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| 焼き豚卵飯+中華そばの「Cセット」 |
4年前と言っていたから2021年、世の中はコロナ禍。
東京在住の男性が「焼き豚卵飯」を食べたくて、発祥の地「重松飯店」を訪れる。
営業時間内に到着するも、当時はコロナ禍で時短営業をされていた「重松飯店」は、店を早く閉めていた・・・。
(せっかく来たのに・・・)と店の前で茫然自失の男性。
そこへ店内から、お爺さんが現れて男性に「食べに来てくれたのに申し訳ない。」と詫びて「駅まで送ろうか?」と男性に声をかける。そのお爺さんとは重松飯店の店主。
男性は「えっ!ありがとうございます。」となり、店主は見知らぬ男性を車に乗せて今治駅へ向かうも途中で「蕎麦を食うか?」と店主からの予期せぬ言葉に「あっ、はい。」と返答すると、ナント店主は、見知らぬ男性に蕎麦をご馳走し、その後は今治城を車で案内して今治駅まで送ったそう。
「“あの時”のお礼が言いたくて。覚えてくれてるかな・・・。」と、その男性からの要望に全力で応えようと重松飯店に行こう!となる。
でも、現在の重松飯店は11:45から13:45と2時間しかランチタイムがなく、予約もできない。
ならば並ぶしかない!個人的に並んでまで食べることは一切しないけど、願いが叶うなら全力応援!開店30分前に先頭で並ぶ。
でも、ここで、ふと一抹の不安が出る(こちら側が覚えていても、店主が覚えていなかったら悲しい・・・。)
でも、もう重松飯店の前にいるし、感動の再会を期待するしかない!
オープンと同時に着座!
男性、カウンターへ行き、ご挨拶をして何やら話しているけど店主の表情は微妙・・・。
席に戻り「お礼が言えただけで満足です!」と男性の顔は晴々。あぁ、良かった!
男性の4年越しの重松飯店は、焼き豚卵飯+中華そばの「Cセット」を注文。
ちなみに写真の焼き豚卵飯は「小」だから目玉焼きは2個。焼き豚卵飯の「中」「大」は目玉焼きが3個乗るとのこと。
「あぁ、本当に美味しい!美味しい!マジで美味しい!」と4年越の味は男性に沁みたようで感動して食べていると、店主が突然やってきて座り始めた!
「全部、思い出したよ!」と店主から切り出される話。
「あの時、蕎麦を食べて今治城を回ったよね。そして、今治駅まで送って・・・。」と、2人にしか分からない当時の様子を懐かしむよう喋る店主の顔はニコニコ顔で、とても嬉しそう。
「ちょっと、この展開はナニ?予想以上にいい雰囲気なんだけど!」と、コチラはヒソヒソ話(笑)
しばし、男性と店主との会話は続き、ご馳走さま。店の外には待っている人もいるし!
周りから見たら(何なの、あの人?)と思われたに違いない。
店主や色々と配慮くだった従業員の皆さんにもお礼を伝えて店を出る。
「想像以上でしたね。良かった!幸せのお裾分け、いただきました!」と、駐車場へ向かう途中で男性に伝えると「また、いらっしゃい!!気をつけて!」と声が聞こえて、(どこから?)と思ったら、重松飯店の勝手口から店主がわざわざ出てきてくれて手を振ってくれてた!
改めてお礼を伝えて、重松飯店を後にしたけど車中でも「想像以上にイイ話だったんですけど。」と盛り上がったのは言うまでもなく。
あぁ、相乗りしたイイ話。

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