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2023年6月26日月曜日

思い出したら泣けてきた。


21年におよぶフィルム・コミッションのキャリアで色々な撮影を支援してきたけど「離婚しようよ」の撮影は集大成と言っていいと思う。
選挙演説なので駅前、商店街、漁港、交差点、公園など目立つ場所で撮影しないとリアリティが出ない。
ファーストシーンは「松山市駅前の坊っちゃん広場」、私たちも撮影初日は緊張するけど、集まっていただいたエキストラも緊張MAX!

撮影には難易度があって「爆破シーン、地下鉄シーン、道路封鎖など」は難易度MAX!そして「雨降らし、夜間撮影など」が続くけど、愛媛では爆破や地下鉄シーンはナシ(路面電車や郊外電車、バスは経験豊富)。
それが今回【10時間の道路封鎖+夜間撮影+雨降らし+ド街中】のコンボ撮影で、見守りながらドキドキ(成功して!)&ヒヤヒヤ(トラブルがありませんように!)したのは事実。

行き交う対面道路を一方通行にして、車のエキストラを数台入れて渋滞を演出したり、土砂降りの中での演技があったり、撮影を実現させるためには周囲のお店に閉店後も電気をつけてもらったり、駐車場は出口を変えてもらったり、ホテルにはキャストの着替え場所を抑えてもらったり、歩行者には迂回してもらったり、当時を思い出すと泣けてきた。
数分のシーンだけど、このシーンだけで足掛け3ヶ月もかかり、多くの熱量で実現できたシーン。

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