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2022年1月17日月曜日

アイデアのアングル。


「アングルを探してます・・・」と言ったのは庵野監督。NHKのドキュメンタリーでシン・エヴァの制作様子を見ていて印象的だった言葉を思い出す。映画映像作品の場合、編集が最終工程だけど、その前に「対象物をどうどう捉えるか」の画角は重要で、見慣れた画角だとスンナリ入って何も感じないけど、見たこともない画角だと印象に残る。模型で村を作ったのもアングルを探すためと言ってたっけ(要は頭だけで考えないということ)。

企画立案の発想も同じで、モノゴトは多面的だから“どの面から、どのように捉えるか(アプローチ)”は重要で、従来の“面”から捉えても既に済だと印象は薄いしインパクトは弱い。そこで新しい“面”を探すのだけど、多面的なことは分かっても「どの面を捉えれば最もインパクトが大きい、強い」かはわかりにくい。でも、そこは前後に“文脈”があって繋がって物語(流れ)ができたら仮説と思えばいい。

その画角(アングル)を探す最初の一歩はメモが有効と思っていて、同時進行で進むプレゼンからひっかかる言葉やフレーズを殴り書き。総評用に書いたけど振り返りで見直すと、発想の転換や仕方、文脈の強弱、強いキーワードなどが見つかり、多面的な見方を吸収する。結局、受講生も自分の事業アイデアをまとめられて満足感を得たけど、やっぱり一番得しているのは私だと思ったり。

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