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2022年6月13日月曜日

学びを創る。


ジャンルは「恋愛、サスペンス/ミステリー、ホラー、青春、アドベンチャーなど」があり、状況は「失恋、トキメキ、張り込み/尾行、追いかけ、挫折、友情、秘密の花園」などり、登場人物は「女子大学生、探偵、学校の先生、就活生、怪しい人など」様々。シーンを考える際は2系統あり、一つは「自分を登場人物に置き換える」タイプ、もう一つは「雰囲気から想像する」タイプとわかる。

アングルを考えてみたり、風にそよぐカーテンの演出をしたり、ホラー感出すために白黒にしたり、疾走感を出すために走ったり・・・。普段とは異なる脳みそを使ってもらい刺激的だったようだけど疲れた様子(笑)。観光地や名跡・名勝ではない何気ない所で物語を感じる場所を探すって簡単そうで難しい。まとめみると、一枚一枚に物語が付随してるから面白くてたまらない。よくぞ校内で考えました。

多くが子供たちを相手にする職業に就くと思われ、その中で大切になるのは「(相手の気持ちを)想像する力」。仮に就職先で「想像力を使って子供たちと接してください。」といきなり言われてもできるはずもなく、こうして一見して遊んでいると思われることが実は後に役立つこともある。映画「ベストキット」のミヤギ先生が「ワックスかけて、ワックス拭く(≒今は分からなくても後に実感)」と教えたのと同じか、違うか。

2022年6月8日水曜日

学び方はそれぞれ。


何をしてるかというと「シーンを考えて校内で写真を撮ろう!」とロケハン体験の様子。ボランティアは多様と教えている「ボランティア論」は、河内晩柑からフィルム・コミッションへテーマが変わり、学生に撮影現場で活躍できるボランティアには「エキストラ」と「ロケ候補地探し」があり、ロケハン体験を実施。座学もいいけど自ら考えて行動して振り返って「自分ごと化」する体験は大切。

「やばい!妄想が広がる!」と学生。「そう!妄想&想像こそ全てです、周りをいつもとは違うフィルターで見てごらん。」と言うとピン!ときたのか、グループで相談してキャンパスを散策しはじめて「物語がありそうな」場所を見つけては撮影する学生達。中にはシーンを設定してセリフや演出を入れて写真を撮るグループも現れる。その後は写真を提出してロケハン成果の閲覧会の開始。予想通り、大いに盛り上がる。

授業のポイントはどこにあるか?「地域の魅力とは何なのか?」目立つ施設や派手なイベントだけではなく、足元にも多くあり意外と見落としているが狙い。日々通うキャンパスでは妄想や想像することもないけど、ロケ地と思うと教室はもちろん、ベンチ一つ、木々、階段一段、暗い廊下でさえ魅力的に見えるから不思議。「この授業、面白いです!」と学生。「ボランティアだもの、面白くないと」と私。

2022年5月31日火曜日

FCとボランティア。

好きな映画のジャンルは何ですか?

授業テーマが「フィルム・コミッション」へ変わる。まずは学生の映画環境と称してアンケート。「好きな映画のジャンルは何ですか?」と尋ねると【恋愛映画が70%】。さすが女子学生!素敵な恋に憧れていたり、主人公に自分を重ね合わせて追体験をしたいよう。「推しメン(好きな俳優が出てるか否か)」もあるよう。そんな健気な姿こそ映画のよう!と思ったり・・・。

そして【アニメ作品が52%】。邦画の興行収入の上位10作品だけをみても2021年は1位から3位までをアニメ作品が独占で245億円(ちなみに上位3作品にはFCが制作支援)。0%だったのが【歴史/史実作品】。学生だからか、女性だからか、偶然か分からないけど全く興味ナシとのこと。そして皆んなから「私に見てほしい映画は?」と尋ねると【七番房の奇跡】という映画が複数人からリクエスト、見てみます。

と、学生の興味関心を掴んだ所で「フィルム・コミッションとボランティア」について。先日の撮影でもボランティアエキストラの方々にお世話になったことを話し、他にも「ロケハン」にも参加できると伝える。(えっ!?ボランティアってそんなに多様なの?)と“いい顔”をしてくれた学生たち。
「学生たちはいい授業を受講できてますよね」と大学事務の方。「私も受けたいです・・・」とリップサービス。

2022年5月27日金曜日

リアクション学生。


匿名で自分たちのニーズを書いて意見交換。「本を買うのは面倒だし、かさばるからレシピはネット!」「カロリー控えめでも小腹を満たしてほしい。」「お肌にいい成分があるなら推す!」「糖分が気になるお婆ちゃんへ孫からの気持ちにしたい」「気分転換だけじゃ嫌!」「飽きさせない工夫は大切!」「やっぱりコスパ重視!」「洗顔パックにエキス入らんのかな?」など、喧喧諤諤の意見交換。

そんなニーズの中に「河内晩柑を食べたらテストでいい点が取れる」があり、皆の気を引く。「買う!」「いいと思う!」「無理やわー!」「いま食べたい!」と“お約束”なリアクション女子学生。大盛り上がりのさなか、「実はアレ、うちが書いたんよ。」と、カミングアウトした友人に一同驚く。オチは「河内晩柑を食べたらテスト勉強を丸暗記できたらいい」と同じ記述した学生がいて「私と同じ考えを持つ人がこの教室に・・」と感慨深げだった学生(そこじゃないけど!)

「ニーズ(≒必要性、願望)は自分に引き寄せて考えます。」と教える。更に「自分のエピソードが絡むとより具体的なニーズになる」とも。「誰かのニーズではなくて私のニーズ」。今回学生が学んだのは河内晩柑をキーワードに「物事を自分ごと化(≒咀嚼)して考えること」。情報が溢れる中でも流されず、自分の意見を持ち、言語化できたのは素晴らしいと。

2022年5月25日水曜日

無双な彼女。


「河内晩柑にどんな期待が持てたら、みんなの購買意欲をギュッ!と鷲づかみにするかな?」「学園祭や文化祭で“青春のイメージ”ですよ!」「どうして?」私たちは河内晩柑を知らなかったですよね?だから若い子はもっと知らないと思います。だから高校生とか大学生が多く集まる機会を狙うんです。」「うーむ、スゴい視点!じゃあ給食はどう?」「給食は飲むしか選択肢がない“強制”だから、逆に嫌いになるかも。」「学園祭とか文化祭って学生の気分も財布も緩むんですよ!そこに映える河内晩柑はいいと思う。アイスとか!」

「私はお酒との相性がいいと思うから、お店と組んで夏限定商品だったら飲みます。」「飲める年齢?」「20歳になりましたっーー!」「河内晩柑を輪切りにして(レモンの代わりに)チューハイにさせば、デカい河内晩柑酎ハイはマジで映えます。SNSに速攻アップですよ」「それは面白い!美味しさも何倍もあるね!」

「化粧水とかパックとか、肌にいい成分の入った商品はありますか?」「オッサンにはわからないなぁ。」「もう紫外線が強いから、スキンケア気にする人多いですよ。」「普段からスキンケアはしてるの?」「してないです・・・。」「もしかして・・・未だスキンケアしなくても大丈夫ということ??」と言うと照れる学生。若さ10000倍で自然の脅威も跳ね返す無双状態だった彼女たち。

2022年5月18日水曜日

期待とは何か?


キレイな自分。
痩せた自分。背徳な光悦感。一時の満足感。着こなしている自分。カッコいい自分。居心地のいい部屋。知識が増えた自分。トレンドに乗り遅れていない自分。空腹感の払拭。雨濡れの回避。前回の追体験。大切な人からの言葉。褒められている自分。快適な作業など、我々は意識・無意識で「期待(=自分の欲求や願望を想像したイメージ)」をしている。だけど現実は・・・。

予想外のヘアスタイルにされた。ネットで買った洋服が想像より大きかった。海外から買った洋服が一回の洗濯で着れなくなった。コートを買ったが重くて長時間着れなかった。トイレの3点セットを買ったが、サイズが合わなかった。前回は美味しかったのに、他を試そうとしたらマズかった。お菓子の“新しい食感”を想像していたのに、同じだった。SNSで流行った化粧品を買ったが合わなかった。サイズも測って机を買ったら想像以上に大きかった。

「期待を下回った品はどうなるの?」と尋ねると、自分と折り合いをつけて【使用する(我慢する)>譲渡する(友人や家族へ)>売却する(メルカリ)>保管する(悩み時間)>廃棄する(2000円以下なら)】とのこと。期待を上回ったら「リピートする、周りに勧めるなど」。
「期待」について言語化したこともなかった学生たちは、自分の消費行動を振り返ることで賢い消費者になろうねと。

2022年5月12日木曜日

オワコンじゃない?!


朝、目覚めて先ず電源を入れる家電が「テレビ」だったのはケータイやスマホ登場前だった。データもあったからZ世代はテレビと縁遠いと思い込んでいたことを猛省。実はニュースソースを入手元は「テレビ」が最も多くテレビも観てる。しかし、これは実家暮らしが多いからとわかる。そして自分ではニュースを見ないけど家族で見てるから情報が入るなど、Z世代だからと言ってテレビと特別に離れてない。

実はテレビと離れているのは単身世帯の社会人の方??と思ったり。偶然か「テレビ持ってません」という単身者を数人知っている。みなさん、引っ越しや多忙(見る時間がないなど)を機会にテレビを手放した。我が部屋にもテレビはなくPCやタブレットでYoutubeや配信作品で事足りてしまっている。私のニュースソースはもっぱら、ニュースサイトから。あぁ・・・Z世代と全然違う。

テレビはオワコンと誰かが言ってたけど、そんなことは感じさせず、コロナ禍で回帰したのかな?でも、テレビを見るとあっ!という間に時間が過ぎるのは確か。出張先でテレビをつけて気がつくと1時間が過ぎて。慌てて消して作業に戻ったり。思い込みはズレる原因だから分かって良かった。人のこと言えないけど新聞を全く見ない学生が多かったけど、これは活字離れでよいか?

2022年5月10日火曜日

堅実だった件。


自分の経験から勝手な思い込みをしていたのを猛省。「期待して買ったのに届いたら大失敗と思った品はある?」と尋ねると、多くが(あるある!)とうなづく。「ネットで化粧品を買ったけど肌に合わなかった」「ネットで洋服を買ったけど画面で見た色と違った」「ネットで靴を買ったけど自分のサイズだったのに合わなかった」など、多くがネットで購入。「なんでネットで買うの?」「自宅で商品を選び放題で2日ほどで届く便利さ」とのこと。

「でもさ、ネットで買うと失敗のリスクがあるのに、やっぱりネットで買うの?」「だからレビューです。」円グラフは【新商品や新サービスを入手したいとき、どのタイミングで入手することが多いか?】という問い。54.3%が購入者のレビューを見てから。22.9%が身の回りの人が買ってから。と77.2%がすぐに飛び付かず、吟味して入手していて、それは【実物を触らず試さず購入した失敗体験はありますか?】という問いに45.7%が「ない」という仮説になる。

失敗体験の少なさに、私は全員に失敗体験があると思っていたからビックリ!「私、全部アタリなんです。」と“持っている”学生も複数いて、リスクがあるからこそ慎重に見極めてから購入する堅実派と思ったり。勝手な思い込みを猛省。
ちなみに私の失敗談は会議用にリングライトを買ったらLEDなのに光量が予想以上に乏しかったこと。

2022年4月27日水曜日

泣けてくる。


「非貨幣価値の価値は何か?」という問い。
学生のコメントを読み続けていたら涙が出た。

  1. お金では買えない達成感や自己肯定感が得られる点。
  2. 非貨幣価値とは、お金にならない、つまり「知識」や「経験」などの事です。それに価値があるのかと問われると私はあると断言します。なぜなら、どんなにお金があっても、それを使って人を動かすことはできないからです。
  3. 自分が今までに行ってきた、様々な経験や調べてきた知識は自分のこれからの力に繋がると思います。だからこそ、非貨幣価値に価値があると考えます。
  4. 非貨幣価値の分かりやすい例をあげると、愛情である。人の心にある愛情という感情は、お金では買えない。人と関わる中で互いの心に芽生えるものである。それは目に見えなくとも大切で、お金よりも価値あるものと分かる。
  5. ボランティア活動に参加した満足感や達成感、地域に貢献できたと感じることができたら、値段などがなくてもボランティア活動に参加する価値はあると私は考える。
  6. 経験は自分の自信へと繋がると思います。また、自分の人生を豊かにしたり、思い出になったりと貨幣価値とは違った価値があると思います。
  7. 非貨幣価値は得られた経験、知識など新たな価値観など自分自身の価値を上げることができるところに価値があると考える
  8. 非貨幣価値で得た知識、技術を応用して貨幣価値のあるものを作り上げることが出来れば、さらに利益や社会貢献に繋がると考える。
  9. 非貨幣価値は人それぞれに違うのでその人の特徴が出るから。
  10. 値段をつけられない無形物は、貨幣価値のあるものとは異なり、金銭を消費しても購入することができない。時間や労力を対価にすることで得られるものである。しかしながら、他人と同じ時間や労力を消費しても、個人の感性や環境によって得るものは異なる。値段という指標がなく、その価値を自分で定めるしかないためである。その相違が価値観を養うのである。したがって、私は非貨幣価値には価値があると考える。
  11. 非貨幣価値は貨幣価値に対して値段がないため、他人には得られない自分だけが得られる達成感だったり気持ちの面で価値があるのではないかと私は考える。
  12. 自分だけしか得ることができないし、値段をつけることができないから、価値があると思います。
  13. 今まで経験したことのなかったことを体験して、スキルを身に付け、気付かなかった自分に気付けて、成長できるから。
  14. 値段は付けられなくても、自分の成長に繋がったり、経験になったりしたものには価値があると考えるから。
  15. お金のような貨幣価値は、いずれなくなるし、価値も変動しやすいですが、非貨幣価値にはお金では得られない人脈や経験、満足感や自己肯定感など、一生の宝物として、人生の糧として残ります。そこが私の思う非貨幣価値に価値があると思う理由です。

2022年4月26日火曜日

何気なさの中にあるキーワード。


大学に着くと学生が敷地内の地面一面にチョークで絵を描いてワイワイ楽しんでいて、絵を避けて通る際に「スミマセン、通りますねー」と声をかけると「どうぞー!踏んでも大丈夫ですから!」と何倍もの大きな声で返答してくれて元気をもらった件。何のために描いているかは分からなかったけど、保育など学ぶ学生も多いことから同じ目線を体験しているのかな?愛大や松大では見たことのなかった光景。

「コンビニで売ってたらいいのに・・・」と、商品へのリクエスト。「なんで?コンビニって定価、もしくは少し値段の高い商品もあるんじゃない?それでも買うの?」「買いますよ!だって“便利”ですもの」「“便利”ってナニ?」「便利??うーん、家の近くにある。いつでも(24時間)開いてる。新商品が多い。」「そうなんだ、家の近くにコンビニあるんだね。」「はい、あっ!キャッシュレスもいい。」

「私はスーパーの方が品も豊富だし、安い気がするけど、スーパーは行かないの?」「うーん、行くけどスーパーって大きいよね(と相槌を周りに求める)。そんなに種類(選択肢)もいらないし、安いといっても10円-20円だし」「そっか、メモする!」「キャキャキャー!」。
何気ない会話だけど、とても重要なコトを聞いたような気がして振り返り。そして一人暮らしの冷蔵庫は小さい。

偏重傾向。

 


「日常で最も利用頻度の高いSNSを教えてください。」という設問。下段のオレンジは昨夏に行った195人のZ世代(平均年齢24歳)、上段の紫は40人ほどのZ世代(女子学生)。両方ともZ世代には変わらないけど、紫の方は学生、オレンジは社会人のZ世代。“あくまでも“参考として思うのは「Instagramへのいっそうの偏重」「Facebook、clubhouse絶滅」「複数のSNSを使い分けて活用」という現実。

尋ねるとFacebookは自分が使う(役に立つ)ツールと全く思ってないし、clubhouseは「あっ、あ〜」と、遠い彼方という感じ。社会人Z世代は先輩世代と合わせるために使っているのかな?基本的に「情報発信者」でなく「サービス利用者(閲覧者)」のよう。情報はInstagramでコト足りるし、個人間はLINEで十分だし、ニュースはYoutube(動画)でOK、学生のリアルを改めて知る、学ぶ。

なので「全てはスマホで完結」する。手のひらで必要な情報を全て検索、閲覧する。テレビはあっても「ゲームモニター化」「映画観賞用」と、これまでの使い方とは異なる価値観なのだから、そこへ旧式の価値観を当てはめようとしてもハマらず。
「プロダクトアウトの時代は終わり、マーケットインも過渡期になり、アウトサイドイン」ならば、まさに目の前の学生たちをアウトサイドイン。

2022年4月22日金曜日

教科書のない授業。


「Google Classroomをお使いになったことはありますか?」「いいえ、ありません。面白そうですね!」「それでは、使ってみますか?」と大学スタッフから提案されたので使い方を教わる、フム、そんなに難しくなさそう!
学生を全員招待しオンライン上でも連絡や共有が可能になる。気をつけないといけないのは、学生は他にも授業があるので、私からの連絡などで支障を起こしてはいけないこと!

授業は前回と同じくアンケートに回答してもらい、その場で集計経過を全員で見守る。見慣れていないせいか、学生も数字や数値が生成されていく様子に興味関心。私の授業には教科書がないので、このようなインタラクティブなやりとりが教材。自分達の回答を見ながら尋ねたり考えたり、実に面白い。これには大学スタッフも「これはいいですね、面白いです。」と覗き込む。授業は興味関心をもってもらってナンボです。

興味をもってもらうために授業を設計する。これは企画立案と同じ、プレゼントも同じ。
自分の言いたいことを言うのではなく、相手が知りたいこと、相手のことを上手に引き出せるかがポイントと思ってるから考える。授業は1回90分だけど、構成には1日かかる。学生も学ぶのだから私だって何かを得ないとねと考えたのは、毎回の授業を保存してZ世代の生情報として蓄積すること。

2022年4月21日木曜日

ボランティアの受入側も。


とても興味深い回答。自分が社会や誰かの役に立つと思う「〇〇力」は、どこで培われたり、誰から影響を受けたか?という問い。最も多かったのは【家族からの影響】が約30%。そして【親しい友人や先輩】が17%【学校の先生や授業】が13%と続く。当然と言えばそうだけど、やはり「身近な人からの影響」は、中身に良し悪しがあっても受けやすいという結果。*あくまでも授業に参加した学生の意見です。

そして、〇〇力をアップグレードや磨くには「経験を得たい、積極的に色々な人と関わりたい」と思っている学生が多く、でも、実際は行動に移せていないこともわかった。そして、この先は「とは言いつつ、ボランティア募集情報を得て参加している学生」「ボランティアに参加したいけど、ボランティア募集情報まで辿り着けない学生」の二手に分かれる。ここで「ボランティアしたかったら、登ってこい!」は愛の壁と同じ。

少数意見に着目すると、「趣味(趣味も極めれば〇〇力になる)」や「読書や映画、音楽(特に映画は影響力あるかもしれない、私は“フォース”を得たい)」「習い事(上達が〇〇力になったり)」「勉学(学ぶが〇〇力に変化したり)」とあり、〇〇力とか影響のそれぞれも大切だけど、最も大切なのは【自分の言葉で言語化】することで、思っていることを言語化することで意識化されるという話。

2022年4月19日火曜日

身につけたい〇〇力


学生自身が内省して答えた「自分の〇〇力」で最も多かったのは【笑顔力(例:どんな時でも笑顔を忘れない)】。次点は【行動力(例:率先して動く)、共感力(例:相手の身になれる)、挨拶力(例:いつでも挨拶を忘れない)、コミュニケーション力(例:初めての人でも人見知りしない)】。でも教室内は互いを知らない静かさなので「授業が終わる頃には、互いに笑顔力やコミュニケーション力を発揮してね!」と伝える。

「最も身につけたい〇〇力」を尋ねると【コミュニケーション力】がダントツのトップで、30%以上が身につけたい、あるいはもっと磨きたいと思っていた。でも、「自分が持つ〇〇力」でもコミュニケーションは上位に入っていて???となる。コミュニケーションと言っても一通りではなく、家族や友人、恋人、仕事など、それぞれに柔軟に対応しなければならず、知れば知るほど難しいのがコミュニケーションという感じか。

そして「リーダーシップ力」も身につけたい。これは妻の専門分野なので、授業に登場してもらいたいけど、自分を引っ張る「セルフリーダーシップを磨く方法」の例を伝えたら、数人が激しく首を縦に振ってたから共感したのだろう。リーダーシップってカリスマリーダーの証のようなイメージだけど誤りで、誰でも備えることができるのがリーダーシップ。受け入れる側も、こういうことを知っておくといいだよなー。

私の〇〇力。


私が地域や社会、誰かの役に立てると思う力は〇〇力だ。「行動力や体力、リーダーシップ、巻込力、妄想力、傾聴力、コミュニケーション力、交渉力など」新しい造語も含めて全員で考える。ちなみに私の場合は「ゼロイチ力」。何もない段階(ゼロ)からの立ち上げが得意で、フィルム・コミッションやココ大はその成果。「その代わり生傷が絶えません・・・」と、言うのはお約束で添える言葉だけど、その通り。

ちなみに「ゼロイチ力」は「立ち上げ」だけど「イニチ力」と言うのもあり、これは「イチを発展・展開」させるのが上手な力。人それぞれに力はあるはずで、それを知る(認める)か否かは自分次第。と、言うのも「自分が望む力」と「周りが自分へ認識している力」、「自分が持つ本当の力」は必ずしも一致せず、そのギャップに悩むことはある。特に若い頃は気持ちだけは無双で、自分が望む力をアピールしたいもの。

でも大体、そんな時は【相手が求めるもの(ニーズ)ではなく、自分が与えたいもの(ウォンツ)】で独りよがり。相手が求めるものと自分が渡せるものを、どうしたら合致できるか?いわゆる社会軸と自分軸の交わりで、その交わりが地域の課題改善だった!後付け感もあるけど、ちょうどNPO(法人)が注目を浴びた頃でもあり、何よりもフィルム・コミッションの可能性が後押してしてくれたような22年前。

2022年4月13日水曜日

ボランティアについて。


個人活動は一先ず傍に置いて、ボランティアって「ボランティアしたい人とボランティアの受け入側との意思疎通」が大切だから、いい関係を築きたいなら双方が互いを知った方が良いと思うので書く。
大学生に限らずボランティアをしたい人は多く、年齢や性別、経験などは不問で一人でも複数でも参加できるのがボランティアのいいところ。その多くは「自分が地域や誰かの役に立てることが嬉しい」という貢献度、充足感、やりがいなどがある。

受け入れ側も「自社を知ってもらい、商品やサービスの接点かも!」「現場通して社会や地域の現実を知ってもらいたい」「自己成長の応援」など様々な思惑があって受入れる。したい側と受入れ側の期待が合致すれば、最初こそ1回だけど、その後も持続的に活動してくれてファンやサポーターなどになってくれるかもしれない。ここでのポイントは「主体性」であり、当事者が自分ごと化できるかどうか。

でも、ボランティアって「したいことをする活動ではない」し、受入側も「人手不足の補充人員」でもない。自分の知識、技術、経験を発揮して地域や社会に貢献するのがボランティアの醍醐味と思ってるので、「タダではできません」とか「有償ボランティア募集」とか、わけの分からない誤情報は困る。
インターンも同じ、初めて学生インターンを受け入れた20年前、あれから今も2人とは繋がっている今。

2022年4月12日火曜日

Z世代の女子学生。

Z世代の女子学生がボランティアについて答えました。
81.4%がボランティアに参加経験があり、18.6%が未参加」。「4.7%が月に1-2回のボランティアをしていて、2.3%が年に4-6回のボランティアをしている」。「93%が現在、ボランティアをしていない」。「25.6%が友人3人以上でボランティアに参加7%が一人でボランティアに参加、同じく7%が友人と二人で参加」。

ボランティアのイメージは「81.4%が地域や社会との繋がりがあるイメージ」。「32.6%が今の自分を生かせそうなイメージ、同じく32.6%が意識高い一部の人が活動しているイメージ」。「30.2%が参加・体験にワクワクするイメージ」。「27.9%が興味があるけど、どうしたら参加できるか分からないイメージ」。「23.3%が新しい自分を発見できそうなイメージ」。「14%が一部強制的なイメージ」。

ボランティアに参加する理由は「67.4%が社会や誰かの役に立ちたいから」「65.1%が就職活動などに役立つから」「39.5%が自分の成長や新しい自己研鑽・発見につながるから」と続き、ボランティアから得たこと、得たいことは「69.8%が社会や誰かの役に立ち、求められること」「62.8%が自己肯定感や達成感を得たい」「60.5%が社会や地域の一員であることの実感を得たい」「48.8%が満足感、充足感を得たい」と続く。ボランティアを受入れる側にとって有益な情報を得る。

リアルタイム進行授業。


1回目の授業。どうしたら授業に一体感を感じるか?考えた末に思いついたのは「その場でリアルタイムにアンケートをとって視覚化」してクラスメートが考えている情報を共有しよう!という作戦。昔だったらできなかったことも今は簡単にできる。43名の学生に説明すると、画面上でリアルタイムに回答数が増えていく。予想していた時間の1/3で回答が集まりビックリ!我々よりも数倍、操作が早い!

遡ること授業前、資料をコピーにセットしたらコピー機が「所要時間25分」と非情の宣告。授業は15分後に開始!「先生の所へ届けに行きます!」と、初回から事務方を焦らせてしまったり、教室に着けば「ココ大付属学園」へボランティア参加してくれた学生が笑顔で「先生、授業取りましたよ!」と報告してきてくれたり、インチキ節に(あ”ー!久しぶりの響き!と喜んでくれた学生)

でも授業は真剣です。「ボランティアとNPOの違いが分からないから知りたい」「コロナ禍でのボランティア活動の現状を知りたい」「ボランティアしたいけど、どこで情報を入手したらいいの?」「先生が一番楽しく、達成感のあったボランティアは何ですか?」など、色々と質問が寄せられたから、次回に答える。このリアルタイムで授業がその場組み立てられて、進行するのは学生も参加感があり面白い!