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2023年6月18日日曜日

Best Ecorche of the Year.


高校2年生の1学期に通っていた高校を辞めたいと相談されて、私も妻も戸惑ったのは事実。
でも、無理やり行かせるのは間違っていると思ったし、長男くんはその先を考えていたし、親として応援しようとシアトルへ送り出したのが17歳の夏。

シアトルでは語学や絵画などを学び、より専門的に絵画を学ぶためにフィレンツェへ渡り、将来は画家になりたいと夢を語ってくれて、自ら奨学金を申請して獲得。
フィレンツェでの生活が始まると、友達にも恵まれて切磋琢磨な環境で、出入り自由なアトリエで好きなだけ作品に向かい合えたのがよかったのかも。

一年目があっという間に過ぎ、2年目。親としてはどんな環境で学んでいるのか見たくて2月に学校を訪問。塑像授業(Ecorche)は一年間、解剖学など学びながら人体構造を学んでいて、自分でつくる骨格に感心したのを覚えてる。

そして、取り組んだ成果が「Best Ecorche of the Year」の受賞。親は表面しか知らないけど、本人は苦労を多くしてるはずで、これまでが少しでも報われて欲しいは親の願い。

今日は父の日。思いがけないハッピーニュースに小さい頃から絵を描くのが好きだった幼少期の長男くんを思い出して涙。

2023年6月17日土曜日

地元企業に助けられる。


相変わらず自宅のネット環境が悪く、ことの始まりはRからの勧誘電話。今よりも安くなるとのことで、諸手続きを済ませ端末が来たものの繋がらず「初期不良」となり、交換品を待つも全く来ず、連絡しても「担当者に確認後、連絡します。」と言われて返事来ずで1ヶ月。
困った挙句「返金できますか?」と相談しても「担当者に確認後、連絡します。」と言われて返事がない。

その間、お世話になりっぱなしだったテックアイエスさん。快適そのもので、普段の2倍以上の作業スピードが実現できて助かった(涙)。
とはいえ、帰路は(また繋がらない環境は困るなぁ)とゲンナリだったけど、ふと目に入ったのが愛媛CATVのネットサービス。もしかして!?と入り話を聞くと、モバイルwifiサービスがあり、容量に制限がないとのこと。そして1ヶ月間のお試しアリ!

その場で記入して、1ヶ月間のお試し期間突入(ちなみに1ヶ月間と言うのは借りた月の翌月末までのこと)。すこぶる調子がいい!
大手のサービスが良いと思い込んでたけど、地元に、近所に親身に相談に乗ってくれた会社がありました。と言う話。
「ケーブルテレビへ加入はいかがですか?」「申し訳ない、テレビがないのよ」とはなったけど。

図書館でワイン。


IYO夢みらい館で初のココ大授業となった「本とスパークリングワインの夕べ」が終了。
氷いっぱいで冷え冷えのワインクーラーからグラスなどをご用意いただき、用意したスパークリングワインは全6種(2250ml)。
「さすがに全部は飲みきれないでしょう・・・。」とIYO夢みらい館関係者。授業始めに「飲み放題の授業じゃありませんから(笑)」と場を和やかにして、一期一会の出会いに乾杯!

終わってみれば、5本を飲み干してた。最初こそ「ん!美味しい!」「辛口で飲みやすい」など感想を共有してた参加者ですが、本の紹介が始まると静かになり、推し本の魅力について意見が飛び交い、ワインは添え物に。

「推し本ってプライベートじゃないですか、だから、アルコールが入った方が話しやすいですよね」とほろ酔い気分の参加者。それにしても知らなかった個性豊かな10冊をご紹介いただき、知の欲求が満たされる。

「図書館でワインを飲みながら、好きな本について語らえて貴重な体験でした。」と帰り際の参加者。ほんと、その通り。これはIYO夢みらい館さんと伊予市さんの理解があってこそ。
記録用に写真を撮ってくれていたスタッフのMさん「私も聞いていて、こんなに面白い授業なんて知りませんでした」とポロリ。

片付けもおわり、郡中駅へ行くとナント!3名の参加者がホームにいて、電車の中で第二ラウンドの振り返り。

2023年6月15日木曜日

キレイに見えなくてもいい。


ここ最近、学長日記も更新せず、何があったのかと言うと、梅雨のジメジメで体調が芳しくなかったのもあるけど、パソコンの向かい過ぎが原因と思われる目の酷使なのか焦点が合わず、メガネも古くなったので新調に行く。
(老眼もどうなんだろう・・・)など思いながら、視力検査を受けるとバキバキに焦点が合ったりして「ちょっと、見え過ぎです・・・」となる。

思いのほか、視力は落ちておらず(それでもメガネを外すとのび太のようになり歩行困難)、(このボヤッとした見えにくさは何だろう?)と思ったら「乱視が進んでますね。」とバッサリ一言。
そして「レンズに傷も多いから霞んで見えたんでしょう。」とのことで、見ると確かに傷多し。他にも「紫外線は目に悪いですから」なども聞くとロケのことなどを気にしながらフレーム探し。

すると、サングラスフレームが脱着できるタイプを発見!これならロケの時も紫外線を軽減できるはず!
新調されたメガネは乱視を補正してもらい、クリアに見えるようになったけど、個人的には「見たくないモノは見なくていい」適度な視界不良は心地よく、未だ旧メガネを使用中。
夕焼けの景色とか曖昧に見えた方がキレイに感じたりするし。

こじらせ51歳。


初めてお会いする方とは避けられないのが、「どうして東京出身なのに愛媛県でフィルム・コミッションをしているのか?」という話題。
「派遣ですか?出向ですか?転勤ですか?」など矢継ぎ早に質問されることも多く「いえ、愛媛へフィルム・コミッションを作りに行きました。」すると「なぜ?愛媛へ?」と必ずなり、「妻が愛媛県出身なんです。」と答えると「そうですか、じゃあ、ご家族で愛媛で」と続くけど「いえ、家族は東京でして、私は単身で愛媛暮らしなんです・・・」と話をこじらせる。

「???」となり、経緯を説明すると「それはユニークですね!」となり、「じゃあ、もしかしたら・・・」「もしかしたら?」「奥様が仙台出身だったら?」「はい、仙台でフィルム・コミッションしてたかもです(笑)」。
自分の知らない場所でゼロから関わりたかったので、妻が愛媛県出身じゃなかったら・・・は、今やテッパンネタ。

「どうやってFCを立ち上げたんですか?」「愛媛県庁に就職して“えひめFC”の設立に参画しました。」「そして?」「6年間勤務した後は、松山市からオファーを受けて市役所に転職しました。」「え!そんなコトあるんですか?」も定番ネタ。
一筋縄ではないこれまでに興味をもってくださる方々。すると「この人、お酒を一滴も飲まないのにメチャ面白いんですよ!」と、事務局長。

2023年6月12日月曜日

教えながら教わる姿勢。


IYO夢みらい館で始まる「市民先生養成講座」に興味関心がある方からの問い合わせ。
「市民先生」は、ココ大が創ったので、試験制度でも免許制度でもありません。

なぜ、12年も前に「市民先生」を創ったのか?それは人はそれぞれに様々な「知識、技術、経験」を持っていて、周りからみるとスゴい!と思うのに、当人がそのスゴさ(≒価値)に気づいていなく、もったいない!と思ったから。


「魚群探知機がない漁船なのに潮流れから魚の居場所を知っている漁師」「雪山で動物の足跡だけでどんな動物がいるか把握している山男」「一日中メイクくずれ知らずの技術を知っている女性」「口頭だけで受け継がれていた郷土菓子を知っているお婆」「絶景地で暮らしているのに何とも思ってない老夫婦」など、私にしたら会う人の全てが「面白すぎー!」と興奮したのが背景。


「料理が上手です。絵が上手です。教え方が上手です。」などの問い合わせが多いけど、これは「教える側から教わる側へ一方通行の教えであって学びあいではない」と思っているので、ココ大では求めておらず「教える側でも教わる姿勢」が大切とずっと貫いてるつもり。

(そんなコトを言われても・・・)と、不安になるのは当然で、だからIYO夢みらい館が興味関心をもってくださり、養成講座として協力したわけ。

自分を学びあいでアップデートしたい方が対象です。

2023年6月10日土曜日

濃く謎めいた一日。


「せんだい・宮城フィルム・コミッション」の設立20周年記念事業に参加。講演では130名超の市民へフィルム・コミッションシンについて紹介したり、シンポジウムでは「アヒルと鴨のコインロッカー」「ゴールデンスランバー」「ポテチ」など仙台を代表する作家伊坂幸太郎作品を多く手がけている中村義洋監督と同席させていただき、初対面だったのに、気さくにお話をさせていただく。

その後は「フォーラム仙台」で好きな作品第一位となった
「ゴールデンスランバー」の上映前に中村監督の舞台挨拶。
写真はサプライズで、
中村監督のサイン入りゴールデンスランバーパンフ(公開当時のレア品)の抽選会。当選した方は驚き、外れてしまった方も惜しみない拍手で(中村監督&作品は愛されてるなー)としみじみ。そして、懇親会へと流れ、そこでも中村監督夫妻と同席させていただく。

日本の映画&撮影など縦横無尽に意見を交わしていたら、突然、品の良い女性が部屋に入ってきて私の隣に立つ。???となり、女性がスピーチを始めたら「みなさん、こんばんは!仙台市長の郡和子でございます。突然にゴメンなさいね。」となり、「えぇーーー!」となる。
「これからも撮影が続きますよう、期待しています!」と数分のスピーチを残し、戻られた郡市長。颯爽とした立ち回りに感動する我々。
でも、どうして市長がいたの?

そして満室。


コロナ禍は安価で宿泊できたホテルも今は高く、街中で1万円以下を見つけるのは困難。結局、大差ない金額だったので噂に聞いていた「変なホテル」に初宿泊。非接触がウリのスタッフレスなホテル。

受付には「伊達政宗」と「恐竜」がいて私は恐竜の列に並ぶ。操作ごとに喋りかけてきたけど、こっちは機械の初操作で全く耳に入ってこない(笑)。
最後に「僕にもお手伝いができたー!」と言い、君は受付じゃなかったんかい!となる。

部屋は広く、作業机も広い!快適に作業!そして驚いたのが衣類をドライクリーニングする機械があり、除菌や脱臭、シワとり、スチームアイロン、エアープレスなどを全自動でしてくれる。
せっかくなのでズボンやシャツなどをセットしてONすると、後は2時間待つだけ。さすが未来のホテルと言う感じ。

このエンタメ感のある(日本の)ホテルはスゴい。海外のホテルとは趣が全く違うから、こんなホテルに泊まるのを目的にする海外旅行者もいるかも。
そして「本日は満室」をアナログな掛札で知る。

2023年6月9日金曜日

ただいま杜王町。


写真を撮っている人が多かったので、サッ!とスマホを取り出し撮ったら、偶然に違う新幹線(こまち)が通った瞬間だった件。鉄っちゃんではないけど、持ってる!
目的地は仙台だけど、降りずに乗り続けると終着地は函館とのこと。行けるはずがないのに(行きたいなー)と思うのは気の緩みか。
そんなウトウトしてたら、あっ!と言う間(約90分)で仙台駅に到着。早い!

杜王町もとい仙台市!これまでに「あんな」「そんな」「こんな」「どんな」で訪れている好きな仙台市。「朝市」に立ち寄り、小腹が空いていたので見て回っていたら牛タンの唐揚げを試食させてもらい、別場所では煮付けを、また別場所ではキムチを試食させてもらい、主食が食べたくなり「筋子のおにぎり、五目いなり」を別の店で買う(試食の店じゃないんかい!)

立ち食いのまま女性店主に「景気はどうですか?」「あんまりだね」「でも、この時間(14時頃)でも大勢いるんですね」「もう、夕飯の買い物よ」「外国人の方も多いですね」「そうそう」と喋っていたら、外国人の方が商品を手に取り???となっていたら、「これね、他じゃ買えないよ!」と、日本語のマシンガントークを浴びせる店主。
外国人の方、ビックリ顔で商品を置く。
あっ、私も女性店主とは数分前にあったばかりの初対面。こういう会話好き!

ブランドは。


ブランドとコンセプトを分けて考えてはいけないし、戦略と戦術は明確に分けておかないといけないし、コンセプトと戦略は表裏一体だし、戦術とブランドは因果関係にも繋がるしややこしい。
話題性に安売りや派手な戦術でもいいけど、その結果「安かろう悪かろう」と思われても「チープ」なイメージを抱かせても、いや、ウチはそんなつもりでは・・・と思ってもあとの祭り。


そしてブランドを「コスト」と考えるか?それとも「投資」と考えるか?でも全く違ってくる。
(しょうがないな・・・)など、これまでの惰性などではコスト、(よし!この機会に!)など、同じ取り組みでも意欲を持てば投資。この差は意外と大きく、今日の明日に成果は見えないけど、3年後、5年後にジワジワと出てくる。

しかし問題は、その間にブランドが忘れ去られてしまうこと。


忘れ去られてしまう理由の一つは、ブランドを誰かに背負わせているからで、携わる一人一人が自分たちごと化されてないから持続の仕組みがない。
なのでブランドの確立には「ブランディング」が必要で、ブランドは資産と位置付けるべきで、その資産とは事業の中核に資する概念でもあり、切り分けてはならず、トップから末端まで、言い換えれば頭のてっぺんからつま先まで浸透しなければならないのが理想。

2023年6月8日木曜日

魔法のテーブル。


上京すると、家族がココ大の13回目の開校記念日を祝ってくれる。コロナ禍ですっかり祝い事から離れてしまったけど気持ちが⤴️。
「ココ大と仲間(協力者)」と「ココ大と家族」では祝い方が違い、ココ大の妄想段階から知っている家族とは話題が違う。
その一つがケーキを置いているテーブル(1m×2m)で、このテーブルは結婚した時に購入したので27年間、私たち家族と過ごしてきた。巨大なので引越しの度に苦労したけど。

「このテーブルから色々な企画が生まれたね。」と妻。書斎を持っていないので、このテーブルで仕事や作業、子ども達は宿題や勉強、家族では食事や団欒などをして、今もこのテーブルでPCを広げて日記を書いてる。
広いから紙を広げて構想を描いたりしたこともあり、このテーブルはこれまでのアイデアを支えてきた知られざる存在。

話を戻してココ大。まだ13年?もう13年?という感じだけど、これまでの600回以上の授業を振り返ると、ユニークな授業が色々あり、そんな授業を企画できた愛媛県のポテンシャルは大きいが総意。
そして、新たなアイデア(企画の前段階)の一歩が始まる!地域の特徴を上手に活用できないか?から始まり草案完成。進みますように!

知られることなく。


6/22から世界配信される愛媛が舞台のNETFLIXドラマ「離婚しようよ」のポスターが完成。
そのうち120枚のポスターを撮影でお世話になった方々へ届けようと準備。ただ、すっかり忘れていたのが「120枚のポスターは意外と重くてかさばる」「当日は雨」だったこと。
でも、えひめフィルム・コミッション事務局(愛媛県観光国際課)が配布しやすいよう準備してくれる(涙)

愛媛県庁を中心に半径2kmほどに計10箇所なので、すぐに終わるだろうと思ったけど、路面電車に乗るには近すぎ、歩くと端から端まで4kmと遠い・・・と気づく。

観光コンベンション協会、ホテル、警察署、公民館、民間事業者、鉄道事業者、百貨店などを訪ねると、先方は一年も前の話(撮影は2022年5月)なのですっかり記憶になく「あ”ぁ~!」と思い出してくださり、当時の話に花が咲く。
アポも取らずに突撃したけど全員在籍だったのは奇跡!持ってた。


これもフィルム・コミッションの仕事なの?と思われるかもしれないけど、各FCも大切にしてるはず。一年ぶりの方も多かったけど、皆さん笑顔だったし、次の撮影でお世話になるかもしれず、「また撮影がありましたら、ご協力ください。」と告げて去る。

FCってとかく派手に見られがちだけど、誰にも知られない活動が90%、支援作が話題になると派手に見えるのが10%。

写真はエキストラの方々の食事風景。

2023年6月7日水曜日

振り切って学生!


神奈川大学の授業に協力してくれている「札幌FC、かくのだてFC、せんだい・宮城FC、諏訪圏FC、宇部FC」と私がいるえひめFCの計6FC。
120名以上の学生が6地域に分かれ、担当した地域(FC)の活性策をロケ地などを絡めながら考えていて、SWOT分析などのフレームワークを使ったり、ペルソナを設定などをした中間発表を聞いてみると・・・。


愛媛県グループは計5グループあり、多くが愛媛県を知らない学生なのに一生懸命調べ考えてくれたことに感激する。

そして各グループから「ショートムービー」「道の駅」「ゲーム」「コト消費」というキーワードに「良いところに着目してるね!」となる。「どうして、そのアイデアに至ったの?」と尋ねると、やはり自分が好きとか関心があるのが起点だった。これは、自分自身をターゲット(ペルソナ化)するにリアリティが出るから大事なこと。


全ての発表は素晴らしかった。しかし!あえて言えば模範解答のようだったので、最後の講評で全員へ「アイデアを振り切ってほしい。踏み込んで具体性をもって深化させてほしい。」と伝える。

授業なんだもの、耳障りがよく100人が聞けばウンウンと頷くも、すぐに忘れられてしまうアイデアよりも、たった1人でも深くささり、忘れられない尖がって振り切れているアイデアの方が学びは多い。「いやぁ、予想より面白かった!」と協力FC。

つまずく・・・。


Facebookは知人の様子を教えてくれるから重宝していて、普段は会えない人でも「安否確認」みたいな位置付け(アルゴリズムなのか全員の様子が表示されないのは仕方がないのか)。

「本日最終日!」と何人かが発信していた髙島屋での催事。それを見て(んっ!?明日から出張だからお土産に愛媛の味を持参しよう!)という発想につながる。それも空港では買えない味だし、話題にもなる!

催事会場は他県の逸品も売られていて大にぎわい。商品開発も預かっているから各地の品を見て回ると、スイーツ一つとってもプリン系、ケーキ系、シュークリーム系、パイ系、飴系、和菓子系、駄菓子系など本当に色々ある。
誘惑にかられながらも辿りつたのは「あすも」さん。代表の山下さんと目が合い「久しぶり~」となる。お目当ては「ロールケーキ」。


お互いの近況を話して「3種類のロールケーキを一つずつ!」と迷いなくお伝えして気づく。「ロールケーキって常温はダメ?要冷蔵?」「そうよ!」「明日まで持たない?」「いやぁ、大丈夫かもしれないけど怪しい」と、頼んだのに「冷蔵庫がない」旨を伝えたら驚く山下さん。こんな所でつまづくとは・・・。

食べたかったロールケーキは断念したけど、定番の「元気もん(それもビッグ版)」を購入。勝手に営業行ってきます。

2023年6月6日火曜日

納得させる。


「日頃から地域を違う視点で見ると魅力的に見えたり、発見できたりします。」と私。
分かったような分からないような学生。「今日は校内でロケハン体験を行います。」と、昨年の様子などで説明して学生たちと一緒に教室を出る。
普段は学舎としか認識していない彼女たち。想像力豊かな学生はシーンなどを想像して早速写真を撮ったり「演技してもいいんですか?」「どうぞ!」。

あるグループは悩んでいて、聞けば「特別な場所を探す必要がある」と思い込んでいたようで「物語ってごく普通の日常でしょ?教室や廊下、中庭など、みんなが過ごす日常を魅力的な場所で切り取ればOK!」と伝えると、ハッ!と何かに気づいた学生がいて、みんなを誘って「行ってきますー」。
スーパースペシャルな場所の発見ではなく、物語を感じる場所の発見。

戻ってきた学生は楽しかったようでワイワイガヤガヤな意見交換。そこで私が見せたのが、この一枚。
「病院のように見えるでしょ?」と伝えると「見える!でも、ここ、どこですか?」と学生。実は右側は私たちの教室。「すぐ、そこ、教室を出た廊下。」「なんで病院に見えるですか?」「無機質な白っぽい印象って病院のイメージと重なるでしょ?」「確かに・・・。」
想像力!

撮影支援エピソード。


「映画・映像制作にもボランティアとして関われるなんて知りませんでした!」と驚く学生たち。そもそも、撮影を縁遠いものと思っていたから(まさか・・・)と言う感じだったよう。
それに「変身願望」や「非日常」を味わいたい彼女たちだから、”公に違う自分”になれる機会はチャンス!とも思ったよう。
「撮影しても(編集でカットされて)映らないかもしれないんだよ」「いいです!」と単にコスプレをしたいような気も・・・。

「大変だった撮影エピソードは何ですか?」と、言われたので・・・。
撮影中にスタッフが脚立から落ちて怪我をして撮影は中断しました。代わりのスタッフがいません。
すると、見物人の中から男性が二人、前に出てきて「やりますよ。」と声をかけてくださり、誰かと思いきや同時期に愛媛で撮影していた違う撮影隊のスタッフが撮休日で偶然に現場を見かけて、状況を察してサポートに入り「アルバイト代をもらわなきゃね。」と、笑いながら二人はあっという間に現場に入り、撮影は続行されました。

これ、本当の話で「世界の中心で、愛をさけぶ」と「ロード88」の撮影を同時に支援していた時のエピソード。
「他にも、私と制作者がパトカーに乗せられて、東署へ連行されてしまった話とかね。」「えっ!?」

2023年6月5日月曜日

AIは。


アイデンティティの話題になり、自己同一性と解説してしまったけど、イマイチ上手に説明できなかったので、ChatGPTと意見交換。
すると、アイデンティティとは「社会(周り)が理解を示し、性別、民族、宗教、国籍、職業、興味・趣味などが異なる他者との関係性を築くための自己認識」で、その認識を受け入れると幸福感や繋がりを実感しやすくなる。

一方で、自己同一性とはアイデンティティと重なる部分は多いものの違いはあり、それは自身が自己の一貫性や統一性を認識する内面的な心理が自己同一性で、価値観、信念、目標などから自身を把握するのに対して、アイデンティティは社会(周り)という外的な要素との関係性から自己を認識すること」で着地。
色々な切り口から質問したChatGPTの解説を、最後は自分で要約、濃くして納得。

だとするならば、自己同一性やアイデンティティをしっかり持っていれば、または育めれば「どこに住んでも、暮らしてもOKじゃないの?」と言うのは乱暴か。
仮に愛媛でたっぷりな愛情と自然の恵などを享受した子どもは海外で暮らしても「愛媛の良さ」をその地と比較したことで実感するし、愛媛を知らない人と話しても「愛媛の良い所を紹介」できると思う。

推し本をお持ちください。


引越しで大量の本を処分したけど、結局「映画系」は多くが捨てられず本棚に鎮座。監督をする訳でもなく、脚本を書く訳でもないけど、読めば撮影現場が想像できるのがいい。
フィルム・コミッションについて書かれた本もあるけど・・・。回顧録などで、いづれ書けたら・・・。
本は頻繁に購入するタイプではなく、タイトルなどとの出会いでパッ!と購入するタイプ。

「ミレニアムファルコン号を作った男」は娘からのプレゼント。左上の「黒澤明のいる風景」は、生前にFCでお世話になった方の遺族からの献本。「世界・夢の映画旅行」はジャケ買いだけどアタリで旅行気分に浸れる。
海外制作事情や巨匠の本は内容自体が物語で、同じ「映画」なはずなのにスケールや環境が別物。読み終えると、自分と比較した感想が湧き上がるの本のいい所。

でも、こう言うのを他人と共有することはなく、IYO夢みらい館と授業について意見交換していたら「本とスパークリングワインの夕べ」が気に入られて「やりましょう!」となる。
「アルコールが飲めない」「飲んだら運転できないから・・・」という方は、飲み物も持参いただける。
そして醍醐味は、自分が知らない分野の本(ジャンル)を知ることができる所!

2023年6月4日日曜日

初心回帰。


12年前の今日は(開校式には何人くらい来るのだろう・・・)と不安と期待で胸がいっぱいでソワソワしてた。実際は用意した50席は埋まり、立ち見まで出た。
それまで愛媛県には存在しなかった「市民大学」だから、人それぞれに抱くイメージは違い、「ワクワクする!」という激励もあれば「大学という教育機関を名乗るな!」などの意見もあったなと。
でも、実はそんなことよりも天気の方が心配で、当日は晴れて青空の下で開校を宣言できた。そして、涙腺緩んだのね・・・。

あれから12年。多くの人に支えられて順調に事業は拡大していき、2000万円の借金までできるようになり、更に次ステージ!と決まった矢先にコロナで青天の霹靂を味わう。残った借金は7年間かけて先日完済。
そして残ったのは借金だけでなく、ノウハウや繋がりなどプライスレスなものが多く、点でみればダメージは大きかったけど面で見るとリクープできたかも!?と思ったり。

そして今。コロナがもたらしたのは初心回帰で、事業は成果の質を担保できる範囲にとどめる。
もしも、12年後があったら、とてつもなくスゴいことだと思う。

ウーロン茶で猛省。


総会も終わり番外編として集まりましょう!とココ大理事たちと会食。「若者の店を予約しました。」と松本さん。若者の店?の意味も分からぬまま訪れたのは「ゴルトセンカンド」というお店。
で、一歩踏み入れてすぐに若者の意味が分かる「女子グループが既に2組盛り上がっていた。」「店内が明るい」落ち着いた雰囲気のシンプルなお店。聞けば2月にオープンしたばかりとのこと。

そんな明るい若い店でアラフィフのオジサンたちは全員「ウーロン茶」を頼み乾杯(笑)。
もっぱら私のくだらない話を聞いていただき、私はスッキリ。
そして人生を折り返している私たちは、全員が経営者でもあるので「自分との向き合い方」や「夢」などで盛り上がる。
一人旅をしたり、スポーツカーで駆けたり、散歩したり、美味しいものを食べ歩いたり。子育てもひと段落したし自分も大切に。

と、言いつつ、自分が自分を全く大切にしてないことが分かり猛省。特に食生活は人に言えない貧弱さなので猛省。
そんな私へ会ったこともないスタッフの方がウェルカム色紙を作ってくれていて、ココ大のことを調べてくれたんだなぁ・・・と思うと、もう少し頑張ろうと思ったり。
そして食事の写真は、食べる・喋ることに精一杯で一枚も撮らずに終了。