日記を検索

2023年8月11日金曜日

突然始まる。


何の前触れもなく、突然始まる、突然ブームになるのが子ども達の遊び。そして調子に乗る私。
誰かがピンポン玉をラケットでポンポン跳ね続けて、いつの間にか「誰が何回続けられるか?」という競技になる。すると「インチキー!見てみて!」とお呼びがかかる。
この時点で既に500回を超える猛者がいて、周りで見ている子ども達が審査員というか見届け人。

でも、ラケットは4つしかなく、5人が挑戦したい場合は順番を待たなくてならず、待てない子ども達はダンボールと紙管を組み合わせた「お手製ラケット」を創作して参加するのだから興味関心の着火はスゴい!ちなみに写真の彼は数十回で撃沈。
すると今度は「学年別、玉は一定の高さに上がること、タイムアタックなど」のルール提案が出てきて、モノゴトの進化が目の前で起こる。

すると、今度は別場所で「ジェンガ積み」が始まり、これは昨夏も流行り、これまでは縦に14個を積み上げた子が最高記録保持者だったけど、今回、別の子が16個を積み上げて新・最高記録保持者になる。子ども達の瞬発的な発想と行動、そして集中力は凄まじい。
そこへ火に油を注ぐような私の誘い「新記録を作った人は、今日のお菓子2倍はどう?」「うぉぉー!いいね!やるーー!」となる。

2023年8月10日木曜日

何かがズレてないかな・・・。


インチキ先生はこれまで「キーホルダー」になったり、「習字の題材」になったりしたけど、今度は「ポスター」に登場する。
子ども達の夏休みの宿題の一つ「ポスターづくり」。絵を描くのが得意な子もいれば、不得意な子もいて、構想、題材選び、構図などに苦労する子ども達多し。

すると(本来なら喜んで絵筆を運び、色を選び、描く楽しさを得る機会なはずなのに、どうして描くことが苦痛になってしまうんだろう?)と感じてしまう。
*とてもとても個人的な感想です。
あるべき姿と現状が乖離していると思うと、一体誰のためのポスターづくり何だろう?と。苦痛を乗り越えた先の達成感(≒精神論)だったら不要と思う。*個人的見解です。

そう思わせるのは、自分が描きたいものは率先して描く子が多いから。
ポスターづくりでは苦労していた構想、題材選び、構図などが自由に絵を描く時は驚くほどの画力を発揮するから、方向性なのか、目的や狙いなのか、手段なのか、何かがズレてないかな・・・と。

心配になったのは、子ども達の想像力や創造力が大人が求める内容に合わせたモノにならないように・・・ということ。それは大人のエゴでしかない。

私が使いたい。


初めてのギコギコトントン
から2週間後、いよいよ「折りたたみイス(愛媛県産ヒノキ材)」の制作!
まず、座面の帆布を7色(白、ベージュ、オリーブ、紺、赤、黄、茶)から選ぶ所から盛り上がる。
そして、子ども達に課せられたのはパーツの切断や組み立て、接合、釘打ちなど。見守りながら(面白い!)と思ったのは、一人で作業に悪戦苦闘する子もいれば、二人、三人で協力しあい作業する子がいたこと。

良いか悪いかではなく、知恵や工夫の話。結局、複数人で協力しあった子ども達の方が作業は早く終わり、一人で悪戦苦闘していた子に加勢して事なきを得る。こういうの大事。
最初は完成をイメージできなかった子ども達だけど、一つ一つの作業が進むにつれてイスになっていくことに手応えがあったのか、工作に慣れていない女の子もトンカチ音もリズムに乗って軽やか!

できあがりは、ビジュアル的にも映えるカラフルな折りたたみイス。これに先日、制作した天板を乗せればテーブルにもなる優れもの。よほど嬉しかったのか早速、宿題をテーブルでした子も現れたり。
子ども達以上に驚いたのが保護者で「予想を超えてました。」「これはスゴい。」など、我が子の成果に感心しきりで、「私が使いたい・・・。」と子供に相談していた保護者もいたり(笑)。
愛媛県森林環境保全基金の活用!

2023年8月9日水曜日

想像力をふくらます。


ハーモニープラザに到着する7:30頃は、職員もおらず、用務員の方と清掃の方のみ。
館内はまだ暗く、掃除機などの音が響く中を3階まであがり、各所の鍵をあけ、空調などのスイッチをONにして部屋に入り整える。
用務員の方も清掃の方も子ども達と接することはないけど、縁の下の力持ち的な存在で、見かけた時は率先して挨拶すると子ども達も「こんにちは!」と続く。

(この光景・・・)と思い出したのが、アマルフィでの出来事。観光地化しているので、食事を楽しむ人、買い物を楽しむ人、行き交う大勢の人たちで夜遅くまでにぎわっていた。
翌朝、4時過ぎに外音で目が覚めて窓を開けると、数時間前までにぎわっていた広場は静まり返っていて、代わりに蛍光色のユニフォームを着た清掃員が清掃車両と共にダイナミックにゴミを片付けていて、観光地のしらざれる裏側を見る。

しばらく眺めていると、清掃後は納品なのかトラックの往来が多くなり、辺りが明るくなったので散歩へ。そして観光地の新たな一日が始まる。まさに連続な非連続。

目の前の当たり前は会ったコトも見たコトもない見知らぬ人たちによって成立していることを、子ども達にも想像を膨らませもらい、接してねと。

突然、傑作誕生!


何の前触れもなく、突然「傑作」が誕生するのだから、子ども達の才能はスゴい!と言うか素晴らしい。
プラ板が大好きな子ども達だけど、これは進化版。今回購入した300枚のプラ板はこれまでよりも少しだけ薄いので、その薄さを活かして、花びらの形に切り取ったプラ板にヤスリで傷をつけて表面をザラザラにして、そのザラザラ面に色鉛筆(と思う)で彩色。色鉛筆だから扱い安いし色数も多くできるのが特徴。

オーブンに入れて小さく、柔らかくなったプラ板をスポンジなど柔らかい上に置き、中心を割り箸などで押し込むと中心が凹んで立体的に成形される。
今回はしていないけど、中心の凹みにレジンを垂らせばツルツルの立体花びらの完成。
葉っぱはギザギザハサミでプラ板を切り、花と同じくオーブンに入れて小さく柔らかくなった時に“ひねり”や“曲げ”を入れれば葉に見える。

立体的な花と葉をくっつければ、手作りショップの商品と遜色ない作品が出来上がり!これは小学校6年生の作品。
創る過程を見てないけど、丁寧に作られたのはよくわかる出来で瑞々しさを感じる作品。
感度の良い子ども達はヒントさえ与えれば、自分なりに想像して創造する。一回目が思い通りでなくても再チャレンジできるので、いつかはスゴいのが誕生する。今夏の傑作誕生。

2023年8月8日火曜日

学び方の鍵。


 ウェブを読んで。話題の「リスキリング」でリスキリングしていない人は回答した948人中、40%だったとのこと。その理由は「時間がない(45.8%)、何を学んだらいいか分からない(34.8%)、お金がない(29.4%)」が上位3大理由。
最もらしい「できない理由」を並べる自身がアイデアキラー化していて、でも(まぁ、そんな理由だよねぇ)とも思ったり。

ちなみに私の回答に近い「必要性を感じない」は17.3%。
リスキリングを否定しているわけではなく、“わざわざ”リスキリングではなく、日々、常に学んでいる状態なので改めての必要性を感じない。
と、言うのも実は以前にDXの講座に申し込んで参加していたものの、途中で挫折した経験あり。ちなみに、私以外にも以前にリスキリングに取り組んだものの辞めてしまった人は7.8%。

具体的にリスキリングしている分野(内容)は「英語(34.0%)、IT・ウェブ(22.4%)、会計・財務諸表(21.0%)」が上位3大内容。

個人的な結論は、自分の苦手なコトを得意とする人はいるし、自分が得意なコトが他人には苦手なコトがあるから、苦手なコトをストレスを抱えながら学ぶより、得意な人へアウトソーシングした方が結果は良い時があるということ。

末はヘリング?バスキアか!


子ども達が大好きな一つに「落書き」があり、創作用の養生へ“ほぼ全員”が何かしら描き、大人だったら寄せ書きのように他人の描いたスペースには描かないという配慮があるかと思うけど、子ども達には一切ない!
丁寧に描いた落書きの上にもガンガン描き、意図も意志もない単に気持ちの赴くままにペンを走らせる子もいて、見て見ぬフリ。

落書きといえばグラフティ・アートと言われるジャンル。キース・ヘリングやジャン・ミッシェル・バスキアなどに代表されて、「バスキアの作品みたい」と口を滑らしてしまったからな・・・。
普段はしたら怒られるコトもココ大付属学園ではできる時もあり、こういう経験も必要と思ってる。そこへ、ペンでは飽きたらずカッターで切り込みを入れようとするから「それは机に傷がつくからダメッ!」と、線引きが難しい。

何事も経験させないと実感しないし、一見、無駄と思えることも経験の一つと考えることもできるから、受容力・許容力・寛容さが試される毎日。
そして、ここに落書きをして疲れた・・という子。
未来のヘリングやバスキアが誕生するかも!?と思えば何てことないのかもしれないけど。

2023年8月7日月曜日

忘れる日常の備忘録。


週84時間働き、休みは日曜日と祝日しかないから休めばいいのに、いつも通り5時に起きてしまい朝散歩で3500歩。ルーティン作業を終えて1合炊飯器でご飯を炊き、掃除洗濯をしたら眠気に襲われてうたた寝。すると元気が回復して、妻と合流して松山城へ上がり山頂広場からの眺めに驚く。
伊予市辺りだけに夕立のような雨がハッキリ見えて、フジグラン松山の辺りはピーカン。

高みの見物だったのに、こちらでもポツポツ降り始め、ロープウェイ乗場辺りでザッー!と大振りで雨宿り。小降りになり松山神社でお参りしてロープウェイ通りでも再びザッー!と大振りで雨宿り。
このまま雨の中、帰るのはご免と食事をして帰るも買い物を忘れてアパートに戻り、再び買い物へ出発。この時点で9000歩。

勢いで髙島屋まで行き、買い物を済ませたものの暑すぎてコンビニで小休憩してアイスコーヒーのLをガブ飲み。1時間前にも通った堀之内公園を再び通りアパートへ。
約4時間も散歩をしたから辺りはすっかり暗くなり、歩数を見れば計15000歩/日。
ゆっくり休むこともできたけど、休日だからとハッスルしてしまう。
朝、昼、夜と計3回もシャワーを浴びたのも数年ぶり。

音声化の可能性。


白杖を持った視覚障がいの方が、ココ大付属学園の教室前で困っていたのでスタッフが対応。その様子に(アレ!)と思い、駆けつけたらKさんで、久しぶりの再会。
「Kさん、泉谷です。お久しぶりです。」と肩に手をかけてもらい、目的の部屋まで雑談。「よく聞いてるよ、ココ大ラヂオ。楽しみにしてるんだ。」「ありがとうございます!」と、目的地まで数分の会話だったけど、アクティブな方は相変わらずだった件。

そんなココ大ラヂオは、たぶん10年以上(もう何回目かも分からない)。Kさんのような方は主に耳で情報を得ていることを思い出し、また聴覚に障がいをお持ちの方は主に文字から情報を得ていることを思い出す。
そうすると、文章(ブログ)を音声化できたらいいなぁ・・・とも思ったり。あぁ、去年も同じことを書いてました。そして「多言語化もしたらいいのに・・・」というリクエストも思い出す。

ちなみに、ココ大ラヂオは現在、日曜日の17:40-18:00の放送。だけど収録は6:30-7:30の朝、そのご褒美は写真のような清々しい光景が見られる。
だから、ココ大付属学園中の収録は、5時起床→朝作業を終えて6:20に南海放送ラヂオスタジオ入り→6:30収録開始→7:20収録終了→7:30ハーモニープラザ着、諸準備→8:00始まり。
強制的に健康的な朝!

2023年8月6日日曜日

忘れモノ墓場。


本人も気をつけているはず・・・と思うけど、忘れ物は毎日発生。水筒、弁当箱、帽子、靴下、日傘、ハンカチ、問題集など、多岐に渡り本当に多い!
その中でも「鉛筆、消しゴム」はダントツ多く、特に消しゴムは写真のように日々増えて「忘れモノ墓場」のように私の所へやってくる。
「これは誰の消しゴムですかー!鉛筆ですか?」と尋ねても誰からも返答がない消しゴム、可哀想。

忘れ物はココ大付属学園で忘れるモノもあれば、家から持ってくるのを忘れた!と言うモノも多く、水筒や昼食、ハンカチ、夏休みの宿題や問題集は王道。そもそも筆記用具を忘れてしまい「インチキー!鉛筆!消しゴム!」と、何故か私が忘れた原因になっていて詰め寄ってきたり(汗)。
まぁ、元気にやってきただけでもOKという感じだけど、保護者は違うんだろうな(笑)

名前が書いている忘れ物は保護者に連絡できるけど、名前のない忘れモノはいづれ破棄される運命だけど、消しゴムや鉛筆など使えるものは、皆んなの共用品になる。
モノは大切にね!というのを伝えているつもりだけど、なぜ大切にしないといけないか?も合わせて説明しないとねとスタッフと共有。

美味しくて感謝!


「インチキは貧乏で食事も満足にできてない可哀想な大人」と認識されているので(しかし時々、ビンボーなのに、どうしてそんなにデブなのさ!とも言われている)。
そんな子ども達との日々が続く中である日、「はい!インチキ、お弁当(昼食)を作ってきたよ!」と本当にお弁当を作ってきてくれた子が現れる(涙)
お母さんいわく「子どもが自分のお弁当を作る時に一緒に作ると言いまして・・・」と背景を教えてくれる。

メニューは、おにぎりはシャケ入り、玉子焼きは自信作、ソーセージ、ピーマンの炒め物、トマト!ブロッコリー、そしてデザートのブドウ。どれも美味しくて、あっという間に食べてしまう。
お代は不要とのことだったけど、何かお礼と思うも手元にはバナナしかなく、でも「バナナが欲しい!」となり、バナナでお礼をしたつもり。
冷蔵庫があれば弁当も作るのかな私は・・・。

すると「オレの弁当のカラアゲ、美味しいんだぜー!」とか「今日のオムライス、美味しかった!」とか「このおにぎり、あげようか?」と、子ども達が一斉に「昼食自慢」を始め出し、「インチキ、オレの母さんの唐揚げ、今度あげようか?」と話がエスカレートしてきたので、丁重にお断りする。
「インチキ、(貧弱な食生活だからかな?)死んじゃダメだよ」とも言われる。

2023年8月5日土曜日

やらないコト。


一週間で3回、別々の方に伝えたのは「やるコト(やりたいコト)リストではなく、やらないリスト」の作成。
これから取り組みたい人は構想が、アレもコレもしたく広がる。イメージは成し遂げられたゴールが多く、それはそれで悪いことではないけど、大抵モノゴトは想像で描いたようにはならない。

思い通りにならない理由は自分のせいだけでなく、社会事情など多岐が絡むので、そこで(あぁ、私には才能がない・・・)と腐っても意味がない。
いくら描いても明日のコトは誰も分からないから、せめて、自身でコントロールできるコトは何だろう?と考えると、「(絶対に)しない・やらないリスト」の方が書きやすいと思うのはどうだろうか?

ココ大の場合「イベントなどでの客寄せ授業」は絶対にしない、お断りする。「(絶対に)しない・やらないリスト」があれば、それ以外は全てできるので、「やるコト(やりたいコト)リスト」と、結果的に同じような意味と思う。

「そんな発想、ありませんでした・・・。」となるけど、ヒントなので腑に落ちれば意識すればいいし、ピン!とこなければ流してもいいコト。
大切なのは(いい話を聞いた)で終わらず、聞いた後にどう進むか?ということ。

きっと、そう。


「インチキ、なんで私たちのコトを選手って呼ぶん?」と、子ども達に質問されて(そう言えば・・・なぜ?)となる。
ココ大付属学園が始まった2021年からそう呼んでいたと思うけど、先日も保護者に「確かに選手ですよねぇ・・」と納得されたっけ。
ホント、子ども達を見てると一途で目の前に全力な姿はアスリートのよう、きっとそう。

汗だくになりながら鬼ごっこをしては「タッチした、タッチしてない!」でモメ、ドッヂボールでは「頭に当たった(≒セーフ)、当たってない(アウト)」でモメ、かくれんぼとしては「見つけてくれない!見つからない!」で顔を真っ赤にしながら訴えたり・・・。
無垢というか純真といか忖度ナシというか、とにかく「その瞬間を生きてる!」と感じてしまうのは、ヨレヨレのカサカサのブヨブヨになってしまったからか・・・。

県外へ遊びに行った帰りに「どうしても行きたいって言うものですから・・・」と、帰りがけにそのまま参加したり、夜更かしの翌日でも行きたいと参加したものの昼寝休憩したり、ココ大付属学園は競技場であり、アスリート達のコンディショニングルームと思うと意外と腑に落ちたり。

そもそも行き帰りに徒歩や自転車、電車を乗り継いでココ大付属学園に参加する時点で選手というか冒険家かもしれない。写真は躍動感あふれる子ども達!

2023年8月4日金曜日

今年もゲット!


子ども達の興味関心を惹くために、これまで使っていた「ちりめんモンスター」の台紙を止めて、子ども達自身に「魚グループ」「イカ・タコグループ」「カニ・エビグループ」「その他グループ」と書いてもらった台紙に
【レア・激レアグループ】を追加したことで、途端に“テンション”があがった子供達。
でも、この時点で「何がゲキレア」かは分からない。

今回も先生は愛媛県栽培資源研究所から橋田さん。ちりめんモンスターの調達先は「かね上」、毎年この時期に購入するから覚えてもらっていて「今年もありがとうございます!」と言われる仲(笑)

今回購入したちりめんモンスターは3.6kg。袋の外から見ても不思議な海洋生物がいることがわかる。これは和歌山沖の親潮や黒潮などの潮流が混ざり合う場所だからとのこと。
でも、その海洋生物は絶滅の危機に瀕していて種類は激減、海で異変が起きていることをしっかり伝える。

見たこともない海洋生物に驚きながらも、図鑑や資料などと見比べて5種類に分類する子供達。
「これは激レアかも!?」と声があがるも、なかなか橋田さん判定が出ない!
今回の
激レア認定は【タツノオトシゴ】となり、なんと一人だけ、3.6kgの中から見事に見つけ出して注目を浴びる。「チョイレア」も紹介いただいけど、忘れてしまった。

ドッグフォーライフジャパン


 一般社団法人ドッグフォーライフジャパン
の砂田さん。これまで「あんな」「こんな」「そんな」でご縁をいただき、ココ大付属学園でも3年目。
だから「3年目の子は(3回目だから)飽きてしまうかも・・・」とプログラムの内容を変更して参加してくださる。今回の介助犬はアイちゃんとエマちゃんがきてくれる。

「スタートアップの平均寿命は3年」「10年で90%以上のスタートアップが潰れる」「ベンチャーの生存率は5年で15%」など言われる中で、10年以上の活動はアウトカムを通して存在意義が認知がされたり、協力者の輪が広がっているからと推察。
砂田さんの活動は社会にとって必要不可欠と思っているから、私なりの応援で継続。

「実は愛媛県は、介助犬などの理解は広まっているんですよ」と砂田さん。
職業柄、どうしても「課題」を粗探ししてしまう自分の習性を反省。とてもいい感じな愛媛県!

そんな、愛媛県を将来担う子ども達への授業は実り多い機会だったようで、子ども達は「ねぇ、インチキ知ってた?」と矢継ぎ早に介助犬などについて質問をしてきた!曖昧な返答をすると「違うんだよー!」と物すごい剣幕で学んだ情報を押し込んでくる子ども達。
きっと家に帰り夕飯時にも家族へ話したはず!

2023年8月3日木曜日

ナチュラル・サポート。


「ココ大付属学園は自由、自由・・・」と言っていたけど、保護者から「さりげない見守りはナチュラル・サポートですね。」「ナ、ナチュラル・サポート!?」と初めて聞く言葉に「いい言葉ですね、メモさせてください。」と言葉をいただく。
確かに「自由=無秩序」でも「自由=放置」でもないと思うと、やたら自由と連発するのは控えた方がいいかもしれない・・と思うほどナチュラル・サポートという言葉が腑に落ちる。

実は子ども達も互いに「さりげないサポート」をしていて、宿題は顕著な例。宿題や問題集を持ってきては「わからなーい!」という子がいると高学年や同級生が集まり、ヒントや解き方を教えてくれる様子は微笑ましい!
私からはヒント程度、答を教えるのは簡単だけど、自分の頭を使って解いた問題は記憶に残ると思う。そもそもインチキだし!

「ココ大付属学園はどんな運営方針ですか?」と昨日も取材を受けたけど「管理しない管理です。」と答える。「それって大変じゃないですか?」という質問は大人視点で、手間などを考えれば子ども達を抑える、縛るのは簡単。
だけど、この事業は大人の受容力が求められて、試されていて、3年目だけど間違っていないと思える手応えもあるわけで。

足りないワンピース。


共働き世帯は70%超と“当たり前”になっているとのこと(総務省統計局)。そして共働き世帯の収入は71万円/月、世帯主のみの収入は60万円/月。平均かな?民間調査だと500万円辺りが中央値になってるけど・・・。

そこではなくて共働きが70%超だと、お子さんがいる家庭の夏休みは戦場なのは経験済み。特に児童クラブなどへ子どもを預ける場合の「昼食問題」は深刻。
普段は給食なのに夏休みになるとお弁当の用意が必要!ただでさえ慌ただしい朝、暑い夏の弁当づくり!
保護者が自分用に弁当を作る際に一緒につくる人もいれば、毎日はギブアップ!という人もいる。

だから「昼食弁当の宅配」は保護者のニーズに応えているけど、慈善事業ではないので500円(税込、配達料込)/個になるし(時間や美味しさ、献立を考える時間などを加味すると安いと思う)、1個からの注文は受付けず誰かが「取りまとめ」しないといけない。
「ココ大付属学園で取りまとめは?」と相談されてもできない。
その理由は新たなルールづくりが必要なこと、必ず起こる変更などの対応や調整は無償ではできないから。

惜しい!ニーズは確実なのにウォンツに「ワンピース」何かが足りない。共働きの夏休み、保護者も子ども達もハッピーにさせるワンピースは何か?相談されて実感。

2023年8月2日水曜日

涙腺ゆるみ崩壊。


ボランティア論の授業はあなたの期待に応えたか?→65.4%が【大きく応えた】、34.6%が【応えた】。授業を受ける前と後で自分に変化はあったか?→42.3%が【大きく変化した】、57.7%が【変化した】という結果。

具体的にどう変化したか?を尋ねると「自分の意識が変わった。ボランティアは他者へ施すイメージだったが、自分の成長に影響すると知った。義務と思っていたがワクワクするコトと知った。など」


ボランティアの本質って何だろう?と質問すると「自主性、主体性、自己成長、自らの資源化、自発性など」という回答に、ボランティアの可能性を伝える役目を全うできたと思ったら涙腺が緩んだ。


そして自由記述だったにもかかわらず、多くの学生が感想を残してくれて涙腺が崩壊する。

  • 固定概念にとらわれない、この授業がとても楽しかったです。
  • アドバイスをくれたり、分からない時は親身になって話を聞いてくれたり、学生に寄り添ってくれたため、1人で悩んだりすることなく、積極的に質問ができました。
  • 泉谷さんの授業は面白くていろいろためになりました。ありがとうございました。これからの活躍も楽しみにしてます!
  • 萬翠荘や映像作品、水口酒造など、目を引くトピックが沢山あり、毎回飽きずに参加することが出来た。
  • 15回の授業を受けて振り返ると、すごく楽しい授業でした。


「固定概念にとらわれない」と感じてくれた学生がいたなんて・・・。
授業終了のチャイムがなり、教室を出る際に「またね!どこかで会いましょう!」と言った時に全員が手を振って見送ってくれる。全15回のボランティア論、終了。

お母さーーーーーん!


ゴソゴソと取り出したのは、夏休みの宿題として習字を選んだ子。で、その後に出てきたのが写真の半紙&墨で書かれた「インチキ」の文字。
「おぉ!こっ!これは!」となる。「書きたいって言いまして・・・」とお母さん。
迷いのない筆運びに「よく書けました!」と褒めながら、よく見ると「泉谷」の文字が。「これ(苗字)も書いたの?」と尋ねると「私が書きました。」とお母さん!
お母さーーーーーん!

やらないといけないプリントがあるのに、全くやる気が乗らない子。「迎えが来る前に終わらせないと・・・」と気だけは焦るもテンションは上がらない。
数枚だから、周りの子ども達と激励してテンションUPを試みるも失敗。
すると突然、「プリントとウナギは同じなんよ!」と謎言葉を発してしまう。周りは何が何だかわからず、思考がショートしてしまった子。嫌いなのかな?
お母さーーーーーん!

男の子も女の子もイタズラ好き。落書きしたり、ちょっかい出したり、覚えたての汚い言葉を発したり・・・。
誰もが通った成長の過程と思い見守っているけど、家庭では“そんな様子”は見せてないだろうし、保護者は知らないんだろうな。子ども達は社会を写す鏡のよう。
お母さーーーーーん!

2023年8月1日火曜日

妻、学生達の憧れになる。


ボランティア論にテストはなく、振り返りとゲストによる講話が最終回。
かねてから「ゲストは妻です。」と伝えていたものの、教室はザワザワ(あの女性が泉谷さんの奥さん!?一体何者?)とテレパシーが届くほどの興味津々具合。

そんな妻は松山東雲短期大学を33年前に卒業したから、学生達の先輩。妻自身、卒業してから初めてのキャンパスに感無量の様子。そして講話開始!

短大卒業後に留学への憧れから、兄を頼りNYへ留学。興味関心から心理学を専攻し、学生時代はHIV感染者のシェルターで炊き出しボランティア、アルバイト先では私と出会い、イギリスへ渡り、小学校の先生のアシスタントボランティアなど・・・。

帰国後も3人の子ども達を育てながら大学院へ通い心理学の博士号を取得。愛媛大学、創価大学で教えながら世界を駆ける。そしてNourish Japanを起業し、経営者にもなる。

講話の核は「計画的偶発性理論(人は自分の将来について積極的に計画し準備することが
できる一方で、予期せぬ機会に対してオープンであり続けそれを活用することができる)」。
そのためには「好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心/リスクテーキング)」の意識が必要で何事もポジティブに受け入れることで道は拓かれる。という紹介。
*ポジティブ思考だけでもダメで、努力や試練も必要で、それらを経験することで、他の人と比較することで奪われない、持続的な幸福感を獲得できるとも紹介。大事!


学生達の振り返りのコメントがスゴかったこと!妻、数十分で学生達の憧れになる。