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2022年1月27日木曜日

文脈や行間を読む。


コロナウイルスの影響でスタジオ収録ができず電話収録。放送冒頭に「コロナウイルスの影響で変わった撮影について」紹介したから話題提供だけでなく本当に影響を被ってしまった。
いつもの収録なら岡田キャスターの表情を読み取りながら阿吽の呼吸で進行できるけど、表情が分からないから声のトーンなどで“間”を読む。ラジオの場合、同時に二人が喋るのはリスナーが混同するのでNGと教えられたので、被らないように“間”を計るのって感覚的なもの。

進行表はあるけど松下Dは「泉谷さんのペース、内容で喋ってください」と優しいから甘えてしまい、ついアドリブも交えてしまうけど、今回は進行表通りに前後の文脈を汲み取って喋る。この“前後の文脈を読む”とか“行間を読む”は言うのは簡単だけど、スキルがいる。
物語には台本があるけど、文脈や行間を読まず「点」でロケ地を探すと大抵失敗するのは20年間で得た経験の賜物。

「交差点」と言われても数ある交差点を適当に提案してもダメで、演技できるスペース、車線数や迂回路、交通量、信号の間隔(早さ)、陸橋などの有無が把握できれば完璧だし、「家」とあっても年代(古さ)、平家か2階建てか3階建てか、外壁や屋根の素材、間取り、アプローチの奥行きなどまで把握できれば完璧。だから文脈や行間を読むには、想像力が必要と収録が満足に終わりひと段落。

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