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2023年7月15日土曜日

書き残さないと忘れてしまう人たち。

  • ウキウキのウェイターは軽やかなステップで配膳をしてくれて「全ては順調かい?食後においしいデザートはどう?」と模範的な対応で心地よくしてくれる。
  • 列車で空きスペースを見つけたものならサッと座るご婦人。空きイスに荷物を置いているものなら「棚に上げてくれない?」と直球リクエスト。
  • カフェの2人用席で1人が食事中なのに、目の前の席に「強制的相席」をする女性、全く気にすることのない食事中の男性。
  • 屈強な肉体美を惜しげもなく見せつけるベビーカーとトランクの両方を軽々押すパパとパパへ明確な指示を出すママ、熟睡の女の子。
  • 返金の列で職員に「世界の終わり」のような顔で「何とかしてくれ・・・」と演技する男性は“ゴネ得”で列に長蛇に割り込んでしまう。
  • スケジュールが大幅に狂ってしまったはずなのに、陽気に鼻歌をうたったり、談笑している若者グループ。
  • 座る場所がないから地べたに座り込んだり、寝そべってしまっている子の靴はグッチ、お父さんの靴はヴィトン。
  • 明らかに「見られるコト」を意識しているフェリー乗務員のイタリアンおじさん。チリチリパーマにシャツは第二ボタンまであけて、投げキッスを乗降客にしてた。
  • 「チャオ!(こんにちは!)」と言えば「チャオ!」と返してくれるし、「グラッチェ!(ありがとう)」と言う言葉もいろいろなシーンで見かけたから真似てみる。
  • 朝6時過ぎの散歩中に鮮魚店を覗いたら、カジキマグロのような魚を解体していて、活気を作ってたお兄さんたち。
  • カフェで注文をとってくれたシニアなウェイター、プロフェッショナルな雰囲気漂い、テキパキさに感銘を受けて「写真撮ってもいいですか?」にも応えてくれる。
名前も国籍も背景も知らない「通り過ぎた人々」、私も彼らにしてみたら同じで、世界は知らないことばかり。目にするモノ、触るもの、食べるモノの全てをインプット!

プライドの場所。


長男くんとローマ・テルミニ駅で合流して、早速、バチカン市国へ地下鉄で移動。
カトリック教徒でもプロテスタント教徒でも何でもない無宗教者(あえて言う“ジェダイ”はもはやネタ)だけど、世界一小さな国家で、テレビなどで見かける「ローマ教皇(国家元首であり統治者)」が暮らしている所と知れば興味津々。
全く知識も情報もないので、超ベテラン日本人ガイド「イナミさん」を派遣してもらう。

バチカン市国には一般人は住んでおらず、枢機卿など関係者のみ。「日本人は居るんですか?」と尋ねると「ごくわずかです。」とのこと。
イナミさんと一緒に「バチカン美術館」「システィーナ礼拝堂」「サンピエトロ寺院」を3時間で見回り(本当は一日かけて見る量)、作品のボリューム、ネームバリュー、クオリティ、エピソードなどはピカイチで、さすが「世界一でないといけない」プライドの場所。

バチカン市国に産業はなく、あえて言えば宗教&歴史ビジネスで、ミケランジェロやラファエロ、ボッティチェリなどの作品を公開して外貨を稼ぐビジネスモデル。
外に出ると「あそこに(第266代)ローマ教皇フランシスコが住んでいるんですよ」とイナミさん(右の四角い建物の右上の部屋)。作品以外にも情報量多すぎて咀嚼できず。

2023年7月14日金曜日

どこでワープしたの?


イタロ(イタリアの国営鉄道)列車はナポリ駅で予定よりも10分遅れて到着。次がサレルモ駅だけど、降りたらそのままアマルフィ行きのフェリーに乗らなければいけない!もしも逃すと2時間後の乗船となり、アマルフィ到着が21時になってしまう!
ハラハラドキドキしながら発車した列車の電光掲示板を見たら「This Train is On Time.」と時刻通りの表示に「あれ?」どこでワープしたの?となる。

そして、ナント!サレルノ駅到着が予定よりも3分も早く到着する。やっぱり「どこでワープしたの?」となる。
でも気は緩めない!33度の蒸し暑く、潮風吹く中、18時出発のフェリー乗り場へ急ぐ!出発5分前に到着してセーフ!そして周りを見ると、老いも若きも水着などバカンス意欲満々の方々。
そしてフェリー船員はイタリアンなイメージの方々で、その中でも「オレ、カッコイイだろ?」的な雰囲気が漏れてた男性に(同じ人間なのに、こうも違うのか?)と思ったり。

アマルフィまでは約1時間の船旅。アマルフィは映画のロケ地になった避暑地なほか、アマルフィペーパーというイタリアでも高級紙漉きがある所。
19時過ぎにアマルフィ到着、朝7時にローマ・テルミニ駅に到着してから12時間かけての大移動。一日がこんなに長く感じたことはなかったねと長女、長男と乾杯。

3度目の正直。


鉄道会社のストライキで一度ならずしも二度も運行!と表示されたのに、出発10分前に「運転手が来てないから・・・」、出発5分前になっても乗車ホームナンバーが電光掲示板に表示されず、職員に尋ねると「運休のようだな・・・」と、職員も状況を全く把握してなかった件。

返金カウンターに人々が殺到するも受付カウンターには一人しかおらず、殺気立つ返金希望者。職員と警察官の2名で「列に並んでください!」「もっと下がってください!」と注意しているのに「もう下がれない!」など返金希望者も一歩も譲らず、応援の警察官が来てしまう。
私たちも並んでいたものの15時になってしまい、タイムアウト!果たして15:36発の列車は出るのか?はたまた2度あることは3度あるのか?

電光掲示板には乗車ホームナンバーは相変わらず表示されないまま、待つこと出発10分前に「No.11」と表示されて歓喜!群衆の中から抜けて改札口を通り列車へ駆ける。
席についても(安心してはいけない・・・)と思いつつ、出発時刻になっても列車は出ない。(ウソでしょ・・・)と思っていたら5分遅れで動き出した!

結局、8時間以上もローマ・テルミニ駅で待機させられたけど、とにかくサレルモ駅に行ければオールOK!となる。
でも今度はサレルモ駅を降りてフェリーに乗らないといけなくてナポリ駅で既に10分の到着遅れ・・・予約したフェリーを逃すと2時間後!間に合うか我々!

2023年7月13日木曜日

待合わせはローマ・テルミニ駅で。


空港からローマ・テルミニ駅までは特急で約30分。駅の隣には巨大な浴場の遺跡があり、街全体が遺跡だらけの中央駅。
そして、長男くんとの待ち合わせ場所。まさか前回から5ヶ月しか経ってない再会はお互いに笑うしかなく・・・。でもこの間に最優秀賞を受賞したりして、直接会いたかったし、話したかったのは親の気持ち。

今回のミッションの一つは「パブリックアート&デザイン」について。街にアートがあることは訪れる人や暮らしている方にどんな影響を及ぼすのか?自分なりの見解を持ちたくてイタリアへ。
街がアートで覆われているローマでは、地下鉄構内に「古代ローマ遺物」が剥き出していたり、遺跡のようなモノが現代建造物と融合していたり、メリットとデメリットに折り合いをつけて暮らしているよう。

ホテルは前回泊まった「ラウロおじさんのホテル」と思ったけど、せっかくなら違うホテルにしようとなり駅近の「ホテルサンレモ」に。
ホテルは写真と評価で選ぶしかなく、部屋に入ったら天井が3m以上と高くて驚くも、冷蔵庫は機能せず、シャワーの蛇口はグラグラで外れそうだし、水洗トイレのボタンは弱いけど、これが海外のスタンダード。洗礼をあびて異国スイッチON!

また来たよヘルシンキ!


成田空港発→ヘルシンキ国際空港行きの飛行機は、フィンランド航空のJALのコードシェア便でその日の成田空港発の最終便。チェックインを済ませてラウンジに入り、JAL特製カレーとサラダを食べたらラウンジの閉店時間(22時)になってしまい搭乗口へ。

ロシアによるウクライナ侵攻により飛行ルートは大きく遠回りをしなければならず、12時間のフライト(途中、北極点通過の記念シールが配布される)。
翌朝5時過ぎに到着し、入国審査を済ませてフィンランド入り!また来たよ!ヘルシンキ!
早速、国際線ラウンジに入り(あぁー!これこれ!)とサラダやハム、パンなどを食べる。
前回の記憶がよみがえる。

入国審査を済ませて搭乗口へ。ヘルシンキ空港での滞在時間は2時間。今度はヘルシンキ空港からローマ国際空港まで3時間のフライト。到着するも、シェンゲン協定間(EU間の出入国審査免除)の移動だから、驚くほど何事もなくアッサリ出国。
12時間+2時間+3時間=17時間かけてローマに到着!

ローマ・テルミニ駅までは電車移動。前回の経験を思い出しながら乗車。列車は満員で空いているもんなら「座らせて!」と、みんな超積極的。天気は晴れ、ここまでは順調!

2023年7月12日水曜日

“いつか”はない。


「ローマで学会があるから行ってくるね。」と妻。「じゃあ、カラマリでも食べに行こうかな?」と、冗談っぽく始まった会話から、仕事と休暇を兼ねた「ブレンデッドトラベル/ワーケーション夏編」が実現。
(二度と来ないかもしれない・・・)と思い、長男くんを訪ねたのが2月。それから5ヶ月後に再び訪れるなんて「アドベンチャーファミリー」を標榜する我が家らしい。
“いつか”は来ない。

前回はスペイン→イタリア→オーストリアを巡った3週間だったけど、今回はイタリアのみ。そして冬だった前回から今回は夏、荷物量(特に衣類系)が圧倒的に違う!
前回の学びから荷物も取捨選択でき、さらにミニマムにできたつもり(前回購入したアレコレが再び活躍するはず!)。旅の相棒はすっかり馴染んだコレ with 会津若松FCからいただいた「あかべこ」

正直に言えば「行かない・行けない理由」をたくさん挙げることはできるけど、「“いつか”は向こうからはやって来ない」は本当で「こっちから行かないと始まらない」が事実。
懐事情などがよぎるけど、何とかなる!
それよりも妻からの一言で長男くんに会えるし、今回は長女も一緒なので、仕事と休暇を兼ねての思い出づくりなんてお金に換算できないと自分に言い聞かせる。Let'Go!

最優秀アイデアは・・・。


神奈川大学でも授業を受け持ち、テーマは「ロケ地などを活用した地域の活性アイデア」。
130名の学生がオンライン上で6エリア(札幌市、仙北市、仙台市、諏訪市、宇部市、愛媛県)、27グループに分かれて検討。
そのために各地のフィルム・コミッションにもアドバイザーとして入っていただき、育んできた3ヶ月。FC仲間の協力に大感謝!

先日は各エリアごとに優秀アイデアを一点選び、愛媛県からは「松山城でサバゲー」を選出。
このアイデアは実践で使われなかった松山城を舞台にスポンジ弾を用いて合戦ゲームをしよう!という内容で、個人的には本物の城で行うサバゲーもいいけど、老若男女が「戦国時代のコスプレ(町娘、商人、浪人、武士など)もできる」点が良くて選ぶ。

そして昨日の決勝。各エリアから出てきた優秀アイデアのプレゼンを6FCで審査。
その結果、札幌市で撮影された「First Love」を活用した街コン」が選ばれる。「可能性を感じた」「他FCにも転用できる」などが高く評価される。プレゼンを聞いてイメージが湧いたのも良かった。とはいえ、他のアイデアも素晴らしかったのは事実。
惜しくも愛媛県グループは最優秀賞を逃したけど、愛媛県を訪れたことがない学生に愛媛県に興味をもってもらったということでOK!

2023年7月11日火曜日

難しかったけど・・・。


松山東雲女子大学での「ボランティア論」は残り3回!応援ボランティアとして「萬翠荘、フィルム・コミッション、道後一会」を題材に自分たちをターゲットにしたPRアイデアを検討して「ボランティアは多様」と実感した彼女達。
そして、いよいよ「ボランティア活動を企画する」に入る。当初は1回で済ます予定が「企画立案を学びたい!」という要望でシラバスを急遽変えての実施。

でもその前に「なぜ、ボランティア活動が必要なのか?」は抑える必要があり「現状をより良くしたいから」と伝える。
そして「ボランティアが創出できる価値は何だろう?」という問いを立て、
・自分が決めたコトや自分の行動などに自信がつくから「自己肯定感の向上」

心地よい場所、活躍できる場所が見つけられるから「自分の居場所 」

点の存在が、一期一会の人と線となり、成果は面となるから「社会とのつながり実感」

手応え、一目瞭然の成果、共有できる価値の存在から「やりがい・生きがいの実感」


いつもは話し合いも多くてワイワイガヤガヤな授業が静かだった90分。
「先生、今日の授業は難しかったけど、何だか良かったです。」と帰り際の学生。
どうしたら豊かに生きられるか?にボランティアは有効だし、そのために企画立案法は知って損はナシ!君たちはどう生きるか?って感じ。

公開回答。


韓国では今月末から配信される「離婚しようよ」。欧米などでは既に配信されていて、ネット情報によると、NETFLIXの世界ランキング(非英語圏/
2023年6月26日~2023年7月2日) で10位という快挙を記録。試聴時間は累計850万時間とのことで改めてスゴいな・・・と。
で、私にも余波がありSNSでのメッセージ申請が毎日あったり、某コンサルから相談があって丁重に断ったり(笑)

フィルム・コミッションとして支援作品が話題になり、愛媛のPRに繋がるのはとても嬉しいけど、「あくまでもこれまで通り、600本以上支援してきた作品の一つ」と冷静に考えても、「離婚しようよ」の1本≒600本と同じくらいの話題性に何とも言い難い感情がよぎったり。
それほど破壊力というかパンチがあって、宝くじに当たったような幸運を噛み締めないといけないんだろうな(当たったことないけど)

「週刊ココ大ラヂオ」で回答したのは「映像化、撮影に対してNETFLIXへいくら払ったの?」という問い合わせが複数あったから(笑)。
「フィルム・コミッションは1円たりともNETFLIXにも誰にも払ってません。」が答え。話題が大きくなると噂が勝手に独り歩きをすることも今回で味わう。
金銭の授受を一切しないのがFC、よい機会を与えてくれたと思う!

2023年7月10日月曜日

昨日も今日も明日も。


「企画立案にはこれまでの経験や感じたことが必要とわかりました。」「企画を実現するには多くの人の協力が必要とわかりました。」「アイデアから企画に仕立てるのは難しい。」「アイデアでも具体的に考えることで他の人への共感があがるとわかりました。」「ブラッシュアップをすることでアイデアは良くなることを実感した。」「企画立案の面白さ、難しさを実感しました。」「初めての企画立案は楽しかった!」などの感想。

女子大学生に教える傍らで自分も企画アイデアを書かなくてはならず、東京の自宅で過ごすも家族はそれぞれの用事ですでに不在。一人、PCに向かう。
メルボルンから帰国した末っ子くんが持って帰ってきたビル・エバンスのレコード「TRIO」がターンテーブルにあったので再生しながらアイデアを考えたり、推敲したり。
なんとも表現しがたいスピーカーから流れるレコード音に浸ってしまう。カフェ気分!

気分が乗り計4種の「たたき台」を書き上げる。勘違いされる時があるのは「書いたら採用されるんでしょ?」と採用既定のように思われるけど、そんなことは全くなく、今年も不採用はあった。
書かないと採用は絶対にされないので、そこで出し惜しみとか条件などを気にしているようでは企画なんて時間の無駄と思うから、しない方がいいと。
企画とは自分らしさの表現手法。

どうしたらいいでしょう?と。


1回あたりの国内旅行にかかる費用は、23日が36.2%(次は12日の32.6%)で最も多く4万円。先日の研修でも話題になったのが「旅費が高くなった!」こと。

冷静に考えると「今までが(コロナなどのダメージで)とても安かった」と思うべきなんだろうけど、松山⇔東京の12日のパック旅行代金が底値で2万円台だったのは昔、今は安くても5万円台だから「以前に比べると」という感じ。物価も人件費も高騰してるからね。


今回は洗濯もできる長期滞在も可能な(お住まいの方もいる)レジデンスホテルに宿泊。
汗もかくし毎日、ドラム式洗濯機に放り込めば4時間ほどで乾燥まで終了。電子レンジも備え付け、朝食は飲食スペースはなく、フロントで「無添加の冷凍食品(洋食はクロックムッシュ+スープor 和食は御膳+味噌汁)」を部屋に持ち帰り、電子レンジで温めて食べる形式。

きっとコロナの様式が続いているのかもしれないけど、個人的には好み。


しかし、海外旅行は依然鈍いと新聞。日本から行くのは円安だから割高感があるけど、先日の松山空港仁川国際空港線は27000円だったし、行きも帰りも満席だったから、ミクロとマクロの違いなどを把握しないといけないかも。

「どうしたら、海外からわが街に来てもらえるでしょうか?」という新規の相談。「ゼロからはもの凄いエネルギーが必要だからコラボ作戦はどうでしょうか?」と。

2023年7月9日日曜日

初炊飯レビュー。


説明書に「糖質カット炊飯は3/4合で」と書いてあったのに、説明書も見ずに1合いれたら、溢れ出たものの、蓋をあけたらこんな感じだった!
米粒(品種は北海度のゆめぴりか)が一粒一粒立ってる!久しぶりの炊き立てに感動。
1合は320gなのでおにぎり2-3個≒丼一杯の量とのことだけど、腹ペコだったし、1回で食べきることにする!

と、言ってもおかずを作るわけでもなく、保存食の「サバの味噌煮」を乗せる。味噌汁はお湯を注げばできあがりのもの+乾燥野菜を水で戻したもので満足する単身男性。
まさに「キャンプ飯」を自宅で実践。ペロリと完食してしまい。(次は梅干しとプチョン市で買ってきたノリで食べようかな)と、次回の食が楽しみになる!
エレコム製のIH炊飯器、エレコムといえばPC周辺機器のイメージが強かったけど、いい品出してる!

商品って意外と使用後の扱いが面倒だったりするけど、この品は洗う部分が少なく食器と一緒に洗えば問題なし。そもそも洗い物は一人だし油ギトギトがないので5分未満。
へっー、炊き込みご飯とかも作れるのね。サバの味噌煮に油揚げや刻んだニンジンなど入れたら美味しいはず。料理に再び目覚めるのか?単身男性。

加速の家中キャンプ


単身暮らしの食生活は課題が多いのを身をもって体験中で、時に「白米(ご飯系)」を買うのは割高だしゴミも多い。以前はフツーに炊いてたのに・・・と思うも、手持ちの3合炊き土鍋だと食べすぎるし、保温もできず出番が消える。
1合炊きの小型、それもIHな炊飯器を見つける。新製品ときたもんだ!もしかしたら私はマーケティング結果の先端ニーズ者かもしれない(笑)。

でも、今度は米問題。少量米の多くは2合で1合米はスーパーにない。しかし、ネットで見たら「ソロキャンプは1合が主流」ではないか!さらに「無洗米」ときたもんだ!キタッー!
5kg、10kgに比べたら値段は割高だけど毎回の使い切りは単身者にとってはありがたい。
家中キャンプな暮らし方が加速中。
私にとっては冷蔵庫や電子レンジ、オーブントースターよりも優先順位が高い!

1合炊きのIH炊飯器は利口で糖質カットもできると知り、初回から糖質カットで!と説明書も見ずに個包装の1合無洗米をパキッ!と入れてスイッチON!
30分くらい経った時、グォボグォボ!と水が吹き出して世紀末。(ナニ!?)と思い、説明書を読んだら「糖質カットは3/4合」とのこと、1合で炊飯したので吹きこぼれてしまった!
でも、炊き上がった美味しかった!ここまでくるのに27ヶ月

2023年7月8日土曜日

崔洋一監督お別れの会。


「こういう機会は寂しいけど、引き合わせてくれるよね」とプロデューサー。その通りで名だたる俳優たちが壇上にあがり、崔洋一監督との思い出話を語れば、高校時代にハマった北方謙三氏が哀悼の言葉を述べたり。
伊藤俊也監督は出席者代表の追悼の弁。伊藤俊也監督と言えば「映画監督って何だ!」で【映画の著作権は映画監督にある】というメッセージ映画で、(違ったの!?)と衝撃的だったのを覚えてる。

ジャパンFCの理事会での崔監督は時に叱咤激励してくれたり、時に指摘してくれた存在で、とにかくよく通る声が会場に響き渡ったのを覚えてる。
2022年11月にも書いたけど、お会いした際の私へのメッセージは「そうか!君がJFCの理事長になったのか!いいか、JFCは日本のナショナルフィルムコミッションとしての矜持を持て!」「わかるか?JFCが国にも我々にもしっかりしてもらわないと危ういんだぞ、だから君の責任は重いんだ。頼むぞ!」は忘れられない。

桝井プロデューサー!知っている方を見つけて安堵。新作「広野豆腐の春」の公開が控えているとのこと。この作品、愛媛でもロケハンしたけど叶いませんでした。
そして磯村一路監督!愛媛へまたお越しを!そして磯村監督が「泉谷さん、紹介しますよ、平山秀幸監督です。」など、普段では会えない映画関係者に次々とお会いできた。
これも崔洋一監督のつながり。大感謝!

どう活かすか?


私が担当した内容は「支援作品を地域の活性にどう活かすか?」。
「バスカヴィル家の犬」では、ANAクラウンプラザホテルによるスイーツ開発(カース・オブ・バスカヴィル、バスカヴィル・ショコラ)萬翠荘でのキャスト衣装展図書館でのミステリーコーナー設置、そしてテレビ愛媛による特集コーナー制作を紹介すると、(そんなのもアリなんだ!)的な表情をしたFC担当者。
「ロケハンでの想像力も大切だけど、活性策のアイデアにも想像力は大切!」と伝える。

ロケ弁についても熱く語り、続いて「離婚しようよ」も紹介すると、現在配信中だから最もホッとな作品ということで盛り上がってくれる。
誘致支援だけで評価された時代は過ぎて、もっと踏み込んで作品を地域に活かす、発信することまで求められているFCにとって、好事例を一つでも増やして参考になるのが私の役目。

そして、また「離婚しようよ」でのロケ弁話を熱弁。やはりロケ弁の話が刺さる人は多く、講義終了後に質問や感想を寄せてきてくれる(涙)
お昼ご飯はJFCが用意した弁当。ロケ弁じゃないけど、直前にロケ弁の話題があったから「(写真の)焼肉弁当がロケ弁に出たら上がるよね〜」など大いに盛り上がる。
「ロケ弁は大切です。」と制作関係者、物語と地域を結ぶアイテム!

2023年7月7日金曜日

それぞれの現場へ。


100人が集まるとこんな感じ。前日と座席表が違うので、ここでも名刺交換活発!北海道から沖縄の担当者まで日本各地から集まったFC担当者。互いの撮影誘致支援状況を伝え合って参考にしたり、刺激にしたり。

FC担当に着任して2ヶ月〜1年程度が多く、また担当者数は1人-2人(他業務と兼任者も多い)で、参考資料も少なく今回の研修で渡した177ページの資料を「宝物です!」と言ってくれたり。

「私、フィルム・コミッションに就職したくて移住しました。」と生まれ育った地域から遠く離れた場所でFC担当者になった新人。
「どうしてFCに就職したかったの?」と相変わらずの質問野郎。「映像制作業界に就職したんですが、業務に違和感を感じる中で、ロケ地照会は楽しくて」と教えてくれる。自治体母体のFCが多い中で外郭団体母体のFCは少ないからご縁があったということでエール。

「楽しそうですよね。」と私のパートが終わった後に質疑応答と思いきや感想だった件。撮影誘致支援業務に凸凹はあるけど、振り返り総じて思うのは「楽しい経験がまた一つできた」ということ。
「私も経験を重ねたいです!」と意欲満々の担当者たち。今日からそれぞれの現場に戻り、研修成果を発揮してほしいと!

都市伝説再び。


ホテルの部屋でも雨音は聞こえるほどで(天気予報では午後から止むと言ってたけど、本当だろうか?)と思いつつ7:30に出発。東宝スタジオに8:30に到着、昨日は終日、東宝スタジオ内での研修でクライマックスはスタジオ見学。この頃は灰色の雲多し。

入り口にFCが集まりだすと雲の色がだんだん白色になり、写真のように青空が見えてくる。「えっ!?こんなことってある?」とみるみる青空になり陽がさし始める。「これって昨年の広島総会みたいじゃない?」と驚く我々。晴れ男晴れ女のFC都市伝説は続く。

FCがスタジオを訪れることはなく、私の場合は角川大映スタジオへ「バスカヴィル家の犬」のスタジオ撮影を見学にいった2年前。
スタジオへ行くと思うのは“閉ざされた世界”だから「異世界」ということ。ホームセンターよりも品揃えが多い美術装飾、大工さんなどがいる大道具、衣装やメイク、音響やSE、そして制作部など、それぞれの専門家が敷地内を往来していてテーマパークとも言えるかも。

そして(色々な働き方があるな・・・)とも思ったり。
オフィスでPCや書類に向き合う働き方もあったり、一つのことにひたすら向き合う働き方があったり、自分の“好き”をトコトン追い求めたり・・・。
「スタジオで働きたいと思ったら、どうしたらいいんですか?」と島田社長に直接尋ねると「お電話ください!」「えぇー!直電OKなんですか?」となる。

2023年7月6日木曜日

やっぱり・・・。


「撮影支援した代表作品を教えてください?」「絞りにくいです・・・。」「じゃあ、3本で」という質問。21年のキャリアで個人の独断と偏見でこれまでを振り返り、特に印象的(全体の撮影を通して)だったのは順不同の以下3本。

【離婚しようよ(2022年撮影/NETFLIX)】は、愛媛が舞台となった作品で、この作品ほど広域(松山市、今治市、伊予市、宇和島市、新居浜市、四国中央市、西予市)で撮影した作品、世界に配信された作品はなく、また大規模&難易度の高い撮影も過去に例がなく総合的な判断から代表作の1本。

【がんばっていきまっしょい(2005年撮影/関西テレビ)】は、鴨池海岸にリスペクトしながらの海岸探し、艇庫のセットを建てたこと(大三島の台海岸に設置)、放送開始後すぐの撮り直し(出演者の不祥事)、天候不順や自然災害(台風、山火事)などがあり、8ヶ月間という長期の撮影支援自体が物語だったので代表作。

【世界の中心で、愛をさけぶ(2003年撮影/東宝映画)】は、FC2年目と経験の浅い中での撮影支援で初めて道路封鎖をした作品。
諸々の撮影に前例がなく、地域や関係者からの理解や協力を得るのに尽力したので、エンドロールに「えひめフィルム・コミッション」と見た時に号泣したから代表作。

他に「坂の上の雲」なども印象的だったけど、結局、愛媛にゆかり多い作品になる。

100名のフィルム・コミッションと。


全国各地のフィルム・コミッションから100名の担当者が集まり、撮影の誘致から支援、活用まで包括的に学びあう「ジャパン・フィルムコミッション認定研修2023」がスタート!
役目として最初に伝えた「名刺交換をしてくださいね!」は、表面的な話ではなく、撮影は一つの地域で完結することはなく、周辺地域らとネットワークを組むことで撮影誘致の確度は高くなるし、困った時の相談相手にもなるからという意味。

撮影支援の経験が多い人には、撮影には自治体や警察署、地域への相談は必須で、かつ想像力を最大限に膨らませことが大切と身に染みているけど、未経験だと想像もできない・・・。
だから研修が必要で(FCってそんなコトまでするの?)と驚かれた方もいたと思うけど、なぜ?と考えるといいかもしれない。

それは地域のためであり、次の撮影を誘致するため。撮影は地域に話題(エキストラ出演など)をもたらすことができるし、経済効果(県外からの撮影隊など)も期待できる。
そして“いい撮影支援”ができたなら、その噂は撮影関係者界隈へ広まり、彼らの地域への興味関心度が高まる。すると企画などの相談が入りやすくなる。
と、いうことを現実的に起こすには、ネットワークが必要。ようこそジャパンFCへ。