日記を検索

2016年7月7日木曜日

6次化≒フェアトレード。

西条、今治、松山、八幡浜、宇和島での「愛顔の食卓」説明会が無事に終了。
昨年度の実績から生産者の期待値は高く、「コンセプトをしっかり打ち出し、(売れるからといって)何でもかんでも販売しないでほしい」と先日と全く同じコトをいわれる。そして気づく、(6次化≒フェアトレード品)だと。

フェアトレード(公平貿易)は、発展途上国で作られた作物や製品を適正価格で継続的に取引し、生産者の持続的な生活向上を支える仕組みで、海外の話と思っていたけど、6次化の取組も全く同じと思うと腑に落ちた。すると視界不良だった一部が鮮明になり、立ちはだかっていた透明な壁の高さが見えたかなと。気づけば当然・簡単なことなんだけど、自分なりに考え抜いた結果です。

「応援するよ!」「何でも言って!」と生産者さん。単に仕入れて売るとは違う(物語などがある)ことを「フェアトレード」を参考にできるのは面白い!写真は愛媛県南予地方局からの眺め。青い空、白い雲、濃い緑、黄色い電車など、「これぞ夏の南予!」という画、ビバ愛媛!

2016年7月6日水曜日

暮らしの中の一番。

「学長の、そのユルさでお願いします!」と誉められているのか、どうなのか(笑)真意不明のままお引き受けした8月19日(金)に松山市が行なう移住者交流会「いい、暮らし。まつやま"交流カフェ」。ゴールも決まりエイエイオー!

で、ナニナニ?松山は通勤通学にかかる時間が20分と全国一短い!松山は民営賃貸住宅家賃の安さが3.3㎡あたり1ヵ月分が3285円と全国一安い!愛媛県はボランティア時間が7分と日本一長い!松山は公衆浴場数(中核都市比較)で194施設で全国一多い!松山は防災士の数が2971人と全国一多い!松山は病院・診療所までの距離が0.5kmと全国一近い!愛媛県は余暇の時間が6時間1分と全国一長い!松山は地域で採れた食材の入手のしやすさが124%と全国一入手しやすい!

色々と生活に密着した全国一が松山・愛媛にあるけど、実は知らないねという話。で、気になる所得はというと、松山市は432万円/年/H26(県民所得は247万円/年/H24)、185万円の差に驚く。四国で一番大きな街≒経済(51万人)というスケールメリットが良くも悪くもあるんだろうなと、自分が暮らす街について考えた一日。写真は市役所11階からの眺め、これも一番!

2016年7月5日火曜日

必要とされているか?

ほんの一瞬です。
これも「フィルム・コミッション」としての支援か判断に迷いますが、NTTドコモグループ総出演によるCM「gaccoチーム」として出演を果たす(笑)。顔の出演は10年ぶり(「がんばっていきまっしょいTV版」では体育教師、通行人などで錦戸さん、鈴木さんと絡んでます)。一緒に移っているのはgaccoの同志、伊奈さん。

閑話休題。昨日の「組織基盤強化のためのワークショップ」は主催者ながらも当事者意識で参加し、フムフムと多く気づく。NPO砂浜美術館の村上理事長が発した「NPO法人として地域に求められているか?」の一言は(思い上がってないか、自己満足に陥ってないか?)と、ドキッ!と思う節があり、色々あるけれど調子に乗っている自分をいさめる。

組織は「幹」で事業は「果実」という表現もあれば、組織は「タンカー」で事業は「積み荷」とも表現される。それほど組織と事業は密接に繋がっている。事業の成果が思った以上に出ないのは、幹やタンカーの「太さ」「大きさ」が不十分・不全だったかも。基盤強化は直ぐに効果・成果が表れないけど3年、5年で実感できますと村上さん。どうする!!

2016年7月4日月曜日

2400年前から学ぶ。

あ”ー「右脛骨近位端骨折」なんて言葉、知らなくてもよかった。「右ひざ十字じん帯損傷+剥離骨折」と聞いていたけど、病名はこの通り。
3月には「筋々膜性腰痛症」をしましたから、情けない・・・。5週間のギプス生活も終わり、電車通勤もでき順調に回復しています。多勢の方に心配をおかけしました、仕事で返します!

週末は論語(孔子)に挑戦、「君子は貞にして諒ならず(大意:やむを得ず約束を破っても、相手から「これからもついてゆく!」と信頼される人物になるべき)」という品性、品格の話に、(こりゃダメだ・・)と悲観するも、「これを知る者は、これを好む者に如かず。これを好む者は、これを楽しむ者に如かず(大意:成長する自分を実感できれば楽しく、理解できれば己を向上させることができる)」。フム、ささやかな成長を楽しみ自分を高めよと。

2400年前っていったら何時代か?と思うけど、解釈次第で自分ごとに引き寄せられることを実感。論語の冒頭「学びて時にこれを習う。また説ばしからずや。朋遠方より来たるあり。また楽しからずや(大意:成長の実感は楽しいし、ココロザシが同じ仲間と成長を互いに確かめつつ高め合うのも楽しい)」。ココ大だ!と都合よく思ったり(笑)

2016年7月3日日曜日

食卓で思う。

7月、いきなりヤマ場の2週間が始まる。資料作成も佳境、満足していただけるか!
子供たちは(ウチのお父さんとお母さんはヨソと違うぞ・・)と、きっと思っているに違いない。早朝から食卓でキーボードを叩き、授業と称して海や山、島へ一緒に行ったと思えば、出張で海外へ行ってしまう。博士になり研究を続けると思いきや、実践!と創業してしまったお母さん。「お父さんの職業は?」と訊ねられ困ったこともあったにちがない(笑)

可能性を魅せたい。大人は面白いと思って欲しい。「自分のモノサシ(≒価値観)」をつくってほしい。目盛り間隔が異なっても、素材が竹やプラスチックとは異なってもOK。そして色々なモノを測らなければ経験値は増えない。世の中のできごと、身の回りの発言、他人のモノサシなど。誰かから借りてきたモノサシで測る人もいるけど、それはそれ。そういった測り方もあることを知るのも経験だ。

でも、モノサシを壊されたり、ケチをつけられたら毅然と立ち向かおう。「子供は言葉で動かず、示して動く」と誰かが言っていた。親の責務として自ら行動し、成果を実感できれば、自らも可能性を感じるはず。こども達の未来は大人の責任です。食卓で思う。

2016年7月2日土曜日

一人追悼。

今さらながら「キース・ヘリング」の作品があるなんて素敵な店だ。個性的な作品なので店の雰囲気を選ぶけどスゴくいいね、マルブンさん。
キース・ヘリング(1958-1990)は大好きなアーティスト。アンディ・ウォーホル(1928-1987)、ジャン=ミッシェル・バスキア(1960-1988)も好きだ。私は80年代アートに洗礼をうけた一人だ。

そして先日、ビル・カニンガム(1929-2016)が87歳で死去、ウォーホルと同世代だったのか。「目には何度も学ばせないと」「自由より価値があるものなんかないよ」「美を追い求める者は必ずや美を見出す」など、語録も豊富で一人追悼でDVDを鑑賞して浸る。偏屈じいさんだけど個性的なNY人がまた一人・・。

ビル・カニンガム&ニューヨークは4年前の作品、当時82歳。いいな、82歳になっても皆からいじられ、そしてブレずに媚びないでいられるっていうのは(笑)。何度も観ているのに今回は色々と考えたり・・。好奇心を持ち続ける大切さ、仕事への姿勢(本人は仕事と思っていないと断言してるけど)に気持ちがシャキッ!としたり。大衆性という意味ではポップアートだな。

6次化二元活動。

「愛顔の食卓」、8月下旬のオープンにむけて東予地区の説明会開始!20名以上の方にご参加いただき、滑り出し上々!これまでにお世話になった生産者の方とも再会を喜んだ他、初めての方も多く新たなご縁に感謝。
「海苔」は前回は上島町産しかなく、人気もあったので、その場で出店決定。もちろん無添加化学調味料ナシです。また農作業の合間にお越しいただいた生産者からは「甘酒」の提案もあったり。そして甘酒の「旬」は冬ではなく夏と知る、飲みたい!

「期待しているので「販売コンセプト」は大切にしてほしい」と生産者。売るためなら何でもかんでも販売しないで欲しいとのこと。はい、肝に銘じます。「販売戦略はありますか?」と生産者。戦略といえる策はありませんが、考えていることはあります。ちなみに「ネット販売」は当分しません。これも一つの作戦。

そして、説明会の最中、3700km離れたホーチミン(ベトナム)では、愛媛の逸品を携えた妻が現地でのニーズ調査開始。写真(昨日のホーチミン)からもエネルギー(生きる力)を感じる。この中で生きていかないとね!やると決めたらやります夫婦(笑)。

2016年7月1日金曜日

助成金の話。

助成金を申請するなら「これだけ汗をかきます!」という「意気込み」を示さないと「熱意」が伝わりません。
「手段」が「目的」になってはいけません。手段の先に起こる効果・成果が必要です。「体制」も重要です、執行体制、協力体制、管理体制など「縁の下の力持ち」を確認します。そして予算は「積算根拠」は必ず書きましょう、くれぐれも「一式」と書かないように、内訳が見えませんから。そして寄付など自力で資金を調達する意欲も欲しいところです。

①新規性(視点や目的、手法に斬新さがあるか?)②独自性(「あなた」でないといけない理由は?)③継続性(3年、5年後を描いているか?)④効果性(波及、創出される、得るものは何か?)⑤収益性(必要経費はどう確保、捻出するのか?)⑥調達性(ヒト、モノ、カネなどの資源調達法は?)⑦共感性(受益者などから支持される魅力は何か?)

個人的には「エピソード(実体験)」があり「物語性」を感じられるのが好き。プレゼンテーションがあるなら書類に書いた内容を全て話すのではなく、絞って強調して発信した方がいいかも。くれぐれも冒頭の団体紹介だけで3分も喋らないように(笑)。「助成金マニア」としてアドバイス。

2016年6月30日木曜日

ようこそ愛媛へ!

松山市の人口は6月1日現在、516,384人(男性:242,691人(47%)、女性:273,693人(53%))。
この中に松山市以外から来られた方は何人いるんだろう?転勤や就職、結婚、外国人、学生など住民票を移した方と思うと20%(10万人以上)はいるんじゃないかな?と勝手に推測。と、いうのも私の周りには千葉、大阪、愛知、静岡、北海道、福岡、新潟など20人以上いる、私は東京だ。

松山市から「移住者による懇談会」の進行を依頼される。個人的には「移住後の地域との関わり方」に興味があったのでお引き受けして作戦会議。ココ大的には「地域の魅力を知る一つの手法としてココ大授業」が選ばれるといいなと思ったり。そして「自分の新しい価値基準(モノサシ)を手に入れてくれたら」と思ったり。新しい出会いにワクワク!

そんなことを思っていたら、先日「お試し愛媛県」をされた夫婦が愛媛に移住してきた!移住という言葉は重量感があるけど、心機一転の引越ともいえるかな。ご夫婦との再会も楽しみ。愛媛での暮らしが実り多いことを願う!写真はご夫婦と共にみた愛媛の風景。

2016年6月29日水曜日

まちづくりはない。

某所にて。「『まちづくり』っていう行為はないですよね?」「そうだね、『地域活性』も、『これぞ 地域活性』という活動はないね。」「日々の活動がまちづくりに繋がるんですよね?」「そう思う、まちづくり、地域活性の為に活動している訳ではないから、活動の結果かな。でも、どうしたの?」「NPOの活動などで「まちづくり」という概念や活動の具体例は理解されたと思うのですが、「まちづくりをしたい」という方が来られて・・・」。

自ら「まちづくりします」っていうのは怪しい(笑)。「私はリーダーだ!」も同じ。何か「表面的」「対処療法的」と感じてしまう。「これをすれば!」という特効薬は『まちづくり』になく、あったら教えて欲しい。そして、仮に活動を始めたとしても「フォロワー」がいないと「裸の王様」状態。第三者に認識されてこそ『まちづくり』です。

あえて「まちづくりをしたい!」という人がいれば「プロデュース能力が必要!」を助言します。一言でいえば「地域の魅力(資源)を貨幣価値に変えられる人」、そのためには資源を従来とは異なる視点で発掘して再評価しないとね。すると地域に興味を持たないといけないし、意識のギアも1つあげないといけない。今のままだと変らないどころか、ジリ貧になるのは想像できるからね。

2016年6月28日火曜日

ゼロからイチになる。

1ヵ月ぶりの面河地区。こんなあんなを経て20代〜70代の有志住民が4つの班(情報発信班、おせっかい班、秘密基地班、稼ぐ班)をつくり、今年度の「目玉活動」の設計に「バームクーヘン」に挑戦中。活動規模が小さいので「市民+役場+社協+@」の協力関係も良好でいい感じ!

この段階に入ると私の役目は「伴走(付かず離れず活動の進行と合わせる)」です。これまで「牽引(先頭に立ち目標へグイグイと引っ張る役目)」し、「後押し(その気になった市民を前から後ろへまわり背中を押す役目)」してきて、各活動は滑走路を走り始め離陸状態です。その証拠に意見が活発で「アイデアが練られて」いたのは良かった。

今年の目玉活動は「各班の活動を取材しよう!(情報発信)」「暮らしていても知らない地区を訪ね人に会おう(おせっかい)」「8月11日に秘密基地のプレイベントをしよう!(秘密基地)」「二番茶の活用アイデアを発表しよう!(稼ぐ)」と決まったようで素晴らしい!今までなかったコト(ゼロ)が創出された時(イチ)に立ち会えるって、何度体験してもいい!地域づくりはつくづく住民主体だなと実感。

2016年6月27日月曜日

多くの方とお会いして。

「撮影をしたいので紹介してほしい」「お会いしたいので紹介してほしい」「相談をしたいので紹介してほしい」「市民先生を紹介してほしい」など、ココ大や私には面識がある・無いに関係なく依頼が毎日届きます。「介する・繋ぐ」に価値を感じずにはいられない。すると単に「人」だけでなくて「情報、時代、国、記憶など」色々なモノ・コトまで繋がると思ったり。

一期一会かもしれないけど「ご縁」と思い繋いでいます。FBの友達申請も同じ、何を思ってリクエストされるかは分からないけど何かの縁。その後は続く人もいれば疎遠になる人もいます。20年以上を経て復活した縁もありますからね。写真は長女のホストファミリーが彼女の誕生日をケーキで祝ってくれた画。これも繋がりが繋がりを生み国を超えた縁、ありがたい。

それに対して「私は◯◯◯です!」と自らの存在を守る「防御の壁」を築く人がいるけどもったいない。外にある価値や縁にフィルターをかけて精査しているようだけど、実は「築いた壁に自分が外に出れなくなった」のと同じ。時に習得した知識や技術、経験が覆されるかもしれないけど、更新を恐れては成長しない。多くの人と会う中で感じた自分への備忘録。

2016年6月26日日曜日

休日駄話。

先生にはナイショで勝手にリハビリ開始。昨晩は松葉杖無しで駅まで歩き、電車に乗って三番町へ。本日もゆっくりながらママチャリに乗ってスーパーへ買物。(実は予想よりも早い回復じゃないの??)と「自分は若い!」と思いたい気持ちを自分に誇示させる(笑)。痛み具合も把握でき、前後運動は痛みなし、左右やねじりは・・・という感じ。明日は検診だ!

料理も遠ざかっていたので、簡単なレシピから始めようと人生初の「紫蘇ジュース」「キュウリの一本漬け」に挑戦。予想よりも簡単で美味しそうにできたので満足。本当は宿題もあるけど、煮詰まっているから思考が広がらない。こんな時は何をしてもサッパリだから気分転換だ。

これまでに取組んできたことは扇状に広がってきたけど、今年度に入ってからの出来事は「惑星直列」のように直線上に並び、繋がり始めたようで、扇状に広がってきたコトや成果を仮に狭められたら太線になって濃くなると妄想。でも「直線上が辿り着く先」が描けない(笑)。この「事業構想」について濃く意見を交わす機会があったらと思う、願う!

6571日目。

誕生日を迎えた長女とSkypeで話す。長女が誕生したことで私達は「父と母」になり6571日目。
つい昨日のように思うから不思議。当時26歳の私は愛媛で仕事をしていて「生まれるわよ!」と東京から駆けつけた母からの電話で駆けつけたものの、未体験で実感のない【子供を授かる】という現実が分からず、実際に抱いて重さに責任を感じたっけ。これまでを振返ると涙腺緩むけど、未来である子供たちのために踏ん張る!

総務省統計局によると、平成26年現在、18歳は119万6千人、19歳は123万8千人。総人口は1億2708万3千人だから1.9%。選挙権を持たない17歳以下は1980万5千人いるから、選挙権を持つ人は1億727万8千人。選挙権を持つ人口割合でいうと2.2%。前回の参議院選挙(平成25年)の投票率は、20歳代が33.37%(約430万人)、30歳代が43.78%(約706万人)という計算。

東北大学大学院の調査によると若年層の投票率が1%下がった場合、国債(未来からの前借)が若年1人あたり75300円分/年新たに発行され、「若年世代1人あたりの児童手当などの家族給付の額」と「高齢世代1人あたりの年金などの高齢者向け給付」の額差が年59800円拡大し、若者より高齢者への給付が手厚くなるとのこと。この2つを合算すると、若年層1人あたり年135千円分の経済的不利益を受ける計算。「投票する人がいないから棄権」は、未来に対して無責任!

2016年6月25日土曜日

自分たち発のまちづくり。

西予市野村町にて「まちづくり交付金」の審査会。時にプレイヤーでもあり、時に審査員でもある私、プレゼンターの気持ちが痛いほど分かる場面もあり(頑張って!)と心の中で叫ぶ。
本日のプレゼンテーションは9組、先日は12組だったので計21組が「自分達発のまちづくりアイデア」を発表。これまで色々な審査会に出ていますが、練習を積んだのでしょう、皆さんの発表は聞きやすかったです。(プレゼンは初めての方がほとんどだったと思います)

写真は昼食風景。心の師匠、前田さんはスマホでお弁当を撮影中(笑)。前田さんの車に同乗させていただき往復3時間の道中は楽しかった!知り合って15年!大先輩です。

「笑顔な理由は?原動力は何ですか?」に「自分たちがこの先も暮らす地域ですし、笑顔だと楽しいじゃないですか!」と若者。その言葉に「NPOの人たちって自己満足が強いし、週末も自分の時間を使って、そこまでしないといけないんですかね?」と言われたことを思い出す。人それぞれだけど私はいいと思う。最初は「個人の"思いつき(妄想)"」から始まり同じ思いの人から共感を得て地域へ発展すると思うから、頑張れ市民活動!

2016年6月24日金曜日

目標も夢も決めた。

何の話をしているか?というと、西条市からお見えになった「森田屋」さん。丹原手漉き和紙職人のご主人と奥様です。昨年からご縁をいただき「手透き和紙の可能性」について意見交換。実際に手透き体験もさせていただきました。えぇ、専門外でも相談にのります。なぜなら、自分からは絶対に手が出せないから(笑)

(手透き)和紙の将来を考えると、この先の成長産業とは思いにくい。「のし袋、証書、書道、折り紙、資材など」が主な使い方、そして日常的ではない。きっと「(古からの)和紙に対する固定概念」が思考を邪魔してるにちがいない!と、あーだこーだ身振り手振りでブレストしている図、後ろのヘリング&ウォーホルの合作が目立つね(爆)。

私も楽しめれば相談料はいりません。お金を請求する時はキチンと儲かったとき(笑)。最初から「報酬中心」で考えると思考や発想が狭まるからしない。少しでも発見や気づきがあったなら西条から往復2時間かけて来てくれた甲斐があったというもの。自分たちの強みを認識し、最大限に活かせば付加価値は創れる。3人で目標も決めたし夢も共有できたし、楽しい事始め!奥様の目がキラキラしていること!

2016年6月23日木曜日

リード・ザ・セルフ。

盛況だった「ソーシャルデザインBOOKカフェ」、主催は「えひめリソースセンター」という「公益活動(事業)支援」を掲げるNPO法人。ココ大は現場(授業)を持つ愛媛の魅力を学ぶ最前線、リソースセンターは公益活動の促進に政策や県内市町村と繋がる黒子です。

「リーダーシップの旅」は読む度に気づきを与えてくれる良本。"見えないものを見る"と言うのは簡単ですが、経験を積めば積むほど頭をよぎる不安は尽きず「1歩」が踏み出せない。"リード・ザ・セルフ"という「自分自身を引っ張る」ことができるかが鍵、「ターニングポイント」と同意語ではないかと思ったり。だとすると「一生に一回」という大げさではなく大小様々な場面に"リード・ザ・セルフ"はあったり、でも覚えているのは大きいものが多い。

私の"リード・ザ・セルフ"は18歳で英語力がゼロだったのに渡米したこと。24歳で結婚したこと。30歳でフィルムコミッションに賭けたこと。40歳でココ大を立ち上げたこと。42歳でリソースセンターを立ち上げたこと。そして44歳で「地域商社機能」をココ大に持たせたこと。思い出せばキリがないけど「旅に出た者はギフトを預かる」という巻末の言葉に深く共感したり。

2016年6月22日水曜日

荒唐無稽な妄想。

バスケットボールが趣味の場合、シューズなどの道具を購入し、チームならユニフォームなどを揃え、試合に参加すれば会場までは車で向かいます、試合をすれば知力・体力を消耗しますが心地よく、その後は食事もするでしょう。
そもそもバスケの練習や試合などで仲間を会う時間を定期的につくります、毎週の人もいれば月に2回〜3回の人もいます。すると年間で一人、6万円以上の出費と120時間以上を趣味につぎ込むと仮定できます。

もし、バスケットボールの代わりが「梅」だったら?草引き、剪定、消毒をスポーツのようにできたら。一人ではなく「チーム」で行なえたら。作業後の心地よい汗はスポーツと同じ。注ぐお金や体力などのエネルギーがボールではなく梅に代わることに何の違和感があるのか(笑)。そして、収穫した梅で「梅ジュース」をつくり乾杯できたら幸せ。

そんな妄想を、この道何十年も七折梅を育てている組合長の東さん、竹内さん、大内さんへ話す。生業とされているプロへ荒唐無稽な話と思ったら「真剣度が要求されるけど、可能性はあるよね」と理解いただく。趣味の欄に「七折梅の栽培」と書けたら「愛媛らしい趣味」なこと間違いナシ!真剣に相談にのってくだった皆さんに感謝!

2016年6月21日火曜日

4億円以上の価値に。

最初は80名で始まった「地域おこし協力隊」も今や2000人を超え、四国四県には200人ほどが活躍中とか。そのうち110名ほどが参加した研修に相変わらずの松葉杖で登場。
プロフィールを拝見すると、20代〜50代で「青年海外協力隊出身、MBA取得者、元経営者、外国語堪能、元俳優など」個性が際立つ。全員が四国の各地を盛り上げよう!という意味で乾杯の図。

しかーし!現実は時として甘くない。「何かの代わりを求めている人」「お膳立てを期待していた人」「単に田舎暮らしがしたい人」は苦戦するでしょうね。そして「安い労働力」「他もしているから」と勘違いしている受け皿が存在していたら悲劇です。自分の能力を駆使したら地域から求められた!なんていいと思う。

私は協力隊と「お金」について座談会。「約200万円の年収×3年間で実績をつくり、任期終了後も200万円は最低条件!」という内容が心に残る。結局「自分次第」で、動けば何か起きるし、「こなす程度」なら何も起きない。各人は事業費も扱っているから、この場だけでも4億円以上の事業という壮大な「地域活性」の場に期待せずにいられなかったり。

2016年6月19日日曜日

つれづれに親の役割。

「お父さん、お母さん見てー!」と、インド洋上空でしょうか、飛行機から見えた日の出写真を送ってくれた娘。彼女は食費やお小遣いなどを節約し、数日前にウェリントン→シドニー→シンガポール→クアラルンプールと、8800kmの乗継を一人で行い、共に学んだ友達や寮長さんらと、この上ない時間を過ごし、クアラルンプール→シンガポール→メルボルン→ウェリントンと8800kmの帰路につきました。

親にとり子供は宝であり、希望であり、未来であることは間違いナシ。「夢をみてね!」と言いつつ、「いつまで夢を見ているの!」という親にはなりたくない。娘は今、ファッション関係の職に就きたいと考えていて自分と闘っています。悩み、泣きたい時も多々あると思うけど全ては自分次第。親ができることは「行く先を少し照らす」だけ。安全なレールを引けるわけがありません。

描いた夢と異なることは失敗ではなくて、可能性を拡げた結果。可能性の塊であるこども達を活かすも潰すも大人次第。「かわいい子には旅をさせよ」という諺があるけど、酸いも甘いも経験し成長してほしい。自分たちの親がしてくれた価値が今、写真一枚から我が子を応援することで理解できたり。