくても自立自走している。だから状況に合わせて臨機応変や小回りがきくけど、少数だから大きなコトはしにくいかも。

行政系にしてもNPO系にしても得意不得意があるわけだから互いに連携できたら、相互補完しあえて最高な体制なんじゃないの?という話題になる。

「それをしているのが、えひめフィルム・コミッション・・・ですか?」
「てへっ、そうです!」
「羨ましいです。他にはありますか?」
「今まで多くが協働型(パートナーシップ)で取り組もうとしたんですよ。」
「そうなんですか!で?」
「最初はうまく行くけど・・・。」
「けど・・・。」
「なかなか難しい。」

2024年10月16日水曜日

依頼。


松山東雲女子大学で「NPO・ボランティア論」の授業を預かり3年。
漠然と(一区切りかな・・・)と思っていたら連絡があり、てっきり“その連絡”と思っていたら「来年も継続の依頼」で、色々と考えた結果、受諾する。

受け持つ「NPO・ボランティア論」にはテストがなく、その代わりに60時間のボランティア活動が課せられていて、ココが特徴。

邪推で(テストがないから・・・)と思って猛省したのは、学生個人と話すと“意外と熱く(ゴメンなさい、表面からは分からないから)”語ってくれて、一人一人と向き合うと、NPO活動やボランティア活動から得られる効果(例:自己実現、達成感、生きがい・やりがいなど)を得たいと言ってた。

来期はどんな授業にしようかな。
現在、創価大学でリーダーシップの実践機会として「こどもスペースラボ」に関わっているけど、あんな実践型の学びは学生たちにとっても良いと思う。
すると、やはり「ココ大付属学園」での取り組みを充実、発展させようか?

「NPO・ボランティア概論」から始まり、ボランティア体験として「フィルム・コミッション」「ココ大付属学園」、そして学生からリクエストがあった「ボランティア活動の企画立案」。
これまで萬翠荘、道後一会をお招きして「女子大学生が考えるPRアイデア」というのもあった過去、これも面白かった。

女子大学はこれからどうなるのか?という話題もあるけど、個人的には企画立案、プロジェクトマネジメント界隈での女性活躍はまだ少ないと思っているので、興味関心のある学生を育てていけたらと独り言。

アドバイスのせめぎ合い。


当人に(どうして私に尋ねるの?)などの理由は聞かないけど、仕事の話、自身の話、将来の話など色々な話(≒相談)をされる(よく道なども尋ねられる)。

話を聞いて欲しい人には2種類いて「自分の話を聞いて“だけ”欲しい人」。
こう言う人はアドバイスを求めていなくて、自分の思いを話してスッキリしたい人。
だからアドバイスする場合は当人の発言や行動を(そのまま)肯定した方がいい。

もう一つは「自分では行き詰まってしまい、アドバイスが欲しい人」。
こう言う人の多くは選択肢(岐路)の前に立っていて、踏み出したい方向へ後押しして欲しい場合と“本当に踏み出す道(将来を見据えてなど)”へ導いて欲しいという願いがある。

これまでは、当人を尊重する意味からも、口に出したキーワードから方向性などを導き出してきたつもりだけど、もっとハッキリと明確なアドバイスをした方がいいのかも?という相談が続いて残す。

でも、アドバイスをしても責任は持てないし・・・だけど、責任なんてそもそも持てないからいいのかも・・・とも思ったり。

何が言いたいのか?と言うと、例えば起業を検討している人からの相談の場合、“する” or “しない”では、“する”という気持ちを押す。

だけど起業は1回限りのイベントではないので、起業していくら稼ぎたいのか?本業なのか?それとも副業なのか?は当人次第だけど、整理できていない場合もあるから、踏み込んで人生プランにも組み込んでもらおうとか・・・。

アドバイスって真剣に考えると難しい!

2024年10月15日火曜日

プロモーションは佳境に!


ジャパン・フィルムコミッションの事務所は、東銀座の東劇ビルにあり、このビルは松竹が所有。
エレベーターに乗り、ドアが閉まると閉まったドアへコマーシャル(広告)が投影される面白い仕組みがあり、先日、乗ってドアが閉まったら10/25公開の「がんばっていきまっしょい」のPR動画が流れて(おぉ!)となった。

テレビ東京の番組でも「がんばっていきまっしょい」のコマーシャルが流れて(気合い入ってるな)と分かる。

そして、毎年恒例のFCヒアリング用に愛媛土産を買いに百貨店を訪れたら、ナント!一六タルトから「がんばっていきまっしょい」が全面に施された特製ボックスタルト(4個入り)があった!限定発売!

普段はポエムだけど、今回はこれ一択で大人買い。
そして、レジで包装をお願いしたら「お客様、特典でクリアファイルを個数分、プレゼントいたします。」と、これまたシーンを散りばめられたクリアファイルをゲット!非売品のはず。

「がんばっていきまっしょい」のプロモーション、ものすごい力の入れようでメモメモ。
私自身はプロモーションには関わっていない。

そこへ、隔月レギュラーのNHK松山放送局のひめゴジ!への出演が重なる。
10/22(火)17:05からは「がんばっていきまっしょい」について紹介。
でも、ディレクターとは「公開直前だし、ネタバレはよくないのでギリギリを攻めようね」となる。

せっかくなので、2005年放送のドラマ版(関西テレビ制作)にも触れさせてもらう予定。

これも仕事のうち。


自分でも(何をしてるんだろう?)と思いながら、レゴ(デュプロ)をパッキング。
12月15日、16日に八王子市のコニカミノルタサイエンスドームで創価大学生が行うイベントに協力している立場として(頭で考えるだけでは危うい)と思い、レゴを持参する。

着替えも入れず、レゴ(600個のデュプロだから、通常レゴだと2400個相当)とPCだけ。
で、案の定、メチャメチャ重い!

(空港の手荷物検査の人も驚くだろうな・・・)と変なコトを思い、飛行機に乗り、妻の研究室へ運び込む。

そこへ、レゴを触ってみたい!という学生がやってきて、1時間ほど一緒にレゴで遊ぶ。
聞けばレゴを触るのは幼少期以来とのことで、本人も組み立てながら「なんか変なモノができました・・・。」と、無心に楽しむ。

「それそれ!そういうの大切だよ。主に小学生が来場するから、一緒に作りながらコミュニケーションを取ったらいいね。」とアドバイス。
そして「子ども達の創作には、全肯定でお願いします!」とも念を押す。

そもそも、このイベントは、イベント自体が目的ではなく「イベント経験を通してリーダーシップ&プロジェクトマネジメントの基礎を養う」のが目的で、こういう積極的な学生の姿勢が大切。

「皆んなにも、絶対にレゴに触った方がいい!と伝えます。」と学生。
ホント、頭だけで考えると都合の悪いことは脳内変換で“なかったこと”になるけど、実際に経験すると、不都合が起きた場合、解決しないと次に進めない。ココが違う。

あと2ヶ月後は本番、実践日。
学生達は、子ども達を満足させて、かつ、自分たちが掲げた目的&目標を達成できるのか!


2024年10月14日月曜日

自分に甘い。


国連大学前で定期的に行われている青山古市へ。
ここは産直市とアンティーク販売が一緒だから見るだけでも楽しい。
今年1月にも訪れてました。

産直市ではリンゴ、ブドウ、早生ミカンなどのフルーツが売られていて、出店者との会話が楽しい。同じフルーツでも出店者ごとに値段が違うので吟味したり。
季節によって販売物が違うのもいい!

他にも加工食品(ドレッシング、ピクルス、ジャム、ジュース、酢ドリンク、味噌、醤油など)やパンや焼き菓子なども売られていて、その中で普通のパン屋では売ってない“酸味のあるハード系パン”を見つけて、試食させてもらいホールパン(丸ごと一個)購入(1800円!)。

普段では絶対に買わないのに、こういう所だと、(なかなか食べられないし・・・)と、つい勢いで買ってしまうワナにはまる。
で、フライパンにオリーブオイルを敷いて焼いた後は、クリームチーズを乗せて至福のひと時。

奥のアンティーク売り場では、なぜかスターウォーズ特集がされていて、1977年の公開当時の宣伝用素材からのコピー写真が額装で売られていて、ココでもうっかり買いそうになるけど自制した。

そんな所へ、長女が「自然薯入りドーナッツ」を見つけてしまう。
かれこれ1時間ほど滞在してるし、疲れたし、(罪悪感の少ない)甘いものを食べて糖分補給する?と、自分に理由をつけて購入。

で、甘いものを食べたら、今度は美味しいコーヒーが飲みたくなるのは必然。
やれやれ、自分にどれほど甘いのか?となる。


親孝行。

きな粉がかかった栗味のティラミス

アメリカの父、そして兄弟夫婦との会食も終盤。
「じゃあ、デザートをお願いします。」とコース料理の最後をお願いすると、しばらくして「お待たせしました。」と、店員さんが声をかけてくれて、テーブルに出してくれたのが、このデザートプレート。

???となり、何かの間違いかと思ったら、私の誕生日の前祝いだった!
思いがけないサプライズを用意してくれたのは妻と娘で大感謝。良い時間を過ごすことができました。

思い返せば、34年前。希望大学を不合格になった高校を卒業したばかりの若者を受け入れてくれたのは、バージニア州でタイムワーナー社に勤めていたおじ様と画廊を経営していたおば様(共に日本人)の家庭で、一人息子とは一つ違い。

全ての始まりは、この一家との暮らしから。
兄弟はテニスはできて、バイオリンを弾いて、名門大学に入学。その後は結婚して家庭を持ち、医者になって、現在は医者に教える医者。そして性格はメチャ優しい。

目の前でスゴいキャリアパスを見ていて、私はと言うと、NYへ渡っても大学を中退、25歳から働き始めて数奇なご縁で今に至る。

アメリカの父へ「覚えていますか?2001年にお会いした時に、フィルム・コミッションがしたいと伝えましたが、叶えることができました。」と伝えると、覚えていてくださり、「誇りに思う」と喜んでくれる。

アメリカの母は既に亡くなってしまった。ほんと、親孝行ができる回数って多くない。
できる時にしておかないと!アメリカに帰る前に、また会わないと!

2024年10月13日日曜日

解体前に。


釜山から帰ってきたら、松山では地方祭が終わり、キンモクセイの香りが漂ってた。
そして、早速、JR移動があったので松山駅へ向かうと、これまでの駅舎を通り抜けた奥に、洗練された綺麗な新駅舎が稼働してた!

旧駅舎は・・・と言うと誰もおらず(当然)。
そこでフィルム・コミッションの血と言うか感覚が無意識に写真を撮らせてた。

と言うのも、こういう建造物での撮影、それも、今後使うことがない建造物があると、自由に撮影させてくれる場合が多く、(あぁ、この旧駅舎を開放して撮影できたらいいのにな・・・)と、関係者の皆さんに関係なく、勝手に思う。

聞けば年内に取り壊しが始まるとのことで、ますますロケ地として魅力的。
刑事物の逃走シーンや人間ドラマでの悲恋シーン、アクション映画の対峙シーン、コマーシャルなどの撮影をしてから解体とか・・・妄想。

こういうパターンは高速道路でもあり、新規開通前(一般通行前)に、コマーシャルなどの走行シーンなどを撮影させてもらったり。
いわゆる「レア撮影(普段では難しい撮影)」なので、期間限定でウリにできたりする。

そして帰り。伊予市駅で松山行きを待っていると、やってきたのは「にゃんよ(愛媛県南予のPRキャラクター)」のラッピング電車。
久しぶりに見たよ!にゃんよ!

この列車が洗練された新しいJR松山駅に行くと思うと、“エモい(言葉に表現しにくい良質な懐かしさ)”と思ったけど、使い方は正しいか?


考えてしまう。


仮に17過ぎに仕事を終えたとする。予め用意していた渡航荷物を持って松山空港へタクシーで行く。タクシー代は1,500円。

松山空港から金海国際空港(釜山)へのAIR BUSANは18:30発。
搭乗手続きは30分前に終わるのでギリセーフ!
搭乗券を受け取る際に座席を決めるけど、通路側しか空いてなかった。だけど約1時間のフライトだから問題ナシ。
19:30過ぎに着陸。アンニョンハセヨ!釜山。

松山空港から金海国際空港(釜山)の往復航空賃は26,000円。
空港から海雲台まで片道約3,000円(往復約6,000円)。

仮に海雲台で10/15から2泊3日するなら12,000円(6,000円/日×2日)。
この時点で45,500円(=1,500円+26,000円+6,000円+12,000円)。
3日間の食費やお土産を7,000円以内/日とすると計約20,000円。
合計額は65,500円となる。タクシーをバスや電車、食費などを抑えれば65,000円も可能。

買い物をしても免税を申請して還付金をいただき、帰りの金海国際空港発は16:30発。
松山空港着は17:30過ぎ。入国審査も課税申告もサクッと終われば17:50には空港を出れる。
リムジンバスでJR松山駅までは800円。65,000円の中に吸収可能。

話を変えて、東京へJAL利用で2泊3日の行程を組もうとすると往復航空賃だけで60,000円。
これに3日分の交通費+2日分の宿泊費を13,000円/日で計算すると26,000円。これで合計86,000円。食費などを加算すると計10万円という感じか。

飛行時間も東京へは片道約80分。釜山へは約60分。
約35,000円も差があるなら、余暇は釜山と考え直してしまうのは私だけではないはず。

2024年10月12日土曜日

金海(釜山)国際空港備忘録。


歯ブラシ&歯磨き粉がホテルになかったので、近くのドラッグストアで購入した際、“ついで買い”した韓国製のお菓子や韓国海苔など。そして精算時に免税申請の資料をもらう。

(この先もお土産を買える機会はある)と思ったので、“品定め”にスーパーへ寄っても買わず。

と、言うか思いの他、資料などが多くなり重くなり、リュックがパンパンになってしまい、荷物量に制限のあるLCCなので、(空港でお土産は調達しよう)となる。

金海国際空港に到着。(少額購入でも免税申請はできるのかな?)と尋ねると「あの機械で申請して!」と指さしで教えられ(機械で申請するんだ!)となる。
ATMのような機械にパスポートと免税用のバーコードが書かれたレシートを読み取り終了。

(これでおしまい?)と心細くなったのは、資料には「書類へ記入、税関に購入品の提示」などが書いてあったから。
税関はどこ?誰に見せるの?など、一抹の不安を抱えながら出国手続き&搭乗手続きが終わってしまい、搭乗口エリアに出てしまった。

(あれ!結局、免税申請はどうなったの?)と思ったら、「Tax Refund」という看板を見つけて尋ねると、パスポートが求められ直ぐに「還付金はウォン or ドル?」と尋ねられて「ウォン」と、質問のままに答えると2500ウォン≒300円が現金で返金された。

(えっ!これが減免申請?)と、資料に書かれた手続きと全く違い、簡単だった件。
で、肝心のお土産は空港内の免税店で探すも、物欲をそそる品がなかった(涙)。
と、言うのも、酒とタバコ以外は既に日本で見たことがある品が多く「釜山の土産です。」と言うインパクトがなかった・・・。

空港ってもっと魅力的になると思うけど。



雑感


振り返ると、やっぱり気づきが多くあって備忘録。

AIの進化&活用で映画製作現場&環境は激変する。
特に短編作品は、これまで映画と直接関係なかった人にも創作の機会を与える。近い将来、上手な文章(プロンプト)さえ書ければ、ストーリーボードがAIで書き起こされて、静止画やアニメ、動画などで作品化されるはず。

じゃあ、FCはどうしたらいいか?となるとAIが決して真似できない地域資源を徹底的に磨き上げる(=魅力化)のがいいと思う。

他国から(総合的に)見ると日本は羨ましく見える。
国内では政治不信や非正規雇用、過疎化などどうしようもない鬱憤があるけど、海外から見ると、日本はとても魅力的で訪れたいに値する素晴らしい国と言うこと。

否定するのも変な話なので、彼らの話を伺うと、もっと良い面(FC的に言えばロケ地も含めて)もっと卑下することなく、これが魅力だ!と、積極的に発信していいと思う。

インセンティブ(撮影優遇制度)もアリ、ファンド(基金)もアリ。
海外からの撮影相談にインセンティブ抜きでは話にならなくなっているけど、本当にインセンティブで解決するのだろうか?と知れば知るほど色々と考える。

ファンドという考え方もあり、制度を持続&循環させて、地域経済を活性できるか?なので、手段は決して一つではないという考えに至る。

来年はどうなっているのだろう?
来年も釜山に行けたら今年との比較ができるな。
せっかく釜山FCの皆さんともご縁いただいたし、釜山って四国では唯一、松山から直行便が出てると言うではないか!

2024年10月11日金曜日

積み残し。

赤い円の所に世界一高い所にあるスタバがある。

「世界で一番、高い所にあるスターバックスって知ってますか?」
「どこにあるの?」
「海雲台にあるんですよ!」
「へっー!近くにあるのかな?」
「あの建物の最上階らしいです。100階まであるらしいですよ。」
「えっ!?あの建物?60階程度と思ったよ。行ってみたいね!」

と、指差しで教えられ、行こうと思ったものの・・・。
(1)天気の良い日でないと眺望が良くないので曇天、雨天はもったいない。
(2)
展望台(エックスザスカイ)なので、入場料が別途3000円ほどかかる。
と分かり、絶対行きたい!とはならず行かず。
ちなみに100階は展望台、スタバ海雲台エックス・ザ・スカイ店は98階&99階とのこと。
100階は標高411.6mだから400mほどの高さにあるスタバ。

そして、結局、釜山国際映画祭のメイン会場である「映画の殿堂(釜山シネマセンター)」の前を通ったものの中に入れず=映画を1本も見れず。

マーケット会場のBEXCOとは徒歩約10分超の距離で往復25分。セミナー時間や上映時間などと時間が合わなかった。仕方がない。

韓国チキン(BBQ味、スパイシー味)も結局、食べ損なった。
映画「エキストリームジョブ」でも登場した“あのチキン”を食べたい!と思っていたけど、毎夜何かしらあったし、最後の夜は孤独のグルメで冷麺と決めていたし、これも次回へ積み残し。

でも海雲台海岸を散歩できたのは良かった。
「春シーズンも良いですが、中国大陸からの黄砂がヒドくて霞むので、秋がベストシーズンと思います。」と現地ガイドの方。
海雲台、良い所!またね!


孤独のグルメ、海雲台編。


釜山最後の夜は、仲間と別行動の一人で食べたかった美味しい冷麺店を探す。
いわゆる「孤独のグルメ」海雲台編。

余談だけど、朝の6時30分過ぎ、海雲台海岸を散歩していたら向こうから白Tと黒短パンでランニングしてくる背の高い人が目立ち、どんどん近づいてきて「あっ!ゴローさん(松重豊さん)だ!」と分かり、声をかけようと思ったけど、iPodしてたしジョギングを止めては失礼と見送ってしまった。

補足すると「孤独のグルメ」は、2017年の大晦日に放送された瀬戸内出張編を撮影支援し、松山の「丸万」が登場している。

話を戻して、ぐるナビなどを見ながら探した店は「釜山市郷土レストラン指定業者」と掲げていた「春夏秋冬ミルミ」。
この店、潔いメニュー構成で冷麺2種類(辛い or 辛くない)と餃子しかない。

値段を見ると冷麺は11,000ウォン、餃子は6,000ウォンと安い!
せっかくなので「辛い冷麺と餃子」を頼み、待つこと10分。出てきたのが写真の味。
ハサミで麺を切って混ぜて汁が飛ばないようにいただく。器の中は真っ赤っか。

最後の夜に相応しい辛さ&美味しさ。
一緒についてきた大根の漬物が箸休め、また美味しい!
ちなみに、水とレンゲ(スプーン)はセルフサービス。
合計17,000ウォン≒2000円ほどで孤独のグルメ海雲台編終了。

それにしても4日間で食べた(白菜)キムチの量は、過去3年間で食べた総量よりも多かったのでは?と言うほど朝昼夜で食べまくった。だから元気だったのかもしれない。

お疲れさまでした自分。

2024年10月10日木曜日

地方で考える。


「1ミリオンじゃないからね、1ビリオンだからね。」「50%と言う数字は掴みとしてインパクトあるね。」は関係者。

その通りで日本政府は、日本で撮影する海外作品に対して最大50%の製作費支援、上限10億円を用意している。

これまで、ロケ地もFCのスキルもいいんだけど・・・と、撮影誘致策に“もう一つ”インパクトが欠けていて、逃していた作品も多かった日本が用意したインセンティブ(優遇措置)制度。

昨年度から経済産業省が主幹となり、積極的にPRと活用をしてきて浸透してきた感じ。
写真はスクリーン誌の見開き記事(東京バイスの活用事例も)。

でも、これだけのインセンティブが適用される作品は、予算規模が大きく、インパクトが望める作品に限られる。
愛媛での撮影を希望する作品には規模が違い過ぎて適用されない。これは仕方がない。

じゃあ、地方のFCはインセンティブを持てないか?と言うと、そうでもなく、インセンティブを用意している自治体は多く、手段は助成金や補助金が多い。

えひめFCはインセンティブを持っていないけど、これだけインセンティブが撮影誘致のデフォルト(標準)になってしまうと、ロケ地OK!撮影支援もOK!でも天秤にかけられてしまう現実にどう立ち向かったらいいのか。

そこへ「基金の創設は?」となり、映画振興基金が作れたら製作費、人材育成にも活用して、年間予算が少額だとしても、宿泊費や渡航費などに使われると愛媛の経済に循環できる・・・と妄想。

1ビリオン(10億円)で基金が作れたら一生、携わりたい!



天国と地獄。


映画業界で「ピッチング」と言えば、「短い時間(5分程度)で自身の企画を提案して、リソース提供をお願いするマッチング機会」。

聞き手は人脈や資金などの資源(リソース)を持つプロデューサーなど。

ピッチングがうまく行けば、その内容に興味関心を持つ人が集まるし、うまく行かなければ誰からも声をかけられず、登壇者にとってはまさに天国と地獄。運命の瞬間!


今回は9組が発表したのだけど、新しい作品のプロット(あらすじ)は面白かった。
「時代だな〜」とつくづく思ったのは、未だ世に出ていない作品なので、作品をどう伝えるか?イメージ写真やイラストを多用して聞き手に理解してもらわなければならないのだけど、数組はAIによる生成画像でイメージを作っていて感心。

確かに!で、例えばホラー映画などはイメージを伝えにくく、フリー素材もない。
でも、プロンプトを上手に入力すれば、イメージ通りの画像が出る世の中になった!だからより迫力、訴求力が高まった感じ。

また、物語が複雑な場合も同じで、聞き手の理解が追いつかなかった過去が、AIによる生成画像で理解の一助になる。
個人的には、絵コンテもAIで生成すればトーン、カメラアングル、照明、背景などまで整えることができ、制作環境は劇的に変わると思ったり。若手は既に始めているよう。

釜山(韓国)でのピッチングだったので、韓国舞台(日本も絡む作品多かった)なので、韓国に精通するプロデューサー、そして資金調達(製作費)。
4,000万円/本から8,000万円/本ほどの予算で作りたいとプレゼンター達。

資金は調達できないけど、ロケ地の紹介や滞在費の補助だったらフィルム・コミッションでもできそうな気がしたのは本当のこと。

2024年10月9日水曜日

反芻(はんすう)しながら。


前日に(とても美味しかったのだけど)食べ過ぎたので体が重い。でも今日も美味しく食べたい!どうしたらいいか?BEXCO(会場)までは約3km、消化に歩いて行こう!となる。

街歩きは好きなので、てくてく歩きながら、「アンニョイハセヨー」と、すれ違う人に挨拶。そして昨日までを振り返る。

「日本では670本以上の映画が劇場公開されているって羨ましいです。」
「えっ!羨ましいですか?多すぎません?」
「でも、独立系映画も公開されてるってコトでしょ?」
「ええ、まぁ、そうですね。」
「韓国では独立系映画が制作されることは少ないです。」
「どうしてですか?」
「お金(製作費)がありません。大きな作品以外は国の支援なくして映画が作りにくくなりました。」
「本当ですか?」
「20年以上見てきましたが、そんな感じがします。」
「また、日本では色々な映画が公開されますよね?」
「はい、特に独立系映画は多様ですね。」
「それも羨ましいです。韓国ではヒットすると、その路線の人気にあやかれと、全ての作品が一方向に向いてしまいます。だから多様性がないのです。」

そんなコトはないと思うけど、近くで携わっているとそう思うんだろうな。
多様と言われてもいいコトばかりではない・・・は近くで見ていて思うもの。

道端に運動器具を見つけた!
どれどれ・・・と、体を伸ばして徒歩移動の再開。

そう言えば、日本では70歳、80歳、90歳でも映画監督がいるのにも驚いていたな。
韓国では、ほぼいないそう。

歩きながら反芻してると、BEXOが見えてきた!今日も新しい一日が始まる。