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2024年5月18日土曜日

古今東西普遍的なこと。


「〇〇の撮影が決まりました。」と制作会社から連絡が入る。「ありがとうございます!」のお礼になったけど、撮影しても諸事情で「お蔵入り」もあるのがご時世。
どうか放映されますように!連絡ありがとうございました。

で、思い出す。「そう言えば〇〇の撮影はどうなった?」と、4月に撮影予定だったけど、その後何の連絡もない案件。担当者に連絡すると「スミマセン・・・今回は別の所で撮影しました。」と報告を忘れていたとのこと。

相談する時は“藁をもすがりつくような”依頼なのに、自分たちの事情の時はそっけない。
制作会社よ!人材育成だよ!報連相だよ!自分たちで自分たちの首を絞めてないか?

先日の撮影相談では島を紹介したけど、撮影隊は機材が濡れたり移動手段の心配から、敬遠されてしまった。でも、その一方で島でしか撮影できないので!と言う撮影もあるから、やはり島は貴重な資源なんだなと。

話を戻して、報連相は古今東西普遍的なこと。報告・連絡・相談の定義や順番などは関係なく、一連のやりとりを始めたらキチンと終わらせて欲しいが願い。

だからか冒頭のようにフツーのことなんだけど、丁寧に連絡して更に放送日が分かったら教えてくれるまで連絡してくれることに感激してしまったり。
業界特有の常識や慣例が世間一般と同じようになりますように!

2024年5月11日土曜日

愛媛県ならTOON市!


推察だけど「このままじゃマズい・・・」と思った人たちが「BLUE RIGHTS」という映画やアニメなどの企画製作会社を立ち上げて、世界展開を見据えたロードマップを立てたり、同じように映画製作ファンドなどを手掛ける「K2 Pictures」を立ち上げたり。

この「K2 Pictures」は、これまでの映画製作会社からの下請け的な製作から、国内外のこれまでとは異なる投資家からの参入も促している新しい取り組みを展開するとのこと。

良くも悪くも閉鎖的だった製作の縛りが開かれるのことになり、パンドラなのか?どうなのか?でも、このままでは日本の映画業界はジリ貧なのは間違いなく、最前線で活躍している人たちが、わざわざ独立して挑戦するって後進にとってもいい。

と、首都圏の話ばかりだけなく、4月に熊本県熊本市に東京のアニメーション制作会社「C2C」がスタジオを開設。社長は熊本県内の美大卒。
熊本県初となるアニメーション制作会社では現地採用で3年後には30人体制にするとのこと。

愛媛県でも今は県外で働いているけど、いづれは愛媛に戻り仕事をしたい人は少なくなく、アニメ業界だけど、アニメはこの先も発展し続けるので、制作に距離は関係ない時代、いい参考になると思うけどな。
愛媛県なら東温市に誘致!Toon市だし!

と、言うとフィルム・コミッションも同様で強化をすれば、実写もアニメもゲームも扱えると思ってるのは私だけかな・・・。

一本にするか?二本にするか?


えひめフィルム・コミッションが一時的に入っているNTTビルの入り口に貼られているアニメ版「がんばっていきまっしょい」のポスター、そしてチラシ。行き交う人が見たり、チラシを手に取っていく。
その様子を眺めると「おうっ!今日は何の用事?上に行くの?」など、声をかけてくれる人あり。「楽しみだよな!」と声をかけてくれる人も。ありがたい。

そんな平穏な傍で、新宿・歌舞伎町タワーに一席6500円のプレミアム映画館(109シネマズプレミアム新宿)が誕生し、通常席が4500円!プレミアム席が6500円!ってどういうこと!?

“貴重な息抜きにお金を惜しまない層”がターゲットとのことだけど、そんな方々にはラウンジが用意されていて、ポップコーン、ソフトドリンクは無料で飲み食べ放題。別料金でアルコールと食事可能。流れるBGMは故坂本龍一氏作曲。
肝心のシートも通常より2倍以上の広さでリクライニングなどもできる。

別では、シネマサンシャインは6月1日から1900円の鑑賞代金を100円値上げして2000円にすると発表(東宝シネマズは昨年中に2000円に値上げ済)。

109シネマズプレミアム新宿の通常席が4500円だから、シネマサンシャインでは映画を2本観れる計算。一本を優雅に見るか、それとも日本を普通に観るか?
でも、よく考えると観る映画そのものは、IMAX画質とか音響などかな?作品自体に通常以上の没入感があったら高くない!

2024年5月9日木曜日

小回りきくなら。


「ウチは大手ではないですからね、小回りはきくんですが、何かウリがあれば・・・。」と、タクシー会社。「ジャンボタクシーは何台あるんですか?」「1台です。」「地方での撮影時では必ず車移動に相談&質問があるので、対応できるなら相談させてください。」で話が進む。

撮影隊が来県する際にレンタカーを借りる場合は、運転手を自前で用意する必要がある。逆にジャンボタクシーを借りる場合は運転手付。

「ロケ地って巡れますよね?(≒聖地巡礼)」「そうですよ、小回りがきくなら、ロケ地巡りタクシーという手もありますよね。」「ホントだ!でも、ロケ地を知らないんですよ。」「お手伝いしますよ!」「それは嬉しい!最近、愛媛での撮影、多くなりましたよね。」

「でも、ロケ地巡りだけではパンチが弱いので、腹が減ったらロケ弁のお店や名物お店なども挟むとより魅力的な時間になると思います。」「そうですね!」
「ロケ地巡りタクシー以外にも、松山だったらパン屋が多いので、どこかのホテルと提携して“パン巡りタクシー”とか、“夜景タクシー”“スイーツタクシー”など参考になるツアーは神戸や他にも色々ありますよ。」

「“ぼんぼり”も目立つようにしたら面白いかも!ロケ地巡りならカチンコとか!」「面白いです!それ、本当に参考にしてもいいですか?」「どうぞ、参考ですから。」
やったもん勝ち!

2024年5月8日水曜日

独り言。


「日常↔︎非日常」「善↔︎悪」「現実↔︎夢」「事実↔︎偽り」「好き↔︎嫌い」「プロ↔︎アマチュア」「営利↔︎非営利」「劇場↔︎配信」「本音↔︎見栄」「義務↔︎責任」「マンネリ↔︎恒例」「地方の課題↔︎世界の課題」、そして「生と死」。
これまで境界線(があると思われていた一線が)が曖昧になって、実はマトリックスの世界なの?は映画の見過ぎ。

だけどAIに作らせた動画が増えて、すっかり騙されたと言うか区別がつかず(この先、映画界隈はどうなるの?)と思ったのは事実。単なるCGの発展ではないがポイント。

そもそも映画という表現は慣例的なもので、定義は「カメラで撮ること」とのことで、更に「脚本、演出(演技)、映像」が含まれている総合芸術の一つとwikiなどを参照。

でも、OpenAIが“テキスト”で指示をすれば動画生成ができる“sora”を発表してから、早速現場で導入されていて、教えてもらわなかったら違和感なく見れてしまうのがスゴいと言うか慣れ。
でも、あえて言えば「不気味の谷」のような感情もあるけど、いづれそれも解消されたら、それは新しい日常なのか?

いづれAIによる評価の高い作品が誕生するのは間違いなく、その時に「映画と呼べるのか?」的な議論が起こるのは必須。するとキャストに数億円のギャラを払ったり。1億ドルの制作費などをウリにした超大作なんて・・・と言う時代になるのか?
フィルム・コミッションでも作品を作れるようにもなる・・・と思うとスゴいと。

2024年5月6日月曜日

強い写真。


この構図を撮った理由は5つあって・・・。
1つ目は真っ直ぐな道で、奥から手前に向かっている様子が撮れる(どんどん大きくなる画)点、二車線だから時間差も可能。

2つ目は二車線道路から本線に出る場合、それまでは正面しか撮れなかった画がハンドルを切ることで横向きとなり、“動き(変化)が撮れる”こと、ドリフトだってできるかも。

3つ目は真っ直ぐな二車線道路に対して横切る歩道がある点、更に目の前に車道も路面電車も通り、横切る車、路面電車越しに撮れる点。路面電車が左へ、その向こうでは車が右へインアウト。

4つ目は真っ直ぐな二車線道路の突き当たりには山が映り、手前は建物など近代的なのに奥が山という“コントラスト”が撮れる点。

5つ目は「朝焼け」なのか「夕焼け」なのか分からない点(実際は朝5:30の朝焼け)

これら多くの情報が詰まったロケ候補地写真は「強い写真(画)」と言われて、制作者に好まれる傾向がある。

でも、意識しないとフツーの眺めだし、(ここで何が生まれるの?)という感じ。
だけど、想像してみてほしい。

旧型の伊予鉄道の路面電車がフレームインアウトしたら、奥からタクシーがやってきて一時停止、よく見ると彼女が乗っていて、「おーい!」と手を振ったら、たまたま横断歩道を渡っていた違う女性が自分に声をかけられたもの勘違いしてこっちを向くも怪訝な顔をしてプイッ!
タクシーに乗った彼女は気づかず、そのまま曲がって走り去るシーンとか。

妄想ロケハンってこんな感じ。

全国ロケ地大学ランキング。


創価大学は「ロケが多い」と妻からも聞いていて、最近では「Eye Love You」「ブラッシュアップライフ」などのロケを受け入れ、学生の間では“知ってて当然” のようで大学の魅力の一つとして認識してた。話題になるっていい。

(大学も撮影を活用して学生へPRしたいんだろうな)と思ってたら「全国ロケ地大学」としてAERAが書いてた。

1位は43件の受け入れをした埼玉県立大学とのことで、先ほどの創価大学は23件の受け入れ。きっとこれは「建物の映え感」「構内の広さによるバリエーション」「撮影への理解度」が影響していると思う。

ちなみに愛媛大学は「がんばっていきまっしょい(ドラマ版)」など松山大学は「恋は五・七・五」、松山東雲大学では2時間ドラマなどでお世話になった、聖カタリナ大学ではまだ撮影実績ナシ(メインロケハンまで)。
大学も今後を見通すと、新規学生の獲得に必死などと言われてるから、撮影への理解や可能性をFCから積極的にPRすればいいのかな?

大学以外でも「鉄道会社」も全国的に撮影には積極的で愛媛では伊予鉄道さんには20年以上、無理難題でお世話になってる、大感謝!そしてJR四国が所管の下灘駅はロケの聖地!
他にも「高速道路会社」も積極的で愛媛で言えばしまなみ海道を所管する本四高速さん。
こうして日本全体の撮影フレンドリー化が進んでいくと、撮影環境の充実がはかられ海外作品も来やすくなるはず。

2024年5月1日水曜日

言わせてバラエティ。


至極個人の意見です。先日、愛媛県でも撮影&放映されたバラエティ番組のトラブル露呈は、間接的にフィルム・コミッションにも悪影響があって真摯に受け止める。

ああいう番組は、フィルム・コミッションに撮影相談はしない(その理由は手続きなどが間に合わないから)。
でも撮影相談が来る時もあって、ただそんな時は現場で何か問題が発生した時(例:宿がない、モノがない、誰か紹介してくれなど状況説明もなく、時間を問わず連絡してきたことも)。
都合がいいと言うか、問題がなければ連絡はしてこない。

そして、撮影交渉をタレントがする場面があるけど、何の前ぶりもなく突然現れるタレントに多くの人は喜ぶけど、困る・嫌がる人もいることを考えず、勢いで圧倒する雰囲気は考えもの。

と、言うのもその場の雰囲気もあり、撮影はできたとしても、撮影隊が帰った後は「もう二度と撮影に来てほしくない!」と地域に思われたら、そこではもう撮影はできない。
でも、撮影隊は、そんなコト知ったこっちゃないと撮影さえ終えれば関係ないとどこ吹く風。

演出的にハプニングもコンテンツの一つとして“おいしい”と思われたら困りもの。
散歩から始まり、自転車、バス、バイクなど地域をブラブラする企画(撮影)は地域目線で面白いんだけど、地域に無意識の負担を強いてることを忘れて欲しくないな・・・と私見。

巷に流れる「制作費が安く済むから“この手”の番組が増えている。」と言う噂は真偽不明。

2024年4月27日土曜日

真実はいつも一つ!


どう考えても“不思議(≒理解ができない)”。2020年1月21日に書いた「道後温泉湯けむり殺人事件!?」という日記の閲覧回数が突如1000回以上も爆上がり、バズる。
内容は第一回愛媛国際映画祭で「アニメ作品とご当地」と題して、名探偵コナンのプロデューサーである諏訪道彦さんらをお招きしますよ!という告知。
すでに4年以上前の内容だから、読んでも終わってるし、フンフンでしかない。

ハッシュタグも付けてないし、SEO対策なども一切してないから、検索ロボットで引っかかることはないと思うけど不思議。そもそも万人に向けて書いてないし。
詮索すると、諏訪道彦さん=名探偵コナンだから、新作のプロモーション時期に何かしら該当したのか?でも、それなら、これまでの作品でも該当したはずだけど、なぜ今回だけ・・・。

このバズり方は2017年5月14日に書いた「制作者へ物申す!」を思い出す。
いつものよう(当然、ハッシュタグなどもなく)に何気なく書いたら、翌日からガンガンと閲覧回数が増えて100回以上のシェアも行われて、見たら累計4万回以上の閲覧回数だった。
それからしばらくは、他の日記の閲覧回数も増えて、激励や応援のコメントやメッセージも増えて、知らない大勢の人を感じ怖くなった思い出。

今回のバズり。全く予想もしてなかったし、背景も分からず。コナンにお願い!という感じ。

2024年4月23日火曜日

天国の人たち。


「誰ですか?」的なコトを言われたので残しておく。
2001年の正月に当時のニュースステーション(久米宏版)で、フィルム・コミッションの紹介をしていた際に事務局的な役割をしていたOさん。

連絡すると「会いましょう」となり、新橋の東京第一ホテルで意見交換したのを今でも覚えている。
Oさんは既に70歳過ぎ。当時は国土交通省がFCの研究会を開いていて、私を面白がってくれたOさん。この人から全てが始まる。その後、連絡が途切れて届いたのは訃報。

Hさんは某県の公務員フィルムコミッション担当者。年齢が近かったことから意気投合、色々と相談した中だったけど、ある日、起きてこなかった・・・と聞いた。
FCの可能性を色々描いていて、今のFCを見たらどう思うかな。

Kさんもフィルムコミッション担当者。強面ながら実は“優しいしゃがれ声”が特徴の兄貴分で、私が撮影支援したレクサスのCMをとても気に入ってくれて、いつも笑顔で接していてくれたKさん。しかし「ちょっと体調を崩してね、入院するんだ。」を最後に帰らぬ人に。

Mさんは協議会時代の事務局長。その後、大学の教授になられた。私を文化庁に推薦したり、色々と面白がってくれた人。病に侵されながらも生前パーティーをしたり、遠距離を送迎してくれたり、愛媛に来た時は連絡をしてくれたり、FCの黎明期を支えた人。

特別に崔洋一監督。日本映画監督協会理事長としてジャパンFCの理事に参画してくださり理事長就任を報告すると「君か!いいかナショナルFCとしての矜持を持て!」と、叱咤激励をしてくれた。
毎回、理事会をひっくり返す勢い(実際にひっくり返しもした)だったけど、今となっては思い出。

2024年4月19日金曜日

思い出して涙。


令和5年度第3回目のジャパンFC理事会終了。ジャパンFCの役割は大きく2つ【全国各地のFCが繋がっているネットワーク組織】という役割と【日本のナショナル・フィルムコミッション】という役割があり、撮影の誘致&支援だけで評価を得られた時代はとうに過ぎて、成果や結果に新たな期待や可能性を見出している人がドンドン増えている事実。

その一つ、福島県に「相双フィルムコミッション」が先日誕生!

相双FCの特徴は広域連携で、14市町村(新地町、相馬市、南相馬市、飯舘村、広野町、楢葉町、川内村、富岡町、大熊町、双葉町、葛尾村、浪江町、田村市、 川俣町)を相双地区と設定して撮影の誘致&支援を開始。


早速、コマーシャルや配信作品の撮影支援をしたようだけど、この地域は“福島第一原発の原子力災害により、多くの地域で避難を余儀なくされましたが、現在は一部の地域をのぞいて住民が生活できるようになり、復興に向けて新たな歩みを進めるエネルギッシュな地域です。”とウェブサイトの紹介。

長年、地域づくりに携わっている者からみると、復興+@の地域づくりをフィルムコミッションを通して描いているんだと思うと勝手に感慨深くなる(涙)。

撮影隊にしてみれば、撮影の支援だけで十分!と思うかもしれないけど、20年以上も成果を出し続けると、FC自体が地域づくりと言っても過言じゃない気もして、今は天国にいるFCに携わってきた人たちを思い出したり(涙)。頑張ってるよー!

2024年4月18日木曜日

一人でほくそ笑む。


(ナニコレ!)と、突如目の前に現れた輪っか状の歩道橋。普段の散歩場所より、少し離れた場所だったので全く気づかず。
正式名称「南大沢輪舞(ろんど)歩道橋」全周169.646m、直径54.0m。歩道橋上にはアーチが4箇所に架かってる。

交差点の上に存在していて、迫力十分と言うかセットのよう。
直ぐに(ドラマで使われそうだな・・・)と思うも大正解で「この声をきみに(NHK/2017)」「わにとかげぎす(TBS/2017)」、「ダンダリン労働基準監督官(日本テレビ/2013)」「プロポーズ大作戦(フジテレビ/2007)」など多数の作品に出てた。
フィルム・コミッションとしてロケ地選定の目利き力はあったようで、一人でほくそ笑む。

この辺りは「毎度おさわがせします(TBS/1985)」が撮影された近くでもあり、当時中学生、思春期真っ盛りの少年だった私は、今を全く予想もできず撮影現場に遭遇したのを思い出す。ほんと、よく遊んでた公園がロケ地になってた。

話を戻して南大沢輪舞歩道橋にあがると、どこへ繋がっているのだろう?と興味本位であがってみると、どこにも繋がってなかった・・・。
単に169.646mの全周を歩けるだけで上り下りの階段が四箇所あるだけ。
ここで撮影すると印象的なシーンにはなるけど、それは演出の力が大きいと実感。
最初に見つけた製作部はスゴい!ロケハンって面白い。

2024年4月15日月曜日

どこで何に繋がるかは分からないけど。


令和6年度のフィルム・コミッション事業は既に始まっていて、早速の撮影相談もあり、協力者へ依頼などしてる最中。愛媛県、松山市役所とも今年度の攻め方などの打合せも終了。

「はい、泉谷さんの分です。」と「がんばっていきまっしょい(アニメ版)」のチラシと大判ポスターも預かる。
公開まで「まだ半年も」なのか「もう半年しか」かは人それぞれだけど配給の松竹の気合い&熱量は高い。PRも始まり、こんなにも期待や想いを醸成できるアニメ作品って少ないかも。
ポスターはJFC事務局にも貼ろうかな。

そこへ原作者の敷村良子さんから激励メッセージが届く(実は以前に新潟でお会いしてからのご縁)。
こういう点が長年フィルム・コミッションをしてると得られる良い所。“繋がり”ともいう。

ドラマ版(2005年)の撮影支援当時、アニメ版が19年後にできるなんて知る由もなく、またこうして携われた巡り合わせには感謝しかなく、あの時の経験(再撮影や山火事騒ぎ、台風など色々あったけど楽しかった思い出。)が今回にも活きてると思うと感慨深い・・・。

何が言いたいかと言うと、(自分なりに)真摯に目の前と向き合えば、その先、何かで繋がる&実るかもしれないということ。成果は先に実らない。

2024年4月14日日曜日

嗚呼、悶々!

ココでも撮影予定だった!

個人の意見です。やはり「映画を観る」は「イベントに参加」になったんだなと。
名探偵コナンの最新作が公開初日に63万人の動員で9.6億円という興行収入でロケットスタート。シリーズ歴代最高の興収138.8億円を持つ前作(26作品目)を超すと予測。
今作が27作目だから、一体どういうこと?配信でも過去作が一気に見れるのもPRの一環か。

敬愛するジョージ・ルーカス(今年80歳!)が、今年の第77回カンヌ国際映画祭で名誉パルムドールの受賞が決まったというニュース。
スター・ウォーズと出会い、高校時代から自伝を読み(特に「スカイウォーキング/デール・ポロック著(1997年)は今も手元にある)、THXの図録を読んだり、映画という世界に進みたいと思わせた一人。おめでたい。

NETFLIXで「恋は光」が配信されてた。登場人物名の西条、北代、東雲、大洲、花園などは愛媛の地名。チクショー!なかなかの良作品だったではないか!

コロナ禍真っ只中で愛媛では撮影ができず、急遽の撮影は気苦労も多く、大変だったと思う(岡山県FC協議会が撮影支援)。

でも!大学(構内)も釣具店も商店街も路面電車も公園も川(鹿島から変更されたと思われる。)もカフェも美術館も家も全部、撮影準備も整えていたから、写し出されるシーンにいちいち雑念が入って悶々とする。
リブート求める!

2024年4月12日金曜日

これがインパクト。


先日のヒメブタの会代表の森さんの声がけで集まったメンバーから早速、自主映画を撮りたいので相談に乗って欲しいと正式にえひめフィルム・コミッションに問い合わせ。
該当地域に連絡すると話が通ったようで撮影準備に入るそう。OK!

自主映画を撮りたい人は他にもいて、構想が出来上がったと相談が入る。こちらはまだロケ地決定までは至らずだけど、撮影は決めているので諸々が整い次第、撮影支援に入る予定。

他にも自主映画を撮りたいと思う人がいたり、ヒメブタの会も先日の会合の時に「今年は制作したい」と意気込みを語っていた。
松山出身の西山監督も現在は長編映画の編集中(撮影は2023年に終了)。

全てがフィルム・コミッションによる波及効果(インパクト)とは言わないけど、少なからずとも「撮影ができる愛媛」「撮影がしやすい愛媛」と思われたい。

「泉谷さんは撮らないんですか?」と時々、言われるけど、この先もカメラを構えることもカチンコを叩くことも監督のように振る舞うことも無い。
あんな大勢の撮影隊を統率するなんて大変!

でも物語は書いてみたい。なぜならフィルム・コミッションをしていると、面白いエピソードと言うか出来事が多くて、かなり貴重な(特殊な)体験をしてると思うから。
フム、生成AIで動画制作も可能になったとのことだから、それならアリと思ったり。

2024年4月11日木曜日

独り言。


ジャパンFCに加盟する全国各地のFCに寄せられる撮影相談数は、年間のべ16,248件(2022)。
これは一日に平均45件の問い合わせがある計算。でも、実際は関東圏での撮影相談が圧倒的に多いので、その影響で全体を押し上げてる。
四国では約170件/年の撮影相談を受けている計算で、愛媛県では40-50件/年の相談に対応している。

約170件/年の撮影相談に対して、実際に撮影や公開or放映などが確認できた実績は約90件/年ほど。愛媛県ではこれまで30件/年が平均だったけど、今年は20%ほど支援実績数が増加、過去最高の支援実績数。

これはバラエティ番組が増えていること、把握しやすい番組も多かったからと推察。
実は相談をしてくる制作会社の一部は、相談する時は藁をもすがる依頼だけど、いざ撮影が終わると、一切音沙汰なしの場合も多く、かつ撮影しても長期間放映されない等、お蔵入り?と思う撮影もあって全てを確認できない現状。

撮影相談も撮影実績も増加傾向は喜ばしいけど、相変わらずFC担当者は兼任も専任も少なく、撮影の調整などで忙しく奮闘している様子が目に浮かぶ。
だからか、直面している課題のトップは「人材の育成・人材の確保」。
ジャパンFCでも積極的に人材育成をしてるけど、学んで経験も積んだ所で異動・・・と言うのは仕方がない。

点ではなく面で撮影誘致&支援体制を構築できないものかと。

2024年3月30日土曜日

色々な味がした件。


活動範囲が広いので、昨日は怒涛の異動・退職の挨拶とお礼の連絡。
仕事でお世話になった方は定年になったり、(本意ではないけど)契約満期による終了を迎えた人、自分の可能性を新たに生かそうと公務員を辞めて別の職場でキャリアアップを図る人、出向先から元の組織に戻る人、組織の中で定期異動を迎えた人、晴天の霹靂で異動辞令を受け取った人。
そして、自己実現に創業や起業をする人など。

やはり、その中でも全国各地のフィルム・コミッションの仲間からの異動・退職の連絡は、分かっていても響く。

立場上、各地のFC担当者とは密に繋がっていて、撮影誘致&支援の相談から時には人生相談まで色々あったのを思い出す(涙)

撮影支援をしても作品を公にできなかった担当者、これから!という時に異動告知で次回作に携われない担当者、アドバイス通りに働き方を変えて心機一転する担当者など・・・。

でも、異動は必ずしも悪いものではなく、FCの場合は仮に公園緑地課や施設管理課に行けば、撮影相談の時に良き理解者になれるし、上役になれば撮影現場に行かなくても戦略を立てることができたり、「途絶えるではなく、撮影への理解ネットワーク広がると考え欲しい。」と伝え続けて10年以上。

色々と思いながら食べた三津浜焼は、色々な味がした件。

2024年3月25日月曜日

「がんばっていきまっしょい」の思い出。


2005年に関西テレビが「26年ぶりに自社でドラマ制作をします!」と話題になった作品が「がんばっていきまっしょい」。

艇庫をつくる!となり、思ったのが(こりゃ、艇庫を作る場所で苦労するはず)で、案の定、見つからず(映画版の鴨池海岸を越える場所って・・・)と、泣きの所に、三宅監督から台海岸(大三島)はどうかな?と尋ねられて、その時、初めて台海岸の存在を知った思い出。
そして、艇庫が建てられる条件も満たしていて「キセキー!」と、海岸で叫んだ記憶。

「再撮影になりました!」と電話口で聞いたのは、まだ幼かった我が子たちと公園で遊んでた時。
出演者の不祥事が理由だったけど、その後も山火事が起きたり、台風がやってきたり、8ヶ月間も撮影に携われば色々あると分かっていたけど、あり過ぎてクランクアップの瞬間(写真)は撮影隊とハグしてしまった。

ドラマ版では舞台の松山東高校と周辺は工事中で撮影できず、松山北高校で撮影させてもらう。
でも、やっぱり松山東高校でも!となり、校庭を使わせてもらい、体育の先生役で出演し、鈴木杏さんを抱きかかえ、錦戸亮さんへ渡すというシーンを演技して「ブルーリボン(新人賞)ですね!」と撮影隊からイジられる。

小説から映画化、テレビドラマ化となり、アニメ化にもされた「がんばっていきまっしょい」。
誰もが思う理想的な作品展開だけど、実はほかに作品の記憶にない。
新しいファンを掴みますように!

2024年3月23日土曜日

そう言えば。


そう言えば、香港FILMARTでは全く話題にならなかったアカデミー賞。
昨年は「エヴエヴ」で大いに盛り上がり(7部門受賞)、それもミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァンのアジア系が受賞したから、香港という場も合い重なり話題になったのかな?
「君たちはどう生きるか?」「ゴジラ-1.0」が受賞したのも話題にならなかった。

私のアンテナ感度が単に悪かったのかもしれない。日本映画の受賞は快挙で間違いナシ。

それ以上に全く話題にならなかったのは日本アカデミー賞かも。こちらも作品賞は「ゴジラ-1.0」アニメーション作品賞は「君たちはどう生きるか?」が受賞したのね。

個人的に一つ添えたいのは、受賞作品にはフィルム・コミッションが撮影支援した作品も多いのだから、作品賞に付随して受賞させてもらうか、単独で「撮影支援賞」を設けてほしい。
「投票権を持つ日本アカデミーの会員にさせてほしい。」とも言ってるけど。

日本アカデミー賞の対象作品は、「東京地区の同一劇場で1日3回、かつ14日以上連続上映された40分以上の作品」という条件だから劇場公開されない配信作品は選考対象外。

伝統を重んじるのか?時代のニーズに合わせるのか分からないけど、海外でも映画館での上映を設定しているけど選考対象になってる。
生成AIで動画が作れるようになったから、益々ネットが主戦場になるのは間違いなし。

2024年3月17日日曜日

またね、香港。


香港FILMART最終日。最終日まで残ってくれるFCメンバーにお礼を伝えながら「じゃあ、次はいつ会えるかな?」「そうですねー、研修?」「研修・・・あっ!総会があるね!」「ホント!総会!泉谷さんも総会に来れたらいいのに!」「えっ!?あの・・・理事長なので総会はマスト出席です・・・。」「アハハッーーーーー!そうでした。」と、大笑いしてゴマかしたのは〇〇FOのTさん。長い付き合いだから、理事長と思ってない(笑)
学長日記を毎日読んでくれているとのことだけど、あなたのコト!

香港国際航空に到着。ラウンジはJALではなくカンタス航空のラウンジを利用。時刻は14時過ぎ、昼食抜きだったので最後の香港料理を食べて、いざ搭乗。またね!香港。

機内食はラウンジでの食事を想定していたので、事前に軽めのフルーツ中心に。
このサービスは搭乗24時間前まで受付可能。ちなみにフルーツ食の場合、アイスもフルーツになる。
そして、20時過ぎに羽田空港第3ターミナルに到着。ただいま!日本。
時差の都合で時計を1時間早める。

入国審査は、課税申告書の記入や登録を済ませていれば、入国審査ゲートから素通り。拍子抜けの早さ。私はトランクなど預け荷物もないので、ほぼスルー。

ただ、ここからが長かった。JR線で事故発生で運行が乱れ、迂回しなくてはならず、乗り継ぎなどを経て自宅に着いたのは22時過ぎ。

自宅には同日早めにイギリスから帰国した妻もいて、久しぶりの再会。