2025年5月4日日曜日

ヒリヒリハラハラ。

元隠岐の島フィルムコミッションの齋藤さん

突然の予期せぬハプニングに愕然&呆然になるも、同時に(キタッー!)と旅には必ず起こるハプニングにヒリヒリ&ハラハラ(ヒリハラ)が湧き起こり、オォー!となる(たぶん、アドレナリンが出た)。

その場では解決せずだったので、そんなコトも知らず停車中の齋藤さんに駆け寄り「今日は満席でキャンセル待ちなんですって・・・。」と伝えると、島民である齋藤さんも「えっ!なんで?聞いたことがない。」とビックリ!

隠岐の島めぐりの途中だったのに強制終了となり、キャンセル待ちに並ばなくてはならないことを伝え、お別れの挨拶をしようとすると「駐車場に停めてきます!」と、コトの顛末を案じてくれて一緒に待ってくれると齋藤さん(涙)。

乗船券販売まで2時間以上あったけど、いつ誰がキャンセル待ちで並ぶかも分からず、とりあえず並ぶと後ろにオジさんが並んだ!
「どうぞ、お先に。私はキャンセル待ちです。」と伝えると「おぅ、ワシもキャンセル待ちなんぞ。ビックリしたわ、帰らんといけんのに。」とオジさん。

オジさんは西ノ島で暮らしていて、窓口の方とも顔見知り。「今日はなんで満席なんぞ?」と尋ねると、今度は若いお兄さん担当者が「陸上大会なんです。でも、きっと乗れますよ、大丈夫。」と教えてくれて「おぉ!そうか、ホントやな。」とやりとりが目の前で行われ「アンタも大丈夫や、きっと。」と話しかけてくれる。

オジさんが列から離れるのと一緒に私も列を離れると、オジさんとの会話は続き、その中に齋藤さん、そしてオジさんの奥様も混じり4人で世間話が始まる。

見ず知らずの西ノ島町民×隠岐の島島民×愛媛県松山市民=4人の不思議な会話(笑)
こんな満席は年に1回程度、こんなハプニングには対応ができないので運に任せる、実はオジさん&奥様は西ノ島にUターン、奥様はオジさんをイジるけど愛情の裏返し・・・など、たわいもない会話が面白くて、ハプニングがなかったら起きなかった交流。

乗船券販売30分前になり、周りがザワザワし始めたので、オジさんとキャンセル待ちに並ぶ。
高速船は定員230名ほど。それが満席と言うのは陸上競技に参加した子ども達&引率者&家族などが多いから。

キャンセル待ちは“後回し”となり、並んでも追い抜かされる中の辛抱が続く。
そして、やっとキャンセル待ち対応となり、オジさんは2人分、私は1人分を確保ーーー!
「あぁ、良かった。どないしようと思ってたけど、もうこれで安心だ。」とオジさんのとびきりの笑顔が印象的だったこと。

私も落ち着き、トイレから戻るとオジさん&奥様がいなく「知り合いの所にいってしまった。」と齋藤さん。
「せっかくだから記念写真を撮ろう!」と、こちらは鬼太郎とねずみ男を背景に記念写真。

でも、なんで隠岐の島で鬼太郎とねずみ男?
「トンネルから出てきてるポーズは境港から潜って這い出てきたという設定なんです。」と教えてもらう。

3月に境港に行き、水木しげるロード、水木しげる記念館も訪れた水木しげるファンとしては興味津々だったけど、またの機会に持ち越し。

一緒に並んだオジさん&奥様とは高速船でも隣席となり西ノ島に到着。
「私たち〇〇○(オジさん&奥様の名前)って言うから、お茶でも飲みに来てよ!」と誘っていただき、お別れ。

「ヒリヒリ感って“フィルムコミッションあるある”ですよね。」と齋藤さんの言葉を思い出しながら、リゾ隠岐ロザージュの伊藤支配人が「泉谷さん、ようこそ!」と見つけてくれた。



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