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2020年3月2日月曜日

勝手に読み解く

「Note」にも書きましたが、2019年に劇場公開された映画は689本でした。前年比10%増(2018年は613本)はビックリ。盆と正月の2週間休み、それ以外は毎日2本鑑賞しなければならない本数。ピンク映画もあるにせよ「多様性があっていい」という意見もあれば「適切な本数なのか?」という意見もある。と、言うのも1本あたりの興行収入の平均額は本数の伸びや興行収入の増に比べ横ばいだから(これはNoteに書いた)

今の多作に繋がる転機と思うのは2012年。前年の2011年が公開本数が441本(2011年までの6年間は年間製作本数は400本台)、興行収入は995億円と前年比16%減。公開本数に大きな変化がないのに興行収入が大きく落ち込んだのは東日本大震災と推測。しかし翌年の2012年は公開本数が一気に554本(前年比125%)、興行収入も1282億円(前年比128%)に激増。前年の反動と思えるけど、以降500本/年のペースで2014年に初の600本超え。

ここで個人的に注目したのは、公開本数も興行収入も大きくことなる2011年と2012年だけど、公開作品1本あたりの平均興行収入は2.3億円と同じ点!ちなみに前年の2010年の平均興行収入は2.9億円/本だった。そして2013年の平均興行収入は2.0億円まで落ち込んだこと(以降2億円前半続き)。「人手不足なんですよ・・・」という現場の声の裏腹の製作本数増とは。

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