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2020年2月5日水曜日

混ぜるな危険

全国各地から集まった110名のフィルム・コミッション担当者を前に「好事例に近づくには?」とワンポイントレッスン。「実は撮影の誘致・支援は目的ではない!」と伝えたら驚いた人もいたけどホントです。撮影の誘致・支援は社会資源を投入した「結果」に過ぎず、誘致・支援した結果から創出した「価値(アウトカム)」が重要!観光客かもしれないし露出回数かもしれないし、ロケ地ツアーの造成かもしれない。

事例にはいきなり到達しない。到達したい頂き(≒事例が成し遂げたコト)を目的として見上げるなら、途中のチェックポイントは目標となり段階的に頂き(目的)に近づく。目的は全体で一つだけど、目的までの道のりには複数の標を立てることができる(それぞれの目標には「目標の目的」を立てることができる)。ポイントは達成度ではなく、残務量で測ること。

「戦略は方向性、戦術は具体的な方策だから混ぜて話さない!」と伝える。海外作品を誘致して海外からの観光客を増やそう!は方向性。その為に他の部署と連携したり、インフルエンサーを招くのは戦術。分かりにくいのは混ぜて話してしまうから。実はフィルム・コミッションに限らない普遍的なもの。「FCのターゲットはどこにいる?」については次回と紹介!

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