闇雲に写真を撮って「ロケハンです」と言っても効果は薄い。だからロケハンの前に概念というか構造というか自分の中でしっかり整理して写真は撮った方がいい。画角とか高さとか、範囲などの技術論も大切だけど「そもそも論」として「目の前の景色や光景を分解(細分化)すること」をオススメしたい。すると無意識で見ていた目の前の事柄が途端に情報に変換されて面白くなるから不思議(マトリックスみたい!)
春夏秋冬の「季節」は分かりやすい。今は夏、季節を感じるのは草花とか行事とか祭なので抑えておけばバッチリ、各季節の期間は長いけど取り逃がしたら1年後になる・・・。晴雨曇雪の「天候」も大切。映画の場合、意外と求められるのが「薄曇り」で、快晴でもなく曇天でもなく薄曇りで影も薄い天候(明るさは現場や後に自在に調整できるからとのこと)。雨や雪に写真を撮るのも一苦労だけど、FCだからこそ。
そして朝昼夕夜の「時間」も大切。街や山々の表情は時間で全く異なるから面白い!高度な技術を持つ監督は「朝焼けを夕焼け」にして撮ることもあるようなので、地域の表情を時間で捉えておくのも大切。そして最後は東西南北の「方角」。レンズはどの方角を向いているのか?日の出、日の入は季節で大きく異なるので要チェック。FCの初心者研修に合わせたTips。
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