日記を検索

2022年12月13日火曜日

その差100倍。


12/26(月)17:05からは隔月レギュラーの「ラジオまどんな」の放送日。ディレクターと構成の打合せ。2022年最後の放送なので「やはり、今年の振り返りですかね?」とディレクターのアドバイスから話題を広げる。すると「大事件!」でも書いたように、2022年は100億円超の興行収入作品が複数出て、これまでなら100億円超は間違いなく1位なのに今年はそうではないと言う珍事?を深掘りしようとなる。

100億円超の作品が複数あるから邦画市場は活気づいて!と思いたいけど、そうはいかず二極化の傾向著しい。実際は市場は広がっておらず、決まったパイを作品同士がバトルロワイヤルしていて弱肉強食のよう。
そう思わせるのは邦画の興行収入を劇場公開本数で割り算すると(超乱暴だけど)1本あたりの平均興行収入額が出る。その額は2.28億円/本。仮に2億円で制作すると2800万円の黒字。3億円で制作すると7200万円の赤字。

それにしても興行収入が100億円超の作品がある一方で1000万円の作品もあるから、その差100倍。決して2.28億円/本という平均的な作品が多いわけではない(中央値を計算すればいいのだけど、未着手)。
単館でヒットした作品がシネコンでも上映されたり、ゲキシネのような作品も出てきたり、あの手この手で観客の動員。これも配信作品の勢いに立ち向かう術なのか?その配信系も実は同業種で熾烈なシェア争いで、どこもかしこも仁義なき戦い。

0 件のコメント:

コメントを投稿