2025年7月2日水曜日

どうして撮影を受け入れてくれるのか?


大丸百貨店のオープンは10時。
「オープン前に大丸百貨店で撮影されたロケ地をご案内いただきます。」とマリさん。

(いいね!オープン前の百貨店に入れるんだ!)と嬉しい我々。
従業員入り口前で待っていてくださった大丸百貨店担当者から腕章を預かり館内へ。
と、言っても平日の開館前、出勤する従業員、関係者、業者などと一緒に館内へ。

オープン前だから、準備に慌ただしい中、担当者さん+マリさんが「僕の彼女はサイボーグ」などのロケ地を紹介してくれる中で、いつもの質問を大丸担当者に投げる。

「どうして、手間も労力も“わざわざ”必要になる撮影を受け入れてくれるのですか?」
すると「大丸神戸店が掲げるポリシー(≒地域の一員として、お客様と共に歩む)に沿っているから」という主旨の返答をしてくれて(これまで各地で同じ内容を尋ねてきたけれど、業種や職種は異なれど、皆さん同じ返答だ・・・)と気づく。

別場所。大正時代に建てられたモダンなビルでも、この建物の価値を広められるなら・・・的な内容をマリさんから聞いたし、「アウトレイジ」でヤクザ事務所として使われた部屋(建物)のオーナーは「撮影を面白がってくれて残してくれている。」とのこと。
でも、撮影当時の雰囲気を壊さず(弾痕跡とか)残しているから、その部屋からはお金が生まれない。

「(街/地域の)価値を高めていると思う。」とマリさん。
それは決して貨幣価値だけでなく、エピソードなどの付加価値という非貨幣価値でもある。
でも、非貨幣価値が醸成されるには時間が必要で、1回や1年では醸し出しにくい。

コピー用紙一枚を一回の経験値としたら500回して数センチの価値・・・という感じ。
「だから25年の価値の賜物」「神戸市民にも撮影は身近なコトと思われてる」とも言ってたけど、愛媛はどうかな?

撮影を楽しんでもらえてるかな?それとも迷惑な行為かな?と自問自答。


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