2025年4月23日水曜日

ボランティアの責任について。


授業後の余韻時間。
「そう言えば、昨年の授業では“にじさんじ”が大好きな学生がいたよ。」
「・・・・・。」
「どうしたの?知ってるでしょ?“にじさんじ”」
「先生・・・。発音が違います。“にじさんじ”ですよ。」
「そう“にじさんじ”。」
「“にじ↗︎さんじ↘︎”・・・」
「イントネーションがちょっと違う。」
「うーん、難しい。学びます。」
「あははっー!」
と、学生たちとの距離を縮めようと努力する53歳。

2回目の授業は「ボランティア活動の責任について」「ボランティアとNPO(法人) の違いについて」などを学ぶ。

多くの学生は「ボランティア活動には責任がある。」と思っていて、だけどそれは一般論として「道義的責任(≒道徳や人としての道理などから生じる責任。倫理ないし道徳上の責任のため、法的責任のような強制力や罰則はない。ただ、道義的責任を果たさないと、他人からの信用を無くす、不遇を受けるなどの事実上の不利益が生じる。)」のことであって、法的責任はないと紹介。

すると「気が楽になりました。」「知れて良かった。」などの意見に(授業の甲斐があった)となる。

ボランティアは自由意志による発意なのに、半ば強制的なボランティアもあり、かつ法的&道義的が混在する「責任」とやらを思わされたら、ボランティアへのイメージがイマイチになるのは当たり前。

「ボランティアはまず、ワクワク感だよ!自分のお金、時間などの損得ナシに役に立ちたい!という想いから始まるよ。」
授業中こそ、静かな学生たちだけど、「振り返り記述」にはビッシリ、学びや気づきが書き込まれていた件。

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