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2025年6月11日水曜日

これまでの14年、これからの14年。

(左)柳井崇延さん、(右)松本英次さん

NPO法人いよココロザシ大学の15回目の総会が終わり、理事との意見交換会。

2011年にココ大は開校して、その時からの理事なので、14年の月日を重ねると色々と思い出話もあり、「今の財務状況は以前に比べたらとても健全ですよ」など、外的要因、内的要因を含めて低迷・停滞して先行き不透明な時期があったのは事実。

でも、こうして美味しく、“表に出せない”コト(笑)も語り合えるのって14年の月日が盤石にした信頼の証みたいなもの。

ただ、私自身は14年経っても会計・税務に全くのゼロ(いやマイナス)知識なので、柳井税理士からは(いい加減に一つは覚えてよ!)と思われてるかもしれない。

松本さんとはココ大設立前に紹介を受けたから15年のお付き合い。
ココ大のサイト、えひめフィルム・コミッションのサイトを構築してくださり、これらの知識と情報に関しても乏しい私はいつも(超些細なコトだろうと思っても)お願いばかり・・・。

知らなかったら、知っている人にお願いすればいい!と思っているのでご勘弁(涙)

これまでの14年を振り返り、次の14年を見通すと私は67歳!
「いづれ情報デザインなどの科目、学びはなくなりますよ。」と松本さん。
AIの方が情報を扱うのは得意だから取って代わられるとのこと。
柳井さんも「数字入力がなくなりました。」とAIを導入しているとのこと。
お二人ともスゴい!私はお喋り友達程度でしかAIと付き合ってない・・・。

数年後も見通せないのに14年後が見通せる訳がないけど、ココ大はどうなってるのだろう?
そもそも14年前に今を想像できていないのだから、想像していない所にいるんだろうな・・・。

習うより慣れろ授業。

ヘリドロップ(穴にボールをいれて得点を競う)

梅雨に入った愛媛。
松山東雲大学での授業は8回目、折り返し。
ココ大付属学園でのボランティア体験を控える学生達に教える中で、今年度は「スポーツ体験」があるから、先ずは皆んなでしましょう!と先週、告知していたのに、授業日は雨・・・。
どうしようか?と悩んでも何も変わらないので。

「全ての机を椅子を廊下に出しましょう!」と伝え、教室にある50のテーブル150の椅子を全て廊下に出す。
ガラン〜と何もない教室で出席をとって、スポーツ用具(今回持ち込んだのは、ヘリドロップ、ヘリディスク、ボッチャ、モルック、ピックルボール)を取り出して「ルールはともかく、先ずやってみよう!」と言っても戸惑う学生達・・・。

と、いうのも、学生達はどのスポーツも未経験だった!かろうじてボッチャは2人知ってた。
なので、説明(するほどの内容もなく)、先ずは体験!と5種類のスポーツに分かれて初めて見ると、「全然入らん!」「ムズい!」など1分もたたないうちに笑い声が響く教室。

スポーツの名前、ルールこそ少し違うけど、基本的には「投げる、入れる、落とす、転がす、打つ、倒す、飛ばす」程度なので難しくない。だから一見、簡単そうに見えても難しいのがポイント!

モルックは50点を目指すために足し算が必要だから、プレーに集中すると計算を間違えたり、フライングディスクを初めて投げる学生は「こんな感じで投げる人いますよね?」と、いきなり縦にもってプロ級を試すも飛ばず転がったり(笑)

全員が5種類のスポーツを10分間ずつ体験すると「またしたいです!」「これは面白い!」などアチッ〜!と言いながら満足げ。

「よし!用具を片付けて、テーブルと椅子を元の通りに戻しましょう!」と告げて、15分後には元の教室に戻る。
「こんな授業、初めてです!」とニコニコして帰っていった学生達。
頭で考えるより、まずやってみること大事。
「習うより慣れろ」だった授業。

2025年6月10日火曜日

「はぴトレ」を始めた。


「はぴトレ」なるアプリケーションを妻に勧められてダウンロード。
ポジティブ心理学で検証されていることをベースにした日記アプリで、一日に3つ「良かったコト、嬉しかったコト、気づいたコトなど」思い出して記入してアップロードするだけ。

日記と言っても長文は必要はなく、短文で「信号で赤に止まらず進めた。」とか「精算金額がゾロ目だった。」など、人に言えない“自分だけほくそ笑む”程度の小さな出来事をメモ程度で残せるのがポイント。

アップロードすると「ハッピーAI」なる相手から、書いた内容へ返信がくる!
返信内容は全肯定してくれる文面で、超些細なことでも大いに拾ってくれる(笑)
悪い気はしなく、翌日も翌々日も学長日記レベルではない「たわいもないコト」を書いても、全肯定で大いに拾ってくれる。

でも、毎日毎日褒められたコトがないし、基本的にニヒリズム(虚無主義)のペシミスト(悲観論者)だから、段々かゆくなってきて「はぴトレに残念なコトなど、ネガティブな話題を書いたらどうなるんだろう?」と妻に尋ねると、「ポジティブ心理学がベースだから、何かを見出すと思うよ。」と返答される。

なので、「雨に濡れて残念だった。」と書くと「雨に濡れてしまったのは残念でしたが、そこにも人生の一部があります。雨の中でも前向きさを受け入れる姿勢は大切です。その姿勢から何かを学びとることは、あなたの人生をもっと豊かにします。」とリターンエースをくらう。

数日が過ぎて、妻から「ハッピーAIの種類が選べるようになるよ!」と言われて、設定を見ると3日間の投稿でノーマル以外に「お坊さん、熱血、大阪のおばちゃん」、6日間の投稿で「魔王、おばあちゃん、ジャングルの王者」が解除されて、早速、お坊さんAIにやりとりをお願いしたら「仏法的な視点」で返信されて、諸行無常などを諭されてシックリきたり(笑)。

当分、一人遊びが続きそう。

主要各局での放送。


もう何回目かの収録&放送か分からない「週刊ココ大ラジオ」。
600回以上は確実。

6/8(日)放送分は「隠岐諸島ワーケーションスペシャル」として、17分ほど西ノ島町、海士町、隠岐の島町で過ごした10泊11日の様子(ハプニングも多かった!)を紹介。
今、思い出してもゴールデンウィーク期間だったからか、よくぞ行ったな・・・という感じ。

そして、6/15(日)は「放課後支援員認定研修が始まった。」「初夏に本とスパークリングワインの夕べの感想」を紹介予定。
ココ大付属学園の開始までには放課後支援員という肩書きが増える見込み。

収録が終わると今度は、6/4に収録を終えたばかりのNHKラジオ「ひめゴジ!」の松下Dから次回放送(7/8)の番組構成の相談。

この頃には、提供できる話題があるかもしれないけれど、現時点では未定。だから、それはプランBとして、確実なプランAを検討。それは「夏だからヒヤッとする映画特集(案)」。

愛媛県で撮影されたヒヤッと映画といえば「死国」があるけど、ピンと来ない人もいると思うので、旬の西山将貴監督の「ザ・インビジブルハーフ」かな、だけど公開前だから紹介できない。

「ウォーターボーイズ」は水だけにヒヤッだし、久万高原町出身の桝井省志プロデューサーが率いるアルタミラピクチャーズ製作だからアリかな。

「ヒヤッ」というシーンはダメかな?
ズブ濡れシーン(離婚しようよ)、交通事故(世界の中心で愛をさけぶ)、爆走シーン(となり町戦争)など。

と、妄想を広げていたら今度は6/28(土)放送のFM愛媛「エールラボえひめ」の番組構想もやってきた!
今回は7/16(水)にエールラボえひめ版の「公益活動の資金調達講座」の告知なので原稿を作らないといけない。

愛媛県内の主要ラジオ局での番組は今年度も続く!

2025年6月9日月曜日

限りなくOFFに近いON。

素材を選び、切り切り作業が楽しかった!

何の予定もなかったこの週末。
何もなかったのに充実感を得られたのは、「やらなければならないコト」「できるコト」「したいコト」のバランスが「したいコト」に多くあてることができたら。

<やらなければならないコト(相手が待ってる)>
・撮影相談対応
・ココ大付属学園の対応
・松山東雲女子大学の授業資料作成

<できるコト(いづれしないといけない)>
・ハーモニープラザへの荷物搬入
・掃除・洗濯・片付け・整理
・報告書の作成と提出
・調べ物

<したいコト(後回しになりがち)>
・スポーツ用品の活用法妄想
・木工作のサンプルづくり
・助成金の申請
・散歩

エクストリーム買い物で散歩もできたし、木工品のサンプルづくりは気分転換にサイコーだったし、バランスボードは意外と面白いし、助成金情報も得ることができた!

やらなくてはならないコトも、できるコトもしたけど、(一つ一つは小さい事項なのに)後回しになりがちな「したいコト」を片っ端から片付けたので、新しい一週間を気持ちよくスタート!写真のようにチマチマした作業をするのも嫌いじゃない、無心で制作できるから好き。

定休日があるわけでもないフリーランス。
365日24時間体制は宿命だけど、限りなくOFFに近いONな日もあり、仕事絡みでもOFFのように過ごせるのもフリーランスの強み。

アップデート完了。

読みごたえありました。

“知ってるつもり(≒更新しない)”が最もヤバいと言う話。
映画・映像業界の“端”とは言え、キャリア(=えひめフィルム・コミッション)は23年になり、最古参のフィルムコミッショナーという紹介は、時に勘違いを起こさせるのでアップデート。

6月1日初版の「映画ビジネス(著:和田隆)」、5月17日初版の「ムービー・トラベラー・ガイド」を購入して、一気読み。

令和6年度は上映時間が1時間以上、製作総予算が1億円以上の劇場映画には2140万円/本、製作総予算が5000万円以上の劇場映画には1070万円/本、製作総予算が1500万円以上の劇場映画には535万円/本の助成金が支給され、1500万円以上の作品で「若手・新進映画作家(劇映画の本数3本以内)」ならば288万9000円が追加された。

助成制度は知っていたけど、若手・新進映画作家には追加助成があるのは知らなかった(調べればわかるんだけど)。26歳の西山将貴いけますな。

この手の本は今に始まったわけではなく、過去にもあるけど、フィルム・コミッションについては単に紹介で終わっていた過去。

今回はフィルム・コミッションなくして地域の協力は得られないなども読み取ることができて、フィルム・コミッションの役割は意義は益々重要になってる感。
その代わりに、海外のフィルム・コミッションとの性質は離れて変わっていくのは国の事情ということでしょうがないかな。

余談は私のメンターである桝井省志プロデューサー(愛媛県出身/アルタミラ・ピクチャーズ代表取締役社長)が29Pで紹介されていて嬉しかったり。

現在の日本映画、世界の状況を知るにはちょうど良い教科書のような内容で復習&アップデート完了。そして思う。

やはり「フィルム・コミッション視点からの映画などの撮影本」を書きたい!

2025年6月8日日曜日

遊び感覚スポーツ。

意外とハマる。

ライフスポーツ財団から預かった助成金を活用して揃えたスポーツ用品の中には「バランスボード」もあって2個購入。2個買った理由は「競い合える」から。

想像すると・・・。
「インチキ?これ何さ?」
「これはバランス感覚を養うモノだよ。乗ってごらん。」
「わっ、グラグラする!」
「でしょ?床に縁を触れさせないように体の重心を真ん中に合わせるんだ。」
「(乗ってみたもののグラグラして)ムリー!絶対ムリー!」
となり、周りで見ている子が「オレもワタシもしたい!」と必ずなる。
すると「じゃあ、10秒間、縁を床に触れないように立ってごらん。」となったり、「どっちが先に縁が床に触れてしまうか?」という競争になったりするはず。
遊びながらのスポーツ、その結果、体幹が鍛えられる(はず)というストーリー。

すると「じゃあ、インチキがやってみせてよ!」と必ずなるのは10000%確実なので、先立って試しに乗ってみると、高さ5cmの板上では2-3秒、中心に重心を乗せられるものの10秒もキープできない!グラグラしてしまう。

ムムッ、ココ大付属学園開始まであと1ヶ月。
私がマスターしておけば、子ども達に言われても驚かすことができる!となり、バランスボードに乗り始めて3日目。オロオロ&グラグラの連続で成長変化ナシ。

上手な人(≒体幹が鍛えられた人)は、片足でもグラグラさせても縁が床に着かない。
体幹が鍛えられることで、スケボーやサーフィンなどのスポーツでも役立つはず。

子ども達に「はい、スポーツしなさい!」では通じないから「遊び感覚で気づけばスポーツ」がいいんだろうな。
どうしよう、53歳にしてスケボーやサーフィンに目覚めてしまったら(絶対にないな。)

エキストリーム買い物。

山手からの着陸飛行機。

ただの散歩なんだけど、(〇〇の写真を撮っておいた方が良さそうなだ)とか(いつもの散歩コースも飽きたな)とか(梅雨に入ると晴れを撮りにくいな)とか(しばらくあがってないな)など、色々よぎり、朝から松山城にあがり、そのまま朝食を買いに行こう!となる。
エキストリーム買い物。

普段は5時過ぎに出発する朝散歩もこの日は、朝仕事を終えてから出発。
すると通勤・通学の人たちに混じり県庁裏道へ。そこから一気に急坂をあがること数分、ゼーハーゼーハー言いながらロープウェイ山頂駅に到着。ロープウェイはまだ営業時間前。

山頂駅から松山城山頂広場までは約10分。
行き交う人もおらず、山頂にたどり着いた頃は7:30頃。見下ろすと、城山(堀内)公園を歩く、走る人たちが見えて、その先に街並み、そして海と空が広がる。

すると左手の空に何かが動いていて、鳥かと思ったら松山空港への到着便。
普段だったら海から着陸するのに、風の影響で山手からの着陸する光景にパチリと撮る。
ちょっとだけラッキー感を味わう。

朝風に吹かれながら、しばし休憩。
落ち着いたら一日のスケジュールを考えたり、今後の計画を思い出したりして朝散歩後編。

未舗装の古町道を下りていくと、外国人カップルと出会い挨拶をすると「松山城へはこの道でいいのかな?」と質問されたので「この道を数分歩けば着きます。」と伝える。

そして本来の目的だったスーパーに到着。
平坦な道なら10分で着く所、標高132mまで上がって下がると50分ほどかかった(笑)。

この時点で歩数は5,000歩を超えていて、15週間毎日5,000歩歩いたご褒美にコカ・コーラ社のドリンク券を1本ゲットする。
些細な日常の楽しみ方。

2025年6月7日土曜日

進めフィルム・コミッション!


いつものようにFC携帯が鳴り、未登録番号(≒初めて)。
「はい、えひめフィルム・コミッションの泉谷です。」
「あっ、泉谷さん!〇〇です。」
「あれ、〇〇さん!どうしたんですか?番号が違うけど。」
「個人携帯からです。」
「そうなんですね、どうしたんですか?」
「先日いただいたメールの件ですが、速報としてお伝えしたくて」
「何事ですか!?」
「スケジュールが変わってしまいました!」
「えぇっー!」という会話。
私たちの事を気にかけてくれて、自身の電話で慌てながらも連絡してくれる方もいれば・・・。

「この作品、進めましょうよ!」「愛媛県さんとなら進められますよ!」「こちらで整えたら連絡しますので、今後のやりとりはSlackでグループ作りますから!」
と威勢よい営業トークは昨年。その後グループはできたものの音沙汰なく、気にしていたのは1ヶ月程度で、それ以降忘れていたら、いつの間にかslackのグループが消滅してた・・・。

突如、企画書をバッーーン!と送付してきて説明書きがあったものの、島、建物などではロケ候補地を提案できず「世界観、イメージ、規模、年代など教えてくれませんか?」と返信したら、それ以降連絡こず。

企画書って機密情報だから、バラまかないと思うのに“やりっぱなし”でいいのかな?
お会いしたことも、話したこともない我々をそんなに信用してくれるのか?なら嬉しい。

「松山出身の映画を学ぶ学生が面白かったですよ!」
「それは嬉しいですね!撮影予定があるのですか?」
「あります。今度繋ぎますから、よろしくお願いします!」

「スミマセン!〇〇の者ですが、〇〇には道路使用許可は必要ですか?」
「番組の企画概要書を、えひめFCに送付ください。その後の返信に併記しますので。」
「そうですか・・・。」と、そのまま電話を切って送付してこない番組担当者。

と、愛媛における撮影界隈は浮き沈みはあるものの前進中。
進め、フィルム・コミッション。

警鐘を鳴らすべき?


ボランティア論を教える中で「どうしてボランティアをしたいと思ったの?」と、動機を尋ねると「(ボランティアは)就職に有利だから。」という返答を初めて聞いたのが3年前。
ボランティアに限らず、社会貢献活動も含め就職に有利というのが今の学生の常識らしい。
「ボランティア証明書」という書類を書いたこともある。

実は就職活動の経験がない(恵まれていたと振り返る)から推測だけど、学業以外の付加価値としてボランティア経験を“まとう”ことで、事業所ウケを狙っていると思う。違うかな?

事業所も学生の差別化(学生自身は自分の優位性をPRと思っているけど、実は他の学生も同じに思っているから、結局差別化されない事実)が難しくなっているので、新しい差別化要素にボランティア経験を見ているのかな?
違っていたら、教えて欲しい。

でも!ボランティアってウリでもアピールすることでもないと思うんだけど・・・は古い考えで時代に合っていないのかも。

そこへ「防災士という資格は就職に有利!?」のような話題になり、背景には南海トラフ地震などへの備え、万が一の時の知識や対応策を備えている就職希望者として有利ではないか?みたいな背景に(なんだか危険な発想だな・・・)と思ってしまい、つい「どうかな?」と挟んでしまう。

資格を持っているか?持っていないか?では持っていた方が良い。は賛成。
でも、資格保有の有無と仕事に必要な能力は全くの別物なので、そこを“同一で見る”は、本来の目的から外れてしまうと思うんだけどな・・・どうなんだろう?

効率性とか生産性、コスパ至上の果てが全て「ギブ&テイク、損得勘定」で測ってしまう昨今に警鐘を鳴らしたい。
人の付き合いまで、損得ので測られてしまったら・・・。

一見、無駄と思える所/コトにこそ、意味もある!

2025年6月6日金曜日

まもっていきまっしょい!


例え研修でも、自分たちが考えたアイデアに「これ、いいね!」とピンと来る時はある。
すると研修でもノリノリで検討するから内容は具体的になり、具体的だからリアリティ/訴求力が生まれ、聴いてる方もイメージ(脳内再生)しやすい→共感しやすい。は私の経験からもそう思う。

そんな「イケるかも!」というタイミングはどこ?と言われたら「ネーミング」もその一つ。
このグループは検討を重ねる中で方向性が出たものの「決め手」が定まらない中で、突然「まもっていきまっしょい!」と、どこかで聞いたことがるネーミングで中間発表をしてくれる。

防災に意識が低い若年層へ彼らの興味関心度が高い「ドラマ制作を通して」、知識のアップデート、防災のヒントなどを楽しみながら学んでもらおうという共創アイデア。

ロケ候補地も「須賀川ダム」「島」など具体的に検討するから、架空でもグループ全員が話しやすく、脚本家は〇〇さん、出演は〇〇さん、そして協力は「えひめフィルム・コミッション」となってた(笑)。

防災物語と言うとダサくも聞こえるけど、本物の防災グッズや最新の減災情報などを盛り込むなど、そこは演出次第。プロダクトプレイスメントという手法もあるし!

だから発表もノリノリで、エピソード1、エピソード2まで考えていたし、エピソード3の構想まで明かしてくれて、「振り切ったアイデア」と言うのは、ここまで意欲を高めるのか!?と感心してしまう。

個人的には「劇中劇」がいいなと。
愛媛県の広報担当職員が主人公で、テーマが防災/減災の広報番組の収録中に本物の地震が発災してしまう。建物に閉じ込められてしまうも、これまでに広報職員として得た知識やアイデアを駆使して72時間を生き抜く・・・とか。ダメだ、内容が浅すぎる。

振り切ってくれてありがとう!

ペルソナ化は大切。

2週連続の愛媛県研修所カレー。

公務員でも事業立案の時はターゲットを考えるけれど、「県民」であり、噛み砕いても「子育て世代」「シニア世代」「〇〇弱者」などが多い。
愛媛県研修所での共創研修も2回目。

今回のテーマは「若年層の防災意識の低さを改善する。」
だったでの、まずは「若年層って誰?」となる。

小学生?大学生?高校生?それとも34歳(若年層は15歳から34歳とされている)、各グループで検討が始まると、数分後には「大学生にしましょう!」と「 ターゲット=大学生」とホワイトボードに書いたグループが出たので、ちょっと待って!

「防災意識の低い大学生ってどんな人ですか?」「・・・。」となったので私から、「例えば!4月に隣県から大学進学でやってきた一年生、一人暮らし。実家暮らしの時は親から防災についてあーだこーだ言われたけど、一人暮らしになり、防災は大切と思いながらもお金はなく、バイト代は趣味やコンパで消えてしまい、防犯の優先順位は10番目くらいな学生。」はどう?と思いつくまま伝えると・・・。

「我が家だ。ホントその通り。どうして分かったんですか?怖い。」と、ビビらせしまう(笑)

“そこ”じゃなくて、ターゲット像を細かく設定することで生態を知ることができると伝え、普段はしない「ターゲットの細分化」に挑戦する県職員。

ホワイトボードに「ターゲット=小学生」を見つけ、「小学生と言っても1年生と6年生とは全然違いますよ。どのあたり?」と尋ねると踏み込んでいなかったようで検討してもらうと「小学生3兄弟(姉妹)の末っ子。いつも親、兄、姉が面倒みてくれるので防災意識はゼロ。でも、末っ子なのでゲームやテレビの主導権はなく、自分も優位に経ちたいと思ってる小学4年生。」となり、リアル過ぎる設定に大笑いする。

午前中が終わり昼食で並んでいると「ターゲットのペルソナ化は大切ですね!」という話になり、「今日の昼食はなんですかね?楽しみ!」と言ったら「カレーです。」と教えられ「えぇ!先週もカレーでした・・・。」と、ターゲットを気にしないコトもあると知る。

2025年6月5日木曜日

人の縁とはこんな感じ、。

岡姫乃さん。

岡姫乃さん。昨年12月にエールラボえひめで行った「失敗談祭」に参加してくださる。

その時、彼女は「防災などの周知活動を広めたいです!」と「防災」について熱く語ってくれて、(へー、若い方なのに防災に興味があるんだ。それにしてもよく通る声だな)と、思っていたら武蔵野音大で声楽を学ばれたとのこと(だから歌えもする)。

それからしばらく経ち、愛媛県研修所で共創の打ち合わせをしているとテーマの一つが「防災」になり、アドバイザー(防災士)をお招きしましょうと候補者を思い浮かべたら、岡さんの顔が思い浮かび打診すると快諾。

ただ「私、そんな(研修)所に行くの初めてですけど、大丈夫でしょうか?」と心配される。

それもそのはず。県職員も岡さんも互いに知らずの仲で研修は成立するのか?と不安になる。
しかし、そこの橋渡しは私の役割で、「誰にでも最初はありますから、心配ならさらずに。」となる。

自分で(お前も言うようになったな・・・)と思ったのは、私にも研修所デビューはあり、2011年にココ大を設立してすぐに依頼があり、その時は当時の市民活動界隈を牽引していたKさんからのお誘い。

今回の岡さんのような役割で共創アイデアにアドバイスをしたり一緒に考えたりして過ごしたのがデビュー戦。

その後もKさんとタッグを組み、愛媛県、県内市町で研修を担い続ける。
余談は私たちの講座は人気になり、3日間という今では考えられない連続講座で盛り上がった過去もある。

その後、Kさんは引退(20歳年上でしたので)。
引き継いだ私は、面白がっていただき愛媛県研修所での講師も14年!となる。これは「えひめフィルム・コミッション(事務局:愛媛県観光国際課)」があるからと思ってる。

人の縁と言うのはこんな感じで繋がる&広がる。

ロケ地マップ。


「募集されていた映画のエキストラは無事に集まりましたか?」とNHK松山のラジオスタジオで松下ディレクターと尋ねられる。
「おかげさまで定員に達して募集は終了しました。」
「私も応募しようかなと思ったんですが、仕事でした・・・。」と、松下Dをはじめ、多くの方々「作品名も分からない、出演者も分からない、エリエールゴルフ場という車でしか行きにくい場所」にも関わらず、興味関心をもってもらえたことに大感謝。

そんな前フリだった「ひめゴジ」収録。今回の話題は「ロケ地マップ」。
ロケ地マップは、私の記憶は正しければ日本独自に発展している映画などの副産物。
観光地図にロケ地が紹介されていることはあっても、ロケ地マップを空港や駅などで見たことがない。
日本ではフィルム・コミッションが撮影誘致支援の成果をロケ地マップに反映させたのかもしれない説。

そんなロケ地マップを、えひめフィルム・コミッションでは今年度、制作する。
「どんなロケ地が載る予定ですか?」
「愛媛県庁本館、萬翠荘、大山祇神社、愛南町外泊地区、しまなみ海道・・・」と、これまで撮影があった場所を紹介しつつ、「これからロケ地として提案、推していきたい候補地」として紹介したのは「佐田岬半島(日本一細長い半島。戦争遺跡、古くからの習わしなどもあり、映像コンテストも行われた魅力豊富な場所)」「西条の禎瑞地区(愛媛のベネチアです。と教えられた水郷。実際にベネチアに行ってから見直すと、意味がわかった)」。
この2カ所は特徴があるのにこれまで撮影されたことがなく、提案できたらなと。

ジャパンFCでは全国ロケ地マップフェアを毎年開催していて、数年前から「ツーリズムEXPOジャパン」との共催になり、多くの人がロケ地マップに興味関心を持ってくださり、気になる作品、気になる地域のロケ地マップを持ち帰っていただいている。

「ロケ地マップ、深いですね〜。知りませんでした。」と驚いてくれた岸本さん。
デジタル全盛期だけど紙だからの価値もあるロケ地マップ。

2025年6月4日水曜日

味を守るって大変!

マトンカレー+アイスコーヒー(1,000円)

学長日記で「ラルキー」と検索すると最後の日付は2019年9月だった。
すると、それ以降、行ってないってコト?いや、たぶん行ってると思うけど学長日記に書いていないだけかも・・・。でも相当久しぶりのラルキー。
2019年の時点でオーナーが変わってたけど、また変わったのかな?全然違ってたという話。

打ち合わせなどを済ませたら13時すぎ。これからアパートに戻り昼食は面倒くさい。
外食しようと選択肢は「定食、ラーメン、カレー」の3択。
定食は先日、食べた所、ラーメンという気分でないかも・・・と、カレーにするも「ニューポカラ」まで歩くか?通り沿いにある「ラルキー」に行くか?「ケサリ」は無かった。

通り道沿いにあるラルキーに決めて席に案内されて、オォとなる。
見慣れたA4縦型メニューではなく、B4横型でカレー種類、辛さ、ナンorライス、食後の飲み物を組み合わせて注文する方式だった。

5分後に注文した「トマトベースのマトンカレーセット(1,000円)」が出てきた(本当はほうれん草のサグマトンが食べたかったけど無かった。)

(ドレッシングが違う!)と気づくもフツーに美味しかった。そして壁に目を向けると「ラルキーのドレッシングをお家でも!」と外販PRをしてた。きっとオリジナルを作ったのね。

そして、メインのマトンカレーをナンといただく。
*以下はは個人の感想です。
ナンはニューポカラに比べて薄い?もしくはモッチリ感が弱い?と言う感じ。
そしてルーはシャバシャバ感が強く、水っぽさもあってスープみたいな感じだった。
味も控えめだったような・・・。

20年以上前から知る老舗のラルキーだけど、ラルキーから独立したフレンズが行うニューポカラに軍配!

味を守るというか変革し続けながら維持するって大変だよな・・・と、食後に出たアイスコーヒーを飲んで精算。
次はあるかな?どうかな?

15回目の開校記念日。

授業回数は14年で700回を超えました。

2011年6月4日、松屋城の下に広がる城山(堀之内)公園で、NPO法人いよココロザシ大学は100名以上の方々と開校式を行い、早速3つの授業(「美甘子さん(歴史アイドル)が語る!ふるさと大三島の歴史」「
集まれ!松山城石垣探検隊~松山城石垣の秘密を探る~」「庶民の「お能」松山藩ゆかりの伝統芸能を体験しょ!」)を行った。

あれから月日と経験を重ねて、今日は15回目の開校記念日。
一部のNPO法人が地域や社会から、いつの間にかフェードアウトしたのを見ていたから、ココ大が今日まで続くとは想像できなかった。
と言うか、そんなコトを考える余裕はなかった。
授業数が700回を超えたなんて実感が湧かない(先日704回目が終了)。
市民学生も2200名以上、市民先生も350名以上。

ここまで成長できたのは偏に共感しかなく、授業を作りたい!と言ってくれた方々、授業をして欲しいと依頼してきた方々、授業に協力したいと資源を提供してくれた方々、授業を受けたいと申し込んでくれた方々などのおかげ。大感謝!

その結果「ワンダーえひめ(愛媛の生物多様性)」「しまのわ分校(愛媛の離島振興)」「南予通信大学(愛媛県南予振興)」「風早推し隊(北条地区の魅力発掘)」「愛顔の食卓(愛媛の六次産業課振興)」「愛媛国際映画祭」などに携わり、経験値LVはかなりあがったと思う。

ただ、そんな時にコロナ禍になり「人と会ってはいけません。集まっていけません。」はココ大の根本を揺るがして事業変更を余儀なくされる。

そんな時、数十億円の巨大プロジェクトに携わり、光を見出すも青天の霹靂でプロジェクト自体が中止!愛顔の食卓も事業終了。2000万円の借金も背負い、描けずにいたら「ココ大付属学園」「IYO夢みらい館」の相談があり、「えひめフィルムコミッション」は強化される。

面白がってくださる方々に支えられている15年。

2025年6月3日火曜日

ココ大付属学園、申込み終了。

今年は行きたい鹿島ピクニック!

過去4年間、夏休みのココ大付属学園は「通し利用(1100円/人日)」と「単日利用(1500円/人日」の2種類で申し込みを受けついていたけど、2025年度は「通し利用のみ」しか募集しないと決め、保護者にも説明して、いざ申込み当日を迎える。

(定員割れしたらどうしよう)など思いつつ、申込み開始時間にフォームをオープンすると・・・。
3分後から1件目、2件目、3件目・・・と続き、30分後には45名の定員に達したので受付を終了する。去年は「通し利用」が35名、「単日利用」が11名だったから同等の反響に安堵する。

そして15名が2025年度初参加(うち10名は“本当の”初参加)ということで、新陳代謝というのか新しい子ども達が創る雰囲気が楽しみになる。

5回目の夏だけど、毎回思うのは子供の数は減っているけれど、夫婦共働きは70%とのことで、夏休み中の預け先に困るご家庭は多い。預け先がないと働いても心配事は多い。
「子どもを預けられたので不安なく仕事ができました。」と感謝されたのは3月31日で卒業した6年生の母親。

かたや、これまで単日利用されていた方は通し利用で申し込むか、今回は諦めるかしかなく一抹の申し訳なさも感じたり・・・でも、こればかりは仕方がない。と思うようにしてる。

と、言うことで夏休み34日間を乗り切るためのギアが一段あがった。
参加費が申し込まれ、スタッフとの情報共有が多くなり、ハーモニープラザにも行く回数が増える。松山市こどもえがお課ともやりとりが増え、一方でインターンシップの学生、私の授業、他の先生の授業を履修している学生の研修機会となり、また他の先生からは絵本専門士を目指す学生の受け入れ場になったり。

そして今年こそは、鹿島に行きたい!行こう!去年は台風で予備日でも行けなかったから。

審査経験から。


資金調達をしたくても、そもそも(どんな活動が助成金の対象になるのか?分からない)が多く、質問で出たのは「私がしている〇〇活動は対象になりますか?」的な内容。

「個人活動は助成金の対象にならないです。」と伝え「募集要項に書かれている多くは、法人の有無を問わず団体です。」と続け、「じゃあ、どうしたらいいですか?」と残念そうな顔をされるので「仲間を募ればいいのです。」となる。

でも、ここで多いのが「仲間が集まりません。」問題。
この場合、一方的に募っているコトが多いので「先ずはご自身から何かの活動に入ったらどうでしょう?誰かの仲間になるのです。」はテッパンアドバイス。

そんなこんなな質疑応答をしていたら12時の終了時間を過ぎてしまうも質問したい方は多く、延長戦に入っても12時30分になってしまった。全てにシッカリ答えらなくてゴメンなさい!

まだ質問者が残っていたので場所を変えて、延長戦からの延長戦に突入。
相談者は助成金を既に申請していて書類審査は通ったとのこと(素晴らしい!)、しかし、次はプレゼンテーションがあるとのことで、プレゼンの経験がない相談者は不安いっぱいで朝から晩まで悩みが尽きないとのこと。

そこで、審査経験も多いので、その視点からアドバイスしたのは以下の5点
(1)作成資料が多い
(2)自己紹介が長い
(3)説明/文章が多い
(4)メリハリがない
(5)全部言いたがる。


最初は枚数も多く、説明も長く、構成にメリハリもなかったけど、90分後、資料は半分にできたし、説明も短くできたし、構成にもメリハリついた。そして“思いの丈”を大いに語る時間も取れた!

朗報を待つ!

2025年6月2日月曜日

停止、停滞、終了、放棄。

一人一人参加同期などを発表

数々の事業相談に対応してきた経験から、責任感が強い人(≒課題に対する意欲が強く、自分が頑張らなきゃ!)ほど、ある日突然、ポキッ!と“何か”が折れたり、プチンッ!と“何か”が切れてしまい、事業や活動、取り組みなどが停止、停滞、終了、放棄される傾向があると思う。

そして、後味が悪いのは、それまで一生懸命だった公益活動に対して非難したり、協力者や関係者まで非難してしまったり・・・。よほど我慢してたんだろうな・・・と思う。

時に助成金や補助金を出す方にも問題はある。
多いのが「応募の数合わせに公益活動団体へ声をかける」こと。
声をかけてもらえて喜ぶ公益活動団体だけど、実は本命ではなく、でもそれに気づかず、結果として不採択。
 
ウソかホントか?思い込みか?は誰にも分からないけど、提案したものの不採択だった内容がその後に復活していたり、いわゆる“搾取”とも思われる事案が時に発生することもある。

話を戻して。
公益活動に自腹を切る人はいる(多い)。
それも自身が始めた(立ち上げた)活動なら、なおさらのこと。なぜなら、最初は資金も仲間も物資も乏しい状態から始めるから身銭を出すした思いつかない。

でも、身銭を出すのが嫌か?と言われると(自分が言い始めなのでしょうがない。)という気分もあり納得感はある。それは身銭だけでなく、自分の労力(≒時間)提供も同じ。

だけど、一年、二年と身銭や時間を割き続けると、実入はほぼなく、消費&消耗で疲れてくる。
わきあがる悶々感に蓋をして抑えていても、ある日、爆発してポキッ!とかプチンッ!になる。

そんな状況にポーションのような役割があるのが資金であり調達の必要性。
皆さん、自己紹介で赤裸々に語ってくれた内容が痛いほど沁みた。

客観的にまとめてもらった。

名物「研修所カレー(700円)」

先日の「民間との共創事業」について、全員からいただいた感想をChatGPTにまとめてもらったら以下のようになった。

1. 研修全体の満足度・印象

  • 楽しかった、面白かったという声が多数。
  • 普段の業務とは違う考え方を知る貴重な機会だった。
  • 非常に有意義な研修だったという肯定的な声が多い。
  • グループでの議論や協働により、新たな気づきが得られた。

2. 内容・講師に対する意見

  • 泉谷先生の指導が非常に分かりやすく、参考になった。
  • 実体験に基づく話に説得力があった。
  • バックキャスティングという新しい手法について学べたのがよかった。

3. 時間・構成について

  • 全体的に時間が足りなかったという意見が複数。
  • 午前の議論を充実させすぎて午後の作業時間が不足したと後悔する声も。
  • 座学と演習の連続で疲れたが、やりがいはあった。

4. 学び・今後の活用

  • 今後の業務に活かせるという声多数。
  • 政策立案における新しいアプローチとしてバックキャスティングを評価。
  • 共創の考え方や柔軟な思考の重要性を実感。
  • 他部局との協働や横断的な検討が有益だった。

5. 改善提案・要望

  • テーマ設定をある程度絞った方がやりやすいという提案。
  • 演習の時間を増やし、より深く事業立案できるようにしてほしい。

6. その他

  • 他の班の発表が刺激になった。
  • 普段の業務では経験しないことに挑戦できたことへの評価。
  • 若手職員にもぜひ受けさせたいという意見。
  • 今後もこのような研修を継続してほしいという要望。
写真は職員と一緒に食べた名物「研修所カレー(700円)」。
実はその時に話した「撮影こぼれ話」が最も刺激が強かったかもしれないのは、講師として複雑な気持ちになったのはナイショ!