日記を検索

2019年12月17日火曜日

常識はずれ

「じゃこ天は原料となる魚が季節によって異なるので季節によって微妙に味が異なる」と教えてくれた漁師。「若木と老木では実る果実の味は異なる」と教えてくれた柑橘生産者。「カキが美味しいのは雨が地表の養分を削り川に流れた先の養殖場に注がれワカメが美味しくなるから」と教えてくれた海人さん。現場に行かないと分からないことだらけの生産現場。またの名を「物語」。

「生産者からの買取額を将来的には2倍にしたい」と関係者。やり尽くした感もあって途方にくれている関係者。良いものを作れば売れる時代ではないと痛感している生産者。流行や傾向で商品開発を1発で終わらせてしまう関係者。消費者の価値観やニーズ・ウォンツに合わせていない商品。長年の経験則や伝統などから脱却・進化できない工程。そして広がらない発想。

「固定概念の外の発想」が求められるメガトン級の相談。これまで「常識外れ」なんて揶揄されたこともあるけど、求められるようになること自体が時代の変化。妄想が広がる中で「できることを決めるのではなく、しないことを決める」と学んだっけ。収束できない無限の広がりより、できない(しない)ことを定めた方が焦点を絞りやすいという意味。考えた末の答。

0 件のコメント:

コメントを投稿