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2020年2月3日月曜日

木村監督映画論。

木村大作監督の大ファンという学生らのリクエストにご本人がサインを書いている図。木村組(撮影隊)は20人ほどの精鋭ということ(一般的な組は50人ほど、中には80人の組もあるほど)。映画は「流れ」なので点にこだわり過ぎないこと。マルチカムのワンショット、ワンテイクが基本(「散り椿」では最大5台のカメラを使い、ライティングなどに細心に細心の準備を整え、ワンショット、ワンテイク。だからカットを繋いでも全く違和感ナシ。)

結果、シーンへの緊張感、集中力が現場で共有され、撮影日数も短くなると木村監督。これは黒澤明監督からの教えだそうです。そして一般的に制作部が先乗りしてロケハンなどを行い、その後に監督らがくる流れを「オレが自ら(ロケハンに)行くから話が早いんだよ!」と、ロケハン=メインロケハンというダイナミックな流れにフィルム・コミッションにはありがたくも戦々恐々かも。

実は監督でもありプロデューサー役も担う木村監督。企画を立て提案し資金を集める他、舞台挨拶の時は自らハンドルを握り上映先へ赴き作品のPRを行います。「自分が納得するモノしか作れないだろ・・・」と金言。数々の豪快話(伝説)も聞かせていただき、さながら授業を受けている気分に。「ロケのためにフィルム・コミッションは頑張らないといけないんだよ!」と金言その2。

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