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2022年11月24日木曜日

参加者に合わせる。


これまでに「あんな時そんな時こんな時」などで訪れた鬼北町。今回は「鬼北町にぎわい塾」からお声がかかり、全3回のワークショップの塾長。その第一回目は二回目、三回目、その後にも影響する大切な役目。
会場は元造り酒屋を改装した「Warms」というコワーキングスペース+宿泊施設(新しい施設なので超キレイ!)。募集定員は12名、アッ!という間に満席となり、期待値の高さを知る。そして見学者やCATVなどの報道も入れると20人の大所帯でのスタート。

参加者は10代〜60代の老若男女、全員ほぼ初対面。「にぎわい塾への期待は?」と尋ねると「脳みそをリフレッシュしたい」「他の人がどんなコトを考えているか知りたい」「チラシを見て興味が湧いた」「いつか起業したいから」「面白そうな内容だったから」「知り合いを増やしたい」「近永(地域の名前)を魅力的したいから」など、(当然ながら)一人一人の思いは違う!

はて?どうすれば全員の期待に答えられるか?予め決めていたゴールは変えずに手段(内容)を変える。参加者同士が話す時間を増やしたり、付箋紙に意見を書いたり、問いを投げたり、意見を集約したり・・・。
ワークショップ初参加の方も複数いたので最初の印象って大事!「参加してる感」が感じられるようにしたつもり。手応えは終了後に初参加の方々が積極的に話かけてくれたのが評価。

2022年11月22日火曜日

イレギュラーなキャリア。


「子供たちには面白くて刺激になるんじゃないの?イレギュラーなキャリアの持ち主として」と妻に言われたのは、小学校6年生へキャリア教育の一環で講和してほしいという依頼。
子供たちには刺激的かもしれないけど、保護者からは「余計なコトは言わないで欲しい!」と思われたらどうしよう・・・。なぜなら「何にでもなれる、できる」と言いそうだから(実際にココ大付属学園では言ってるかOKか!)

(1)FCの仕事→愛媛県で撮影希望の映画やドラマ、CMなどを誘致して支援しています。(2)仕事時間→撮影が入ると24時間対応で土日祝も関係ありません。
(3)仕事の魅力→愛媛県の素敵な場所が映画館などで映し出される点です。
(4)仕事で大切・大事にしていること→愛媛県の魅力を壊さないこと。撮影効果を地域に還元すること。
(5)必要な資格→何も必要ありません。誰でもできます。
(6)FCの仕事に就いた理由→映画監督を夢見て渡米しましたが才能が無いと分かり挫折。違う仕事に就職しましたが、ある日、フィルム・コミッションという職があると知り愛媛県に提案して「えひめフィルム・コミッション」の設立に参画しました。
(7)子供の頃の夢→映画の影響などで考古学者になりたかったり、スターウォーズなどの影響で映画監督になりたかったり・・・監督にはなれませんでしたが、FCを天職と思ってます。で、どうだ!

2022年11月21日月曜日

公務員へのエール!


愛媛県研修所から先日の研修評価が届く。研修生は愛媛県や市町の最前線で頑張る職員たち。地域の未来は彼ら抜きには語れず、山あり谷ありの連続と思うけど踏ん張って欲しいからエール!写真はアドバイザー参加してくだったサイボウズの久保さんからのワンポイント講座の様子。感想を一部紹介。

  1. 一つのニーズに対し、複数のウォンツを考える癖をつけるようにしたい。
  2. できない理由だけを考えるのではなく、できない理由に対して自分は何ができるか、どうすればできるかを考えて実行していきたい。 
  3.  協働事業のあるべき姿(対等な立場で想像力を使いながら、新しい改善策を創造する) を学ぶことができた。
  4. 関係者がワクワクして参加してもらえるプロジェクトのあり方を考える機会になった。 
  5. 自分の組織以外の抱える課題や現状を共有できて良かった。最後のプレゼンでは、同じテーマでも設定する課題や、その課題解決に向けた協働者が異なっており、様々な考え方を知ることができた。
  6. 課題とは何か?といったことに関して、どのように課題を明らかにするか、また課題解決のために、手法・手段が目的化しないよう気を付けるといった話が特に印象的だった。
  7. 課題に対してネガティブにならず、徹底的に調べたり、協力し合ったりして解決したいと思った。
  8. 公務員という職場環境しか今まで知らなかったので、今回、企業に勤めている方の働き方や、職場環境について話を聞けて良かった。
  9. 「調べる」=「数える」・「比べる」・「訪ねる」が参考になった。今後も意識したい。
  10. 協働者を意識しながら、自分の業務について、他者を巻き込み進めていきたい。
  11. 初日はひたすら考えるだけ(調べるだけ)というプロセスは初めてだった。
  12. 発表のための調査より、様々な考えが出てきたことから、このプロセスを学べたことが非常に良かった。

2022年11月20日日曜日

決め台詞は。


】私たちって家事の分担を決めたことある?
【妻】ないね。どうして?
【私】今度、カジダンフェスティバルと言うのに出演するのだけど、今ひとつ“カジダン”と言われるコトにピン!とこないんだよね。
【妻】それは家事を特別に意識せず、“できる人がする”で自然にできてたからじゃない?
【私】そうだね。ゴミ捨て、洗濯、掃除、育児、食事づくりとか両方がしてたよね・・・など、妻に尋ねる。


愛媛県では「カジダン」を「家事を楽しみつつ積極的に取り組む男性」と定義。そんなカジダン男子の家事参画を推進するための取組みを色々していて11月27日(日)は「カジダンフェスティバル」がエミフルMASAKIで開催。

【妻】フレキシブルに対応できたってのが大きいと思う。お互いに比較的自由に時間を調整できてたからね。これが定時で固定化してたら偏ってたかも【私】その通りかも。組織に属していたけど柔軟だったね。


【私】“家事”は独立して考えたことも目的でもないからピンときてなかったかも・・・。【妻】そんなコト考える暇はなかったね。【私】忙しい時もあったけど、“お互い様”だったよね。【妻】完璧とか目指さなかったよね。【私】確かに。ヤバいな、こんな内容で登壇してもいいのかな?【妻】いいんじゃない(笑)。フム、決め台詞は「夫婦は最も身近な他人だからこそ思いやり」が必要と言おう!

2022年11月13日日曜日

撮影を参考に。


「〇〇〇がしたい!」という自分発の思いは大切。それはイメージできている証だから。だけど、そのイメージは叶ったゴールなので、そのゴールに辿り着くまでの過程は「吹っ飛んでいる」ことが多い。聞き手もゴールイメージは共有できても過程をイメージできないから「がんばってね!」とか「応援するよ!」程度しか言えない。いわゆる“アウトプット”しか伝えない人。

「何をしたいかも大切だけど、なぜしたいかはもっと大切」と、今度の「鬼北町にぎわい塾」で伝えようと思うし、更に「誰とするのか?」で取り組みの質もスピードも変わってくる。
関わる人が増えれば増える分だけ手間や時間も多くなる。でもそれは始めの頃だけで「自分達ごと化」できたら、各人が動くと思うんだけどな。撮影を支援して20年余り、複雑な形態から作品として成立する様を見てきた。

地域づくりの現場は常に人手不足。「仲間が欲しい」「協力者が欲しい」とゴールの実現に必ず出る意見だけど、アウトプット、アウトカムの共有以外に過程(手順や手法など)も共有しないと協力者は自身が協力する意義を見出しにくいし当人も腑に落ちないと思う。
撮影隊は各部で独立したプロフェッショナルだけど、必要な時は互いにフォローし合う。それは「いい作品に仕上げる」というゴールに対して制作の過程も理解してるから。
協力してほしかったら、先ずは誰かに協力してみる。大事!

2022年11月4日金曜日

隣の芝は。


研修は終わったのに、抜けない悶々感はなにか?想像するに「かなりヤバい」という漠然とした得体の知れない社会の課題に敏感なNPOの感度センサーが反応したのか?
そこにオーストラリアで学会に参加中の妻からも「学生を取り巻く環境」について懸念があって(社会人だけでなく、これから社会人になる学生もヤバいのか?)とハッ!とする。そして我が子世代か!と気づく。せめて半径3mは死守したいと思うのは当然。

「自分たちは何も悪いコトしてないのにな・・・」と就職活動をしている学生が、ふと漏らした言葉は景気などの悪化で、その皺寄せを自分達が被っていると思っての発言。「そもそも、いい時って知らないよね、フフッ」とも。その反面、逃げ切ろうとする輩は笑えない映画のようで滑稽なんだけど、狡さを感じてしまう。働いても辞めたい(気持ちになる)、就職希望のない社会ってどう考えてもおかしい。

そんな悩みや葛藤、不安などを抱える人には「自由」に見えるようだけど責任も全て自分。フリーランスって保証も補償もないからねと説く。
「同じ働き方はできないけど、自分から現状を近づける(改善)ことはできる!」と検討してくれたことは、きっと皆さんが上司になった時に発揮されると期待する。
「その時は、一緒に仕事しようね!」と営業活動もしっかり行って終了。

2022年11月3日木曜日

信じるか信じないかは・・・。


【協働】がテーマの2日間計14時間の研修が終了。「協働とは“今までなかった価値を生み出せる”が印象的だった。」「協働の際に互いに強みをどう出せるかが大切と知った。」「協働がこれまで以上に重要と感じた。」「協働は大それたコトと思っていたが、そうではなかった。」「協働時は手段が目的化しないよう気をつける。」「協働者とはパートナーであり一方通行ではないとわかった。」

「互いに頼りながら創り上げる成果を知った。」「協働はワクワクさせて“その気”にさせることができると知った。」「協働の難しさの反面、楽しさ可能性を強く感じた。」「協働者、共感者、協力者を増やすことが課題解決に有効と知った。」「協働の真の姿は費用の有無ではなくワクワクを創造すること!」「協働によるアウトカム、インパクトの大きさを知った。」「協働には想像力と創造力が不可欠と知った。」

「協働を意識したはずなのに相手のメリットを考えずに検討してしまった。」「不得意が得意、得意は不得意という相互関係があると知った。」など、振り返りの生声。
協働はあくまでも目的遂行の手段だけど、もはや自分達の組織や繋がりではお手上げ状態なことも多く、地域の課題解決には協働以外に策はないと思っていて、これまで以上に【協働】が求められると全員で痛感。

微変。


「命より大切な仕事はない!」とも「“いつか”なんて来ない!」とも伝える。研修に相応しい発言だったかは分からないけど、本音を打ち明けてくれた職員へ、つい言ってしまった。だから「過労で倒れた話」を例に、「倒れて、頑張ったね!と誰も言ってくれないよ」と力説する。あの時、医者から「このままだと死にますよ。」とサラッと言われて、(そうか・・・)と凹み、だから私は頑張らない。

全ての事業所に言えるのは、総人口が減り、生産年齢人口も減る中で、貴重な人財を失ってはならない。ましてや追い込んで辞めさせてはいけない。その事業所へ入ったのは、その人なりに検討して希望や可能性を持って選択した“はず”だから、最初は帰属意識もあったはず。
生気を奪いゾンビ社員にしてもいけない。そんな事業所に誰が就職したいと思うのか!選ばれなくなるのは因果関係の果て。

「いつの間にか改善されている」も浅はかな夢。これまで変わらなかったのに、いつの間にか変わるなんて確度が低い。いつか変わるかもと期待して失望するなら、少しでも変えられる可能性がある自分から変えてみる。現状や慣習を変えるのは(これまで、フツーだったのに変える必要があるの?)と思われるけど、“それ”が今という結果になっているのだから、小さな一つから【微変】させようと。

2022年11月2日水曜日

1mm動いた!?


毎年恒例の「協働型研修」が始まる!県庁職員を中心に市町職員も入り今年も約30名が参加。「協働とは何か?」「課題とは何か?」「因果関係は何か?」などを改めて学び直す2日間、事業の最前線に立つ職員に、こちらも熱が入る。
「もしも課題が放置され続けたら、地域はどうなる?」「現状のままが20年先も同じだったらどうなる?」など、リアルに考えると言葉を失ってしまう職員がいたり、初日から飛ばす。

意見が飛び交う中で「世代による価値観の異なりを職場でどう扱ったらいいか?」という話題が気になる。ざっくり言うと管理職が多い50代-60代と中堅の30代-40代、若手の20代では価値観が異なるのは今に始まったことではない。
だけど、誤解を恐れずに言うと、職場の雰囲気は管理職の資質によって左右されることも多く、ヒラ職員は相入れなくても従うしかなかったのがこれまで。しかし、それが1mm動いたかも!?と思わせる。

今は疑問に思いつつも指示に従うしかない20代は30代に、慣習と改善の間で揺れた30代は40代に、職場の前線にいた40代は50代の管理職になる。すると職場は新旧の雰囲気交代が起こるのではないか?と期待していた。
そう期待させる一つに「このままでは、公務員が職業として選ばれなくなるかも・・・」という不安があり、魅力的にしよう!と課題に立ち向かう公務員にエールを送りたくなり涙。

2022年10月29日土曜日

一つ言い忘れる。


何を説明しているかと言うと「ニーズとウォンツ」を捉えるには「現状把握をしっかりしよう!」と、その現状把握の方法としてPEST素材の集め方(数字、数値で客観的に捉えること等)を実例を通して紹介している写真。
初めてみる人も多く、情報量の多さにパンク気味だったけど、正確な現状の把握があってこそ、妄想もわき、アイデアやプロジェクトは加速します。

今回の「キカクの“カ”は加速のカ」は少人数だったので、ふと感じたコト、些細なコトなど参加者との距離が近く、とても温かく濃く過ごせたのが収穫。用意した資料ではなく、違う資料もサッ!と出せるのも少人数講座だからできたこと。
公益活動に取り組んでいる人は「先に気づいて動いた人」。そんな人を単に「物好きな人」「世話好きな人」で片付けてはいけない。

「公益活動に取り組む事業体はNPO以外にも広がり、境界が曖昧になってるのでは?」という質問。その通り!一般的に企業の目的は利潤の最大化(成長)だけど、大量生産大量消費の時代が終わり、新しい成長テーマとして環境保全、持続・循環型社会などに取り組む必要も出て、社会の価値観の変化も重なり、社会課題の解決という公益事業へ乗り出した企業も多い。
ただ、「本業を生かして課題改善を行うタイプ」と「CSR的に本業とは別事業を立てるタイプ」があるのを言い忘れてた!

2022年9月15日木曜日

時代は変化し続ける。


200名以上の愛媛県新規採用職員への研修が終了。県外から就職した方も多く職種に関係なく「愛媛の魅力を知りました」とか「そんな視点があったのかと驚きました」などの感想をいただいた中で「坂の上の雲が大好きで愛媛県に来ました。という職員」がいたり「市町の役場に就職したものの、県庁へ転職した職員は知人」だったり、「学生時代にワークショップに参加してくれた職員」がいたり、“縁”というのは存在する。

異端に見えるからか質問も多くいただき「どうして愛媛に来たんですか?→東京なので故郷にイメージがなく妻の故郷に興味を持ったから」「企画力をつける必要なことは?→妄想力を養うことです」「失敗はありますか?→たくさんあります」「フィルム・コミッションに興味があります→異動が叶った時はよろしく!」など、色々と出会う中の一人として留めておいていただけたら幸い。

我が子世代の職員の実態を知りたいと今年度も協力いただいたSNS利用アンケート。「日常で最も利用頻度(閲覧、発信)が高いSNSは何ですか?」3つまで回答可能と伝えた結果、YouTube(ニュースやYouTuberなど好きなコンテンツの閲覧)とLINE(友人などとの連絡手段)が同率トップ。Instagramは買い物や店情報などの入手や発信などとのこと。「Google?ほとんど使わないです」とのこと。

2022年8月30日火曜日

130人が答えました。


愛媛県新規採用職員研修も折り返し!初回では76.2%が河内晩柑という名称は知っているも、69%が愛南ゴールドや美生柑などが河内晩柑と知らず、73.8%が今シーズン、河内晩柑を食べてない・飲んでなかった。と書いたけど中間調査では、名称を知っていた職員は
76.2%→74.1%に微減。愛南ゴールドや美生柑などが河内晩柑と同じと知らなかった比率は69%→79.3%と激増。今シーズンに河内晩柑を食べてない飲んでない人は73.8%→77%に増!

うーむ、期待値より低い値が出てしまった。新規採用職員は平均20代なのでSNSネイティブ、だからFacebookだ!Instagramだ!TikTokだ!と飛びつきそうだけど、実態は「Youtube(86.7%)→LINE(83%)→Instagram(68.1%)」の順でFacebookは、わずか3%、TikTokは10.4%。参考までにTwitterは48.1%。表現を変えた質問ではFacebookは67.4%が全く使わず、TikTokも55.6%が全く使わず。


Facebookは自身よりも上世代のSNS、TikTokは下世代と思っているのかな?かろうじてInstagramだけど、発信よりも閲覧が多かった。
食べれば、飲めば美味しい!となる河内晩柑だけど、本当に「食べるまで、飲むまで」のアプローチが難しく、リーチしようとSNSを活用しようも選択肢を間違えると届かないと明白になる。この調査昨年もしたので、今年度で精度はもっと高まるはず。


2022年8月20日土曜日

役目について。


「名前を見てビックリしました!」「研修でお世話になりました!」「六媛はどんな感じですか?」と、今も関わっている人、これまでに関わった人が大勢いた県内職員の合同研修。(今回は一体、何者?)と思われた件。それもそのはずで今回は「エールラボプロデューサー」と名札が用意されていたから。自分ではプロデューサーとは「新しい価値を創出する人≒ゼロイチの人」と位置付けているけど・・・。

今では“その役目”を与えてくださる人の描くイメージで良いと思っていて、お願いは一度もない(自ら率先して名乗るのは「フィルム・コミッショナー」「ココ大学長」の2つ)
国重要文化財萬翠荘、松山東雲女子大学非常勤講師、第一回愛媛国際映画祭プロデューサーなど、何かを期待して役目を与えてくれるのだから、その期待に応えるよう、これまでの経験や妄想を発揮するだけ。

期待以上の成果を出した時もあるし、期待以下になった事もある。その分かれ目は何か?と内省すると「役目を与えた側との意思疎通(≒信頼関係)」で、互いに熱量があり、意識が同じ方向だと成果は出る。逆に与える側に熱量はなく、自身はその場に鎮座、与えた側に諸々を負わせて良い成果は自身、失敗は与えた側では残念。
話がズレたけど、「そんな役割を担いたい!」と相談されたので振り返る。

2022年8月18日木曜日

インチキじゃない話。


「今日はおでかけ」と告げると「どこに行くのさ!遊び?パチンコ?」と矢継ぎ早に質問する子ども達(子ども達にとってパチンコは“そんなイメージ”の よう)。「そう、遊びに行ってくるね」と話を合わせると「(私たちを置いて行くなんて)なんてヒドい大人なんだ!」と突っ込みが入り、「本当は教えにいきます。」と本当のコトを言うと「インチキのくせに、どうして教えられるのさ!」と指摘される。

昨年はオンラインだったので2年ぶりに愛媛県政を担う愛媛県新規採用職員への研修。今回も200名を超える職員と共に公益について考える。堅い内容が多い中で一際特異を放つボランティア/NPOによる「地域づくり、撮影がい及ぼす地域への影響など」について。伝わってくれたら嬉しいと思ったら休憩時間に「お世話になりました!」と、学生時代に縁のあった当時学生だった方が県庁に就職してた!

研修後半は河内晩柑の需要拡大について検討。とは言え河内晩柑について尋ねると、76.2%が河内晩柑という名称は知っているも、69%が愛南ゴールドや美生柑などが河内晩柑と知らず、73.8%が今シーズン、河内晩柑を食べてない・飲んでなかった。意識の中に入らなければ購入などの選択肢にも入らない。いくら愛南町は日本一の生産量と言ってもね・・・これはインチキじゃない話。

2022年8月9日火曜日

フィルム・コミッションと地域の活性。


驚いたのが、ココ大が縁で知り合った東中南予の方々が市議会議員になっていたこと。
ひょんなコトから隔年開催で前回は中止とのことだったので久しぶりとなる「愛媛県市議会議員研修会」からお声がかかり、「フィルム・コミッションと地域の活性」と題して講演をしてほしいという依頼。県内各地から100人以上の議員が参加してくれる。これだけの方々に伝えられる機会は貴重。

肩書きはジャパンFCの理事長。話題は世界→日本→愛媛→地域と身近にしたことで多くの方に興味関心を持っていただいたようで一安心。特に興味をもってもらえたのは「支援作品は地域の活性(≒観光など)に有効活用できる点」「フィルム・コミッションは制作会社に1円も資金を提供しない点」「ロケ地は日常的な場所であり身近にあること」「撮影の誘致は成功するとコスパがとてもいい」などなど。

講演後、速やかに退席だったので知人らとの語らいなく会場を後にしたけど、多くの方からメッセージをいただき手応えを得る。劇場公開作品以外に配信作品もさらに増えるのが確実な今後、撮影を活用するか否かで地域の魅力発信や市民の愛着などの醸成は大きく変わる。
「映画で地域が活性するなんて夢があり、最高です!」と感想を寄せたくれた議員。その通りと私も思います。写真は岡議員から拝借。

2022年5月30日月曜日

まさか!のできごと。


2023年度前期NHK連続テレビ小説は、高知県が舞台の「らんまん」。主人公は日本植物学の父とよばれる牧野富太郎氏。他にも映画の撮影もあったり、来年は“高知も”盛り上がるのは確実で「撮影をどう応援する?地域に撮影がくると?」などについて講演。「作品(撮影)を応援するために高知県下の自治体で協議会を設立しました。」と関係者。「竜とそばかすの姫」もあり、いい流れですね!とコメント。

私はJFC、隣には柴原プロデューサー、そして地元からは米津さんが登壇。米津さんとは先日の「大方あかつき館」での講演以来。
“巡り合わせ”か“ご縁”というか本当に不思議だったのが柴原Pとは初対面だったのに奥様を存じ上げていて、その奥様は2002年にインターンシップで受入れ、FCのボランティアスタッフとして関わったことが縁で映画業界に入った当時、大学生だった女性!

「泉谷さんが後押してなかったら彼女は東京に来てなかったですから、私とも結婚してなかったです。」と、まさか未来がそんなコトになっているとは!当時は言葉の責任なんて思ってなかったらシドロモドロ。「今度、みんなで会いましょう!」となるのは必然。
役目を終えて翌日。日曜朝市は人出も多く活気があり、観音様まで売りに出されてた、ご利益は85000JPY。よさこい踊りも披露されていて高知は元気だった件。

2022年5月9日月曜日

10時間、450kmの旅。


篭っていたGWの最後は450kmの旅。松山から宇和島へ特急で1時間20分。宇和島駅に到着後、予土線への乗り換え時間は3分しかなく、その3分も「乗客がいなかったら出発」のような感じ。乗った電車はトロッコ車両が連結されていて(そうか!土曜日だからか!)と気づく。広見川に沿ってガタゴト揺られて愛媛県から高知県に入り、四万十川に合流して終点の窪川まで2時間20分の電車旅。

窪川駅で迎えの車に乗り40分「大方あかつき館」に到着。ホテルは「ネスト・ウエストガーデン」というグランピング施設もある太平洋を望む高台にあるホテルに泊まり、翌日は土佐入野駅から1時間30分かけて入野駅で下車。その理由は「竜とそばかすの姫」に登場する駅(主人公とクラスメートが偶然に出会うドキドキシーン)と、愛大でリーダーズスクールに出入りしていた頃の学生がドラゴン広場で特産品店の店長をしているとのことで顔を見に行く。

今度はバスに1時間揺られて高知駅へ到着。高知駅からは高速バスで松山駅まで3時間。地図で表すとグルッと周回した感じで、我ながら(バス旅のテレビ番組みたい・・・)と思う。
「車の免許、持ってないんですよ・・・」と高知でも言うと大ウケ(笑)。でも免許持ってないから皆さんにも協力していただき、こんな貴重な出張ができた。「また来てくださいよ!」と言われたけど10時間、450kmの旅に2回目はあるか!?

2022年4月14日木曜日

どうする大人?


京都府南丹市でFCの設立相談に対応していた頃、東京では妻の授業(ビジネス英語)にウィーン在住で帰国中の甥っ子がゲストとして招かれてた。25歳の甥っ子は父親(私からみたら義兄)の仕事の都合から数カ国で暮らし大学はNYU、卒業後は音楽レーベルで働き、いづれは音楽の世界で起業したいと思っている。写真は「サッカーと音楽が好きで、サッカーは考えた末に諦め、音楽の道に進みました。」など話している画。

学生にはリアルな“卒業後の世界”がとても刺激的だったようで、授業後は囲まれたとのこと。世の中は20代、30代が台頭してきて我々世代とのコラボが始まってる。そんな甥っ子もZ世代なら、学生も我が子もZ世代。まだ現役世代ですが、今後台頭するZ世代と互いに刺激し合うことで社会や経済は活性するんじゃないかな?Z世代も自分達に不足していることなどを自覚している、そこを補うとか。

この先は昔話のよう。高い高い丘に住む2組のお爺さんお婆さんがいました。その丘からの眺めは絶景で、若者がビジネスを始めたいと相談の手紙を出すと、1組のお爺さんお婆さんは「いいですね!会いましょう。」と丘を下り、若者は丘を上り合流して相談。もう1組のお爺さんお婆さんは「人に相談したいなら登って来い!」と放ち、若者が来ると「菓子折りもないのか?」と責め立てました。どうする大人?

2021年11月22日月曜日

ザワつかせた授業。


 「参加する/しないなど、子ども達の主体性を尊重している感じがした」「“隙”をつくるインチキ先生が印象に残った」「子ども達目線で考えたプログラムが参考になった」「子ども達のイキイキとした表情が良かった」「大人が受容することで子ども達自身で解決している点が素晴らしかった」「予測できないことへの対応力が必要とわかった」「私も子供の頃に体験したかった」「失敗や挫折が次の学びになると思った」「初めて聞くことばかりでビックリした」などの感想が付箋紙に書かれていた。

松山東雲女子大学に招かれ4年生へ講義。内容はココ大付属学園を事例にした「子ども達との関わり」について。でも、自己紹介でフィルム・コミッション、ココ大について話さないわけにはいかず、学生達は(この話が子ども達につながるの??)と、戸惑ったと思う。しかし授業後に一人一人に書いてもらった感想はFCのこと、ココ大のこと、自分の考えなどがビッシリと書いてあった。

感想の中で最も多かったのは「正解・不正解のない子供との接し方の中で、常に問いを立て、自分なりの答えを出し続けることの大切さが刺さった(残った)。」という内容。
誰かに任せるのは楽だけど、何かあっても任せた手前、文句は言えないことも多い。それだったら行動やふるまいに責任を持てる自分に自分を牽引したらいいと。ザワつかせてしまった授業だったかも!

2021年11月14日日曜日

質問に答える。


 「課題は個人的なモノではダメですか?」は“課題の出発点”です、だからOK!社会的で共有されている課題の多くは、名もなき人たち個人の?から始まり“大きなうねり”となったもの多し。ちなみに、これまでの経験から「男性と女性では課題の出発点が異なる傾向がある」と思っていて、女性は自身も含めた【具体的な個人が困ってるから(とても身近)】を挙げることが多く、男性は【地域が困っているから(とても全体的)】を挙げることが多い。

「笑顔は誰にしたらいいですか?」はプレゼン時の話。プレゼンで聞いている人を睨みつけてもしょうがなく、聞き手へ笑顔は基本。聞く方だって笑顔の方が安心して聞ける。だから、そもそもプレゼンする自分がリラックスして笑顔でないとダメということ。質問を質問で返してしまった。プレゼンは自分のステージなんだから笑顔を振りまいてください、ちなみに最前列で聞いてくれる人へは「アリーナ席のみなさん!」と余裕を振りまいてほしい。

「あるべき姿になった時に物語は生まれるのか?」は、あるべき姿の前後に物語はあり、あるべき姿の前は「課題が起きている状態」なので改善への訴求の物語。あるべき姿になった物語は新しく創出された価値(アウトカム)の物語。くれぐれも「アウトプットの物語(単に課題改善事業をしたという報告)」ではないことを添える。