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2024年5月24日金曜日

今では絶対に作れない。


昨年、IYO夢みらい館で初めて行った授業が「本とスパークリングワインの夕べ」。とても好評だったので「今年は2回行いませんか?」とIYO夢みらい館。その一回目を「初夏」として実施したのが5月22日。ちなみに2回目は「晩秋」に開催。

やはり本って個人の好みだから、好み以外のジャンルや作家などは手が出しにくく、“食わず嫌い”的になってしまう自分がいる。だけど、こういう機会は【推したい人が推し本を紹介】するから、熱量と言うか魅力をたっぷり語ってくれるから(へっー!そうなんだ、面白そう!)と興味関心が湧くからGOOD!

で、今回、推し本として紹介されたのは以下の10冊

  • インザプール/奥田英朗
  • 魂の駆動体/神林長平
  • 夢眠書店の絵本棚/夢眠ねむ
  • ガラスの遊園地/影山民生
  • くまもんの秘密/熊本県庁
  • 女たちよ!/伊丹十三
  • デレクジャーマンの庭/デレクジャーマン
  • よぞらをみあげて/ジョナサン・ビーン
  • スターウォーズビジョン
  • 張り込み日記/渡部雄吉
特に印象的で全員を「えっ!本当?」と唸らせたのが「張り込み日記/渡部雄吉」。
写真集かつ劇的な構成をしたのはアートディレクターの祖父江慎(大昔「デザインの現場」を愛読してた時にとても参考にしたAD)。

“昭和33年「茨城県下バラバラ殺人事件」を追う刑事2人に同行した20日間の捜査記録!東京を舞台に2人の刑事の犯罪捜査を写真家・渡部雄吉が撮影。2011年にフランスで刊行されベストセラーに”。

は本の宣伝コピーだけど、黒澤明作品を見てるような臨場感(写真は全て白黒!)は、全て本当の捜査記録。今じゃ絶対に成立不可能、当時は大らかというか意識ゼロだったんだろうな。
本の魅力をたっぷり浴びた2時間だった件。

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