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2018年9月7日金曜日

真実と虚栄の王宮

父は伊勢丹美術部で働き、確か「伊勢丹美術館(百貨店がこぞって自営の美術館を運営していた時代があった。)」の責任者だったはず。祖母、母、姉は女子美術大学で学ぶ。私はというと美術が得意だったにもかかわらず日芸に落ちてNYに渡り、SVAに入ったものの周りについてゆけず退学したポンコツ。でも幼い頃から美術に恵まれ美術館は大好きな場所の一つ。

ルーヴル美術館は「日曜美術館」でも予習しました(笑)。しかし、行ってみると広過ぎて何から見ていいか分からずにいると「2階から見よう!」と息子。意外や予習をしてきたのは息子も同じで、作品の紹介をしてくれる。父、嬉しくて涙腺緩む。特にルーブル美術館で2番目に大きい(6.3m×9.3m)「ナポレオン一世の戴冠式」は「登場人物190人以上」「全員ほぼ等身大で描かれている」「演出という名の不在人物の実在」など、トリビアが面白かった。

1階、そして0階でギブアップ!本当は-1階、-2階まである5階構造ですが「ルーブル!次回まで許してやろう!」と負け惜しみしてカフェへ(この時点で3時間ほど経過)。期待していた「ミュージアムショップ」はまぁまぁ、何も買わず。美術館が面白いのは「真実と虚栄が巧妙に入り混じるワンダーランド」的な所。真面目一辺倒では「遊びの余白」がなくてつまらないよと。

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