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2025年4月14日月曜日

12年ぶり。


撮影支援をした「劇場版トリリオンゲーム」の興行収入が、2月14日の公開から20億円に達する見込み。この調子が続けば最終興行収入は25億円辺りと予測される。

えひめフィルム・コミッションにとっては「真夏の方程式(2013)」以来、12年ぶりのヒット映画(=ヒットとは、日本映画製作者連盟の映画産業統計に残る劇場公開されて10億円以上の興行収入を記録した作品)。
ちなみに
「真夏の方程式」は33.1億円の大ヒット!高浜駅、高浜港周辺で撮影した。伊予鉄道さんにとても協力していただいた思い出。

12年間の間にもバスカヴィル家の犬、離婚しようよ、笑うマトリョーシカ、がんばっていきまっしょい(アニメ版)などの作品があったけれど、10億円未満だったり、テレビ作品、配信作品だったり・・・と、“モノサシ”に合わなかった作品が多かった。

そんなヒット作品は1年間に劇場公開される全作品のわずか5%しかなく、かつヒットするかは誰にも分からず(最近では誰も知らなかった「侍タイムスリッパー」のヒットが記憶に新しい)、“運”も多分にあると思ってる。

でも、運に任せて恵まれるなんて気の遠い話。
ましてや残り95%の作品を支援しているフィルム・コミッションの方が多く、また、それらの作品のPR予算は限られている。

常々「作戦が必要!」と言っているのは、5%の作品はテレビやネット、誌面などで大々的に宣伝できるのに対して、PR予算が限られる作品には「金がないなら知恵を絞れ!」という感じ。

ロケ地マップ、ロケ地ツアー、先行試写会、イベントはテッパンになってきたけど、他にもFCが関係者にインタビューしたり、広報誌に掲載したり、地元雑誌に取材してもらったり、ロケ弁を紹介したり(笑)・・・色々なアイデアをプロデューサーに尋ねたらいい。

そのうち1つ
だけでもできたら、そこかで2つめを“こじ開ける”こともできるかも!?
がんばれフィルム・コミッション!

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