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2022年3月10日木曜日

ご当地性は・・・。


6次産業化に携わる立場として、各社バイヤーから「正直に言って、地方や地域の“ご当地性”って必要じゃない時もあります。」と言われたこともあった。「だって、“ご当地”だから買う人は10%もいないんじゃないですか?」と言われて、自分が消費者として買う際も“ご当地”は決して必須条件じゃない・・・と。ご当地を推しても、その地域が知られていなければ、逆効果もあり得る、ヒィー!

ご当地性は、あくまでも付加価値的なウリ。商品やサービスは「味や質」が最優先事項でニーズという期待や約束に応える(ウォンツ)ことが基礎基本。じゃあ、ご当地性がウォンツになるのか?と言われると「希少性」など、その場や特定のタイミングでないと入手できない(≒普段は買えない)特別な価値があるといいのかと。先日も北海道や沖縄で「限定販売」のお土産に手を出してしまった・・・。

他に、ご当地性がウォンツになるのは「ブランドとして確立」されている場合もあり、愛媛だったら「みかん(柑橘)」がブランド(顧客との約束)として確立してるから、「愛媛を買う=安心して買えるみかん(≒おいしい)」が成立する。
地域は自分達の地域を商品を通して知ってもらいたい。でも消費者はブランドが確立していない品には響かない。ブランドが確立するのに、どれほど時間を要すれば・・・と言われても。

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