2024年5月6日月曜日

強い写真。


この構図を撮った理由は5つあって・・・。
1つ目は真っ直ぐな道で、奥から手前に向かっている様子が撮れる(どんどん大きくなる画)点、二車線だから時間差も可能。

2つ目は二車線道路から本線に出る場合、それまでは正面しか撮れなかった画がハンドルを切ることで横向きとなり、“動き(変化)が撮れる”こと、ドリフトだってできるかも。

3つ目は真っ直ぐな二車線道路に対して横切る歩道がある点、更に目の前に車道も路面電車も通り、横切る車、路面電車越しに撮れる点。路面電車が左へ、その向こうでは車が右へインアウト。

4つ目は真っ直ぐな二車線道路の突き当たりには山が映り、手前は建物など近代的なのに奥が山という“コントラスト”が撮れる点。

5つ目は「朝焼け」なのか「夕焼け」なのか分からない点(実際は朝5:30の朝焼け)

これら多くの情報が詰まったロケ候補地写真は「強い写真(画)」と言われて、制作者に好まれる傾向がある。

でも、意識しないとフツーの眺めだし、(ここで何が生まれるの?)という感じ。
だけど、想像してみてほしい。

旧型の伊予鉄道の路面電車がフレームインアウトしたら、奥からタクシーがやってきて一時停止、よく見ると彼女が乗っていて、「おーい!」と手を振ったら、たまたま横断歩道を渡っていた違う女性が自分に声をかけられたもの勘違いしてこっちを向くも怪訝な顔をしてプイッ!
タクシーに乗った彼女は気づかず、そのまま曲がって走り去るシーンとか。

妄想ロケハンってこんな感じ。

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