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2021年10月19日火曜日

悩ましいのは。


隔月出演のNHKラジオ「ラジオまどんな」(写真は2年前のもの)。今回は「ご当地アニメと地域の関係性」についてパーソナリティの岡田さんとワイワイ喋った約40分。「地域を上手に巻き込んだアニメ作品は、公開後も永く愛される」と言ったのは本当で、“上手”とは「協力、丁寧、円滑など」の意味で、地域が作品をウェルカムだったというのが結論。でも、どうしたらウェルカムになるのか?誰かが受け皿になる必要がある。

その“受け皿”になっているのがフィルム・コミッションで、アニメとは言え扱う作品の一つなので支援対象になる。実写と比べて支援ノウハウが確立されていないけど、実写作品で培った経験値は活かせるのでJFCとしては、各FCの経験を共有させてもらい支援の質を向上中。すると、FCが関わった作品は関わらなかった作品よりも地域への浸透度や認知度、支援の厚みが異なり、地域にも製作者にとっても有益になる。

悩ましいポイントは「ものすごい興行収入を記録した作品≠地域からウェルカムな作品とは限らない」こと。これは悲劇。でも誤解してはいけないのが作品には罪はなく、全ては独善などの誤判断がもたらす問題。こんな悲劇が起こらないよう奔走する日々。訪れた旅先で地域のおじいちゃん、おばあちゃんからご当地アニメ作品について紹介を受けたら、どんなにすごいことかと。

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