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2025年12月29日月曜日
撮影決定までの道のり。
最初の撮影相談は秋。
愛媛県での撮影はどんな感じになりそうか?などの意見交換を重ねると好感触を持っていただいたようで、「シナハン(シナリオ作成の素材調査)」に愛媛県へ。
シナハンは手強い。
と、言うのも何も決まっていない状態だから、脚本家やプロデューサーなどの意見を聞きながら、愛媛県内を縦横無尽に駆け巡る。
色々な素材を持ち帰っていただき、意見交換を重ねると「プロット(あらすじ)を読んで欲しい。*未だ脚本ではない」と依頼されて、物語の世界観や内容などを把握して、フィルム・コミッションとしてロケ候補地の割り出しかかる。
その後、脚本の第一稿が出来上がり、第一稿を参考にロケ候補地を探す「ロケハン」が愛媛県内でスタート。
ロケハンが成功 or 失敗になるかは?フィルム・コミッションの腕前によるけど、その前の「シナハン」がしっかりできていたか?によるのが大きい。
中途半端だと曖昧な表現≒ロケ地も曖昧になるし、しっかり調査が行われていれば、脚本の文章やセリフからロケ地が見えてくる。
ちなみにシナハンからロケハンに移る際、調査(≒実際に訪れた&尋ねた。)したのに、半分の素材は使われないのはフィルム・コミッションあるある。
さらに、シナハンとロケハンの違いは、シナハンが物語の世界観、シーンイメージを大切にするのに対して、ロケハンは「(抽象的な)物語の世界観、シーン」をどう実現するか?を物理的に実現する事が求められる。
ロケハンが無事に済み、監督や撮影監督などメインスタッフで揉んでもらい、最終確認で再度、地域を訪れるのがメインロケハン。
メインロケハンは事前にロケハンを済ませているから、“ほぼ”スムースに行く事が大前提だけど、現地を訪れると監督による演出プラン変更は、よくあることなのでフィルム・コミッションは、咄嗟の対応(他のロケ候補地など)が求められることがある。
今回はロケハンを念入りにしていたのでメインロケハンも順調に終わり、ロケ地が決定!
脚本も決定原稿があがり、詳細の準備に入り「エキストラ募集」の段階に入ったということ。
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