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2024年10月31日木曜日

もう止められない。


何かを始めるには、キッカケがあったことが多く、実写撮影をしていた監督がコロナ禍になり、実写撮影ができなくなったのをキッカケに少人数でできるアニメ制作を始め、始めるならトレンドの生成AIを活用しようと始めたのが2020年。

ただ、生成AIで全編制作はできず、モーションキャプチャーで撮影、CGを加えて、生成AIは表情のディティールの品質向上に活用。
手持ちのiPadをVRカメラに見立てたり、絵コンテは不要だったりと利点が多かったと紹介。

5人で8ヶ月間かけて作った映像と紹介されたけど、これまでだったら1年以上かかる映像とのことで、生成AIを活用することで1日かかったことが2時間、1週間かかったことが2日でできるようになった進化に、ただただビックリ。

話題はフィルム・コミッションに関係なかったので、「ロケに行かなくとも代替えになる」的な内容もあったけど、代替えはならずとも組み合わせることで臨場感の向上や世界観の緻密さは現実世界よりも迫力あると思う。

まとめとして、生成AIは目的ではなく生産性や品質向上を手伝う手段の一つなので打算的には使えること。

また生成AIには欲求や感情、意図は伝わらないので、そこは「演出力」が問われること(生成AIは演出の意味を理解できない)。

生成AIによって新しいストーリーテリングは生まれるかは、数年後、生まれた時から生成AIと共に成長した子どもたちが生成AIをアイデンティティ(自我同一性)と認識した時に起こる・・・に(孫世代はSFだ・・・)と思った瞬間。

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