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2024年1月19日金曜日
考え抜けるか?
「筋トレは筋肉を鍛えるだろ?企画は脳みそを鍛えるだろ。ブログを毎日書いてるだろ?時々読んでるよ。文章力や構成を鍛えてると思えばいいんだ。」
「要は鍛え続けていれば、衰えることはない。」とのこと。ごもっともです。
もう一歩踏み込めば、直ぐに覚えた・身についたコトは直ぐに忘れるけど、年月をかけて覚えた身についたことは年月をかけて忘れていく・・・。
一夜漬けの勉強が一夜にして忘れるのと同じことか。
自分で考える・考え抜くことがいかに大切か?という話。教えてもらうもOKだけど、その後が大切で、自分でも振り返り、再解釈などして自分なりの考えを持つ。
テストではないので正解不正解はない。時々、根拠のない自信が溢れるけど、それでもOK。
この繰り返しを重ねることで、自信につながったり、指摘や批評ができるようになったりする。
気をつけなければいけないのは、自分の意見をネットに溢れる情報でコピペしてしまうこと。参考にしても、そのままでは意見は浅いし弱いし訴求力ないし、そもそも自分の意見ではない。
「FCって地域の目利きだよね?」も同じ。「自然が美しく、海もキレイ、食事も美味しい」などのPRは全国、どこでも共通していることで訴求力が薄まった昨今、他にドコをナニを訴求できるか?は悩みの一つ。
この年になっても叱咤激励して、奮い立たせてくれる人がいるって幸せ。
2024年1月18日木曜日
地域の代名詞。
「泉谷さん、これ食べてみて!」と「岩谷堂羊羹ひとくち」をくれた奥州ロケ推進室/おのみちFC。
「えっ!モナカ?」と思わず漏らしたら「理事長はモナカ集めが趣味なんだよね?」と周りに???だった初対面の甲賀FC。
豪華な金色の箱から出てきたのは絵巻風のパッケージだった「仙台銘菓伊達絵巻」。「食べてほしい!」とせんだい・宮城FC。
「ぐんまちゃんもありますよー!」と「ぐんまちゃん旅がらす」をくれたぐんまFC。
他にも「きび団子」をくれた岡山FC連絡協議会。
「みすゞ飴」をくれた信州上田FC、「ミレー」をくれた高知FCなど、各地のFCが持ち寄った【ご当地菓子】が集まる。
各地のFCが持ち寄った理由は、映画映像制作者へ話題提供のため。全国ロケ地フェア終了後の意見交換会には多くの関係者が参加し、ざっくばらんな情報交換。
意外とこういう気兼ねない機会に何かが始まることアリ!
「こんなにバラエティ豊かで、持ち込んだお菓子のエピソードを話せるなら、これも一つのご当地コンテンツだよね?」となり、「理事長!企画して!」ともらった対価を求められる。
悲喜交々。
200名以上の方とお会いすれば、交わす話題も多く、石川県や富山県のFC担当者とは地震の被害などについて。仲間がいるから人ごとではなく、輪島市も参加予定だったけど当然、そんな状況ではなく。
今月末に研修を控えた秋田県の担当者とは最終の打ち合わせ。来月に研修を控える沖縄県の担当者とは構成について。「ロケ弁の話もぜひ、盛り込んでください!」とリクエストも。
他にもメディから取材を受けたり、新規企画に意見を求められたり、別案件ではスケジュールを抑えられたり。
愛媛県出身者という映像関係者からは「監督になったら一作目は愛媛撮影って決めてるんです!」と意気込みを受け取ったり。
そんな中で「実は12月で退職しました。連絡できなかったので報告に来ました。」と、律儀な元担当者がいたり、「今年度で退職です。」と、後任者を連れて挨拶に来てくれる担当者もいたり。
これまで、こんなシーンを何度経験したんだろうか。わざわざ報告や挨拶に来てくれる方との思い出を語り泣けてくる。
そして「理事長に言わないの?」と突かれて、恥ずかしそうに報告してくれたのは「結婚します!」「おっー!素晴らしい!おめでとう!」となり、その結婚が撮影支援を機に深まった国際結婚と知り、更に感激。
仲間が多いと悲喜交々。みんなにエール!
2024年1月17日水曜日
確実に1歩ずつ。
日本の場合、課題がズバッ!と一気に解決することはなく、少しずつ、段階的に、徐々にという言葉があるように牛歩のごとく改善していくこと多し。
その理由の一つに利害関係があったり、ステークホルダーが多かったり、複雑怪奇に絡まっているから。
「撮影に伴う許認可などの撮影環境向上」「海外作品誘致とインバウンド」「支援作品の活用と権利処理」「FC業務向上とFC地位向上」の4グループで意見交換。
同じフィルム・コミッションながら、地域も所属も経験も背景も異なる立場から意見を交わすことでヒントや突破口を拓こう!と企画。
実は20年以上前から同じテーマで切り口に新鮮味がないけど、地道に続けることが世界水準に引き上げると信じてる。
そんな成果を感じることもあって、省庁の協力と理解も浸透し、支援作品の幅も広がり、その後のロケ地ツアーなども増え、海外作品の撮影相談&支援も多くなった。
・ジャパンFCは日本のナショナル・フィルムコミッションにもなった。
・今年度からインセンティブ制度が経済産業省の所管になった。
着実に1歩ずつ前に進んでいて、20年前と比べたら20歩以上進んでるはずで、地域も所属も経験も背景も異なるけど、いいよね!となる。
新しい担当者が我が子世代のFCもあり、「そりゃ、経験も重ねれば年も取るよね・・・」と。
地方に勝機あり!
昨年は海外からプロデューサー、ディレクター、ロケーションマネジャーをお招きした「海外制作者セミナー」。
今年は山口晋氏(ノックオンウッド代表取締役)をお招きして「日本として受け入れるには」という内容で副理事長や海外作品の受入支援経験が豊富なFCも交えての意見交換。
地方の場合、多言語対応や受入環境などが脆弱なため、受入に消極的な所も多く、でも海外からのニーズは高く、FCのみならずインバウンド施策なども絡み、あぁどうしよう・・・という感じ。
問い合わせが来たら今はGoogleなどの翻訳機能が優秀だから直ぐに返事しよう!臆することなく対応しよう!という発言は「地域を資源化≒リスト化」などできていることが根底にあり、無闇にしても意味がないということ。
そして、海外作品が決まり、地域に海外撮影隊がやってきた時、結果として大きな経済効果を残すけど、その分、要望も負担も比例して大きいことを忘れてはならず、ハード(施設や機能など)とソフト(体制やサービスなど)は柔軟に応えられるかが鍵。
現在、海外作品を複数、同時に動かしている山口さん。「海外から日本は撮影に魅力的な国と思われている。求められているのは“地域資源”であり、地域に眠る伝統や文化、風習、昔話などは魅力的。しかし、明るいエピソードだけでなく暗いエピソードもあるのは当然なので、両方を示してほしい。」との発言に、地方に勝機あり!
2024年1月16日火曜日
強みづくり。
北海道から沖縄(石垣島)まで79のフィルム・コミッションが集まった「全国ロケ地フェア」。
年々増える参加FCに合わせた会場を探すのは難しく、これまで東劇ビル、時事通信社、交通会館などを使用してきたけど、今回はマイナビプレイス歌舞伎座タワーという歌舞伎座の後ろにそびえる23階で開催。
「銀座で一番広いスペース」は担当者。その通りで新しく広く、眺めも良くFCにも訪れた映画映像関係者にも好評だった。
そのせいか、5時間で220名以上のプロデューサーや監督、制作担当などにお越しいただき、各地で意見交換や打合せなどが行われ会場は熱気ムンムン。
この場所で構想や企画、シナハンやロケハンなどが進む、決まると思うと、スゴい機会に成長したと感慨深くなる。
えひめフィルム・コミッションはパートナーのSさんが参加してくれてブースをしっかり作ってくれる。ちなみに彼女が被っているニット帽子は1/18から放送開始の「こんなところで裏切り飯」のグッズ。ポスターと共に実績紹介。
南海放送では1/27放送予定。
「全国ロケ地フェア」のもう一つの狙いは各地のFC担当者がこの機会に知り合いになることで、ネットワークが構築されること。
このネットワークがあるから日本の撮影は成立してると言っても過言じゃない。
ジャパンFC最大の強みづくり。
2024年1月14日日曜日
四国四県。
四国四県で撮影したい。という相談。四国は四県しかないし、お遍路や四国八十八か所、四国カルスト、石鎚山系などの資源も共有してるから協力体制は整っていて、先日のジャパンFC四国ブロック研修でも意見交換をしてきたばかり。
2012年からあんな、こんな、そんな、どんなで四国各地でのブロック研修について書いてた。
四国四県で連携した作品で記憶深いのが「ロード88出会い路、四国へ(監督:中村幻児/2003年)」。
愛媛では久万高原町や松山市などで撮影したけど、トラブルやハプニングが続出したっけ。
今でこそ撮影ネタにしている「パトカーがサイレンを鳴らしながら停車、撮影中止。私と製作担当がパトカーに乗せられて松山東署でお灸を据えられたものの、道路使用許可をその場でいただき、パトカーに乗って現場に戻ってきた。」は武勇伝。
四国ブロック長でもあるから、四国各地の地図を見たら5-6年ほどの間に訪れた場所が表示される。色々な所を訪れているけど、室戸岬や馬路村辺りは最近訪れてないことがわかる。
徳島県も訪れている所が少ない。
四国四県は魅力的なロケ候補地が多く、海や城などで被らないようにもしなくてはならず、撮影は無事にできるのか!?
2024年1月11日木曜日
本当に危機。
「映画監督になるには?」というフローチャートが表示されて、一般的には「高校卒業後→大学・短大・専門学校で自身の興味関心分野の基礎知識を学び→映画・映像制作プロダクションに就職→コンテストなどに応募して腕を磨き→映画監督(と名乗る)」が流れのよう。
弟子入りなどの徒弟制度は絶滅。
映画監督だけではなく、撮影監督やプロデューサーも大体同じような流れ。
しかし、現状は「ほんとに壊滅的でヤバい。この先、映画制作は消滅しますよ。」と、冗談とも言えない発言のプロデューサー。「若い方の憧れの職業ではもうなくなったんですよ。」と遠く離れてしまった世代。
現場は3Kではなく4K(キツい、帰れない、厳しい、給料安い)とも言われてるようで、日本の映画を含むコンテンツ産業は大丈夫か?と否応なしに心配になる。
夢がないのかな?それとも「いつまで夢なんて見てるの!」と言われてしまうのかな?
映画監督という概念が古いのかもしれず、Youtuberに取って代わられているという指摘もあるけど、映画って総合芸術だから違うと思うんだよなー。そんな考えも古いのか・・・。
どうでしょうか?黒澤明監督!
2024年1月10日水曜日
覆った話。
2019年12月から続いていた映画「宮本から君へ」の助成金不交付決定(=出演者の有罪判決が理由)について、最高裁は2023年11月17日に河村光庸氏(スターサンズ当時代表/故人)の主張を認めて芸文振の不交付決定処分を取り消す判決を下した。
こういう報道はFCでも時々話題になる「撮影支援作品は、地域に資するのか否か?議論」と同じだったからメモメモ。
2024年1月2日火曜日
多いか?少ないか?
四国運輸局によると、2023年度上半期の入込客数は、四国4県の全てで前年度同期と比べて増加。
四県合計は690万人、対2022年度同期比16.8%増となったが、コロナ禍前と比べると、対2019年度同期比は12.7%減とのこと。
内訳は、テレビドラマの舞台となった高知県は増加したものの、他3県は約80%の回復となっている。
ちなみに、高知が増となった【牧野植物園】は2022年度同期と比較して262%UP↑(96,231人→252,362人)とのこと。物語やロケ地としての影響力が大きいとわかる。
四国の主要観光地(調査を実施して回答のあった23カ所/60カ所)を訪れた外国人は22.8万人、対2022年度同期比2,240%増となった。
増加率は多いけど、22.8万人とは、23カ所を訪れた外国人は624人/日なので決して多くない。四国でロケ地などをもっとPRしたら訪れる外国人はもっと増えるはず。
四国の入込客数ベスト1位は【松山城ロープウェイ・リフト】で62万人。2位が【ニューレオマワールド】で46万人。3位が【文化の森総合公園】で39万人。そして【道後温泉旅館協同組合・宿泊者】は37万人で4位。
愛媛県では他に【マイントピア別子】が26万人で8位。昨年8位にランクインしていた【とべ動物園】は19万人でベスト10から漏れる。
「聖地巡礼の入込客数って測ってますか?」と記者。「いいえ、施設ではない所でのロケも多いから測り方が難しくって・・・。」
2023年12月30日土曜日
撮影思い出。
そうですか・・・。「ひめキュンフルーツ缶」が本日(12/30)をもって解散。現在は3代目が活躍だったのね。
初代メンバーの一人が我が子と同じ小学校で、ご近所だったから勝手に保護者のようだったけど、13年間で幕。コロナ禍での活動は大変だったと思う。
実は県内制作者からは撮影相談が少ない、えひめフィルム・コミッション。県内事業者は土地勘があるからだけど、その中で「ひめキュンフルーツ缶」とは、写真のバリーさんとのコラボ撮影(2015年)と映画「へっぽこエスパーなごみ!」の撮影を支援。
予告編を改めてみると、微笑ましいというか県庁などでの撮影を思い出す。
「ひめキュンフルーツ缶」以外にも愛媛発のご当地アイドルは活躍中のようで、以前、愛媛出身で東京でアイドル業を続けている方の相談に対応した時は、10代から20代と年齢を重ねていくと、行く先を色々と考えてしまうと吐露してくれて、ここでもやはり保護者のようになってしまったのも思い出す。
そして、また新しい愛媛発のご当地アイドルが出てきますように。
2023年12月28日木曜日
正確に知る。
誤解を恐れずに書くと、ハラスメントは人の感受性に左右されるので、気をつけてるつもりでも実は・・・と、自戒を込める。
ハラスメントの責任は誰にあるのか?などは知ってるつもりだけど、そもそも「ハラスメントか?否か?」の境界線が曖昧だったので、周りに尋ねると。
「納期遅延や作業間違いなどの非へ文句を言うのはハラスメントではない。」「能無し!バカヤロー!死んでしまえ!などその人を否定する罵倒はハラスメント。」で合ってるか?
こう書くと撮影業界だけの話に聞こえるけど、地域づくりの現場でも似た様な雑言はある。で、そのほとんどが40代-70代の勘違い男性。
話を戻してリスペクト研修を経なければ現場に行けない作品(制作会社)も増えていて、抗う人は現場から退場や作品から自然消滅する運命。
「もしも、FCがハラスメントを受けたら誰に言ったらいいんですか?」と尋ねてしまう。「そりゃ、プロデューサーでしょ・・・」となる(そりゃそーだ)。
FCも知っておいて損はないハラスメント研修。まずは「正確に知る」からスタート。
三度目の正直。
10月放送は国会延長で番組が中止、11月放送はスタジオ入りするも、またもや国会延長で私の出演部分が削られ中止と、2回連続で放送が流れたNHKラジオ「ひめゴジ!」。
三度目の正直、本来なら隔月レギュラー。
愛媛の話題では「離婚しようよ」と「グレースの履歴」について紹介し、新世代の台頭として「イビジブルハーフ The Invisible Half」を撮影した西山将貴監督を紹介。
日本全体では経済産業省による「インセンティブ制度(制作助成)の始まり」や「配信作品、アニメ作品の増加」などについて紹介。
コロナ禍が一区切りしてから、一気に制作相談や公開は溢れ出した感じ。
コメントがライブで入るのも生放送の醍醐味。「ロケ弁について来てますよ!」とMCの岸本さん。「えっ!ロケ弁!?ご当地ロケ弁について1時間は喋れる!」と豪語してしまったので「じゃあ、いつかロケ弁を取り上げましょう!」となる。
ディレクターもロケ弁についてメモをとり始め、「ロケ弁、面白そうですね!」と現実味帯びる。
ロケ弁は物語と地域、訪問者などを結ぶツール!
2023年12月25日月曜日
ウェスアンダーソンすぎる写真展。
ホテル・ヴェルベデーレは、1882年にアルプスのフルカ峠のヘアピンカーブ沿に建てられ、ACCIDENTALLY WES ADDERSONがインスタに投稿した最初の場所。
1964年公開の「007/ゴールドフィンガー」では、銀色のアストンマーティンと黄色と黒のロールスロイスとのカーチェイスがあった場所。
最盛期には客室からローヌ氷河が見渡せたがローヌ氷河が溶けてしまい観光業が衰退、ホテルは2016年に閉業。(キャプションから抜粋)
「ウェスアンダーソンすぎる写真展」へ行こうと思ったのは、この写真を見たのが決め手で「ロケ地だ!」と思ったから。だけど説明を読むと観光業衰退により既に閉業と知り残念感。
(この撮り方はロケハンと似てる!)などブツブツつぶやきながら作品を見ていたら、これまでのアイデアにビビッ!と電流が流れて繋がり、構想が進まず保留状態になっていた宿題に光明が差した!
世間一般的にいう「産みの苦しみ」「長いトンネル」から脱出できた。
構想を忘れないよう、ジャパンFCに到着して直ぐに副理事長に話すと「その手があったか!」、事務局長に話すと「企画書お願いします。」とのことだったので着手決定!
2023年12月24日日曜日
アニメスポット考察。
ナビタイムが同社の提供サービス「NAVITIME」などのナビゲーションサービスにおいて、目的地として検索されたスポットを年間集計(1/1-10/25)した結果を2023スポット検索ランキングとして発表。
1位はユニバーサルジャパン。上位100に愛媛県からは60位に道後温泉(松山市)がランクイン。
全国の観光地、名所名跡が多いけど「ロケ地」として有名な所はないみたい。VIVANTで話題になった「鳥取砂丘」が26位に入っているけど昨年は24位でランクダウンだから、ドラマの影響はなかったと推察。
全国ランキングとは別の切り口で愛媛県単独でもベスト5が紹介されていて1位:松山城(松山市)、2位:今治城(今治市)、3位:四国カルスト(久万高原町)、4位:大山祇神社(今治市)、5位:亀老山展望台(今治市)の順。道後温泉がないのは別格扱いなのかな。
1位:ジブリパーク、2位:渋谷スクランブルスクエア、3位:ミヤシタパーク、4位:サンシャインシティプリンスホテル、5位:サンガスタジアムby京セラと続く。
渋い!というか、観光地だけでない場所のランクインが実に面白い!残念ながら愛媛はランク外のようだけど、やっぱりココでも道後温泉かな?それとも下灘駅か?ダイヤモンドクロスか?
2023年12月23日土曜日
何が何だか矛盾。
東京商工リサーチによると2023年1月から9月に倒産したテレビ制作会社の数は14社で、この数は前年比2.3倍で、過去10年で最悪の倒産数とのこと。
これまでは2018年の13件で倒産会社の80%は資金が1,000万円未満の小規模事業者と追記。
愛媛で撮影予定だった作品の制作会社が倒産した話に驚いたし、愛媛出身の制作担当などをしていた方は帰郷した。
映画やテレビの他に配信作品、ネット配信までチャンネルが広がり、仕事は多くなる一方で、一本あたりの制作費は下がり、ジリ貧で回らなくなるパターン。
ジャパンFCの研修でも制作現場は人手不足が顕著で、少ない人数を作品同士で取り合っていると報告があり、負の連鎖というか歯車が噛み合わなくなっている感じ。
でも、作品は増えてる摩訶不思議。
その一方で4K8K衛星放送の普及推進に取り組む「A-PAB」の調査では、全国47都道府県の20代-60代の老若男女計5,000のサンプルから導き出された結果は「テレビ放送はあった方がよい」は70%、残り30%は「不要」と推察。
若年層では「テレビを持ってない」の割合が増えているとのことで、「若年層でテレビ離れが推察される」とのこと。私もテレビを持ってなかった・・・。
倒産数は今後も増えると予測されるのに作品は増加傾向、でも視聴者は減少傾向。
これを矛盾と言わずに何を矛盾というのか?という感じ。
こんにちは!徳島。
快晴の松山出発から高速道路に入ると低温による路面凍結注意の表示、そして強風で揺れるバス。
さらにトンネルを抜けると雪が舞ってた・・・と小説のような道中で徳島に到着。時折、太陽がうっすら見えるのに雪が舞う、寒いというか冷たい。
ジャパン・フィルムコミッションの研修は四国ブロックへ移る。10:30に徳島駅に集合。徳島ロケーションサービスに徳島市内のロケ地を案内してもらうタイミングで雪が舞い始める。
初めて徳島を訪れる人もいて「(普段から)徳島ってこんな気候なんですか?」と、第一印象が植え付けられてしまう(笑)
ロケ地めぐりは徳島といえば「眉山(映画版、ドラマ版)」、地域に愛されてるご当地映画があるのはいい!
写真は寒かったから麺!と、教えてもらったラーメン屋に行き、券売機で徳島ラーメンボタンを押そうとするも周りは、ほぼ全員が「つけ麺」を食べていて、券売機の上部ボタンも「つめ麺」だったので、なんなら特製つけ麺(チャーシュー&煮卵付)だ!と1240円のお支払い。
ゆず皮がアクセントで美味しかった件。
人って理性で考えるも感情で買う生き物。
そして、ちゃんと徳島ラーメン(840円)もいただいたことも残す。
2023年12月21日木曜日
また来年。
ジャパン・フィルムコミッションの理事会。
日本映画監督協会、日本映画製作者連盟、日本映画製作者協会など、いつもお世話になっている方々らと事業の進捗などを確認して、解決しなければならない課題はあるものの、全ての議案が承認される。
残ったメンバーで2023年の慰労会へ。理事会と同じメンバーなら話す内容は撮影からプライベートな話まで多岐にわたり、一年間の出来事を感想を交えて歓談。
今年度から理事になった方は私がお酒を飲まないことに驚いたり、業務に疲れ果ててアルコールも入り寝入ってしまったり、話の途中で新幹線の時間が近づき、慌てて退席する人がいたり、酔っ払いに身の上話を相談されたり・・・。
20代から60代、住んでる都道府県も性別も肩書きも経験も服装も雰囲気も全く異なる集まりに側から見たら「どんな集団?」と思われたはず。でも、酔っ払った面々にはそんなこと関係なくワイワイガヤガヤ。
終了時間になっても話し足りない面々は、次へと銀座の街へ消えていった。
「良いお年を!」と伝えると、「理事長!また来月会えるじゃないですか!」とほろ酔い笑顔で返してくれる面々はサイコー。
2023年12月20日水曜日
こんなところで裏切り飯。
そういうことか!と合点。中京テレビって「ヒューマングルメンタリーオモウマい店」を制作してヒットさせたテレビ局。
愛媛県では砥部町の「エキサイトスーパー田中」が懐かしい。デュエット、大漁なども紹介したけど、単なる大盛り店や人気店ではなくて、それプラス人情味あふれる店主が番組のウリ。
そんな中京テレビ制作の新番組「こんなところで裏切り飯」の告知が始まった。
料理と言えば「離婚しようよ」。「焼豚玉子飯」が登場して話題になったけど、実在する料理がドラマに取り上げられるのは地域にとって非常に嬉しい!放映後も話題になる!
そして、「ロケ弁のいい店ありますか?」「ありますよ!」と教えるも「スミマセン!ロケ地で賄っていただくことになりました。」「そりゃ、そうですよね!」となる。
「こんなところで裏切り飯」は南海放送で1/25(土)25:25スタート!
ロケ多し。
「創価大学って撮影が多いんですよ!」と、私を見て大学生。「そう!本当に多いよね!」と隣の大学生が相槌。「最近だと、ブラッシュアップはガッツリだったよね!」「あっ!それ、この前から配信で見てる!」と違う学生、会話が続く。
2023年だけでも4本のドラマ(「あたりのキッチン」「それってパクリじゃないですか?」「特捜9」「ブラッシュアップライフ」)が撮影されていて、すべての撮影情報を“当然のごとく”知っていた学生達。
「ロケ弁ってどうしてるんだろう?」「ロケ弁って食事のことですか?」「そう、創価大学で提供してるのかな?撮影が多いなら、創価大学のロケ弁を作ったらいいのに」と無責任なコトを伝えたら「そうですよね!大学のPRにも役立ちますよね!」とテンションあがる学生達。
「ロケ弁づくりの献立を考える授業とか楽しそうだね」「そんな授業があったら絶対に受けたい!」と30分前に「こどもスペースラボ」が終わったばかりなのに、次を欲していた学生。