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2016年10月4日火曜日

マレーシア隊がやってきた!

2カ月間の準備期間を経てマレーシアからテレビドラマがやってきた!マレーシア隊の撮影は初めてなので、この機会に経験値を高めようと現場に乗り込む。が、日本の演出方法、撮影方法とは全く異なり驚くばかりで経験値どころではない!

マレーシア隊はロケハンをしていなかったので、我々が事前の情報を基にロケハンをし、場所を確保していたけど、感性が異なるので「何に興味を示すか?」当日まで分からなかったけど、細かい英語表記や「のぼり旗」などに興味津々で一安心。で、ナント!その場で脚本家がPCを出し台本を手直し!そして、その場でセリフ合わせ、リハして本番。カメラは2台-3台のマルチ撮影で一気に撮る。日本じゃ、お目にかかれない撮影現場!

セリフはマレー語なので、演技にNGが出ているか分からないので監督に委ねる。(マレーシア隊は明るく陽気だなぁ)と思っていたら当然で、実は演者にはコメディアンもいて演技をしているとのこと。主人公の名前は「みかん」という女性。だから愛媛での撮影が実現。初日から濃密な時間を過ごしているけどあと2日!マレーシア隊にいい撮影環境を!

2016年10月3日月曜日

地方は面白い。

地域に興味関心を持つと、例え地元に縁がなくても面白く「大昔に屈葬で埋葬された女性の頭蓋骨(本物!)と目があったり」「縄文人が住んでいた洞窟を探検(コウモリやヘビに出くわす)したり」「八鹿踊りの面と向かい合ったり」「ブラジルへ渡り、シルク成功の礎を気付いた名前を見つけたり」「町の歴史が1000円で販売されていたり」、地方なんて・・・と思うのは(全て知ってから言って!)と忠告したい。それほど地方は面白い。

写真は「お堂」、茅ぶきの珍しいタイプを山を登り見学。振り返れば見事な風景が広がり感動したり。こういった所は大勢が訪れる所ではなく「行きたい人が行けばいい」場所。ちなみに縄文人が住んでいた洞窟の「穴神鍾乳洞」には年間1000人以上が訪れる、この地区は人口200人なので5倍もの人が訪れている計算。

地域をどう楽しむか?もう大勢が同じ楽しみをしなくてもいい時代と思っているので、「素の地域」を楽しみたいならお勧めします。今回体験できなかったのは「300段以上ある神社見学」「移住者が始めたピザ」など。ここは西予市城川町高川地区。お花畑をしたい!とも言っています。

2016年10月2日日曜日

恐るべし野村町。

一人だけ、撮影後もカメラの気配を感じポーズをとっている黄色Tシャツの方は清家さんです。「野村町は"飲むら"」と言い放ち笑いを振りまく素敵な方です。ご縁をいただき数ヶ月後に、こんな大交流会に発展するとは恐るべし野村町。

「シルクとミルクと相撲の町かぁ〜、好きになっちゃったよ」と参加者。「都市部にはない交流だよ、素晴らしかった!」と別の参加者。「あそこまで明るのはなんでだろうね?」との発言に「危機感があり、一丸となって乗り越えようという気概の表れじゃないですか?」と私。納得の皆。一期一会でファンにしてしまった自治振(地域をより良くしようとする住民の集まり)のみなさん、恐るべし。

大交流会のメニューは「蟹入り芋炊き」「アマゴの塩焼き」「菜めし」「栗の渋皮煮」。どれも野村町で普段から食べられているもので、それがいい!次から次へと参加者が増え、話題が増え、交流が増え、気がつけば名前も知らない人と喋ったり(笑)。そして、参加者同士の交流も促進されたり。充実や内容が濃いというのは、私たちが決めるのではなく、参加者の係わり具合で決まると思った瞬間。

これは、心底スゴい!

50年ぶりに養蚕農家として新規就農された「43歳の阿部さん(実はココ大で先生をされた時は柑橘生産者でした)」、50年以上養蚕農家として生計を立てられている「74歳の松下さん」。現在、愛媛県で養蚕を営まれているのは7件だけです。その内の2件を訪問できたのは意義あることでした。

実は松下さんからは「1時間程度の見学で何が分かる??」と訝しげな出会いからスタートだったらしく、また、これまで人前で養蚕について話す経験もなかったこともあり怪しいと思われました。しかし、写真の松下さんから締めの言葉として「老いましたが、このように養蚕をしていることを知っていただけて、ありがたい。」との言葉に、今回の授業がなかったら、松下さんとは会えなかったと思い、胸が詰まる。

実は50年続けていても、50年ぶりでも「養蚕方法」は変わらず、使用している道具はITとは全く無縁の年代物。松下さんの両脇に写るのは「蚕が繭をつくる為の小部屋箱」で、斜めになっているのは上へ上がる習性のある蚕が上に集まると重さでクルリと回転し、また蚕を上へ行かせるため。養蚕は「養殖、真珠、みかん」よりも歴史ある産業で日本一の品質です。この現状を打破しよう!という動きに参加します宣言!

2016年10月1日土曜日

訴求力の分かれ道は。

学長ブログも30万回以上のアクセスを超えました。2011年1月から始めたので5年8ヶ月、日々を書き続け活動の備忘録としてきました。お付き合いいただき、ありがとうございます。これからも縦横無尽に書きまくります。目指せ文筆家!

昨日は西予市で「まちづくり交付金」の審査会に登場(前回はこんな感じ)。地域発で最大300万円まで申請ができる画期的な仕組み。思いが込もったプレゼンが続く中で一つ気づく。実は気持ちは「用意した原稿をそのまま読まなくても伝わり」まして、原稿を正確に読もうと抑揚のない発表になってしまうのはもったいない!プレゼンは舞台だから、演者として大いに振舞ってほしい、審査員を「ワクワク」させてほしいです。

ワクワクの実現にはプレゼンツール(全員が使用しました)も必要ですが、個人的には「発表内容の構成」が一番大切と思っており、事業背景→課題提示→改善策(事業)明示→実現可能性→事業前と後の効果成果の明示などの順だと「ストーリー性」があっていいかと。妄想でもいいから事業物語を描ききる!やはり「構成・構想力」が必要か?訴求力の分かれ道!

2016年9月30日金曜日

レベルがあがる。

「30人前の弁当を15人ずつ"鮭と鯖"に分けてください」「午前6時に取りに伺いますが、店の裏口から入らせていただけますか?」、映画やドラマ撮影で欠かせない「毎日の食事(ロケ弁)」。何百回と経験しているので通常ならサクッ!(以前の傾向はボリューミーなお得弁当が人気でしたが、最近は「その土地の味」が求められる傾向アリ)と終わらせるのですが、今回は違う!結構大変!写真は中島でお願いした「鯛めし弁当」

「実は肉類が一切NGなんです」と私、「では肉の代わりにだし巻き玉子は?」「あっ!だし巻き玉子の味醂がNGなんです」「魚類はどうでしょうか?」「生魚は避けた方がいいです、蟹はNGです」「味付けは濃くハッキリしているのが好みです」「辛味も好きですね」「野菜は生野菜はNGなので温野菜もいいですね」と、各地でお願いする方々と細かい設定のやりとりが続く。

そんな中、日本のパンは人気と聞き、パン屋さんへ相談する。クリームパン、あんパン、塩パン、メロンパン、サンドイッチなど、肉もアルコールも関係ないパンに活路を見出す。こんなに「ロケ弁」についてやりとりしたのは久しぶり。永らく上がっていなかった経験値(Lv)が一つ上がる。

2016年9月29日木曜日

地域ド密着活動。

ビューン!と弓削島へ。今回は「えひめリソースセンター」として、パネルディスカッションのコメンテーター役を仰せつかり参加。弓削島といえば「あんな」「こんな」でとてもお世話になった離島。昼食は「しまでcafe」で村上律子さんと情報交換しながら舌鼓み。久しぶりにお会いする弓削島、岩城島の方々、やはり直接お会いして話すのは情報が新鮮でいい!

「要援護支援者を対象にした防災訓練(今治市)」「拠点づくりで交流創出(愛南町)」「自己表現できる場の創出(弓削島)」と3者の事例発表は「地域ド密着」で、ハッ!と気づかされる。ココ大も「地域密着」と思いますが、更に「ド密着か?」と問われると違います。ド密着は地域との関わりが「とても深いが活動範囲は狭い」のが特徴。ココ大は「深く活動範囲は広い」を目指しています。

じゃあ、ココ大に「とても深くは無理か?」と尋ねられればNOでして、「ド密着活動と連携」すればいいんです。人も時間も資金も制限ある中で全てはできません、これは事実。ここで「変な責任感」を負いすぎると倒れます(笑)。こういう機会に各活動と繋がり、進化するというのが私流。

2016年9月28日水曜日

ファシリテーターは。

大洲市肱南地区で始まった「肱南まちそだ手」。スケジュールさえ合えば、どこへでも伺います。今年度は既に松山市、久万高原町、四国中央市、西予市で講座・講演の依頼を引き受け、本日は上島町でファシリテーションの仕事。今回は重要文化財に指定された「臥龍山荘」を地域住民としてどうすればいいのか?がお題。

臥龍山荘の近くに住んで71年の方が「小さい頃は子供の遊び場だったんだ、大きな池もあり(今はない)楽しい場所だった」と、重要文化財らしからぬエピソードを語れば、隣の女性は近くに住んで61年「地元民としてガイドを始めたの!」と、強者混じりのワークショップになる予感を感じると、隣は「元教員で現在も総合学習で臥龍山荘を子供たちと学んでいる」と更に強者登場(笑)、私が一番学べそう。

ファシリテーションは参加者が持つ知識、技術、経験を引き出す役。場を温め、初対面でも「その気」にさせ円滑に意見交換ができる環境を演出するのが役目です。なのでファシリテーターが喋りすぎるのはNG。その「場」が成功したか否かは「終了時間後」に「会場に余韻」が残り、初対面同士だった参加者が語り続け、笑顔で退出できたかで判断できます。えぇ、濃い濃い余韻だったことは言うまでもありません。

2016年9月27日火曜日

義務と権利。

ミッション(任務)が与えられたら?それも初めての土地、慣れぬ環境、給与も高くない、でもゴールは設定されている。否応なく定まっている業務をしなくてはならない。そして「よそ者」。
自ら希望して赴任とはいえ、地域おこし協力隊の環境は「すべては自分次第」という点で苦労を想像します。上手に生きてゆきには「合わせる」がキーワードかと。

「オダオイドはオーダーメイド」で先生役を担ってくださった納堂邦弘さんは地域おこし協力隊。道の駅「小田の郷せせらぎ」のマネジャーを担い、使われていなかったアイス製造機を活用し4種類の「オダメイドアイス」を、おば様たちから「よもぎ」を全買取し「よもぎコンフィチュール」を数カ月で製品化しました。与えられた任務を予想以上の結果で成し遂げました。

納堂さん、実はNGOで海外の農村で活動した経験者、その経験が「自らを環境に合わせて成長できる姿勢へ進化」と推測。その一方で「周りが自分に合わせない、評価しないこと」に不満を言う困ったさんがいるのも事実。この二つの決定的な違いは何かというと「義務と権利」の順番かと。先に義務がきて、その後に権利と思うけど、権利を先に言う人は義務の範囲が狭く、責任を負わないことが多い。自戒を込めて気をつけよう。

2016年9月26日月曜日

預かった味。

愛顔の食卓は開店から一ヶ月が経ちました。物販業らしからぬ接客で驚かれた方もいると思いますが、毎日試行錯誤、悪戦苦闘の連続です(とても面白いですが)。
商品と共に日々成長しているお店なので、何度でもお越しください。

そんな愛顔の食卓で、生産者をお招きした授業を始めました。第一弾は「あぐり工房」さん。パワフルな代表、山下由美さんを迎えての授業は「物語そのもの」。農家の嫁として嫁いだ21歳から、凸凹しながら農家女性の自立を加工食品に見出し、やってみると手ごたえがあったものの、次段階へ進むために志を共にした女性と出資し合い企業組合法人化。慣れぬ経営や商品開発の傍でハンディを持つ方や高齢者の雇用創出に励む。そして「デザインの力」で販売力が変わったことなど、学び所満載でした。

スゴイ!と思ったのはヒット商品「元気もん」を始めとする商品が「周りのおば様達から預かった味」ということ。「元気もん」の場合、原型となる素材・味を預かり、それを無添加素材に変換して販売、「どぶろく饅頭」も同じ。「地域の味を伝承」している点に感服。「色々なお店を見てきたけど、こんなお店は初めて」と山下さん。お褒めいただいたと思い、今日も「愛顔の食卓」は営業です。

2016年9月25日日曜日

正論に負けない。

「美味しい」と「絶景」は、聞こえはよいですが「でも、高いんです。」「でも、遠いんです。」というのが一般的。その通り!「美味しくて安い」「絶景で近い」なんて、今更ないと思った方が時間を無駄にしないと思う一人。「美味しくて安い」を無理矢理しようなら、誰かに負担を強いるはずだし、「絶景で近い」なんて"近い"の概念を変えるしかない(笑)

きっと「一度」は経験するでしょう。でも二度、三度と「ファン化」させるのは至難の技。絶対値である「高い(≒価格」」、物理的な「距離」は変えられないから、視点を変えるしかないかと。価格に対しては「高い理由を物語(生産者など顔が見える)で紹介」と言われるし、距離に対しては「目的地までの道中も楽しめる工夫」が必要だったり。その昔、クロネコヤマトが「手ぶらでゴルフ」と称し道具一式を自宅↔︎ゴルフ場へ宅配し大成功したのは「ユーザーの悩みを解決した」から。

色々と考えると「一人には限界がある」と分かります。だから他の人を巻き込む「協働」が必要になります。先ずは考えたら話してみよう!行動して手応えを確かめよう。その時は「さも正論のように諭す助言者」には気をつけよう。考えが萎縮して思考が停止してしまうのはもったいない。市場を創ろう!

2016年9月24日土曜日

贈る便り。

「あらっ、ココはレストランじゃないのね?」と来店者。「スミマセン、ココは愛媛の逸品を集めたお店なんです」と私。
そうか!(愛顔の食卓という名前は飲食店に思われるのか!)と、気づいた瞬間。飲食店といえば、今は来客などで使っている奥でいづれ「飲食」します宣言!お店の品々が活用できる「メニュー」はなにか?乞うご期待!

お店の品揃えも一部変わりました。「たけのこの水煮」「梅サイダー」「種なし梅干し」などが新たに並び、一部の「みかんジュース」は品切れになりました。これが少量・少数生産の特徴です。これから秋本番を迎え、色々な作物が収穫され、できあがる加工食品が待ち遠しい!品切れになった「みかんジュース」も冬になれば「新作」がゾクゾクやってきます。

売上の40%をギフトが占めるようになりました。贈答、手土産、歳暮など色々なシーンに役立てていただき感謝です。先日は50名の方への手土産セットを依頼されましたし、24本のみかんジュースを贈答用にと依頼されました。私も福岡にいる姉家族へ詰合せを送りました。世の中には祝い事、季節の挨拶など「色々なシーン」があり「贈る便り」は成立すると実感しています。新しい価値を見いだせて嬉しい!

2016年9月22日木曜日

バランスについて。

空(理想)ばかり見ていたので足元(現実)も見ないとね。「雨降って地固まる」という言葉があるように雨にも何かの意味がある。順調な事業もあれば停滞している事業もある!
大切なのは「目の前の事象に一喜一憂しない」こと。なぜなら「それらの事象は過程の一つ・段階の一つにすぎない」から。事象の良し悪しが、結果や成果とイコールになるとは限らないので冷静に捉えることが大切。と、自分に言い聞かせる(笑)

「ホント、前向きよね・・・」と、杉浦副学長。と、そのように見せてる(見える)だけで裏では「こんな」「あんな」思いを吐露してます。聖人君子な振る舞いはできないし、慈悲もない。地べたを這う貞子のような生き方です。世界平和は難しいけど、半径3mは幸せにできると思う現実主義者です。

じゃあ、どうやって自分を保つかというと「表現する」ことで、私の場合は「書く」こと。日々を溜め込まず毎日書くことで発散する。以前は助成金・補助金を書くことで発散してたけど、それは卒業。最近、思春期真っ只中で成長のバランスを保つのが精一杯の末っ子が日記や絵を書き始めた。酸いも甘いも多いのが人生で、その経験が多いほど豊かな人と信じる。

2016年9月21日水曜日

情報発信について。

しばらく書いていませんが「週刊ココ大ラヂオ」は4年目を迎え、放送回数は150回を超えました!ほんと南海放送さんの暴挙、もとい英断には感謝の言葉しかありません!ド素人を起用していただき、今では放送、収録、編集ができるようになりましたから(と、言っても私ではなく杉浦さんと津田さんのおかげです)。
で、4年目から番組が引越ししまして今後は毎週火曜日21:00-21:30放送となります。新装放送は9/27(火)21時から!

で、その勢いでもう一本、新たに南海放送ラジオで番組を持つことになりました。『海山里(うみやまさと)から愛顔の食卓』と題し、毎週水曜日(つまり本日!)15:40-15:50に生放送を行います。既に2回放送しており本日は3回目。写真は第一回目の収録の様子、マメさんが出演してくれました。えぇ、ココ大ではスタッフ総動員なので誰もが何でも対応しなければなりません(笑)。

情報発信は事業や活動を知っていただくに重要で、積極的に行っています。すると発信するためには情報を「伝えやすいよう」整理、編集しなければなりません。この整理、編集をクセにすることで「伝わりやすい事項は何か?」の見分けがつきます。意識すれば有益、意識しなければ無益。常に一つから複数を見出す欲張り者です。

2016年9月20日火曜日

助言の難しさ。

「天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に 出し月かも」は、異国から月を見上げ、遠く離れた故郷で見た光景を思い出している阿倍仲麻呂の和歌。
綺麗な空を見るとNYで見た空も飛行機からみた空も、亀老山から見た空も、見る場所は違っても空は繋がっていると実感。そして妻は帰国後、48時間で次の営業地ベトナムへ出発。ホーチミンはどんな空かな。

早速業務開始。私はえひめリソースンセンターとしても「公益活動の支援」をしていますが、支援ができるのは「ココ大」という現場経験があるからです。「えひめリソースセンターブログ」にも記しましたが、支援の一つに「相談対応」があります。これは公益活動をしたい個人や企業へ助言するのですが、聞けばプロパガンダ的に「もっともな意見で諭し、助言になっていない助言者もいる」とのことで助言の難しさを感じたり。

経験が豊富だからといって良い助言ができるわけでもなく、蓄積した経験は編集し扱いやすい素材に変換して、相談毎に個別対応できる所まで整えないと宝の持ち腐れ。素材が多いことは「引き出しの多さ」になり「対応できる範囲の広さ」にも繋がったり。相手を気づかせる、可能性などを引き出してこそ助言の本質と思ったり。

2016年9月19日月曜日

もう一つの目的。

「愛顔の食卓」はテーラーを改装したので「ショーウィンドウ」があり、活用しよう!と思ってNY先端調査。それまで全く意識したことのなかったショーウィンドウだけど「来店者との最初の接点」と思うと重要で、気になった飾りを撮る。「ウィンドウ ショッピング」とはこのこと。見るだけも楽しかった。

NYでは10月のハロウィーン商戦が始まり、カボチャや紅葉のオレンジ、コウモリやドクロなどダーク系の装飾が目立つ。意外と「ドクロ」が好きで事務所用にとドクロに手が伸びるも妻から冷たい視線を感じて手を止める(笑)。バーグドルフ・グッドマンでは凝った装飾が施され「作品」と鑑賞できたし、バーンズ&ノーブルでは奥行きのある広がりを感じたし、発想次第でショーウィンドウは面白くなると確信。行き交う人の足をとめてみたい。

とは言え、ショーウィンドウ自体からお金は発生しないので、時に「稼げるショーウィンドウ」にもしないとね。事業の基本は「1円でも安定した日銭+時々の大きな収入」の組合せ。愛顔の食卓のが持つ「資源」を一つ一つ細分化することで、活用法も明確になるし稼ぎ方も明確になる。その結果、雇用の維持に繋がる。経営するってホント大変!

2016年9月18日日曜日

愛顔の食卓はメディア。

NYを出発して約24時間後、無事に松山へ到着!常に救急車やパトカー(滞在中は警官が襲われるなどの事件勃発)のサイレンやクラクションが鳴り響いていたので、静かな我が家に「リゾート感」を得たり(笑)。

ストーリーっていう店知ってますか?」とNYの友人リバティさん。「いいえ、面白そうな店名ですね!」「テーマを定期的に変える店で、物販以外にスポンサー収益もあって、店舗を雑誌に見立てているんです」と聞いてピンッ!とくる。
実は「愛顔の食卓」も店舗を「立体カタログ」と称しています。店舗を単に売る場所と捉えない発想に共感。早速、行ってみると現在のテーマは「Remember When」。店内は80年代後半-90年代のポップで原色の多い雰囲気に80年代後半-90年代前半が青春だった私に突き刺さる。

「愛顔の食卓はメディア」ともスタッフには伝えており、人、モノ、情報、品が交わる拠点でもある愛顔の食卓。交わってこそ「価値」であり、どうしたらワクワク感を出せるか?と、いうことで実践として授業を始めます。9/25は「あすもは元気もん」「オダメイドはオーダーメイド」、試食付で500円/人です。ストーリーでもココまでしてません!と勝手にライバル意識(笑)

2016年9月17日土曜日

柑橘勝負のヒント。

「オレンジスライスのチョコレートがけ」が1パウンド(約450g)=$42だから4282円/LB!。すごく高く感じるのは私だけか?
もしかして「甘夏」や「河内晩柑」でも勝負できるかも?と妄想したり。「ブラッドオレンジ」は愛媛では高級品種だけど米国ではポピュラーなので驚かれず。隣で売っていた「搾りたてオレンジジュース」は一杯$5(500円)。日本でも500円のフレッシュジュースはあるから勝負できるかな?

訪れたレストランや居酒屋、酒屋、スイーツ店で欲しい果実NO.1は「柚子」、風味や味、皮がジュースやケーキ、リキュールに人気。(愛媛県でも高田商店(鬼北町)がゆずジュースを販売してます!)と心の中で提案するが、考えてみた。それは「柚子が人気、欲しいからと言って柚子を今更輸出しても遅い」ということ。

妄想したのは「柚子が絶対条件ではなく、米国で獲れない柚子系ならば勝負できるかも?」ということ。すると柚子の特徴である酸味や苦味、香りなどがある晩柑系や極早生の摘果品でもいいのでは?と思ったり。チョココーティングピールも晩柑系の皮を複数用意できれば趣を変えられる。愛媛では既にあるものを改良すればNYでも勝負できると思ったり。意外と「色の異なり」に興味を示す人が多かったこともメモメモ。

2016年9月16日金曜日

サンキューNY!

4日間のニューヨーク。妻も私も学生だった25年前、あれから大学を中退し、渋谷で働くもフィルム・コミッションが公務員でないとできず県庁職員になり、その後市役所職員にもなり、辞めてNPOで稼ぐと決めるなど、25年間に色々あったけど、まさかNYに仕事で来るとは思わなかった。「毎日はコピー用紙」だけど、その一枚の積み重ねが今日に繋がっていると思うと不思議で仕方ない。

「日本人はもったいない!」と訪ねる先々で聞く。意味は「素晴らしいモノやサービスがあるのに上手に発信していない、活かしていない現実」で、「上手な他国が日本ブランドを活用し稼いでいる」現実。
これってNYだけの話ではなく、アジア圏やその他圏でも同じではないかと想像。「勝手に愛媛代表」として領事館も訪れたけど「日本ブランド」として愛媛ができることを考えるいい機会になった。

今回の調査は予想以上の成果があり、愛媛にどうフィードバックしよう。私たちの役目は「変換装置・橋渡し」であり、見て聞いて触れたことをコピーではなく愛媛用に編纂し、愛媛ブランドの向上に貢献できたらいいなと。初めてお会いする方が多かった今回の旅、この境遇を不思議と思わずして何を不思議と思う。皆さんとのご縁に感謝、そして陽はまた昇って新しい1日が始まる。

2016年9月15日木曜日

ミュージアムより面白い!

「覚えていますか?」「あ”っー!」と、25年前に一緒に働いた方に驚けば、GMのお店でご馳走になった一日。ご馳走になったお店は「居酒屋(寿司バー)」で満席。お客は日本人、外国人が半分半分。
カウンターに立つのは約30年間寿司を握るジャッキーさん(中国人)と韓国人、メキシコ人。カウンターにはデザート担当のキョウコさんというパティシエも常駐。マネジャーはカナダ出身の日本人。留学生などの日本人はビザの関係で皆無。出てくる料理は日本で食べるより美味しかったり(笑)。これが人気店の秘密か!

伊予銀行の高橋さんとJETRO NYへ伺えば、沼田さんから超有益な情報を教えていただき、自分たちの役割を明確にできたり、NY日本領事館では宮長経済部長と6次化品やみかんジュースの話題で盛り上がり、プロマーケティングの友人、リバティさんとは「愛顔の食卓」に参考になる店や食事情の最新情報を仕入れる。皆さんの温かい歓迎に熱くなる。

「ニューヨークは本当の意味で視察に値しますよ」と、リバティさん。仕入れた情報を編纂して価値に変えないと自己満足で終わるので自戒しよう。今回はまだ美術館や博物館へ行けてないけど、経済情報は時に美術館や博物館より刺激的なこと、多く学べると実感。