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2020年3月13日金曜日

ホラー界からも。

車を止めても撮影したかったのは下から見上げた石垣の迫力、というか建設会社じゃない名前も知らない人々の偉業。何千万何万の石を無骨に積み上げて段々にしてミカンの木や畑にしてる光景。斜面だし隙間もあるから水はけも良いし先人たちの知恵はすごいと思ったり。すると「たぶん〇〇さん達の祖先とかだよな?」と同行者が物語を語りだすと、硬い石垣なのに柔らかく聞こえるから不思議。

ロケハンは撮影相談を受けて行う「依頼型」と折を見て行う「自主型」があり、ロケハン以外にも「依頼型のシナハン」と「自主型のシナハン」があり、ロケハンが主に撮影候補地(ハード)を探すのに対してシナハンは物語の素材探し(ソフト)。石垣はハード、石垣にまつわる人々の物語はソフト。ご当地映画の場合、シナハンは重要で主人公の職業や物語の起点に濃いめの素材が使われること多し。

時々あるのが地域の言い伝え、伝説などをホラーに結びつけられる案件(10億円を突破した「犬鳴村」が記憶に新しい)。フィクションだからと思うけど、地元は複雑な気持ちであることは記しておこう。というのも「奇祭」など一風変わった祭はモチーフにされることも多く、愛媛でもJホラー界からお声がかかったり(汗)。決して今回の石垣がホラー界への入口でないことは明記しておく!

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